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投資初心者にオススメと紹介されていたので初めてみたのですが、私からしてもかなりオススメする事ができます。 まず何よりも講座開設がとにかく簡単で、しかもわかりやすいです。 インターネットで手続きしてからだいたい2日で審査が完了したので、スピード感もあると感じました。 注文方法も非常にシンプルで使いやすく、マニュアルも用意されているので困ることはありませんでした。
銀行口座直轄であるためすんなりとやりとりできるのかなと思いました。fx初心者であるため、素人目線からのメリットになるのですが、やはり銀行口座直轄は嬉しいですね。また、開設しやすいので比較的すぐに始めることができます。paypayが運営しているという安心感もありますね。素人からすると有名企業が運営しているというところがあれば安心ですね。また、取り扱いペアが多いという点も良いです。コスト的にもローコストから始めることができるので最高ですね。
スキャルピングOKという点がまずとても良いと個人的には思います。現時点で公式サイトのQAでもスキャルピング可能ということが書いてあるので安心感があります。スキャルピングに特化した注文も可能で使用感が良いです。 その他の良い部分としては、問い合わせの電話が繋がりやすく(私がかけた時は)、初歩的な質問に対してもとても丁寧に回答してくれた点です。 ツールについてはブラウザタイプもありますが、C2というインストールするものを使用しています。画面も一般的な見やすさでカスタマイズもそれなりに出来き、なによりシンプルなので初心者にもおすすめです。 スマホアプリの使用感はいまのところそれほど高くは感じませんが、とくに問題なく使えました。
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WikiFX VPS利用ユーザー(取引情報開示に同意済み)の取引データを集計 2024-03-19 06:00:00更新
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2024.3.18
たむの週間分析レポートGBPUSD|2024年3月18日
4H足分析 GBPUSD 4H足 現在の4H足では上昇トレンドを形成しており、直近では下降トレンドを形成しています。 ぱっと見では上昇しているけど、直近は下降しているので、上下どちらの戦略で行くか迷う場面ですが、今の状態を一言で言うと、上昇中の押し目を作っているところと表現することができます。 今の上昇幅に対して、60%程の調整をしているところですが、周りには意識されそうなポイントはないため、そこまで厳格に見張る必要はなさそうですが、あとはプライスアクション次第といったところです。 もう一つの反転しそうな場所としては安値の切り上げラインが候補として挙げられますが、到達するにはまだ少し時間が掛かりそうなので、様子見といった状況です。 下落しているところを少し細かく見ていくと、大きな下落を3回しており、その後の各調整局面では、戻り目と言うよりも少しのレンジ相場からの下落という流れになっています。 このことから、短期で新規の買い勢力と言うよりも、ずっと前から買いポジションを持っているトレーダーの決済注文による下落と捉えることができます。 直近の下落でトレードするのであれば、下降戦略になるので当たり前の話のように感じますが、GBP系通貨でこの動きは少し珍しいと感じます。 となると今はポジションを持っていないトレーダーが新規で買い入れそうなタイミングを4H足や日足を見て計っているのかと推測されます。 再度トレンド方向へ向かうタイミングを計るために4H足のプライスアクションと下位足のトレンド転換をしっかりと見ていきます。 15M足分析 GBPUSD 15M足 15M足では高値安値の切下がりで下降トレンドを形成しているのが分かります。 まだトレンド転換は起こってなさそうです。 切り下げラインについては引けそうな所はありますが、あまりきれいになりそうではないので今回は引かないことにします。 前回高値のところから見ると、下落するときは大きく下落しているのが分かるかと思います。 次の直近の部分に注目して見ると、1.127300付近からの下落にとても時間が掛かっているように感じます。 毎回同じレートで反発しているわけではないですが、同じレート帯で5回ほど反発しており、少なからず意識されていそうな挙動です。 今まで大きく下落してきた反動で大きく上昇へ反転する場合もありますので、大陽線の出現や連発、下髭の出現などの上昇に力が入っていそうなプライスアクションを見つけるまでにトレードの準備をしておくようにしましょう。 また、GBP系通貨でもありますので、飛び乗りなど焦ってトレードしないように気を付けましょう。 現在のGBPUSDの値段 TradingView提供のGBPUSDチャート
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2024.3.15
たむの週間分析レポートEURUSD|2024年3月15日
4H足分析 EURUSD 4H足 現在の4H足での大きな動きは上昇トレンドを形成しています。 そして日足では3波のスタート前と予測しているので、基本戦略としては上昇戦略で行きたいです。 ここで注意点ですが、直近の動きにも目を向けてみましょう。 直近では、1.09560付近で高値を付けた後に、1.09000へ2回目の到達をしたタイミングです。 形だけを見ると、Wトップとなりここから下落を狙ってくるトレーダーが増えてくるタイミングでもあります。 1.09560より上の部分にも注目すると、長い上ヒゲが数本出ているのが確認できます。 このことから1.09560付近では多くの売り注文が溜まっていることを読み解くことができます。 それだけではなく、大きな波はピンクの矢印で示しています。 一つ前の下落に対して今回の下落は少し小さいようにも感じます。 Wトップのことも確認できているので、この後は大きな流れに逆らう形で下降の流れになるかと思います。 しばらく上昇を続けているので、3/18~の週は少し調整の週になりそうです。 選択肢として4H足の大きな流れに戻るのが確認できるまで待機する長期目線トレーダーと4H足の調整局面をチャンスと捉え、短期下降戦略で積み上げる短期目線トレーダーの2つに分かれるかと思います。 この後の行動は人それぞれ違うと思いますが、無理のない行動をするようにしましょう。 特に下降戦略に挑む方は、上位足に対して逆張りを仕掛けているという、いつ再上昇し始めるのかわからない状態であることを忘れないようにしましょう。 15M足分析 EURUSD 15M足 15M足ではWトップ付近の様子を確認しましょう。 Wトップは右側の高値が下がっているのが確認できます。 この状態は前回高値まで到達できずに下落している状態であり、売り戦略の方が強かったということでもあります。 右側の高値を付けた後は急落していることから売り買いのバランスが一気に売り側に近づいたことも示しており、新規売り注文と既存買い注文の決済が入ったことによる急落だと思います。 その勢いで前回の安値でもあり、Wトップのネックラインでもある1.09000を下に抜けています。 このまましっかりと安値が割れるようであれば、ダウ理論としても上昇トレンドが崩れていることになりますので、本格的に4H足トレンドの調整局面が始まるということでもあります。 この後は各々、インジケーターを駆使して相場状況を把握し、適切な行動が取れるようにしていきましょう。 現在のEURUSDの値段 TradingView提供のEURUSDチャート
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2024.3.14
FXの仲値とは?ゴトー日と仲値を使う高勝率手法を大公開!
ゴトー日にドル円をロングしたら勝てる アノマリーを利用したトレードなら初心者でも簡単に勝ち続けられる どんな状況でも「絶対に勝てる」という聖杯は存在しないFXにおいて、一部のトレーダーから絶大な信頼を寄せられているのがゴトー日と仲値です。 「〇時にある通貨ペアが上がりやすくなる」といった法則はアノマリーと呼ばれ、アノマリーを主軸に置いて安定した利益を稼いでいる自動売買(EA)も存在します。 本記事では、アノマリーの中でも有名な仲値とゴトー日の基礎知識や、値動きに法則性がある理由などを解説していきます。 仲値とゴトー日を活用した実際のトレード手法についても解説しているので、安定して稼げる手法を探している人はぜひ参考にしてみてください。 仲値とは 仲値はTTM(Telegraphic Transfer Middle Rate)とも呼ばれる、銀行などの金融機関が為替取引を行うための基準となるレートを指す言葉です。 毎朝9時55分時点の為替レートが仲値として定められています。 毎日の両替レートは仲値の価格と定められており、そこに手数料を差し引きした価格が実際に我々が手に取れる両替後の価格になります。 仲値から手数料を差し引いた額にもそれぞれ名称が定められているため、知識として頭の片隅に置いておきましょう。 名称内容TTS(Telegraphic Transfer Selling Rate)仲値に手数料を足した両替レートTTB(Telegraphic Transfer Buying Rate)仲値から手数料を引いた両替レート 日本円からドルに両替する際、まずは日本円で手数料を上乗せしたTTSのレートを支払い、ドルとして手数料が引かれたTTBが返ってきます。 TTSとTTBの間にある手数料分の差額はスプレッドと呼ばれ、金融機関は手数料を収益としています。 仲値に向けてドル円が上昇しやすい理由 仲値のレートが決まる9時55分に向けてドル円が上昇するというアノマリーがありますが、そういわれるには以下の通り明確な理由が存在しています。 輸出企業・輸入企業の取引が関係している 企業の為替予約が影響している 銀行が仲値に向けてドルや円を売買している 輸出企業・輸入企業の取引が関係している 海外との輸出企業や輸入企業はモノの売り買いが発生する際、取引の基軸通貨となるドルと円を両替する必要があります。 企業種別行う取引取引のタイミング輸出企業ドル売り円買い随時輸入企業ドル買い円売り仲値決定のタイミング 輸出企業はモノを売ったタイミングで海外からドルを受け取るため、円での売り上げに変換するために銀行にドルを円に両替する依頼をします。 輸出企業にはトヨタをはじめとする大企業が多く大口注文が多いため、銀行は融通を利かせて常に両替注文を受け付けています。 対して輸入企業では海外に仕入金額を支払うために円をドルに両替しますが、中小企業が多く小口の注文が多いため、銀行は仲値付近の時間しか注文を受け付けてくれません。 結果的に、仲値決定の時間帯に輸入企業からのドル買い円売りが集中し、ドル円が上がりやすいといわれているのです。 注文の規模によって銀行側の利益も大きく変わるので、対応が変わるのも当然ですね。 企業の為替予約が影響している 仲値に向けたドル円上昇の理由のひとつとして考えられているのが、企業と金融機関の間で行われる「為替予約」です。 為替予約とは・・・未来の取引を現在の為替レートで行うという予約を事前に行っておくこと 現在のドル円価格で取引の予約をしておけば、未来の価格変動によって収益は大きく変わります。 日付ドル円価格取引金額(ドル)取引金額(円)1月1日100円10,000ドル100万円1月10日110円10,000ドル110万円1月10日90円10,000ドル90万円 基準を1月1日にすると、取引日である1月10日に向けてドル円が上がれば輸出企業が有利に、ドル円が下がれば輸入企業が有利になります。 為替予約を利用するのは大口の注文を出せる輸出企業が多く、以下のメリットが考えられます。 1月1日で取引の為替レートが確定するため、1月10日までの不安定な売上予測に悩まされない 1月10日にドル円が下落して売上が下がってしまうリスクを低減できる 為替予約によって発生するドルと円の売買は随時行われるため、特に輸出企業によるドル売り円買いの注文は仲値時間に集まりにくくなります。 加えて、実際の取引前に行う為替予約ができる期間にも違いがあります。 企業種別為替予約~実際の取引までの期間輸入企業約3カ月輸出企業3カ月~6か月 輸出企業の方が為替予約の期間が長く、ドル売り円買いの注文は長期間に薄められるため為替レートへの影響が少なくなります。 逆に輸入企業の為替予約は期間が短いため、処理しきれなかったドル買い円売りは仲値にまとめて発注されるケースも。 このように、為替予約も仲値時間のドル買い円売りを助長する理由のひとつとして知られています。 銀行が仲値に向けてドルや円を売買している 銀行は顧客の注文状況を確認できるため、以下の手順で両替に伴う自身の利益を増やすためのポジションを持ちます。 仲値までに円買いよりもドル買いの注文が多いのを確認する 安いうちにドル円をロングしておく 仲値に向けてドル円が上がっていったタイミングで顧客のドル買い注文を執行する 安く買ったドル円とドル買い注文の間で発生した差額が銀行の利益になる ドル円が上がるタイミングで追加でドル買い注文が決済されるため、複数の銀行が同じオペレーションを行えばドル円は連鎖的に上昇していきます。 また、想定よりも顧客のドル買い注文が多ければ銀行は追加でドル買いを行う必要があり、逆にドル買い注文が少なければ銀行はドルを売るオペレーションを実施します。 そのため、仲値の時間帯はドル円が上がりやすいだけでなく、激しく上下する可能性があるのです。 仲値と関係が深いゴトー日とは 仲値と合わせてドル円が上がりやすいタイミングとして、ゴトー日が挙げられます。 ゴトー日とは・・・5と0の付く日を指す。5日、10日、15日、20日、25日、30日が該当する ゴトー日にドル円が上昇しやすい理由を見ていきましょう。 ゴトー日にドル円が上昇しやすい理由 ゴトー日にドル円が上がりやすい大きな理由のひとつは、5と0の付く日に国内企業の支払いが多くなるからです。 給料が支払われる日も20日や25日などのゴトー日に該当するケースが多く、企業間の支払いでも「月末締め・翌25日払い」などゴトー日にお金が動くケースは多いですね。 国内企業同士の支払いであれば円で取引されますが、輸入企業が海外への支払いを行うにはドルが必要になります。 ゴトー日にはドルの需要が高まりドル高円安の傾向が高まるため、ドル円が上がりやすいとされています。 また、銀行からするとドルが高い状態で企業の持つ円と交換したいので、できるだけ安い状態のドルを手に入れたいですよね。 海外企業に支払うドル円の為替レートは毎朝9時55分の仲値に決まるため、銀行は仲値決定までにドルを大量に買う傾向にあります。 仲値で高くなったドルを企業の円と交換すれば銀行は儲かるので、9時55分までにドル高方向に仕向けようと試行錯誤しています。 そのため、ゴトー日と仲値時間が合わさると上昇根拠が強いといわれており、プロトレーダーの中にはこのタイミングでのドル円をメイン手法にする人もいるほどです。 ゴトー日はドル円に関係が深い法則ですが、FXには他にも有効なアノマリーが多数存在します。 以下の記事で様々なアノマリーについて解説しているので、ぜひ参考にしてください。 本当にゴトー日と仲値時間にドル円は上がっているの? ゴトー日と仲値時間にドル円は上昇する傾向にあると解説しましたが、実際の統計データがないと信用できませんよね。 そこで、2023年1月~2024年2月にかけて、ゴトー日の9時台でドル円が上昇した確率を計算しました。 期間ドル円が上昇した回数ドル円が下落した回数2023年1月332023年2月322023年3月332023年4月412023年5月242023年6月422023年7月332023年8月242023年9月052023年10月422023年11月242023年12月052023年1月33合計3341 期間内にドル円が上昇した回数は33回、下落した回数は41回だったため、ゴトー日+仲値の条件でドル円の上昇確率は44%になりました。 ゴトー日と仲値のタイミングをもってしてもドル円は必ず上昇するわけではなく、あくまで「無条件よりは上昇の確率が上がる」というだけに過ぎません。 ドル円をトレードしているのは日本の企業や銀行だけではなく、海外企業や銀行、プロップファームなど様々です。 中にはテクニカル分析やファンダメンタルズ分析を元に、アノマリーなど意に介さず取引を行うトレーダーも多くいます。 そのため、チャートが動く理由はアノマリーだけではなく、複合的な原因によって上下すると理解しておきましょう。 仲値とゴトー日をトレードに取り入れる際のコツ 仲値とゴトー日をトレード手法として組み込む人は、以下のポイントを意識してみてください。 金曜日にトレードしてみる ほかの根拠と組み合わせてトレードする 金曜日にトレードしてみる ドル円をロングするなら、ゴトー日と仲値時間、金曜日が重なる日を狙うといいでしょう。 2019年に電子情報通信学会より発表された「外国為替市場におけるゴトウビアノマリーの有用性検証」という論文で、以下のような検証が行われました。 ゴトー日と金曜日が重なるタイミングのみを狙う 深夜3時~5時にドル円をロングし、仲値発表後の午前10時にポジションを決済する 以上の条件で2010年8月~2018年7月までの8年間で検証が行われ、勝率は63.4%となりました。 通常のゴトー日仲値トレードよりも上昇確率が上がっているため、ゴトー日と仲値を狙うなら金曜日を狙うのがおすすめです。 ほかの根拠と組み合わせてトレードする 先述の通り、トレードの場面を仲値とゴトー日、さらに金曜日まで限定しても勝率は約6割なので、さらに勝率を上げるためにはテクニカル分析も活用するべきでしょう。 以下のように、時間がかからない簡単な分析方法も存在します。 テクニカル分析方法上昇確率が高いと考えられる条件期間200の移動平均線を表示・チャートが移動平均線より上に位置・移動平均線が上を向いているボリンジャーバンドを表示・チャートが標準偏差よりも上に位置・価格が+1σより上に位置して上昇をキープMACDやRSIなどのオシレーターを表示・オシレーターが上を向いている・オシレーターが0よりも上に位置しているダウ理論直近の安値と高値が切り上がっている 以上のテクニカル指標のサインは全て上昇トレンド時に発生するもので、必然的にドル円のロングはトレンドフォローとなります。 トレンド発生中はトレンドフォローの方が確実に勝率を上げられるため、トレンドの有無は必ず確認しておきたいですね。 逆に、価格が移動平均線を行き来するような場面や、高安値が切り上がったり下がったりしているとトレンドレスのレンジ相場だと考えられます。 中でもレンジ上限付近だとドル円の上昇確率は著しく下がってしまうため、エントリーするべきではないでしょう。 このように、シンプルでもテクニカル分析を味方に付けた仲値ゴトー日トレードをすると、勝率を上げて効率的に利益を残せますよ。 仲値とゴトー日をトレードに取り入れる際の注意点 仲値とゴトー日を組み合わせたトレードを行う際、以下のポイントには注意しておきましょう。 アメリカと日本が祝日だと相場が荒れやすい 狙ったタイミングでドル円が必ず上がるわけではない アメリカと日本が祝日だと相場が荒れやすい アメリカや日本が祝日だと企業の取引も減ってしまうため、相場が荒れて思うように上昇しない可能性も。 祝日で休んでいる企業が多いと相場が荒れてしまうメカニズムは以下の通りです。 営業日よりも相場参加者が少なく、市場に流れるポジション量も少ない 流動性が低く、値動きが小さくなってしまう 投機目的の大口注文が入ると、注文を執行するために一瞬で大きく相場が動く場面がある 市場の流動性が低いと、大人しい値動きから一瞬で大きな値動きになるなどテクニカル的なイレギュラーが発生しやすくなります。 一瞬の値動きで損切りにかかってしまう可能性もあるため、リスクを避けたい人は祝日にトレードするべきではありません。 なお、特に影響が強いアメリカの年間祝日カレンダーは以下の通りです。 日付名称1月1日元日1月第3月曜日ワシントン誕生日5月最終月曜日メモリアルデー7月4日独立記念日9月第1月曜日レイバーデー10月第2月曜日コロンブスデー11月11日復員軍人の日11月第4木曜日感謝祭12月25日クリスマス 加えて、アメリカやヨーロッパでは夏季休業や冬季休暇をしっかり取る人も多いため、祝日以外でも取引が減る可能性もあります。 狙ったタイミングでドル円が必ず上がるわけではない ゴトー日や仲値のタイミングでドル円が上昇するアノマリーは確実ではなく、確率が上がるだけである点は認識しておきましょう。 先述の通り、エントリー条件を絞っても勝率は6割程度で、下降トレンドなどの悪条件が重なると勝率は5割を切ってしまう可能性も。 さらに自分なりの根拠を当てはめて、高い勝率を追い求める検証が必要です。 どんな取引手法でも勝率100%はほぼ不可能とされており、「獲得pips×勝率」を計算した長期的な検証が必要です。 ある数ヶ月は勝率4割になり、後の数ヶ月で勝率8割で1年スパンでプラスになるというケースも多いですよ。 まずは仲値とゴトー日に移動平均線による根拠を掛け合わせて数ヶ月検証してみるなど、自分なりのカスタム手法を追い求めてみてください。 ゴトー日と仲値を狙ったトレード手法 仲値とゴトー日の根拠を組み合わせた基本的なトレード手法、さらに別の根拠も付け加えた勝率の高い手法について解説していきます。 基本的な仲値トレード手法 移動平均線やトレンドと組み合わせて勝率を上げた手法 基本的な仲値トレード手法 まずは、一般的な仲値×ゴトー日のトレードを見ていきましょう。 ゴトー日にドルや円に対するファンダメンタルズ要因がないのを確認 朝9時までのタイミングでドル円をロングする 仲値が決定する9時55分までに決済する まずは、ドル円の価格を動かすようなファンダメンタルズ要因がないのを確認してください。 ファンダメンタルズ要因としては以下のようなものが挙げられます。 ドル円の急上昇・急下落に対する為替介入の見立てがある FOMC会議による利上げ・利下げ発表が近い、または発表直後のタイミング 世界的なウイルスパンデミックや戦争、政治的な大事件などの急なニュース 雇用統計やGDP発表など、重要な経済指標の発表前後 東京時間が始まると企業や銀行によるドルと円の取引が活発になるため、朝9時までにドル円のロングポジションを注文します。 朝7時など早い時間のエントリーでも問題ありませんが、早朝のスプレッド拡大には注意してください。 9時から9時55分にかけてドル円が上昇していく傾向が強いため、9時55分までの任意のタイミングでポジションを決済します。 銀行による実際の仲値発表は10時00分ですが、仲値決定までの動きは9時55分で終了するため、そこまでには決済しましょう。 トレンドの状況によってはポジションを持ち続ける判断もできますが、今回は仲値に限ったトレードなのでスルーします。 非常にシンプルなトレードですが、これだけだと損切りになる確率もそれなりにあると認識しておきましょう。 もしドル円が下落しても、9時55分までには決済する必要があります。 移動平均線やトレンドと組み合わせて勝率を上げた手法 次に、移動平均線とボリンジャーバンドを用いて勝率を上げた仲値×ゴトー日のトレードについて解説していきます。 期間200の移動平均線で長期的なトレンドを確認する ボリンジャーバンドの標準偏差でトレンドを確認する 2つの条件で上昇トレンドを確認し、明らかな調整段階でなければロングエントリー 9時55分までにボリンジャーバンドの+2σを離れた段階で利益確定 期間200の移動平均線が下向きになるような大きな下落が発生したら損切り まずは4時間足を表示して、現在のチャートが以下の条件を満たしているのを確認してください。 価格が期間200の移動平均線より上に位置している 期間200の移動平均線が上向きになっている 価格がボリンジャーバンドの標準偏差よりと上に位置している 全て上昇トレンドの際に現れやすいサインのため、さらなる価格上昇が期待できます。 また、4時間足以上であれば数時間の間に大きくトレンド転換する可能性は低いため、トレンド継続の判断には有効です。 加えて、現在のチャートが以下のように下落を示唆するパターンを形成していなければロングエントリーをします。 ダブルトップやトリプルトップのような下落チャートパターン 下向きのハンマーや包み足などの下落ロウソク足パターン すでに価格の下落が始まっているチャート形状 〇分足の上昇トレンドと上昇アノマリーの後押しを受けて上昇し続ければ、価格ボリンジャーバンドの+2σへのタッチや+2σに沿うような動きを見せる傾向にあります。 上昇トレンドの勢いが落ちて価格下落が始まると標準偏差と価格がタッチするので、決済は標準偏差へのタッチおよび9時55分直前のタイミングにしてください。 逆に、期間200の移動平均線が横向きや下向きになるほどの大きな下落が発生してしまうと上昇はほぼ考えられないため、大きな下落が発生したら損切りします。 あくまでも仲値とゴトー日を主軸に置いた手法なので、注文や決済のタイミングをロウソク明日パターンベースにするなど、より細かく絞るのもOKです。 仲値を狙ったトレードで安定した利益を出そう 本記事では、仲値やゴトー日にドル円が上昇しやすいといわれている理由や、他のテクニカル指標と組み合わせたエントリー手法について解説しました。 仲値やゴトー日には上昇確率が高まるというだけで、必ず上昇すると確約されたものではありません。 そのため、他のテクニカル指標を組み合わせて上がる確率が高いタイミングを狙う必要があります。 そのためには移動平均線やボリンジャーバンドなど、トレンドを把握しやすいテクニカル指標の学習も深めて活用しなければいけません。 アノマリーに頼ったトレードばかりでは長期的な勝ちトレーダーになるのは難しいので、継続的な手法改善に励みましょう!
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2024.3.13
MQL5マーケットで無料EAを探そう!サイトの使い方を完全解説
MQL5とは、MT5で使用されているプログラミング言語のことです。MQL5を使って、世界中のトレーダーがEAやインジケーターを作成しています。作成されたEAやインジケーターは、MQL5マーケットにアップされていて、誰でもアクセスして入手することが可能です。 EAの入手方法で悩むトレーダーは多い中、MQL5マーケットではいくらでも無料EAが使い放題。しかしながら、情報が少ないため、わざわざ配布サイトで会員登録をしたり手数料を払ったりするケースも少なくないようです。 今回は、MQL5、MQL5マーケットについて徹底的に解説していきます。 無料EAをMQL5マーケットからインストールする方法など他記事では得られない情報も。どうぞ、ご活用下さい。 この記事でわかること MQL5とは何? MQL5プログラミングで作成できるもの MQL5マーケットとは何? MQL5から無料EAを探すやり方 無料EAをMT5にダウンロード~インストールする方法 無料EAを稼働・停止する方法 MQL5で有料EAを購入する方法 MQL5のシグナルにご興味のある方は、下の記事も併せてお読みいただくことをオススメします! MQL5とは?MT5とどんな関係があるのか MT5をダウンロードすると、メタエディターとも呼ばれているMQL5が同時にインストールされます。MQL5はMT5とは切り離せないセットのツールです。「いったいMQL5とは何なのか」疑問に思っていたトレーダーは多いのではないでしょうか。 MQL5って何のためにあるのでしょう? まずは、MQL5とは何なのかをわかりやすく解説していきます。MQL5を理解することで、各自のMT5のキャパシティーがぐっと広がるでしょう。 プログラミング言語MQL5とは MQL5とは、MT5で使われているプログラミング言語のこと MetaTrader(MT4/MT5)を開発・提供するMetaQuates社(メタ・クウォーツ社)が開発した言語になります。 MQL5のイメージ MQL5はMT5のシステムを構築しているとともに、誰でもMQL5を使ってEAやインジケーターを作成することが可能です。もともとMT4が世界で爆発的に普及拡大したのも、このプログラミング機能が備わっていたからなのです。 日本でも一部のトレーダーによって、MQL5やMQL5マーケットが常用されていますが、たまたま日本では導入が遅かったため、まだMQLそのものの用途が広く知られていません。ここで、しっかり理解していきましょう。 MT5とMQL5の関係 プログラミング言語MQL5は、MetaQuotes Language 5 を略したものです。 一般的に普及しているプログラミング言語と大きく異なるのは、MT5のみで使えるプログラミング言語だということ。その他のアプリケーション・システムでは使えない言語です。 プログラミングで人気のC++(シー・プラスプラス)が基盤となっているため、C++をすでにご存じの方には馴染みやすい言語でもあります。 自動売買取引やテクニカル指標の構築に適していることが特徴で、独自のグラフィカルツール(図形・チャートなど)やデータ分析機能などを備えています MT4とMQL4の関係 ちなみに、MT4のプログラミング言語はMQL5ではなく、MetaQuates Language 4,MQL4が使われています。MQL4はC言語が基盤でMT4のみで使用可能です。基本的にMT5やその他アプリケーションとの互換性はありません。 MT4で使える自動売買EAやインジケーターを作成したい場合は、MQL4でプログラミングします。 まれに、MT4/MT5と双方に対応可能なプログラムもあり、ファイルコンバーターを使うことでMT5に対応できたりもします。 MQL5プログラミングで作成できるもの https://www.metatrader5.com/ では、MQL5を使ってどんなことができるのでしょうか。MQL5で作成できるものは驚くほど多彩で、拡張性に優れています。 MT5で作成できるもの EA(自動売買、アルゴリズムトレード) オリジナルインジケーター 売買シグナル・アラート 各種アシスタントツール(日本時間ツール、描画ツールや注文ボードなど) 各自の戦略に基づいた自動売買の作成から、アルゴリズム・AI・機械学習を取り入れた高度なストラテジーまで幅広いタイプのEAが開発可能です。MT5とMT4ですでに12,000種類以上のEAが登録されています。 https://www.metatrader5.com/ 既存のインジケーターを自己流に改良したり、複数のインジケーターを組み合わせたりも自由自在。 移動平均線やレジサポの売買シグナルが表示できたり、もっと使いやすい注文ボードが使えたり、日本時間をチャート表示させたりと、MQL5の可能性はほぼ無限です。 もともと、トレードだけでなく開発向けのツールとしてMetaTraderが構築されている点が、MT4/MT5のすごいところです。類似するプラットフォームは皆無に等しく、世界で圧倒的なシェア率を誇ります。 MQL5マーケットは何に使うのか MQL5で作成されたEAやインジケーターが公開される場所がMQL5マーケットです。無料・有料と価格も様々で、利用する側と提供する側とで自由にやり取りされています。 また、MQL5コミュニティではMQL5に関する、ありとあらゆる情報が無料で閲覧可能です。ここでは、MQL5コミュニティやMQL5マーケットの役割を詳しく解説していきます。 日本語版が利用できるから、英語が苦手でも全然大丈夫なのです。 MQL5コミュニティ MQL5コミュニティとは、世界中のトレーダーや開発者たちのコミュニティ情報サイトのことです。MT5の開発元MetaQuates社が運営するWEBサイトになります。英語がメインですが、日本語でも利用できるので安心です。日本人トレーダーの投稿も楽しめます。 MQL5コミュニティサイトはこちら MQL5コミュニティは世界中のトレーダが集積するグローバルなサイト。「MQL5マーケット」「MQL5会員サイト」、単に「MQL5」とも呼ばれたりしています。 MQL5コミュニティサイト https://www.mql5.com/ MQL5はメールアドレスの登録だけで、アカウントが作成できます。 MT5をまだ使っていなくても、会員登録は可能です。登録にかかる会員費などは一切かかりません。 ただし、MQL5の日本語訳は自動翻訳が使ってあるらしく、不自然な表現(日本人は使わない用語・言い回し)が度々出てきます。一部の表記が英語だったりして、難しく感じてしまうことがあります。 使っていくうちに慣れていきますので、わからない用語の意味を深く考えないことがMQL5を使いこなすコツです。 MQL5コミュニティはどんなことに使える? MQL5コミュニティは6つのメニューで構成されています。 MQL5コミュニティの7つの機能 フォーラム → トレードやプログラミングに関する投稿記事・教育コンテンツ マーケット → EAやインジケーター、その他ツールの公開サイト シグナル → コピートレードの情報・管理 フリーランス → MT5関連の求人情報 VPS → VPSサーバーのレンタル クォート → 世界の金融市場情報 どんな内容が掲載されてあるのが、いくつか例を挙げてみましょう。 MQL5のメニュー画面(フォーラムの画面) フォーラムを開くと投稿記事一覧が表示されます。例えば、一番上にある"【デモレーターの秘訣】スプレッドと取引口座について"をクリックすると、スプレッドと取引口座の関係性につての記事が表示されます。 フォーラム記事の例 【デモレーターの秘訣】スプレッドと取引口座について- MQL5 上記の記事は日本人トレーダーの記事で、取引口座ごとにスプレッドが異なることが詳しく解説されています。 学習コンテンツが豊富 https://www.mql5.com/ja/articles/integration 「フォーラム」のメニューから、プログラミング系の学習コンテンツを読むことも可能です。日本語でも学べるコンテンツがかなり充実しています。 プログラミングライターで200ドルもらえる! https://www.mql5.com/ja/forum/65073 プログラミングに詳しい方は、MQL5に関する記事執筆の仕事を受けることもできます。 https://www.mql5.com/ja/articles/integration 記事執筆と投稿は、MQL5 「フォーラム」→「記事」→「新しい記事を追加」から提出可能で、採用されると200ドルがMQL5から支払われます。 時間がある時に、MQL5を探索してみて下さい。思った以上に色んなことができます。 MQL5マーケットの特徴 FXトレーダーから最も人気があるのが、「MQLマーケット」です。 MQL5マーケットはこちら ここで、MQL5の役割や取引できるもの、参加する方法などを解説しましょう。 MQL5マーケットの役割 MQL5マーケットは、「提供者」と「利用者」が自由に取引できるマーケットプレイスのことです。 「提供者」はEAやインジケーターを開発する側のこと。自分が作成したものを無料・有料でマーケットにアップします。「利用者」はマーケットにアップされたツールを無料で入手したり、購入したりできます。 MQL5マーケットで取引できるもの MQL5マーケットで取引できるものは以下のとおり。 MQL5マーケットの各種ツール エキスパート → 自動売買EA、アルゴリズム取引、AI・機械学習 インジケーター → オリジナル、カスタムインジケーター ライブラリ → 拡張ツール、他システムとの連携ツール ユーティリティ → 拡張ツール、各種お役立ちツール、描画や表示ボードなど エキスパートとは、Expert Advisor (エキスパートアドバイザー)、EAのことです。 例えば、ユーティリティでは、リスク&リワードのラインを引いてくるツールや、各市場の時間帯を表示してくれるものなどトレードに便利なツールが探せます。 こんなこともできちゃんだ!って本当に色んなことが可能になるんです。 MQL5マーケットでEAを探すのがおすすめ MQL5マーケットの一番のメリットは、国内でも人気のEAがMQL5マーケットから探せることです。 EAを入手する方法は・・・・ 最初からインストールされているEAを使う(サンプルEA) EAの配布サイトを利用する MQL5から自分でインストールする と3つの方法があります。 MT5は、デフォルトの初期状態ですでにインストール済みのEAがいくつかあります。「ナビゲーター」→「エキスパートアドバイザー」で確認できますが種類が限られているため、正直物足りないです。(バックテストの練習用です・・・) 配布サイトの場合は、国内では有料のもが多く、無料でも会員費やメール登録などが必要で種類も限定されています。中には、自分のEAを売るためだったり、口座開設と紐づけされていたりと怪しいものもあります。 そこで、無料EAを探す一番おすすめの方法とは、MQL5から自分で探すことなのです。 本来EAとは、FX業者や特定の業者・サイトが提供するものではなく、MT5そのものに付随しているサービスです。従ってMT5をダウンロードした人は、誰でも自由にマーケットからEAやインジケーターが入手できます。無料のEAも使い放題です。 https://twitter.com/pakesanFX210627/ https://twitter.com/srarriver/ Xでも、MQL5でEAの宝探しが面白いって投稿が多かったです。 MQL5から無料EAを探してみよう! いざEAをMQL5で探すといわれても、どのようにEAを探せばよいのか、どのようにインストールするか戸惑ってしまう方は多いでしょう。 どうやってEA探すの? インストールとか難しくない? 無料EAの探し方やインストール・稼働・停止とすべてわかりやすく教えていきます! MQL5で公開されているEAは、MQL4(MT4)と合わせると12,000以上もあります。有料EAの数も多いですが、無料EAや格安EAも豊富です。 実際にMT5、MQL5の画面を見ながら一緒に無料EAを導入していきましょう。 MQL5でアカウントを作成 まずはMQL5に登録する方法から始めていきます。 MQL5公式サイトはこちら MQL5公式サイトに行く 登録ボタンから新規登録をする メールでIDとパスワードが届く IDとパスワードでログインする もし、英語で表示されてしまった場合は、右上にある国旗マークから日本語に変換できます。 ID(任意)とメールアドレスを入力して、黄色い「登録ボタン」をクリックします。 確認メールが届きますので、「アカウントをアクティブ化」のボタンをクリックして、登録を完了させます。確認メールにIDとパスワードが記載されていますので、パスワードをコピーしてログインすれば登録完了です。 問題がなければ、登録完了メールが届きます。メールが届いたら登録が完了です。 アクティベートしないと登録は完了しません。 これでMQL5が使い放題です! MQL5マーケットで無料EAを探す では早速、MQL5マーケットから無料EAを探してみましょう。 MQL5マーケットへのアクセスはこちら メニュから「マーケット」を選択してMQLマーケットのページに行きます。そして、右側にあるメニューから「エキスパート」を選択します。 EAの一覧が表示されますので、リストの上部にあるメニューから「すべてを見る」をクリックします。(最初に出てくるリストは有料ものが多い) 「すべてを見る」を選択すると、検索項目を選択するメニューが表示されます。ここで「無料」をクリックします。 そうすると、「FREE = 無料」と表記された無料EAの一覧がずらっと出てきます。 10ページ分のリストがあり、1ページに42個のEAが表示されますので、無料EAが現時点で420種類あることがわかります。 FREEと書かれたEAはすべて無料で使い放題です。 無料EAの詳細をチェックする方法 では次に、無料EAの詳細を調べる方法を解説します。 EAのアイコンを軽く見てみよう EAのアイコンを見ながら、気になるEAにカーソルをあてると簡単な説明文が表示されます。 探す目安として、最初はレビュー「(星の数)が4.5~5.0」に絞っていくのがおすすめです。あとは、アイコンやネーミングから入っていってもよいでしょう。 アイコンをクリックして詳細を調べよう さらにアイコンをクリックすると、EAの詳細が記載されたページに進みます。「Breakout Geius Pro」を試しにクリックしてみます。 EAの詳細画面の例 https://www.mql5.com/ 詳細の画面は、すべてのEAで同じというわけではありませんが、上図のような項目が確認できます。 詳細を見るポイント 料金 → 無料か有料か レビュー → 評価や利用者数 EAの詳細 → EAの概要、トレード戦略、推奨通貨ペアなど 成績グラフ → これまでの運用状況、利益率、残高推移など 料金が無料なのを確認したら、最初にレビューをチェックしておきましょう。この「Breakout Geius Pro」の場合はレビューは満点でも、利用者が1人だけです。初めてのEAにはちょっと不安ですね。 次に、参考までに概要を詳しく見てみます。 「概要」の下部にある「さらに多く」をクリックすると全体が表示されます。 どんなEAなのか一通り読んでみて、ポイントを抑えていきます。例えば以下のような内容から、EAの戦略を察することができます。 概要からEAの特徴をつかむ 潜在的なブレイクアウトの機会を狙うEA おもにEURUSDを取引する 高値レベルより上で買いストップ(損切)、安値レベルより下で売りストップ(損切) これらの内容から、 「ブレイクアウトなら大きな利益が期待できる?」「EURUSDなら安定している?」「損切があるなら安心かな?」などと判断材料にしていけます。 ドローダウンのポリシーをチェック さらに下の方にスクロールすると、以下のような内容が確認できます。 損失を最小限に抑えるドローダウンメカニズム ドローダウン3%~5%の設定で取引を終了 ドローダウンのオプションとして、2~3%または8~10%で使用できる というように、この箇所ではドローダウンに関する情報が記載されています。 ドローダウンとは、最大で証拠金が下がった時の損益額やパーセンテージのことです。 要点をまとめながら、「おおむねのドローダウンは3~5%なら比較的に安全かもしれない」「ドローダウンの設定が選べるのもいい」などと結論づけていけます。細部の情報はそこまで気にしなくとも大丈夫です。大まかにEAの特徴をつかんでいくようにしましょう。 EAリサーチ用のメモパッドやノートで情報を管理しておくと、比較検討が容易です。 成績グラフをチェックしてみよう EAの概要を大まかに理解したら、次に運用成績グラフをチェックしてみましょう。 成績グラフは英語で表記されるケースが多いですが、グラフですので直観的に理解できるものです。 「増えているか、減っているか」をチェックすることが重要です。 例えば中央のグラフを見てみましょう。 Starting Balance(開始残高)は2018年に10万ドルでスタート、2023年3月時点で82万ドル!に増えています。6年間で約8倍に増えている計算です。レビューは1人のみで不安ながらも、ちょっと使ってみたいEAだといえます。 以上のような流れで、どんなEAなのかアイコンを見ながらリサーチしていきます。 実は英語の詳細が結構多い あと、MQL5から探す場合にハードルとなるのが、日本語版を使っても100%日本語にはならないことです。EAの詳細は、実は英語で表記されるケースがあります。 「英語」と聞くとついひるんでしまいがちですが・・ 英語が苦手なんだけど・・・ 英語が苦手でも全く問題ない理由! 英語が苦手でも全く心配する必要はありません。 EAは「数字・通貨ペア記号・Buy/Sell・Balance・チャートの見方」がわかれば、思った以上に情報を拾っていけます。 例えば、レビューに書いてある意味はわからなくとも、星の数や利用時期はチェックできます。これだけでも大きな判断材料になり得ます。「最近調子がいいEAみたいだ。」とか「5.0の評価が続いている」などと・・・ あるいは、翻訳ツールを使えば英語でも全然問題ありません。また、自分でバックテストすれば日本語で統計データが見れますので簡単に解決できます。 そっかー。通貨ペアとか数字がわかるだけでもグラフとか利益とか読めるもんね! ちなみに、使いやすい翻訳ツールは「DeepL翻訳」がおすすめ。1語~長文まで、コピペで貼り付けるだけで、日本語にしてくれます。 情報が少ないEAもある EAの中には、詳細がほとんど見れないケースもあります。また、情報が掲載されている場合でも、それが本当なのかどうかは知るすべがありません。 レビューにしても、時期によって5スターをつける人もいれば、1スターで終わる人もいて判断が難しいことも度々。そんな時にもバックテストを行い、リアルな運用状況を見ることで解決できます。 最終的にはバックテストですべて解決する EAを使う際に重要なのは、結局のところ概要やストラテジーの詳細ではないのです。(あくまでも判断材料の1つでしかない)長期的な運用益・利益率が安定性を計る目安になるものの、実際には使ってみないとわからない、というのが正直なところです。 EAで何が大切かというと・・・ 利益が出せるかどうか、残高が増えるかどうか、これがすべてです。 英語で情報がわかりづらい、情報が少ないなど、よくわからない場合はバックテストをすれば、損益やドローダウン・トレード履歴など日本語でテスト結果が検証できます。 バックテストの残高グラフの例 例えば、バックテストで上図のような残高グラフが確認できたとすれば、これは「危険だ・・・」というのがわかります。 バックテストの統計データの例 こちらがバックテストの統計データで、指定した期間におけるリアルな運用状況が日本語で確認できます。 あ、そう、日本語でテスト結果が見れるんだ・・・(よかった) 無料EAをバックテストする 実は、EA探しで最も手っ取り早く、かつ確実性が高い方法とは、日本語・英語を問わずに、気になるEAをすべて「バックテスト」してみる方法なのです。 「バックテスト」とは、MT5に搭載されているEAのテスト機能のことで、「ストラテジーテスター」と呼ばれるツールのことです。誰でも無料で使えます。 数か月~数年単位でテストしてみることで、そのEAを稼働した場合の損益が想定可能です。(あくまでも想定ですが・・)「バックテスト」にかかる時間は数分程度。複数のEAでも簡単にテストできるメリットがあります。 EAの運用に、バックテストは必須です。 EAの使い方に慣れてきたらチャレンジしていきましょう。下記でバックテストのやり方をわかりやすく解説していますので、ぜひ参考にして下さい。 無料EAをダウロードする方法 しっかりリサーチして使ってみたいEAが決まったら、比較検討してまずはデモトレードで始めてみます。(バックテストでもOK) 次に、無料EAのダウンロードからインストールまで流れを解説しましょう。ここでは「Angry Panda EA」を例にしていきます。 1.EAの詳細ページからダウンロード 詳細ページにEAのアイコンの下にある「ダウンロード」ボタンをクリックします。 「すでにMeta Trader 5(MT5)をインストールしましたか?」 → 「はい、私はMeta Trader 5を持っています。」をクリックして下さい。 「MetaTrader 5を開いてもいいですか」という画面が出てきます。「MQL5とのリンクを許可する」にチェックを入れて「Meta Trader 5を開く」をクリックします。 これでインストール完了です。 すると、数秒でMT5に「Angry Panda EA」がインストール済み。「ナビゲーター」→「マーケット」にインストールされたEAの名称が確認できます。 L5とMT5をリンクさせることで、手間を省いて簡単にインストールができるようになるのです。 チャートにEAを挿入する 次に、ナビゲーターからEAをチャートに挿入します。(運用したい通貨ペアのチャート) EAの名称「Angly Panda EA」の上にカーソルをあてて、そのままチャートの上にドラッグ&ドロップします。 「アルゴリズム取引を許可」にチェックを入れて「OK」で挿入完了です。 下図のように、チャートの右上にEAの名称が出てきて、画面にEAが入ったことがわかります。 たまに、EAの種類によってロゴや独自の取引状況ボードなどが表示されることもあります。「Angry Panda EA」の場合は上記のように表示されています。 無料EAを稼働・停止する方法 EAを稼働・停止する方法は、メニューの「アルゴリズム取引(自動売買取引)」ボタンから操作できます。 「停止マーク□」が見えている時 → EAは停止中 「再生マーク▷」が見えている時 → EAは稼働中 チャートから削除する 完全にチャートから削除したい時は、チャートの上で「右クリック」→「エキスパートリスト」から行えます。 MT5から削除する MT5から削除したい時はナビゲーターのEAの名称の上で「右クリック」→「削除」です。ここまでが無料EAのダウンロードからインストール、稼働・停止と一連の流れになります。 MQL5で有料EAを購入する方法 Yen icon with down arrows. The fall of the currency. Man holding in his hand 自動売買やEAの経験者は、有料版も選択肢の1つとなるでしょう。MQL5から幅広い価格帯の有料EAを探して使うことができます。有料EAを試してみたい方のために、探し方や購入方法を解説していきます。 高額なものも多いので、十分に注意して選ぶようにしましょう。 初心者の方には有料EAはおすすめできません。必ず、無料EAやデモから始めるようにして下さい。 MQL5マーケットで有料EAを探す 有料EAを使うにあたって、まずは、有料EAの料金体系から簡単にご説明します。 有料EAの料金体系 有料EAには、3つの料金体系があります。 EA-3つの料金体系 購入する → EAの永久ライセンスを購入 レンタルする → 1か月~半年、1年など期間限定で使う 無料のデモ → お試し版(デモ口座で使える) 「購入」した場合、そのEAのソフト・ライセンスを購入したことになります。「レンタル」は1か月または3か月などの単位で利用料金を払って使います。無料のデモはお試し版となり、本番トレードでは使えません。 おすすめの価格帯 おすすめの価格帯は、トレーダーの予算や自動売買の経験などにもよりますが、最初は50ドル~100ドル以下のものを1か月単位で試してみることです。経験を積んで使いこなせるようになってきたら、いくら使うかはそれぞれの判断です。 「人気」or「有料」を選択する 有料EAを探す場合は、「マーケット」→「エキスパート」に進んで「人気」か「有料」のタグを選択します。どちらでも表示される内容はほぼ同じです。(人気には無料も少し混ざっています) 最初の方に出てくるEAは高額なものが多いため、少しスクロールして左側のメニューの下にある検索条件を設定します。 「最新」はデータが少ないためリスクが高くなります。EAに慣れるまでは避けておいた方が無難です。 検索条件を入力 1ドル~50ドル(100ドル) At least 4 star(4つ星以上) レビューあり レンタル可能 価格帯を入力して、検索項目にチェックを入れて「検索」ボタンをクリックします。 検索条件に応じてEA一覧が出てきますので、気になるEAの詳細ページをチェックして情報収集を行います。気になるEAを詳細情報やバックテストで比較検討して購入したいEAを選びます。 有料EAの購入方法 では、次にEAを購入する方法を見ていきましょう。 料金プランから希望するものを選択します。ひとまず1か月試すとして「1か月」をクリックです。 次の画面で支払い方法を選択します。料金を確認して、「支払い方法を保存するか?」「自動支払い、延長機能を有効にするか?」は任意でチェックを入れます。ここは後からでも変更できますので、空白でも大丈夫です。 支払い情報を入力する画面へと移りますので、カード情報など必要事項を入力したら「購入する」ボタンで確定します。 これで、有料EAの購入とインストールが同時に完了です。 利用できる支払い方法 利用できる支払い方法 クレジットカード(VISA、マスターカード) PayPal(要アカウント) それではMT5の画面に行って、インストールされているか確認しましょう。 有料EAのダウンロード方法 支払いが完了すると、MT5の画面に「Congratulation! /おめでとうございます!」「Successfully downloaded /無事にダウンロードされました」といった内容の画面が出てきます。 「ナビゲーター」→「エキスパートアドバイザー」→「マーケット」から確認できます。あとは「ナビゲーター」からチャート画面の上にドラッグ&ドロップで挿入可能です。 ※詳しくは,前章の「無料EAのダウンロード方法」→「EAをチャートに挿入する」にてご覧頂けます。 有料EAの稼働・停止方法 有料EAの稼働・停止方法は、MT5のメニュー「アルゴリズム取引」をクリック(再生/停止)して行います。 ※詳しくは,前章の「無料EAの稼働・停止方法」よりご覧頂けます。 以上が有料EAの探し方からダウンロード・稼働・停止までの流れとなります。 EAを徹底的に分析したい場合は、EA分析ツール「岩ライザーFX」が使えます。有料ツールになりますが、EAが身ぐるみはがせると評判です。興味がある方は下記リンクをご参照下さい。 EAを選ぶコツと注意点 それでは、最後に総まとめとして、EAを選ぶコツと注意点を見ておきましょう。 コツや注意点を抑えておけば大失敗も防げる! 勝てるEAの選び方 EAで勝つためには、まずはデモや無料EAで使い方に慣れることです。使いこなせるようになれば、気持ちに余裕が出てきますので、じっくりと勝てるEAを検証していけます。 他にも選ぶコツは・・・ 運用歴3年以上・右肩あがりが最低条件!(情報が多いほどよい) レビュー4.0~5.0から選ぶ!(レビュー数が多いほどよい) 有料の場合は月額料金50ドル(100ドル)以下から始める! バックテストを徹底して行う!(時間をかけて比較検討) 勝てない時はEAはサクサク変える!(結果主義で行こう) バックテストはぜひとも使いこなしたいツールです。 時間足など、設定を変えるだけでその結果は大きく変わってきます。勝てるEAを探すことはもちろんですが、勝てるEAになる設定方法を探ることも重要です。 EAで絶対に避けたい注意点は? 大失敗しないために注意したいことは、情報収集もバックテストもしないで、いきなりEAを購入してしまうことです。 いきなり高額のEAを購入するのはタブー →「高い=勝てる」とは限らない EAだから絶対に勝てるわけではない → EAでも大損リスクはある ドローダウン率が高いEAはやめておこう → ロスカットリスク レビューなしや最新EAは避けておく → 上級者はOK 運用状況悪ければ停止や手動損切を行う → 即停止を迷わない あと、EAの詳細ページに記載されてある内容を「鵜呑み」にしないことです。実をいうと、トレードで収益を増やさなくても入金額を増やせば残高が増えて、必然的に成績もよくなってしまうからです。 結局は、どんなに良い情報が羅列されていても、バックテストによる比較検討がEAの能力を測る一番の近道だといえます。 バックテストに必要なヒストリカルデータの取得方法をこちらで解説しています。併せてご参照下さい。 まとめ 今回ご紹介したように、MQL5ではMT5に関する様々な情報・サービスが利用可能です。無料EAや有料EAも豊富な種類から選べることがわかりました。唯一の難関がEAの詳細など、一部が英語表記されてしまう点です。 しかし、EAの詳細はバックテストを行うことで日本語のデータで表示できることや、翻訳ツールを使う方法もあることがわかりました。数字や簡単な単語がわかるだけでも、レビュー数をチェックしたりとEAの情報収集は行っていけます。 MQL5で作成されたEAは世界中で12,000を超え、個人サイトで配布されているものを含めると膨大な数に及びます。選択肢をぐっと広げて、まずは無料で使えるものを色々試してみてはいかがでしょうか。
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2024.3.13
外為ファイネストの評判は?メリットとデメリットを徹底調査
外為ファイネストはMT4とMT5が使えるらしいけど実際の評判はどうなんだろう?外為ファイネストのメリット・デメリットについて知りたいな。とにかく信頼できるFX会社でトレードしたい。 本記事ではこのような疑問に答えます。 外為ファイネストは、MT4とMT5の両方が利用できたり、取引処理方式としてNDD方式を採用しているなど、他の国内FX会社とは一線を画すFX会社です。 NDD(No Dealing Desk)方式とは トレーダーからの注文を直接インターバンク(カバー先)に流す取引方式のこと。取引にFX会社のディーラーが介入しないため、約定拒否などの操作が行えず、取引の透明性や信頼性が高いとされている(FX会社はスプレッドを主な収益源とする)。 そのため、外為ファイネストのことが気になっているトレーダーの方も多いのではないでしょうか? そこでここでは、外為ファイネストのメリット・デメリットを解説していくとともに、実際の評判・口コミについても見ていきます。 MT4・MT5を使える国内FX会社を探している方、以前から外為ファイネストのことが知りたいと思っていた方には有益な内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。 この記事でわかること 外為ファイネストのメリットとデメリット 外為ファイネストのリアルな評判・口コミ 外為ファイネストがおすすめなのはこんな人 外為ファイネストの基本情報 外為ファイネスト公式サイトより 外為ファイネストのメリットやデメリットを見ていく前に、まずは会社の概要や取引環境など、基本的な情報から確認していきましょう。 「外為ファイネスト株式会社」概要 外為ファイネストの会社としての概要は以下の通りです。 商号外為ファイネスト株式会社ホームページhttps://www.gaitamefinest.com/所在地東京都千代田区丸の内2-2-2 丸の内三井ビルディングフリーダイヤル0120-217-033(平日9時〜18時)設立1999年(平成11年)資本金3億8,000万円(令和1年12月3日現在)代表取締役石野 由美子業務内容第一種金融商品取引業登録番号金融商品取引業 関東財務局長(金商)第102号カバー先Hantec Markets (Australia) オーストラリア証券投資委員会(ASIC)326907Hantec Markets (V) バヌアツ金融サービス委員会(VFSC)40318信託保全先三井住友銀行主要取引銀行三菱UFJ銀行・三井住友銀行・ゆうちょ銀行・みずほ銀行・りそな銀行・楽天銀行・PayPay銀行・イオン銀行・住信SBIネット銀行・ローソン銀行・GMOあおぞらネット銀行加入協会一般社団法人金融先物取引業協会 (会員番号1586)関係会社mouket株式会社 <デジタルマーケティング業>外為ファイネスト会社概要 外為ファイネストは、世界各国でFXをはじめとするインターネット金融事業を展開する「Hantecx Group(ハンテックグループ)」とビジネスパートナーシップを提携しています。 そのため、MT4・MT5に代表されるような革新的でグローバルな金融サービスを多く提供しているのが特徴です。 外為ファイネスト公式サイトより MT4とMT5と聞くと海外FX業者のイメージがありますが、外為ファイネストは金融庁に登録があるれっきとした国内のFX会社なので安心ですね。 外為ファイネストの取引プラットフォームはMT4とMT5を採用 外為ファイネストの取引プラットフォームは、MT4とMT5の2種類が用意されています。 MT4・MT5とは MetaQuotes社によって開発された、FXや株式、先物、CFDなどの金融商品を取引するためのプラットフォーム。位置づけとしては、MT4の後継版がMT5となっており(リリース時期はMT4が2005年、MT5は2010年)、機能面や処理速度はMT5がMT4を上回る。 外為ファイネストデモ口座開設はこちら 外為ファイネストでは、MT4・MT5それぞれにデモ口座があるので、初めての方でもデモ取引で使い勝手を知ることができます。 外為ファイネストのデモ口座は何度でも申込みができる 外為ファイネスト取り扱い通貨ペア 外為ファイネストの取り扱い通貨ペアは、MT4口座で29通貨ペア、MT5口座で28通貨ペアとなっており、詳細は以下の通りです。 外為ファイネスト取り扱い通貨ペア USD/JPY・EUR/JPY・GBP/JPY・AUD/JPY・NZD/JPY・CAD/JPY・CHF/JPY・EUR/USD・GBP/USD・USD/CHF・EUR/GBP・AUD/USD・NZD/USD・USD/CAD・EUR/CAD・EUR/CHF・EUR/AUD・EUR/NZD・GBP/CAD・GBP/CHF・GBP/AUD・GBP/NZD・CAD/CHF・AUD/CAD・AUD/CHF・AUD/NZD・NZD/CAD・NZD/CHF・CNH/JPY(MT5口座での取り扱いなし) 私がいつも取引する通貨ペアがしっかり入っているので安心。 外為ファイネストのスプレッド・取引手数料 外為ファイネストのスプレッドは変動制となっており、取引手数料に関しては無料です。 なお、主要通貨ペアの為替レートならびにスプレッドは、外為ファイネストの公式サイトで「マーケット情報」→「為替レート」と進むと確認できます。 外為ファイネスト公式サイトより 私が確認したところ、ユーロドルが結構狭くて0.5pipsくらいでした。 外為ファイネストの注文処理方式はNDD方式 外為ファイネストでは、注文処理方式としてNDD方式を採用しており、特徴としては以下の点があげられます。 取引の透明性が高い 約定力が高い FX会社との利害の対立がない NDD方式の特徴からわかる通り、外為ファイネストでは透明性が高く安心安全に取引できる環境が整えられていると言えるでしょう。 国内のFX会社はDD方式が主流ですが、外為ファイネストは国内では少数派のNDD方式を採用しているFX会社なんですね。 DD方式とは トレーダーからの注文にディーラーが介在し、自社で約定させるかインターバンク(カバー先)に流すのかをディーラーの裁量で決める(ディーリング)方式。DD方式ではトレーダーの損失がFX会社の利益というような利益相反関係になる。 外為ファイネストのメリット 外為ファイネストのメリットは以下の通りです。 外為ファイネストではスキャルピングを完全公認 外為ファイネストでは指値・逆指値注文の設定制限なし 外為ファイネストはEAによる自動売買OK 外為ファイネストでは最短で当日に口座開設できる【スマホで完結】 外為ファイネストのクイック入金は24時間利用可能 外為ファイネストでは多種多様なキャンペーンが開催されている 外為ファイネストはカスタマーサービスが充実している 外為ファイネストのMT5はMacに対応している それぞれ詳しく解説していきます。 外為ファイネストではスキャルピングを完全公認 FX会社の中には、過度なスキャルピングを禁止するところも多く見受けられます。 しかし外為ファイネストの場合、スキャルピングを公式に認めており、一切の制限がありません。 スキャルピングとは 数秒から数分という非常に短い時間で売買を繰り返す取引手法のこと そのため、NDD方式による約定力・透明性の高さも相まって、短期売買をメインとするトレーダーにとって大きなメリットになります。 なお、外為ファイネストがスキャルピングを完全公認している件については、外為ファイネストの「中の人」へのインタビューでも触れられていますので、下記の記事をぜひチェックしてみてください。 外為ファイネストでは指値・逆指値注文の設定制限なし 外為ファイネストでは、指値・逆指値注文の設定制限がありません。 指値・逆指値注文とは、事前に決めた価格で売買する注文のことで、外為ファイネストの場合、0.1pips以上離れていれば指値・逆指値の注文を発注できます。 0.1pipsはすごい!多くのFX会社では、0.5pipsとかある程度の値幅がないと指値・逆指値注文が発注できないようになっているので、これは大きなメリットですね。 そのため、外為ファイネストでは自分の思惑通りの取引が可能です。 指値注文と逆指値注文とは 「指値注文」→現在の為替レートよりも有利な価格を指定して発注する注文方法。(例)ドル円のレートが1ドル140円の時に、139円の買い注文を入れる。 「逆指値注文」→現在の為替レートよりも不利な価格を指定して発注する注文方法(例)ドル円のレートが1ドル140円の時に、141円の買い注文を入れる。 外為ファイネストはEAによる自動売買OK 外為ファイネストでは、EA(エキスパートアドバイザー)による自動売買が行えます。 EA(エキスパートアドバイザー)とは プログラムによって自動的に売買を行うシステムのこと 前述したスキャルピングOKなことや、指値・逆指値の制限がないことと合わせて、外為ファイネストでは自由に自動売買が行えるのは大きなメリットと言えるでしょう。 外為ファイネストの場合、短期売買のストラテジー(投資戦略)が組み込まれたEAと相性良さそうですね。 外為ファイネストでは最短で当日に口座開設できる【スマホで完結】 外為ファイネストでは、口座開設アプリを利用すれば最短で当日の口座開設が可能です。 また、口座開設アプリを利用すると全ての口座開設手続きがスマートフォンから完結します。 外為ファイネスト公式サイトより 初めてFXの口座を開設する方でもアプリを使えばスムーズに口座を開設できそうですね。 このように手軽に口座を開設できるのは、外為ファイネストの大きなメリットになります。 なお、実際の口座開設の流れや必要な書類に関しては、記事後半の「外為ファイネスト口座開設の流れ【最短当日】」のパートで解説してるのでチェックしてみてください。 外為ファイネストのクイック入金は24時間利用可能 外為ファイネストの取引口座への入金方法には、クイック入金と銀行振込の2つの方法があります。 そのうちのクイック入金は、24時間利用可能で即時に口座に反映されるのが大きな特徴です。 トレードチャンスが来たけど証拠金が心もとない…といった場合には大きなメリットになりますね。 なお、クイック入金の入金手数料は無料です。クイック入金と銀行振込の違いは以下の通りになります。 入金方法クイック入金銀行振込振込手数料無料お客様負担反映時間即時15時までの振込完了で当日反映対応金融機関ゆうちょ銀行・楽天銀行・住信SBIネット銀行・PayPay銀行・三井住友銀行・イオン銀行・ローソン銀行・GMOあおぞら銀行日本円の振込が可能な国内の金融機関であればどこでも可最低入金額5,000円指定なし 外為ファイネストでは多種多様なキャンペーンが開催されている 外為ファイネストの多種多様なキャンペーンも数あるメリットのうちのひとつです。 外為ファイネスト公式サイトより 外為ファイネストでは、口座開設キャンペーンや取引キャンペーン、バースデーキャンペーンやEAプレゼントキャンペーンなど、様々なキャンペーンが定期的に行われており、お得にトレードを楽しむことができます。 キャンペーンの内容や期間は、外為ファイネストの公式サイトやSNSで随時お知らせされているのでぜひチェックしてみてください。 外為ファイネストの最新情報はこちらから X(旧ツイッター) YouTubeチャンネル Instagram 外為ファイネストでは楽しみながらトレードできそうですね。 外為ファイネストはカスタマーサービスが充実している 平日の9時~18時は電話とメールの問い合わせ対応があります。 営業時間以外もAIチャットからのサポートは24時間対応しているため、FX初心者の方には大きなメリットと言えるでしょう。 MT4・MT5のダウンロードや使い方のマニュアルも充実しており、初めてMT4・MT5に触れる方でも安心して利用できます。 外為ファイネスト公式サイトより マニュアルの中には、EAのダウンロード方法に関するものもあり、FX初心者から上級者まで幅広くサポートされているのが特徴です。 初めての方でも、外為ファイネストでは安心してトレードできますね。 外為ファイネストのMT5はMacに対応している 外為ファイネストのMT5は、WindowsとMacに対応しており、Macユーザーでも快適に取引できます。 もともとMT5が使える国内FX会社が少ない上に、Macに対応しているところとなるとほんの数社しかないのが現状です。 したがって、Macユーザーにとっては大きなメリットと言えるでしょう。 2024年3月時点で、Mac対応のMT5を提供しているのは外為ファイネストとフィリップ証券のみになります。 なお、MT5をMacBookで使う方法は以下の記事で詳しく解説してるのでチェックしてみてください。 外為ファイネストのデメリット 外為ファイネストにはメリットばかりではなく、以下のようなデメリットもあります。 外為ファイネストでは高金利通貨ペアの取り扱いがない 外為ファイネストスプレッドは変動制 外為ファイネストのMT4はMac非推奨 それぞれ詳しく解説していきます。 外為ファイネストでは高金利通貨ペアの取り扱いがない 外為ファイネストが取り扱う通貨ペアは、MT4口座が29通貨ペア、MT5口座が28通貨ペアです。 取り扱いの通貨ペア数としては申し分ない数ではありますが、南アフリカランドやメキシコペソ、トルコリラなどに代表される高金利通貨ペアの取り扱いがないのがデメリットになります。 外為ファイネストでは、ポンドスイスフラン(GBPCHF)のようなヨーロッパではメジャーだけれども、日本ではあまり馴染みがない通貨ペアの取り扱いはありますね。メジャー通貨ペアは一通り取引できる感じです。 外為ファイネストスプレッドが変動制 外為ファイネストのスプレッドは変動制です。 変動制のメリットは、市場が穏やかなときにはスプレッドが狭くなることですが、市場が荒れたときにはスプレッドが広くなるデメリットがあります。 外為ファイネストのスプレッドは基本的には安定していますが、重要な経済指標の発表時や為替相場の急変時には、スプレッドが大きく拡大する可能性があり注意が必要です。 スプレッドが原則固定のFX会社と比べると、外為ファイネストのスプレッドはやや広く感じられるかもしれませんね。 外為ファイネストのMT4はMac非推奨 外為ファイネストでは、MT5はMacに対応しているのですが、MT4に関してはMacは非推奨環境となっています。 外為ファイネスト公式サイト「MT4・ZEROシステム動作環境」より ただし、iPadやiPhoneには対応しており、アプリをダウンロードすれば問題なく取引できます。 外為ファイネスト公式サイト「MT4・ZEROシステム動作環境」より 私のMacBookではMT4で取引できないんですね…ちょっと不便。でもiPadも持っているからそっちで取引すればいいのか。 外為ファイネストのリアルな評判・口コミをX(旧Twitter)や5ちゃんねるから集めてみた ここからは、X(旧ツイッター)や5ちゃんねるに投稿されていた外為ファイネストに関する投稿を見ていきます。 実際に外為ファイネストを利用する人の声から、リアルな評価を探ってみてください。 外為ファイネストの良い評判・口コミ https://x.com/EA_Trader151/status/1758008151734190212 https://x.com/EA_Girella/status/1758974348264898927 https://x.com/rororo1192/status/1752943135452491885 https://x.com/pBHQjIjgvFC8L3u/status/1740961849968037902 https://x.com/NO195930391/status/1738586261265457520 https://x.com/zenisrei/status/1717857942559723632 https://x.com/TREND07694730/status/1712585916345135149 https://x.com/kagahiro/status/1709837120788197571 https://x.com/IdbBE9aBY6dFdmi/status/1237001272823173121 https://x.com/MKQoR4qWTGhLgeR/status/1217048545271791617 https://x.com/keichang5555/status/1204722030429401088 外為ファイネストの悪い評判・口コミ https://x.com/datemankun/status/1740338674834047174 https://x.com/kz62123/status/1704673529927815351 https://x.com/turumaru_tosi/status/1702178153635172628 https://x.com/zenttuppa/status/1140408587765706752 https://x.com/fxtorafugu/status/985665706720034817 口コミをひと通り見ていくと、外為ファイネストで実際にEAを運用しているトレーダーの評判が概ね良いことと、キャンペーンに参加して商品をゲットできた方の喜びの声が多いのがわかります。 悪い口コミとしては、変動制のスプレッドの部分で不満の声が若干ありました。 ちなみにWikiFXでの外為ファイネストのスコアは以下のリンクから確認できます。 外為ファイネストのスコア→https://www.wikifx.com/ja/dealer/7101541513.html WikiFXとは? WikiFX(ウィキエフエックス)は、FX会社の安全性・信頼性を評価している第三者機関です。全世界3万以上のFXブローカーの情報を収集し・格付けを行っています。FX会社の安全性スコアや詐欺被害のリアルな口コミは『wikifx.com』で確認できます。 外為ファイネストがおすすめなのはこんな人 外為ファイネストのメリット・デメリット、そして実際の口コミを参考にした外為ファイネストがおすすめなのは、ずばり以下のような人です。 外為ファイネストがおすすめなのはこんな人 MT4・MT5で思う存分スキャルピングがしたい やはり、外為ファイネストがスキャルピングを公認しているというのが重要なポイント。 スキャルピングに制限を課すFX会社が多い中、外為ファイネストではスキャルピングに対して一切の縛りがないので、思う存分スキャルピングができます。 NDD方式で透明性が高い取引ができることや、指値・逆指値注文の設定制限なしというのもスキャルピングにはもってこいの環境ですよね。 さらには、外為ファイネストでは自動売買も行えます。 そのため、EAによるスキャルピングも可能で、まさに短期売買には申し分のない取引環境が整えられていると言えるでしょう。 また、外為ファイネストではサポートが充実していることから、これからスキャルピングや自動売買をしてみたいという方にもおすすめです。 2024年3月時点で、Mac対応のMT5を提供しているのは外為ファイネストとフィリップ証券のみなので、私を含めたMacユーザーにもおすすめですね。 外為ファイネスト口座開設の流れ【最短当日】 外為ファイネストの口座開設は以下の2パターンがあります。 口座開設アプリよる手続き(スマホで完結) 通常の口座開設手続き アプリによる口座開設手続きはスマホで全て完結し、最短で当日に口座開設が完了するのでおすすめです。 それぞれの手順を見ていきましょう。 口座開設アプリよる手続き(おすすめ) アプリによる口座開設手続きの流れは以下の通りです。 口座開設アプリをダウンロード アプリから「新規口座開設」へ進む 顔写真・マイナンバー確認書類・本人確認書類の撮影&提出 口座申込フォームの入力 取引用ID&パスワードをメールで受け取り 口座開設アプリは、外為ファイネストの公式サイトで「口座開設」から進むとダウンロードできます。 外為ファイネスト公式サイトより なお、ステップ③のマイナンバー確認書類・本人確認書類の提出のパターンは、用意できる書類によって以下のように変わります。 マイナンバー確認書類・本人確認書類の提出のパターン パターン①:書類1点提出 「写真付きマイナンバーカード」 パターン②:書類2点提出 「マイナンバー通知カード」+「運転免許証(外国籍の方は在留カードでも可)」 「マイナンバー入り住民票」+「運転免許証(外国籍の方は在留カードでも可)」 写真付きのマイナンバーカードをお持ちの方であれば、圧倒的にアプリから口座開設するのがおすすめですね。 通常の口座開設手続き 通常の口座開設手続きの流れは以下の通りです。 公式サイトの「口座開設」→「郵送で取引用ID&パスワードを受取」と進む 口座開設フォームの入力 顔写真・マイナンバー確認書類・本人確認書類の撮影&提出 取引用ID&パスワードを転送不要の簡易書留で受け取り ステップ③のマイナンバー確認書類・本人確認書類の提出のパターンは、用意できる書類によって以下のように変わります。 マイナンバー確認書類・本人確認書類の提出のパターン パターン①:書類2点提出 「写真付きマイナンバーカード」+「本人確認書類」 「マイナンバー入り住民票(6ヶ月以内発行)」+「本人確認書類」 パターン②:書類3点提出 「マイナンバー通知カード」+「本人確認書類2点」 なお、本人確認書類の例は以下の通りです。 運転免許証 運転経歴証明書 パスポート 住民基本台帳カード 在留カード 特別永住者証明書 各種保険証 各種手帳 住民票の写し ※6ヶ月以内発行 住民票記載事項証明書 ※6ヶ月以内発行 印鑑登録証明書 ※6ヶ月以内発行 外為ファイネストに関するよくある質問 ここからは外為ファイネストに関するよくある質問に答えていきます。 何かわからないことや困りごとがあった際の参考にしてみてください。 外為ファイネストの取引時間を教えて下さい。 外為ファイネストの取引時間は、以下の通りです。 外為ファイネスト取引時間 【米国標準時】 月曜日 午前7:05 ~ 土曜日 午前6:55 【米国夏時間】 月曜日 午前6:05 ~ 土曜日 午前5:55 なお、以下の時間帯で定期メンテナンスが行われ、メンテナンス中は発注、約定を含む一切の取引およびクイック入金、口座間振替、出金ができないので注意しましょう。 定期メンテナンス 【米国標準時】 火曜日~金曜日の 午前6時58分 ~ 午前7時05分(約7分間) 【米国夏時間】 火曜日~金曜日の 午前5時58分 ~ 午前6時05分(約7分間) ※米国夏時間(サマータイム)3月の第2日曜日~11月の第1日曜日まで 外為ファイネストの1ロットの通貨単位を教えて下さい。 外為ファイネストでは「1ロット=10万通貨単位」です。 なお、最低ロット数は「0.01ロット=1000通貨単位」となっています。 外為ファイネストの最大レバレッジが知りたい 外為ファイネストは、日本国内に登録(第一種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第102号)があるFX会社なので、他のFX会社と同様に最大レバレッジは25倍となっています。(個人コースの場合) 法人コースのレバレッジは、通貨ペアによって異なり最大で70倍です。 MT4法人口座のレバレッジはこちらMT5法人口座のレバレッジはこちら 外為ファイネストにデモ口座はありますか? あります。外為ファイネスト公式サイトの「デモ口座開設」から開設できます。 MT4のデモ口座は90日間、MT5は開設申し込みの翌々月まで利用可能です。 なお、外為ファイネストのデモ口座は何度でも申し込みが可能となっています。 デモ口座開設はこちら 外為ファイネストの証拠金維持率は? 外為ファイネストでは、証拠金維持率が100%になると、ロスカットが執行されます。 なお、証拠金維持率の計算方法は以下の通り。 必要証拠金の計算式 証拠金維持率(%)=(有効証拠金÷必要証拠金)×100 外為ファイネストでは出金の際に振込手数料はかかりますか? 5,000円以上の出金は無料です。 5,000円未満に関しては、330円の振込手数料がかかります。 外為ファイネストのMT4はどこからダウンロードできますか? 外為ファイネスト公式サイトの「取引プラットフォーム」から「MT4 ZEROダウンロード」と進むとダウンロードできます。 MT5の場合は「MT5ダウンロード」からです。 外為ファイネスト公式サイトより 外為ファイネストのスワップポイントはどこから確認できますか? 外為ファイネスト公式サイトの「商品・サービス」から、MT4・MT5それぞれの「スワップポイント一覧」「スワップカレンダー」を確認できます スワップポイント一覧はこちら スワップカレンダーはこちら 外為ファイネストのスプレッドは、スマホ版MT4アプリから確認できますか? アプリをダウンロードして、初めて口座にログインした時点では「シンプルモード」に設定されているので、スプレッドを確認できませんが、「詳細モード」に変更することで確認できるようになります。 「詳細モード」に変更したことによって、スプレッドが表示されました。 外為ファイネストではアフィリエイトを行えますか? 「TCS Affiliate」というASPでアフィリエイトできます。 外為ファイネストの公式サイトからもアフィリエイターを募集してますのでチェックしてみてください。 外為ファイネスト公式サイトより 「外為ファイネスト」と「OANDA」、比較した場合どちらで口座を開設するべきでしょう? 共に国内の人気のFX会社ですが、大きな違いがあるとすればスプレッドとスキャルピングの扱いになります。 OANDAのスプレッドは、原則固定となっている通貨ペアが複数あり、変動制の外為ファイネストより若干狭い印象です。 スキャルピングに関しては、完全公認の外為ファイネストに対し、OANDAもスキャルピングを禁止にはしていません。 ただし、OANDAの取引約款の禁止事項に「極めて短時間に機械的に反復して本取引を行う行為」や「取引の如何に関わらず本取引システム又は本取引システムの運用に対して過大に負荷を強いる行為」というのがあるので、全てのスキャルピングを認めているわけではないようです。 OANDAの口座でEAによる短期の自動売買を行なっていたら、いきなり口座を凍結されたなんて話を聞きました。 そのため、スキャルピングをメインで取引したいなら外為ファイネストで口座を開設することをおすすめします。 外為ファイネストでは、確定申告に必要な取引報告書をどのように取得すればいいですか? 個人のお客様は、確定申告に必要な年間損益報告書をマイページよりダウンロード可能です。 また、月間の報告書は、口座開設時に登録したメールアドレス宛に、毎月初めに自動送信されます。 ※取引履歴はMT4・MT5の各プラットフォームからも取得できますが、評価損益、Equity、実現損益、余剰証拠金、必要証拠金はレポート取得時の数字となりますので注意が必要です。 プラットホーム手順①手順②MT4MT4のターミナル「口座履歴」で期間を指定右クリックして「レポートの保存(S)」を選択MT5MT5ツールボックス内の「口座履歴」で期間を指定右クリックして「レポート」を選択・Open XML または HTMLを選択して「保存」MT4・MT5からの取引報告書の取得方法 外為ファイネストの評判まとめ【評判良し】 最後に、外為ファイネストのメリットとデメリットをまとめておきます。 外為ファイネストのメリット 外為ファイネストではスキャルピングを完全公認 外為ファイネストでは指値・逆指値注文の設定制限なし 外為ファイネストはEAによる自動売買OK 外為ファイネストでは最短で当日に口座開設できる 外為ファイネストのクイック入金は24時間利用可能 外為ファイネストでは多種多様なキャンペーンが開催されている 外為ファイネストはカスタマーサービスが充実している 外為ファイネストのMT5はMacに対応している 外為ファイネストのデメリット 外為ファイネストでは高金利通貨ペアの取り扱いがない 外為ファイネストスプレッドは変動制 外為ファイネストのMT4はMac非推奨 外為ファイネストには多くのメリットがあり、評判も良好なことがおわかりいただけたかと思います。 特にスキャルピングの取引環境は、国内随一と言えるでしょう。 今後は短期売買をメインに行いたい私にとって、外為ファイネストは国内最強のFX会社かも。自動売買もできるし。 スキャルピングを思う存分行いたい方は、ぜひ外為ファイネストの最高の取引環境を試してみてください。
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2024.3.12
ひろゆきが「FXには手を出すな」と語る理由…FXの闇を解説
ひろゆき氏といえば、2チャンネル掲示板を作った人物として有名ですが、そのほかにも数々の事業に携わっており、事業家インフルエンサーとして人気を博しています。 しかしそれだけではなく、「それってあなたの感想ですよね?」などのフレーズが有名ですが、コメンテーターとしても活躍しており「論破王」と呼ばれることもあります。 そんなひろゆき氏が配信中にユーザーからの質問に答える中、FXに関して言及していることがありますので、今回はその部分に焦点を当てて解説していきます。 この記事でわかること ひろゆき氏のプロフィールや経歴 ひろゆき氏が発言するFXについて ひろゆき氏のFX論に対して学ぶべきこと それではひろゆき氏の詳しいプロフィールや経歴について見ていきましょう! ひろゆき氏とは 本名西村 博之(にしむら ひろゆき)愛称・通称ひろゆき・論破王生年月日1976年11月16日47歳(2024年2月時点)出身地神奈川県相模原市に生まれ、東京都北区赤羽北育ち 1998年中央大学在学中 WEBサイト「Hirox's room」を開設。大学の友人と合資会社「東京アクセス」を設立 1999年2ちゃんねる開設 初代管理人になる。2ちゃんねるが成功した理由は「情報ニーズがあるから」と語っている。 2000年初のメディア出演 西鉄バスジャック事件の犯人が2ちゃんねるに犯行予告を行っていたことを受け、当時23歳だったひろゆきは報道番組『ニュースステーション』(テレビ朝日)のインタビュー取材に応じた。 2001年日本生命との裁判で敗訴 この時期から2ちゃんねるでの誹謗中傷をめぐり、多くの裁判で多額の賠償責任を負うことになる。総額は30億円にもなる。 2002年東京プラス株式会社を設立 代表取締役に就任 2003年未来検索ブラジルを設立 取締役に就任 2004年「電車男」がメディア化 インタビューで2ちゃんねる管理人としての収入は「サラリーマンの生涯年収を年で稼ぐくらいだった」と言っている。 2005年、2006年ニワンゴの取締役管理人に就任 ニワンゴはドワンゴの子会社である。ニコニコ動画をリリース。 2008年2ちゃんねるを譲渡 譲渡先はシンガポールのパケットモンスター社 2015年英語圏最大の掲示板4chanを買収 管理人に就任する。買収額は約10億6000万円 2ちゃんねるは、日本最大の掲示板サイトとなり、インターネット文化に大きな影響を与えました。2006年には、ニコニコ動画を開設し動画にコメントを付けられるという画期的なサービスで、動画共有サイトの先駆者となりました。 2020年代からは徐々に本を出版したり、YouTube活動を行ったりしていくことでインフルエンサーとしても活動していきます。 YouTubeでは生配信を行うことが多く、視聴者からくる質問に答えていくスタイルが人気です。視聴者からの質問の中には「FX」に関する内容も多く、そこでのひろゆき氏の発言が切り抜き動画などで注目されています。 ひろゆき氏がFXには手を出すなという理由3選 ひろゆき氏は、FXに否定的な意見を発言していることが多く見られます。 その理由としていくつか共通していることがありましたので、3つにまとめました。 ひろゆきさんのFXに対する思いを網羅していますよ! 予測が不可能 ひろゆき氏は、FXを完全に予測することは不可能だと言っています。それ自体はFXの本質であり、何も間違っていない意見です。 しかしひろゆき氏が伝えたいことは、重要な経済指標の結果や日銀介入などの突発的な出来事は誰にも予想することができないし、その時に発生した値動きに対応するのは難しいということです。 「ロスカットに追い込まれて退場」ということを何度も発言しています。 9割は負けている事実 FXでは一部の専業トレーダー、いわゆるプロとして取引を行っている人以外が勝ち続けることの難しさを語っています。 確かにFXトレーダーの9割以上は通算損益で、マイナスになっていることでしょう。 ひろゆき氏は、FX取引を行っているすべての人が負けているわけではなく、新規参入してくる人や片手間でやっている人が勝てる甘い世界ではないと言っています。 一時勝てる瞬間があっても、勝ち続けることは難しいことをわかっています。 正論を何の悪気もなく、発言するひろゆきさんらしい考えですね! 情弱の方がやるもの FXは資格や制限なく、一般人でも手軽に始められるメリットがある一方、初心者をターゲットとした詐欺に近い情報商材などが多く存在しています。 そんな情報に騙されてしまい、多額の借金を背負っている人も多くいます。ですので、ひろゆき氏が発言している「FXは情弱がやるもの」という発言も間違いではないのでしょう。 FXは大きく稼ぐこともできれば、失う金額も大きなものになります。そんな穴を突いた情報商材が後を絶ちません。 まぁ初心者がいきなり稼ぎ続けるのは、難しいですよね。。 ひろゆき氏のFX論をYouTubeからひも解く ひろゆき氏のFX論がなぜこんなにも見かける機会が多いのかというと、切り抜き動画がバズっているからです。 ひろゆき氏はYouTubeライブにて生配信をすることがあります。そこでは視聴者からの質問に答える場面があり、度々FXについての質問が寄せられることがあります。 そんな切り抜き動画で発信されている内容から、ひろゆき氏のFXへの思いをひも解いていきましょう。 FXで稼ぎ続けられると思っている人はバカ FXの稼げる手法や信頼できるトレード方法は、ずっとは続かないとひろゆき氏は言っています。 確かにFXでは相場環境に合ったトレードを行う必要がありますよね。 「FXで稼ぎ続けられると思っている人はバカ」とひろゆき氏が言う理由には、以下の発言も重要になってきます。 FXで稼げる方法を知っていると思っている人は、その方法が古くなっていることに気付いていない FXで稼げる方法を教えてくれる人や本やサイトは、自分で稼げないから教えている 上記の発言から「FXは変化し続けるもの」「必勝法を知っている人は他人に教えたりしない」という意図が読み取れます。 ひろゆき氏は、FXはテクノロジーや経済や政治などの様々な要因に影響される複雑なシステムであり、そのシステムは常に動いており、予測や制御が困難であると考えています。 「自動売買ソフトを運用して不労所得を得ようとする考えは相当頭が悪い」 ひろゆき氏は、自動売買ソフトに関しては、かなり否定的な態度を示しています。 印象的な表現としては、「絶対に勝てる自動売買ソフトがあったとしたら国家予算1兆円を投入して運用すれば良い」と言っています。 細かい発言では、以下のようなことを発信しています。 人間が考えたロジックは、必ず限界がある 人間が考えたロジックは、過去のデータや経験や知識に基づいて作られるが、FXは過去のデータや経験や知識に基づいて判断することができない 人間が考えたロジックは、予想外の事態に対応できない 自動売買ソフトは、FXの変化に対応できずに、損失を出すか、停止するか、暴走するかのいずれかになる 自動売買プログラムは、過去データをもとに作られたものなので、未来を予測できないことは事実ですね。ただ過去データをもとに同様の値動きに合わせて自動でトレードを行ってくれることが、自動売買プログラムの良いところです。 ひろゆき氏の言う通り、絶対に勝てる自動売買プログラムは存在しません。もしも「絶対勝てる・勝率100%」などのうたい文句で販売している自動売買プログラムがあったら、それは確実に詐欺なので十分に注意してください。 自動売買プログラムを使って利益をあげている人は、相場環境に合わせた適切なプログラムを使いわけているよ! 「北朝鮮がミサイル飛ばしましたーはい暴落ロスカットみたいな感じで基本運」 FXには政治・経済や事件・災害などによっても大きな影響を受けるファンダメンタルズ要素が存在します。 その中で北朝鮮のミサイル発射のような突発的な出来事によって、大きく変動することがあることから、FX相場を予測することなど不可能とひろゆき氏は言っています。 確かに地政学リスクや経済指標の結果などには、注視する必要がありますが、すべてを含めてFXトレードスキルというのも事実です。 リスク管理できていない初心者では十分にあり得ますね。 「FXで必ずもうかる仕組みがあるなら日本政府の100兆円の予算を使えばいい」 ひろゆき氏が得意とするところの冗談交じりの皮肉ですね。国は国家予算として年間100兆円もの資金を運用しています。運用と言っても、国が投資を行っているわけではありません。 国を維持するために必要な資金が100兆円以上必要だということです。 ひろゆき氏の言うとおり、本当に勝てる手法があるならば、すべてをFXの運用資金として国民に還元すれば良いという考えはわかります。 しかしそれをやらない・できないのであればひろゆき氏は間違っていないということになります。 うまく論破されてしまいましたね。さすが論破王! 「FXは基本的にはギャンブル」 どんなに統計学や確率・数学、ロジックを極めようが、所詮FXはギャンブルと同義というのが、ひろゆき氏の考えのようです。 ひろゆき氏は、大学の専攻で「心理学」を学んでいたこともあり、人の行動パターンを分析することに非常に長けています。そんな背景からか、FXは感情のコントロールが難しく、利益や損失に振り回されてしまうと言っています。 確かにFXは感情のコントロールが難しいですよね。。 実際のYouTube動画とコメントについて https://youtu.be/KAXtHo5cYBI?si=nvYTbO6ZWq_1pVi2 上記動画には、ひろゆき氏がFXについて言及している内容が盛り込まれています。 基本的には前項でも紹介しているような内容で、「FXはギャンブルだからやめたほうが良い」「たまたま稼げているだけ」「自動売買ツールで稼げると思っている人は、少し頭が悪くなっている」などFXは稼げないという意見が多数聞けます。 この動画についているコメントについても少し見ていきましょう。 上記画像の2件のコメントですが、FXを深く理解している人からすると出てくるようなコメントです。ひろゆき氏のコメントは基本的にFXで負けている9割以上の人が共感するような内容になっています。 FXが好きな人・理解している人からすると「大してFXを知ろうとしていないのに偉そうに語るな!」という気持ちになるのもわかりますね。 動画内でも度々言っていますが、レバレッジがあることを問題視しています。そこでひろゆき氏は「FXやるなら株や投資信託をやったほうが良い」と発言していますが、上記コメントにもある通り株や投資信託にも同様のリスクがあると考えられます。 リスクがないものは、投資とは呼ばないよね! 上記コメントのように「FXが稼げるか稼げないか」という議論であれば、稼げない理由のほうがはるかに多いので、稼げない派が勝てるはずです。 もう1つのコメントのように投資と投機を混同して話されている感じはしますね。 FXは始めるハードル自体は低いと思いますので、勝てない理由をはっきり伝えている面では、救われている人もいるかもしれません。 ひろゆき氏のFX論の真偽について ひろゆき氏の考えとしては、一貫してFXはギャンブルと変わらない、絶対に稼げないものとして捉えています。しかし一部の専業トレーダーで稼げている人に対しては、認めている節があります。 「北朝鮮がミサイルを飛ばしたら暴落してロスカット」という表現も事実ではありますが、勝てない根拠にはならないです。 そんなことでロスカットされてしまうのは、ストップロス設定をしていないからであり、リスク管理を怠っているだけの話です。 FXは100%勝てる保証は誰にもありませんので、リスクコントロールから見直せば済む話でしょう。 ひろゆき氏は、FXをほとんど否定していますので、一部事実ではないと感じる部分もあります。 ひろゆき氏のFX論から学べること ひろゆき氏が、視聴者に伝えたいことは1つで、「FXの危険性」だと思います。 それは参入障壁も低く、初心者でも始めることが容易で、リスク管理ができていなければ絶対に勝てることはできないことからの発言であると言えます。 さらにFXには突発的な値動きがあることは事実です。しかし急な値動きに対して、しっかりとリスク管理することは基礎的な部分の話なので、FXを全否定する理由にはなりません。 ひろゆき氏のYouTubeから学べることは、以下3点です。 ひろゆき氏から学ぶFX 初心者が仕組みを理解しないままFXを始めると、ただのギャンブルになる。 急な値動きは予想できないので、リスク管理は必須。 自動売買プログラムやFXにおいて、絶対に勝てる根拠はない まとめ 今回はひろゆき氏がYouTubeライブで回答していたFXに関することについて、深掘りしていきました。 【結論】ひろゆき氏はFXには否定的であり、これからFXを始める人にFXで稼ぐことの難しさを皮肉交じりに解説していました。 しかしFXに否定的な態度を取りながらも、FXで稼いでいる人の存在を認めているし、知識のない初心者が安易に参入することがないように予防線を張っているようにも見えました。 FXの厳しさを知っているからこそ、あえて厳しい言い方をしている優しい人だと感じます。 これからFXを始めようと考えている人は、ひろゆき氏のYouTubeを見てみて、検討材料にするのも良いかもしれません。
WikiFX Japan独占配信「猪首秀明のFX講座」
- 1983~2012年 ひまわり証券株式会社 取締役営業本部長
- 2012~2016年 東岳証券株式会社 代表取締役社長
- 2022年5月~ WikiFX Japan 講師
ひまわり証券時代に日本初となる外国為替証拠金取引(FX)を商品化させ、
その普及に貢献する。
延べ3000人を超える個人投資家と接した経験から、
個人向けの金融トレード運用アドバイザーとして活動中。
猪首秀明の監修記事
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IMアカデミーは違法?問題点はないのかプロが検証してみた
IMアカデミーは違法? IMアカデミーは、投資のオンラインスクールですが、MLMの企業なだけに極端に良い評判と悪い評判があります。 売りたい人は極端に良い評価を下し、押し売りされた方は悪評を行いがちです。 実際のIMアカデミーのコンテンツや営業、会社の実態は問題がないのか?専門家が検証していきます。 この記事で分かること IMアカデミーの会社概要 MLMとねずみ講の違い IMアカデミーは詐欺業者なのか? IMアカデミーのMLMに対する疑惑 IMアカデミーのコンテンツに対する疑惑 IMアカデミーの商品に対する疑惑 IMアカデミーを評価している格付けサイトBTHに対する疑惑 結論から先に申し上げますと、IMアカデミーは完全に黒とは言い切れないものの、かなり違法性の高い行為を行っている業者というのが本メディアの見解です。 WikiFXとしては絶対にお勧めできませんので、もし利用する場合は自己責任で行ってください。 IMアカデミーの会社概要 IMアカデミーの会社概要 会社名im mastery academy(アイム・マステリー・アカデミー)公式サイトIM Academy (imarketslive.com)本社アメリカ・ニューヨーク州設立2013年代表クリストファー・テリー事業内容FX・バイナリーオプション・仮想通貨等のeラーニング事業 IMアカデミーは正式名称をアイム・マステリー・アカデミーという、運営歴が長いマルチ企業(MLM)です。 コンテンツとしてはFX・バイナリーオプション・仮想通貨のオンラインスクールとなっており、勝率7割越えの講師によってリアルタイムでエントリーに対するアドバイスを貰えるというものです。 自動売買ではありませんが、ミラートレードに近い実態といえます。 会員数は10万人以上となっています。 IMアカデミーは詐欺業者なのか? IMアカデミーは詐欺業者なのかについて以下の10つの項目から解説していきます。 投資助言業の資格を有していない業者が国内で勧誘・営業を行うことは禁止されている IMアカデミーの問題点に対しての10の検証 MLMは日本では合法 ねずみ講は違法だがIMアカデミーは実態のある商品を扱っている IMアカデミーを利用する違法者や団体は存在する IMアカデミーは投資助言業の資格を有していない 講師のエントリーポイントの指導は違法に当たる可能性がある 法律違反でヨーロッパ圏で警告を受け改名した過去がある キャッシュトラップには特商法の表記がない キャッシュトラップの勝率7割以上に対する疑惑 講師の勝率に対する疑惑 BTHの5つ星評価に対する疑惑 MLMは日本では合法 MLMとは、マルチ商法を使って集客を行うことを指しますが、日本においてMLMは合法です。 IMアカデミーの場合は、リンクを渡され、自分のリンクからIMアカデミーに登録してもらえれば、報酬が発生するという仕組みです。 確かにMLMは無理やり勧誘されたりして、人間関係が壊れたりするので良いイメージはありませんが、IMアカデミーの行っているマルチ商法自体に問題はありません。 ねずみ講は違法だがIMアカデミーは実態のある商品を扱っている ねずみ講とマルチ商法との違いは、製品の売買がされているかどうかです。 IMアカデミーはスクールを運営しており、運営歴も長いです。 MLMの信頼性の目安として、運営歴が5年以上あれば優秀という考え方があり、IMアカデミーの運営歴は5年を優に超えているため、スクールの実態は十分機能していると考えられます。 例えば、FXの情報商材をマルチ商法で売ろうと考え、中身が誰でも知っているような内容である場合、MLMのために架空の商品をでっち上げたという評価という判断もできますが、IMアカデミーの場合はそういった違法性は今のところ少ないと言えるでしょう。 IMアカデミーを利用する違法者や団体は存在する IMアカデミーの信頼性はある程度高いと言えますが、IMアカデミーをビジネスに利用する個人アフェリエイターや集団、グループの中には悪質な違法者も存在します。 例えば、「一緒に食事をしよう」という口実で会って、初めてIMアカデミーの話をする場合違法となります。 MLMの勧誘をする場合は、「IMアカデミーの話をします」と宣言し、予め相手の了解を得る必要があるからです。 こういったことは、IMアカデミーの規約にも記載されています。 強引に勧誘を行い、IMアカデミーに登録するまで帰さないといったようなやり口の場合は監禁罪に当たります。 MLMの勧誘には上記のような違法行為を行う勧誘者が多発する傾向があるのです。 IMアカデミーは投資助言業の資格を有していない IMアカデミーは日本人向けに明らかに営業をしていますが、日本の金融庁に未登録であり、投資助言業の資格を有していません。 なので、日本の法律では守られません。 トラブルが発生したりお金を持ち逃げされても保証がないということです。 金融庁は投資助言業の資格を有していない業者を国内で勧誘・営業を行うことも禁止しています。 講師のエントリーポイントの指導は違法に当たる可能性がある IMアカデミーでは、講師がリアルタイムにエントリーポイントの解説などを行っていますが、有料で投資に関する助言を行う場合、金融庁の許可がないと違法になります。 講師は「投資助言業」の資格を持っていない場合、有料でエントリーポイントを教えるのは違法です。 金銭が発生しない場合は、エントリーポイントの配信などは違法ではありませんが、IMアカデミーは月額費が発生してるので違法です。 処罰の対象の範囲に関しては曖昧ですが、IMアカデミーに参加し、MLMを行っている場合も、違法と判断される可能性はあります。 違法という判決が下された場合、「5年以下の懲役若しくは5百万円以下の罰金」に課せられます。 今のところ問題ないからと言って将来も問題がないわけではないので、利用は自己責任で行ってください。 法律違反でヨーロッパ圏で警告を受け改名した過去がある IMアカデミーは2019年に改名しており、前身はiMarketslive(International Markets Live)というもので、法律違反でヨーロッパから警告を受けています。 ヨーロッパやアメリカが投資の本場であることを考えると、IMアカデミーのシステムはヨーロッパやアメリカで通じなかったので、投資に関する知識が低い日本にやってきたということも考えられ、コンテンツのクオリティに対する疑惑も浮かびます。 キャッシュトラップには特商法の表記がない IMアカデミーが販売しているバイナリオプションの投資ツール「キャッシュトラップ」についてですが、特商法の表記が現在見当たりません。 特商法の表記がない場合、金銭トラブルや個人情報の漏洩・悪用が行われた場合、自己責任となってしまうので、注意が必要です。 キャッシュトラップの勝率7割以上に対する疑惑 基本的に、システム的なトレードは、ある期間では勝率7割以上だが、別の期間では全く機能しないというものとなります。 なので、キャッシュトラップが謳っている勝率7割以上という表記に意味があるのが疑問です。 講師の勝率に対する疑惑 IMアカデミーでは勝率7割以下の講師は首になるから、勝率の高いトレードを学べると謳っておりますが、トレードにおいて勝率は重要ではありません。 7割勝ててもトータルで負けてしまうことは十分に考えられます。 重要なのはリスクリワードと資金管理です。 例えば、7割勝てても残りの3割で大きく負ける場合、7割勝てる意味がなくなります。 逆に3割しか勝てなくてもトータルで利益を残せることは十分現実的に考えられ、そういった手法を行うトレーダーも多いです。 なので、勝率が悪いからと言って投資のスキルがないとみなし、首にするという行いには疑問を感じます。 BTHの5つ星評価に対する疑惑 IMアカデミーは格付けサイトのBFH(Business for home)に5つ星の評価を受けております。 しかし、BTHの権威はかなり怪しいのではないか?という疑惑があります。 BTHの創業者が米国当局から閉鎖されたマルチ運営の1人であるし、過去にお金を受け取ってポジティブなレビューをしたという経歴も存在するのです。 BTHから五つ星満点を貰っているからと言ってIMアカデミーの権威性が高いかと言われると疑惑が生じます。 IMアカデミーは詐欺とは言い切れないが、違法行為を行っている 「IMアカデミー違法なのか知りたい!」「IMアカデミーの問題点は?」ご要望にお応えすべく、IMアカデミーの問題について調査と検証を行い、解説してきました。 この記事で分かること IMアカデミーの会社概要 MLMとねずみ講の違い IMアカデミーは詐欺業者なのか? IMアカデミーのMLMに対する疑惑 IMアカデミーのコンテンツに対する疑惑 IMアカデミーの商品に対する疑惑 IMアカデミーを評価している格付けサイトBTHに対する疑惑 IMアカデミーは実態としてスクールを営業しており、間違いはありません。 スクールのクオリティも顧客資金を奪うのが目的の「詐欺」とは言い切れないレベルではあります。 しかし、日本の金融庁に未登録であり、違法性が高いのは事実です。 MLMの会員も場合によっては罪に問われる可能性もある点があるため、WikiFXとしてはIMアカデミーをお勧めできません。 利用する場合は、自己責任で行ってください。 猪首顧問のFXコラム:IMアカデミーは 本稿記事の執筆者は、冒頭で… 「IMアカデミーは完全に黒とは言い切れないものの、かなり違法性の高い行為を行っている業者というのが本メディアの見解です。」 と結論付けています。 確かに「真っ黒な詐欺業者」では無いものの、IMアカデミーに対して、私の視点では3つの課題(問題点)があると思います。 MLM(特定商取引)なのか? 金融商品取引法からの観点 トレードの学校としての内容と質はどうなのか? 既に本稿記事にても、以上の3点について解説がされていますが、私からも監修させていただきます。 ①MLM(特定商取引)なのか? 日本に営業拠点が無い、マルチ(ネットワーク)形態は明らかです。 商品(サービス)の実態はありますから、ねずみ講ではありませんが、特定商取引法の対象になります。 特定商取引法では「集客・勧誘」の際には必ず事前に以下の点を明示することが義務付けられています。 統括者や勧誘者、または連鎖販売業を行う者の氏名 特定負担が発生するMLM(連鎖販売取引)への勧誘が目的であること 商品またはサービスの種類 私は全国各地にある、IMアカデミーの営業現場に潜入しているのですが、恐ろしいくらい、この事前告知義務がなされていないところばかりでした。 販売元からの、営業モラルやルールなどの徹底が全くされていない感じでした。 ②金融商品取引法からの観点 IMアカデミーが提供しているサービスは、トレードにおける技術の向上のための学校ということですが、同社が前面に出してる“売り”は、同社所属のプロトレーダーの生トレードが見れるというもの。 勝率が70%~80%が無ければ、同社の公認トレーダーにはなれず、この勝率を下回ればクビになるらしいです。会員(顧客)は、このプロトレーダーの通り真似てトレードすれば、同じように勝てるというものです。 しかしながら、実際にこれだけの勝率で勝てたという実績は聞いたことがありません。 このように具体定な売り買いの情報を、対価をもらって提供するには、金融庁に金融商品取引法における「投資助言業」の登録が義務付けられています。 しかしながら、同社は日本国内に活動拠点を持っておらず、無登録業者ということになります。 これは、もうグレーどころか、真っ黒です… このことを指摘すると、 アメリカの会社だから、日本の法律は適用されないんです これは弁護士にも確認済みですから、問題ありません。 との回答でした。 正直な話、弁護士がこのような回答をすることは考えられません。もう“嘘の説明”の部類です。 「海外(アメリカ)の会社だったら、日本でなんでもやっていい」なんてことあるわけないですし、明らかな違法行為です。 そして、投資助言業に関する登録が必要なのにもかかわらず、無登録で投資助言業を行った場合、「五年以下の懲役若しくは五百万円以下の罰金」に課される可能性があります。 重要な点として、この処罰の対象はグループリーダーだけではありません。 顧客を紹介することで紹介料がもらえる「IBO契約」に月々16.71ドルを払ってる人がいますが、これは代理店契約ですから立派なビジネス行為に該当します。。 「紹介するだけなら…」というような軽い気持ちでやってると、個人でも大きな代償を負うことになりますので注意が必要です。 ③トレードの学校としての内容と質はどうなのか? これについては下記の記事にて詳しく監修したいと思います。
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FXはメンタルコントロールが全て!?鍛え方をプロが徹底解説
FXではメンタルに関して次のように意見が分かれます。 FXメンタル2つの意見 ✔「FXにメンタルなんかいらない。確かな手法があれば十分だ。」 ✔「FXではメンタルコントロールが何よりも重要だ。」 あなたはどちらが正しいと思いますか? 結論から先に申し上げますと、FXではメンタルを適切にコントロールできないと、長く勝ち続けることはできません。 確かにトレード手法も大事です。しかしどんなに優れたトレード手法であろうと、メンタルをコントロールできない限りは、その手法は意味をなしません。 ここではFXにおけるメンタルの重要性と、メンタルの鍛え方やメンタルダメージの軽減法についてプロが徹底解説していきます。ぜひ最後までお付き合いください。 動画での解説はコチラ https://youtu.be/K4eyC6pmupI FXではメンタルコントロールが手法よりも重要な理由 FXでメンタルが重要なのは、常に損失と隣合わせだからです。 FXの世界ではプロトレーダーでさえ、勝率は5割未満というケースが多いです。 つまり、プロといえど半分以上のトレードを損切りで終えることになります。 私に至っては勝率は40%くらいです。それでも、適切なリスク・リワード設定ができていれば、トータルではプラス(勝ち)になるんです。 FXで勝てないトレーダーの多くは、目の前で自分の大切なお金が失われていくことに耐えられません。 恐怖・不安・焦り・イライラ・後悔、といった負の感情が一気に押し寄せ、冷静さが奪われるのは典型的な例と言えます。 冷静さを欠いたトレーダーはどうなるかというと、トレードルールを破ったり、根拠のないトレードをしてみたり、損切りができなくなるというわけです。 このようなメンタルが崩壊寸前の状態では、感情が先行し、決められたルール通りに行動できなくなるためトレード手法は意味をなしません。 もちろん、トレード手法は大切です。FXはメンタルのみで勝てるものではありません。 しかし順番としましては、まずはメンタルありき。 FXでは損失や含み損に耐えうるメンタルを持ち合わせていないことには、トレード手法を使いこなすことはできないのです。 FXで勝つためのメンタルの鍛え方 FXでは「メンタルの強化」=「勝つ」ことに直接つながります。そしてメンタルは誰もが強化できるものです。 ここからはFXで勝つためのメンタルの鍛え方について詳しく解説していきます。 FXの最高のメンタルトレーニングはルールに従うこと トレードルールを作るのは、FXをやる上では当然のことです。 エントリーや損切り、ポジションサイズや資金管理等にルールがないと感覚のみのギャンブルトレードを繰り返すことになります。 まずはトレードルールを作りましょう。 そしてメンタルを鍛えるために重要なのが、自分が作ったルールを愚直に守り続けることです。 ルールに従って出た損失であれば自分でも納得ができ、次のトレードにフラットな気持ちで臨むことができます。 相場の値動きはコントロールできるものではありません。しかし、自分の行動はコントロールできるものです。 つまり、自分の作ったルールに従うことによって、損失や含み損にも動じないメンタルが自然と作られていくのです。 猪首顧問からのアドバイス 相場の値動きはコントロールできない…そんなこと言われなくてもわかってるよ! という声が聞こえて来そうですが、落ち着いて聞いてください。 例えばトレードにおいて… 「もうこれ以上は下がってくれるな!」「ここからは下がるはずだ、とか、これ以上上がるな!」 というような、感情が前面に出た「期待感」で無駄な神頼みをしていませんか? わかってる(知っている)ということと、できる(実行)ということは、別物だと理解する必要があるのです。 トレードルールに従うというのは、 相場がどのように動いても決められたルールに則り、粛々に淡々とトレードを行うという事です。 含み益になっても含み損になっても、感情を揺さぶられることなく、機械的にアクションを起こせるようにならなければいけません。 FXでは損切り慣れることがメンタル強化になる 損切りを躊躇なく行えることはFXではとても大切なことです。 前述したように、FXではプロのトレーダーでも4割のトレードが損失になります。 つまり、FXをやる上で損切りは必ずあるものなのです。 その必ず存在するものに対してネガティブな感情を抱いていてはいつまでもメンタルは強化されません。 たしかに損失を確定させる行為には痛みを伴います。 しかし、損切りしないことにはいつまで経っても新たなトレードに向かうことはできません。 損切りはいわば仕切り直しをするためのもの。 損切りという行為をポジティブに捉え、迷いなく行えるようになれば自ずとメンタルが強化されるのです。 猪首顧問からのアドバイス FXの初心者は、 利食ったトレード=良いトレード損切りのトレード=悪いトレード と考えがちですが…これは間違いです。 トレードと言うのは、勝ったり負けたりの繰り返しです。 プロであっても、その勝率はせいぜい50%程度のものです。 だから、利食ったトレードも、損切りしたトレードも、どちらも単なるトレードにおける結果でしかなく、トレード結果に対して、良いトレードも悪いトレードも無いのです。 悪いトレードがあるとしたら、「損小利大」ができていないトレードです。 まずはこの大前提になる考え方を、しっかり身に着けましょう。 FXのメンタル強化に知っておきたい「プロスペクト理論」 プロスペクト理論とは「人は得する喜びよりも、損する痛みを避ける」とした、人間の行動心理を表したものです。 このプロスペクト理論を知っているか知らないかで、メンタルコントロールに大きな影響が出てきます。 例えば次のような選択肢があった場合、あなたはどちらを選ぶでしょうか? 質問① どちらか選んでください。 A: 100万円が無条件でもらえる B: コインを投げ、表が出たら200万円がもらえるが、裏であったらもらえない。 質問② あなたに200万円の借金があったとします。そのとき、以下の二つの選択肢が与えられました。どちらか選んでください。 A: 無条件で借金100万円が減る B:コインを投げ、表が出たら借金が全額免除されるが、裏が出たら借金はそのままである。 この2つの質問で、多くの人は質問①ではAを選択し、質問②ではBを選択します。 実は2つの質問の「期待値」はともに100万円です。 それにも関わらず多くの人は目の前に利益が転がっていると、利益が手に入らないことを恐れてリスクを回避しようとし、損失が目の前にあると損失そのものを回避しようとします。 つまり、人は得をすることよりも、損をすることのほうに敏感に反応してしまうのです。 これをFXに置き換えると「損失を可能な限り先延ばしにして、利益を可能な限り速く確定する」という行動になります。 自分のトレードルールや損切りポイントがあるのにも関わらず、コツコツ確定してきた利益を先延ばしにして膨らんだ損失によって吹き飛ばしてしまう「コツコツドカン」がその典型的な例でしょう。 このようにプロスペクト理論は、人はお金が絡む意思決定の際には合理的な判断ができないということを示すものでもあります。 したがって、このプロスペクト理論の罠に陥らないためには、前述した「ルールに従う」「損切りに慣れる」ということを徹底して行う必要があるということです。 そこに余計な判断や感情は要りません。 そうすることによってプロスペクト理論に打ち勝ち、メンタルを自分でコントロールできるようになるのです。 FXでメンタルがやられるのを防ぐトレード日記の書き方 自身のトレードを記録しておくこと、つまりトレード日記を書くことはトレード技術の向上だけでなくメンタルの強化にもつながります。 一般的なトレード日記に必要な項目は以下のようなものです。 トレード日時 通貨ペア ロット(取引数量) トレード方向 エントリーポイント エントリーの根拠 利確と損切りの位置 トレードの反省 チャートの写真 トレード毎にこれらの項目を埋めていけば、後からデータとしてトレード技術の向上に役立たせることができます。 これにプラスして、メンタル強化のために自分の「感情」を記入するのがおすすめです。 「エントリーした時」「損切りになってしまった時」「利益を確定した時」、その時々の細かな感情を記入することによって、感情の起伏パターンの癖がわかるようになります。 パターンがわかればコントロールもしやすくなり、よっぽどのことがない限りメンタルをやられることはありません。 このように書き方次第でトレード日記はメンタル強化に役立つアイテムになります。 なお、詳しいトレード日記の書き方についてはこちらの記事でも解説しておりますので参考にしてみてください。 https://japan.wikifx.com/overseas-fx-trading-diary/ FXのメンタル管理におすすめの本 世の中にはFX関連の本が多数発行されており、メンタルを題材にしている本も非常に多くあります。 それだけFXにおけるメンタルの果たす役割は大きいということでしょう。 ちなみに、メンタルコントロールにおすすのFX関連の本は以下の5冊です。 「デイトレード」 「ゾーン 相場心理学入門」 「マーケットの魔術師」 「悩めるトレーダーのためのメンタルコーチ術」 「トレーダーの精神分析」 いずれもFXだけなく、投資全般について書かれた古典とも言うべき本で、FXトレーダーであれば一度は目を通しておきたい5冊です。 Amazonに飛べるようになってますのでよろしければチェックしてみてください。 中でも特におすすめなのは「デイトレード」です。 デイトレードの心構えを説いた本で、損切りの重要性についてあらためて学ぶことができます。 この5冊の他では、厳密にはFX以外のジャンルの本になるのですが、前述したプロスペクト理論の提唱者であるダニエル・カーネマンの本もおすすめです。 ダニエル・カーネマンはノーベル経済学賞を受賞した心理学者です。 「ファストアンドスロー」や「ダニエル・カーネマン 心理と経済を語る」からはプロスペクト理論のようなFXにも役立つ行動経済学を学ぶことができます。 こちらもチェックしてみてください。 【厳禁】FXでこれをやったらメンタル崩壊の始まり FXでは損失や含み損がメンタルに大きく影響を及ぼすことは前述したとおりです。 そこでここからは、そうした損失や含み損を拡大させてしまうような、決してやってはいけない行動について見ていきます。 これをやったらメンタル崩壊まっしぐらですので気をつけましょう。 感情にまかせたトレード FXではいくら損失が出たとしても感情的になってしまってはいけません。 冷静さを失った時にありがちなのが「損失を取り返そう」と感情の赴くままにトレードしてしまうことです。 そのようなリベンジトレードでは、買いでダメなら売りというような根拠のないドテンのエントリーや、ギャンブル性の高いエントリーをしてしまいがち。 しかし、当然ながら勝てるはずもなく、さらに深みにはまりメンタル崩壊を引き起こすのです。 したがって、損失が出たときこそ冷静になり、トレードの量ではなく質にこだわりましょう。 感情にまかせたポジポジ病はメンタルを崩壊させるだけです。 ロット上げる これもリベンジトレードの一種になりますが、損失を取り返そうとむやみにロットを上げてはいけません。 投資の世界では「2%ルール」というものがあります。これは1回のトレードにおける損失を口座資金の2%までに抑えるというもの。 つまり、もし損切りになった場合の金額から逆算してポジションサイズを決めなくてはいけないということです。 ロットを上げてトレードすることは、それだけ損失のリスクも増すことを意味します。 むやみやたらとロット上げるのは自らメンタルに負荷をかけているようなものです。 メンタルが崩壊する要因になりますので、適切なポジションサイズでトレードを行うようにしましょう。 猪首顧問からのアドバイス リベンジトレードは元の金額に戻したいという気持ちだけでなく、「早く戻したい」という気持ちが生じることが多いと思います。 トレードと言うのは時間給で稼ぐものではありません。 然るべくタイミングでポジションを持つことによって、収益の可能性が生じるのがトレードです。 そして、その然るべくタイミングと言うのは、のべつ幕なくやってくるものではありません。 「その時を待つ」というのもトレードだと認識してください。 間違っても「昨日の損を今日中に取り返そう」だなんて発想は絶対に持たないように。 リスクリワードを正しく設定して、優位性のあるトレードを繰り返せば、必ず挽回できますから。 ポジション塩漬け 損切りできずに含み損を抱え続ける「塩漬け」をすることは、損失を先送りするというプロスペクト理論に支配されている状態です。 それまでに重ねてきた利益を吹っ飛ばす、コツコツドカンが起きてしまうのも安易にポジションを塩漬けしてしまうから。 たしかに含み損に耐え続ければプラスに転ずることもあります。 しかし多くの場合、強制的に相場から退場させられるほどの損失を被るのが現実です。 問題を先送りしても損失が拡大しメンタルが崩壊に向かうだけ。 何度も言いますが、損切りはしっかりと行うようにしましょう。 聖杯探し FXにおける聖杯探しとは、必ず勝てる特別な手法を延々と探し続けることです。 もちろん、必ず勝てる手法などというのは存在しません。 そのような聖杯があるとしたら、このインターネット時代ではすぐに拡散されていることでしょう。 トレードというのはある意味ひとつのスキルです。 自ら考え、仮説・検証を繰り返さないことには磨かれるものではありません。 その過程を飛ばして必勝法を探すというのは、思考が停止し何かに依存しようとしている状態です。 そのような状態ではひとつの損切りや含み損ですぐにメンタルが崩壊してもおかしくはありません。 思考停止の依存状態では、メンタルももろいものになってしまうのです。 海外FXの高レバレッジトレード 日本のFX業者では法律によりレバレッジが25倍と定められていますが、国内の金融商品取引業の登録を受けていない海外のFX業者そうではありません。 海外FX業者の中には1,000倍を超えるレバレッジのところも見受けられます。 そのような高レバレッジは、一見魅力的に映りますが諸刃の剣です。 少ない資金で大きなサイズのトレードができるということは、その分損失額も大きくなるということ。 もちろん大きな利益を狙うこともできるでしょう。 しかしFXに損切りはつきものだということを忘れてはいけません。 海外FXの高レバレッジトレードでは、ひとつの損切りでメンタルが崩壊してしまうということが起こり得るのです。 また、SNS等で度々話題になりますが、海外FX業者には出金拒否などのネガティブな噂が常につきまといます。 もし本当にそのようなことがあれば、メンタル崩壊どころではないでしょう。 信頼性という意味でも、メンタルの安定という意味でも日本のFX会社で堅実にトレードすることをおすすめします。 https://japan.wikifx.com/overseas-forex-strike-it-rich/ FXで大負けした時のメンタルダメージ軽減法 FXでは連敗や大損してしまった際にメンタルがやられることが多々あります。 そんな場合のメンタルダメージ軽減法についてまとめてみました。 ロットを下げる 連敗や大負けの後は、いつもよりロットを下げてトレードすることをおすすめします。 ポジションサイズを下げるだけで、メンタルにかかる負荷は大幅に軽減されます。 あるいは一旦デモトレードに戻って練習するというのもいいでしょう。 要するに、資金を失うリスクを抑えればメンタルダメージも軽減されるということです。 トレード日記を見直す FXで大負けしてメンタルがやられている時というのは、自分ことが見えなくなっている状態です。 無意識のうちに自分の悪い癖が出ている場合がほとんどですので、そんな時はトレード日記を見直してみましょう。 自分の悪い癖や、負けパターンを確認することで、負けトレードを冷静に分析できるようになり、メンタルダメージが軽減されます。 FX仲間をつくる トレードは孤独との戦いでもあります。 たとえ家族がいたとしても、FXのことは話しづらいものです。ましてや損失に関してならなおさらでしょう。 そうした時に力になってくれるのがFX仲間です。 同じFXをやる者同士、損切りになったトレードや、利益確定に失敗してしまったトレードなど、失敗を共有することによってメンタルのダメージは大幅に軽減されます。 もし身近にFXをやっている人がいなければ、コミュニティに入るのもおすすめです。 SNS等でのつながりだけでも、メンタルダメージは大幅に軽減されます。 トレードの情報発信する ブログやTwitterなどのSNSで情報発信することもメンタルダメージ軽減にはおすすめの方法です。 どんなに大負けした場合でも、それを発信することによって辛い経験もひとつのネタになり、コンテンツになります。 負けトレードも、受け取る人にとっては格好の学習材料になるということです。 ネガティブな感情を溜め込んでおくより発信することによって気分が晴れるでしょうし、人の役に立てるということで一石二鳥の方法になります。 トレードから一旦離れる どうしてもメンタルダメージが回復しない場合は、思い切ってトレードから離れてみることをおすすめします。 チャートも一切見てはいけません。もちろんデモトレードもやらないようにしましょう。 完全にFXから離れ、トレードのことを一切考えないようにしてください。 相場の世界では「休むも相場」という格言があるように、無理にトレードしても良い結果は出ません。 休むことが結果として、勝ちにつながっていくのです。 まとめ ここまで見てきて、FXではメンタルが非常に重要な要素であることがおわかりいただけたかと思います。 FXで勝てるようになるにはまずはメンタルを鍛えましょう。 ただメンタルを鍛える上で難しいのが、デモトレードではなかなかメンタルは鍛えられないということです。 やはり実際のお金が動くリアルトレードでしかメンタルを鍛えることはできません。 こつこつ積み重ねていくしかないということです。 ぜひここでご紹介したメンタルの鍛え方を地道に実践してみてください。 もちろん、メンタル崩壊につながるような行動はしてはいけませんよ。 毎日の積み重ねが強いメンタルを生み、勝てるFXトレーダーを生みます。 勝ち組トレーダー目指して、まずはメンタルを鍛えていきましょう。 猪首顧問のFXコラム:勝ち組になるためには「負け慣れ」を身に付けよ トレードを続けてると、連敗という場面はときに発生するものです。 1年を通せば、3連敗とか、5連敗なんて、何回か遭遇するもの… 確率的には早々起こるものでは無いです。 例えば5連敗が起こる確率というのは… 50%×50%×50%×50%×50%=3.12% 100回トレードやって、3回あるか無いかくらいの小さなもんです。でも、起こるときは起るんですよね。 ただ、その滅多に来ない5連敗に遭遇したとき、平常心でトレードを続けられるか?そのためのメンタルコントロールなのです。 これができるようになるためには、理屈で分かってるだけではダメなんです。 とにかくトレード数をこなして、経験数を増やして、負け慣れ(損切り慣れ)をすることが重要です。 何の世界でも、練習をたくさんやった人の方が、たくさん経験した人の方が、上手になるのは当たり前ですよね。 例えば、100回トレードをやって、50勝50敗(勝率5割)だったとしても、リスクリワードの設定が間違っていなければ、そんなに大負けしません。それどころか勝率が50%未満でも、トータルでは勝っているはずです。 あと、金額慣れも必要です。 まだ経験が浅いからとか、練習中だからと言うことで、控えめすぎる金額やデモ取引だと、ゲーム(お遊び)の延長になってしまい、本当の技術「負け慣れ」が身につきません。 お遊びで養った感覚は、お遊び場でしか機能しないのです。 特定の金額を言うのは難しいのですが、やはり真剣になれる金額、例えば「このお金が無くなったら痛いな・・・・」なくらいの金額でやるのが、上達への早道かと思います。(だからと言って生活に必要な資金を使ってまではダメですよ) 上記を経て、損切り慣れの感覚が身についてきたころには、トレードの結果に一喜一憂しないメンタルが出来上がっています。 この領域まで来れれば、あなたは既に勝ち組に入っています!
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FXのアノマリーとは?効果的な活用法も解説|検証結果アリ
FXやその他投資関連の書籍などを読んでいると「アノマリー」というものを目にすることもあると思います。 「FXのアノマリーってどんなものがあるの? FXのアノマリーは本当に信憑性があるの? この記事を読んでいる方はきっとこのように考えていることでしょう。 そこで今回はFXのアノマリーについて徹底解説していこうと思います。 アノマリーが本当に信憑性があるのか検証もしているので、ぜひ参考にしてくださいね。 FXのアノマリーとは アノマリーという言葉は、「一定の法則・理論に基づいても説明できない事象・物体」という意味を指します。 FXにおいてもアノマリーがあり、なぜそのように動くのかを論理的に解説することはできないが、過去の傾向からそのように動きやすいという法則が存在しているのです。 アノマリーを理解し、自分のトレード手法に組み込んでいくことなど、トレード判断の参考にしている方も多く存在します。 FXのアノマリー 一覧 今回ご紹介するアノマリーを一覧にしてまとめています。 気になるものだけでもいいので、ぜひ参考にしてみてくださいね。 年間でのアノマリー一覧 月アノマリーの内容1月1月にドル円が下落(月足が陰線)したらその年は下降相場に1月にドル円が上昇(月足が陽線)したらその年は上昇相場に2月ドル円が円高(下落)傾向になりやすい3月ドル円は下落傾向になりやすい4月円安方向になりやすい5月株が売られるのでドル円も影響して円高になる傾向がある6月夏休みに入るファンドが多くなり、市場参加者が減るので市場の動きが少なくなる7月夏のボーナスかつバカンス前でアメリカの人が株を買いやすくなる時期のため、株価が上昇しやすいドル円が上昇しやすい8月日本の夏休み・お盆・海外のバケーションが重なり、市場参加者が減り、値動きが鈍くなりやすいアメリカ国債の利払いが行われる時期でもあり、円高になりやすい9月9月は大相場を形成しやすい日本企業の中間決算に向けたリパトリが始まり、ドル円は下落傾向となる10月相場は10月に底をつけやすい過去の歴史的な大暴落もこの月によく起こっている11月相場は月末にかけて反転する可能性が高い12月ドルが買われドル高になりやすいクリスマス自は各国の株式市場が休場なので動きが鈍くなる1月効果(その年一年の動きが決まる)を期待して、クリスマス後に買いを入れてくる動きもある 月次でのアノマリー一覧 アノマリー名称アノマリー内容ゴトー日(5の倍数の日付)ゴトー日(5の倍数の日付)に円安になる傾向がある米国雇用統計発表(毎月第一金曜日の22:30)米国雇用統計の結果が良いとドル高傾向になる米国雇用統計の結果が悪いとドル安傾向になるロンドンフィキシング(月末の24:00〜25:00)欧州時間で16:00〜のポンドドルやユーロドルの方向についていくと、夜中のロンドンフィキシングは同じ方向に動きやすい 曜日・時間でのアノマリー一覧 アノマリー名称アノマリー内容水曜日のスワップ金利水曜日の深夜から木曜日の早朝に向けて金利の低い日本円が売られ、金利の高い通貨(主に資源国通貨)が買われる傾向が強くなる月曜日の早朝(7:00〜8:00)の窓埋め月曜日の朝に生まれたギャップが閉じられる傾向にある FXの年間での代表的なアノマリー それでは、FXの年間での代表的なアノマリーを見ていきましょう。 FXでは月毎のアノマリーとして以下のようなものが存在します。 FXの年間での代表的なアノマリー 1月のアノマリー(ジャニュアリーエフェクト) 2月のアノマリー(節分天井・彼岸底) 3月のアノマリー(日本企業の決算) 4月のアノマリー(新年度) 5月のアノマリー(セル・イン・メイ) 6月のアノマリー(ファンドの夏休み) 7月のアノマリー(サマーラリー) 8月のアノマリー(夏枯れ相場) 9月のアノマリー(彼岸底) 10月のアノマリー(10月効果・ハロウィン) 11月のアノマリー(休暇前調整) 12月のアノマリー(クリスマス・年末・欧米決算) それぞれ順番に詳しく見ていきましょう。 1月のアノマリー(ジャニュアリーエフェクト) 1月のアノマリー(ジャニュアリーエフェクト)概要 1月にドル円が下落(月足が陰線)したらその年は下降相場に 1月にドル円が上昇(月足が陽線)したらその年は上昇相場に 米ドル円において1月で出た方向感が1年の相場大きく影響していると言われています。 1月にドル円が下落(月足が陰線)したらその年は下降相場に、逆に1月にドル円が上昇(月足が陽線)したらその年は上昇相場になるということです。 2月のアノマリー(節分天井・彼岸底) 2月のアノマリー(節分天井・彼岸底)概要 ドル円が円高(下落)傾向になりやすい 2月のアノマリーは、節分天井、彼岸底と言われています。 米国債の償還や利払いがあるため、ドルを円に帰る動きが活発化し円高傾向になりやすいのです。 また、ヘッジファンドの決算に関連した45日ルールなどにより、ポジション解消に向けた動きも影響しています。 2月は特に月初めから月末にかけての下落傾向が顕著に現れると言われています。 3月のアノマリー(日本企業の決算) 3月のアノマリー(日本企業の決算)概要 ドル円は下落傾向になりやすい 3月は日本の決算期にあたり、リパトリエーション(リパトリ)を行うため保有外貨を円に換える動きが多くみられます。 そのため、3月は円高傾向になりやすいと言われています。 4月のアノマリー(新年度) 4月のアノマリー(新年度)概要 円安方向になりやすい 3月の決算時に外貨を円に交換する動きが多くなったあと、新年度に変わり、新たな外貨の仕入れのために円を売りやすくなります。 資金流動が盛んになる時期であり、為替が大きく動く月ともいわれています。 5月のアノマリー(セル・イン・メイ) 5月のアノマリー(セル・イン・メイ)概要 株が売られるのでドル円も影響して円高になる傾向がある 5月の「SELL IN MAY」というアノマリーは世界的に有名なものです。 「SELL IN MAY」とは「Sell in May and go away; don't come back until St Leger day」を省略した名称です。 日本語に翻訳すると「5月には全てを売って、Leger day(9月第2土曜日)まで相場に戻って来るな」という意味になります。 5月は株が売られやすく、それい影響され円高傾向になりやすいと言われています。 6月のアノマリー(ファンドの夏休み) 6月のアノマリー(ファンドの夏休み)概要 夏休みに入るファンドが多くなり、市場参加者が減るので市場の動きが少なくなる 6月は夏休みに入るファンドが徐々に増え出し、市場の動きが落ち着いてきます。 7月のアノマリー(サマーラリー) 7月のアノマリー(サマーラリー)概要 夏のボーナスかつバカンス前でアメリカの人が株を買いやすくなる時期のため、株価が上昇しやすい ドル円が上昇しやすい 7月になると夏のボーナスでバカンス前でアメリカの人が株を買いやすくなります。 それに伴い、株価が上昇し、影響されたドル円相場も上昇しやすいといわれています。 8月のアノマリー(夏枯れ相場) 8月のアノマリー(夏枯れ相場)概要 日本の夏休み・お盆・海外のバケーションが重なり、市場参加者が減り、値動きが鈍くなりやすい アメリカ国債の利払いが行われる時期でもあり、円高になりやすい 8月になると、日本の夏休み・お盆と海外のバケーションが重なることで、市場参加者がかなり減ります。 特にお盆休みのある日本のマーケットは実需を中心に売り相場となり、アメリカ国債の利払いが行われる時期でもあることから、円高になりやすい傾向にあります。 9月のアノマリー(彼岸底) 9月のアノマリー(彼岸底)概要 9月は大相場を形成しやすい 日本企業の中間決算に向けたリパトリが始まり、ドル円は下落傾向となる 9月は休み明けで市場参加者が帰ってくる月です。 セル・イン・メイの「9月まで戻ってくるな」という言葉からもみて取れるように、9月まで下落傾向にあると言われています。 日本企業の中間決算に向けたリパトリが始まることもドル円の下落傾向に影響を及ぼしています。 10月のアノマリー(10月効果・ハロウィン) 10月のアノマリー(10月効果・ハロウィン)概要 相場は10月に底をつけやすい 過去の歴史的な大暴落もこの月によく起こっている 10月は、アメリカで広まっている「10月効果」と呼ばれるアノマリーがあります。 株価が底を付けやすく、時に大暴落する可能性もあるのです。 ドル円も株価の影響を受け、10月には底をつけやすいとされています。 11月のアノマリー(休暇前調整) 11月のアノマリー(休暇前調整)概要 相場は月末にかけて反転する可能性が高い 11月は9月から続きたトレンドの調整局面とされています。 月の後半にあるアメリカの連休の影響もあって値動きが鈍くなるとも言われています。 12月のアノマリー(クリスマス・年末・欧米決算) 12月のアノマリー(クリスマス・年末・欧米決算)概要 ドルが買われドル高になりやすい クリスマスは各国の株式市場が休場なので動きが鈍くなる 1月効果(その年一年の動きが決まる)を期待して、クリスマス後に買いを入れてくる動きもある 12月は欧米の決算時期です。 日本の決算時期には円が多く買われたのと同様に、アメリカの決算時期にはドルが多く買われドル高になりやすいとされています。 また、12月後半のクリスマスは各国の株式市場が休場なので動きが鈍くなります。 1月効果(その年一年の動きが決まる)を期待して、クリスマス後に買いを入れてくる動きもあるとも言われています。 FXの月次での代表的なアノマリー 次に、FXの月次での代表的なアノマリーを見ていきましょう。 FXの月次での代表的なアノマリー ゴトー日(5の倍数の日付) 米国雇用統計発表(毎月第一金曜日の22:30) ロンドンフィキシング(月末の24:00〜25:00) こちらも順番に詳しく見ていきましょう。 ゴトー日(5の倍数の日付) ゴトー日(5の倍数の日付)概要 ゴトー日(5の倍数の日付)に円安になる傾向がある ゴトー日(5の倍数の日付)は日本特有のアノマリーで、5や10がつく日には円安になる傾向にあります。 日本の輸入企業では、取引先への支払いをドル建て決済する場合が多いのですが、その決済日がゴトー日となっているのです。 ドル建て決済が増えることで、金融機関のドルが少なくなり、ドル高円安傾向になりやすいと言われています。 米国雇用統計発表(毎月第一金曜日の22:30) 米国雇用統計発表(毎月第一金曜日の22:30)の概要 米国雇用統計の結果が良いとドル高傾向になる 米国雇用統計の結果が悪いとドル安傾向になる 米国雇用統計とは、アメリカの雇用の情勢(失業している人数や就業している人数など)を調査した統計です。 最も重要な経済指標の一つとされており、毎月第一金曜日の22:30に発表されます。 発表される指標は10項目あるのですが、「失業率」「非農業部門雇用者数」「平均時給」の3つが特に注目されている指標です。 これらの指標がいいとドル高になり、逆にこれらの指標が悪いとドル安傾向になると言われています。 ロンドンフィキシング(月末の24:00〜25:00) ロンドンフィキシング(月末の24:00〜25:00)の概要 欧州時間で16:00〜のポンドドルやユーロドルの方向についていくと、夜中のロンドンフィキシングは同じ方向に動きやすい ロンドンフィキシングとは、ロンドン市場の値決め(フィキシング)のことです。 ここでの値決め(フィキシング)とは金の取引価格決定のことをさしており、 ロンドン時間の午後4時(夏時間は午後3時)、日本時間の午前1時(夏時間は午前0時)に行われます。 この時間帯は注文が盛んに行われ、 金は主にドル建てで取引されることから、外国為替相場にも影響を与えるとされています。 FXの曜日・時間での代表的なアノマリー それでは次に、FXの曜日・時間での代表的なアノマリーを見ていきましょう。 FXの曜日・時間での代表的なアノマリー 水曜日のスワップ金利 月曜日の早朝(7:00〜8:00)の窓埋め こちらもそれぞれ順番に詳しく見ていきましょう。 水曜日のスワップ金利 水曜日のスワップ金利概要 水曜日の深夜から木曜日の早朝に向けて金利の低い日本円が売られ、金利の高い通貨(主に資源国通貨)が買われる傾向が強くなる FX特有のアノマリーになりますが、水曜日の深夜から木曜日の早朝に向けて金利の低い日本円が売られ、金利の高い通貨(主に資源国通貨)が買われる傾向が強くなります。 FXでは土日に市場が開いていないため、土日分のスワップポイントが水曜日にまとめて付与されて仕組みになっています。 そのスワップ金利の付与される時間帯である水曜日の深夜から木曜日の早朝に向けて金利の高い通貨に買い注文が集まるというわけです。 月曜日の早朝(7:00〜8:00)の窓埋め 月曜日の早朝(7:00〜8:00)の窓埋め概要 月曜日の朝に生まれたギャップが閉じられる傾向にある こちらFXをやっていれば一度は耳にしたことがある「月曜日の窓埋め」です。 先述しましたが、FXでは土日が休場となっており、月曜日の朝にギャップができて始まることがあります。 このギャップを埋めることが「月曜日の窓埋め」です。 月曜日のこうした傾向もアノマリーとして広く知られています。 FXの代表的なアノマリー分析手法 それでは次に、FXの代表的なアノマリー分析手法について解説します。 FXの代表的なアノマリー分析手法 ウィンターブレイク スーパーボウル理論 花見ラリー それぞれ順番に解説していきます。 ウィンターブレイク ウィンターブレイクは1月の前半から中盤にかけて行うアノマリー手法です。 大口の投資家や機関投資家は、年末になると損失しているポジションを意図的に確定することで節税のための施策を行います。 そのため、「ポジションを年末に整理してから、新年になって新しくトレードをスタート」という流れ生じやすいのです。 毎年必ず起こる現象というわけではありませんが、相場は上昇しやすい傾向にあり、うまく相場間を捉えられれば利益を伸ばすことができるでしょう。 スーパーボウル理論 スーパーボウルとはアメリカで行われるスポーツの一大イベントのことで、スパーボールの勝敗を利用するアノマリー手法です。 ナショナルカンファレンスが勝利したときには米国株式が上昇し、アメリカンカンファレンスが勝利したときには米国株式が下落といった内容のアノマリーになります。 スポーツ好きでスーパーボールを毎年観戦しているという方は、一度取り入れてみたらおもしろい手法かと思います。 花見ラリー 花御ラリーは、3月中旬から4月上旬お花見シーズンのアノマリー手法になります。 日本特有のアノマリー手法で、お花見シーズンには「各企業の決算発表」や「配当確定の時期」と重なるということで、相場が上昇しやすい傾向にあります。 もちろん条件によっては必ずしも上昇するとは限りませんが、うまく上昇の気配を察知することができれば、いつもよりも大きな利幅が取れるかもしれません。 FXのアノマリーを実際に検証してみた ここまでFXのアノマリーについて見ていきましたが、果たしてどれほど信憑性のあるものなのでしょうか? 過去10年間のデータを下に、FXの年間での代表的なアノマリーを実際に検証してみました。 検証結果は以下の通りです。 月的中率1月10%2月50%3月10%4月20%5月60%6月30%7月30%8月40%9月20%10月50%11月40% 12月は複数の要素が絡んでいるため除外しましたが、1月〜11月までを検証してみると、ほとんど傾向が見られません。 有名である5月のセル・イン・メイは60%とその傾向が見られましたが、その他は50%以下のとなっています。 アノマリーは参考程度に考えておこう いかがだったでしょうか? 今回はFXのアノマリーについて徹底解説していきました。 検証結果からもわかるようにアノマリーだけでトレードをするというのは根拠が不十分なように思えます。 相場は様々な要素が絡んだ上で変動しているため、アノマリーは参考程度に考えておくのがいいでしょう。 猪首顧問のFXコラム:アノマリーを参考にしても勝ったり負けたりするのがFX いかがだったでしょうか。本記事では、FXのトレードに直結するアノマリーの数々を紹介していきました。 そもそもアノマリー(anomaly)って初耳の方も多いのではないかと思います。 恥ずかしながら、私も「?」って感じでしたので、さっそく英辞典で調べてみました。 せっかくなので、アノマリーという言葉の語源を調べながら、その意味を掘り下げてみたいと思います。 FXにおけるアノマリーとは先人たちの経験則であり、格言でもある アノマリー(anomaly)直訳すると…… アノマリー(anomaly):変則、例外、異例、変態、例外的な人引用元:Weblio辞書 anomalyとは という意味だそうです。 「えっ?これってトレードと関係あるの?」って思ってしまいましたが、金融(トレード)の世界においては以下のような意味もあるそうです。 アノマリー(anomaly):理論的根拠があるわけではないが、よく当たる相場での経験則のこと。相場格言として伝えられているものが数多くある。一般的には、いわゆる法則や理論から合理的な説明ができない現象。引用元:大和証券 金融・証券用語解説 [アノマリー] アノマリーとは、相場の世界で信じられている「根拠のない経験則」であると同時に、偉大な先人たちが経験則から言い伝えてる「相場格言」でもあるのです。 であれば、私のように長くにわたってトレードに携わってる者の頭の中には、格言の数々が記憶として蓄積されています! 世に数多く存在して語り継がれてるアノマリーの数々を紹介していくときりがありませんが、私が知ってるアノマリーの中から、少しの事例をお話しします。 アノマリーその1:「風が吹けば桶屋が儲かる」 まず一つ目。これは、トレードには直結しませんが、あまりにも有名な一つです。 ある事によって、まったく無関係と思われるところに影響が出る。また、とてもあてにできそうもないことに期待をかける例えです。 強い風によって砂ぼこりがたつと、砂ぼこりが目に入ったために盲人がふえ、その人たちが三味線で生計を立てようとするため、三味線が多く必要になり、三味線の胴に張る猫の皮の需要も増え、そのために猫がへり、その結果、増えた鼠が桶をかじるので桶屋がもうかって喜ぶ。 いかがでしょうか。これって立派なアノマリーの1つと思いませんか? アノマリーその2:「麦わら帽子は冬に買え」 麦わら帽子は夏場は欲しいけど、冬場に欲しいと思う人はいません。 なので、冬場の需要が無い時の安価で買っておけば、夏場の需要が高まったときの高値で売れば儲かる。 マーケットのファンダメンタルを考えれば、これほど的を得た説明って無いですよね。 日本の相場格言は、このようにまるで隠語のような面白いものが存在してます。一見すると意味不明なように見える暗号のようですが、実際にはその意味は深く頷けるものです。 FXのアノマリーは未来が不確定な相場に対する“期待感”から生まれたものかもしれない 私はFXが日本に初登場する1998年からさかのぼること15年前の1983年(昭和58年)から、相場(トレード)業界に身を置いており、商品相場、先物相場、株式相場にどっぷり浸ってきたことから、外国為替相場に限らず、あらゆるマーケットで語り継がれている「アノマリー」に接してきた一人だと思います。 その観点から、あくまでも私なりの意見を述べさせていただきたいと思います。 世に出回っている、また昔から語り継がれてる、金融(トレード)の世界でのアノマリーを列挙すれば、それだけで1冊の(いや、それ以上)本が書けるくらいの量になると思います。 数多く存在するアノマリーの中には、ストーリー的に納得してしまうような奥深いものもあれば、「出かけるときは右足から」みたいな、単なるジンクスでしかないものまで。 未来の予測が困難な金融マーケットだからこそ、人々はわらをもすがる思いで、なんらかの法則、ルール、コツ、再現性…的なものを探し求めて来たのでしょう。 つまるところ、アノマリーと言うのは、未来が不確定なマーケットに関わってる人にとって、なんらかの期待とか可能性が欲しいという気持ちから生まれたものでは無いでしょうか? アノマリーを全否定するものでもありませんし、科学的な(統計的な)分析が万能なわけでもありません。 しかしながら、いずれの考え方によってアクションを起こしても、マーケットの世界ではいずれも、当たったりハズレたり…。 これが現実であり答えではないでしょうか。 結局、アノマリーも相場の未来を予測するツールにはなり切れません。 トレードの優位性にのみ固執せず、資金管理やメンタル管理など、総合的なトレードスキルを磨くことが勝ち組への近道と言えるでしょう。 ただ、アノマリーで語られている中には、トレードに携わるための「心得」や「戒め」として、大切なものは多いと思います。 心情的なものではありますが、これもトレードでは大事な要素だと思います
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FXの押し目とは?押し目買い・戻り売りのオススメ手法を解説
FXの押し目買いと戻り売りで大きな値幅を取り切るトレードができるようになりたい! 押し目と戻り目は何となく分かるけど、さらに押したり戻されたりしそうで不安……。 FXチャートを前に、苦戦しながらテクニカル分析をしている方も多いのではないでしょうか。 ところで、FXの押し目買い・戻り売りで勝つために大切なポイントを押さえていますか? この記事でわかること FXの押し目買い・戻り売りの概要と勝てるトレードの条件 FXの押し目買い・戻り売りに必要な分析方法について 成功するFXの押し目買い・戻り売りの具体的なエントリー方法 FXの裁量トレードで押し目買いと戻り売りをするときの重要なポイントを分かりやすく解説します。 時間の経過とともに廃れることのない手法ですので、せひ実際のトレードに役立ててください。 FXの押し目・戻り目とは FXの押し目とは、通貨ペアの価格が上昇している中で一時的に下がった局面のことで、その後に再度上昇に向かったときのみに使われる言葉です。 押し目となる理由は、利益確定やリスクオフなど外的要因を背景にした売りによるものですが、上昇トレンド中の押し目は絶好の買い場となります。 また、FXの戻り目は押し目をひっくり返して考えるだけです。通貨ペアの価格が下落している中で一時的に上がった局面を指しています。 FXの押し目買い・戻り売りについて ここからはFXの押し目買い・戻り売りの概要を解説します。「押し目と思ったところが実は押し目じゃなかった......」なんて事態を避けるためにも、順々に読み進めてくださいね。 FXの押し目買い・戻り売りのエントリーや拾い方 FXの押し目買い・戻り売りは、トレンドに合わせることで通用するトレード手法です。 押し目買いであれば上昇トレンドにおける一時的な下落で買い、戻り売りであれば下降トレンドにおける一時的な上昇で売ることになります。 仮に下降トレンドにおける一時的な反発で拾ってしまうとどうなるでしょうか。 下降トレンドで戻り売りが優勢にも関わらず安値①で押し目買いをした場合、そのままズルズルと下落に巻き込まれ、損切りしなかったときには瞬時に大きな含み損を抱えてしまいます。 FXの押し目買い・戻り売りのメリット FXの押し目買い・戻り売りのメリットを2つにまとめました。 トレンドフォローの初動エントリーで利益が伸びる 1つ目のメリットは、トレンドフォローの初動エントリーで利益を伸ばせることです。 トレンドが継続する※限りポジションを取った方向に値が伸び続けます。つまり順張りFXトレーダーは、トレンド方向に再度値動きが生まれる初動を捉えることが収益率を最大化する最良の方法です。 トレンドが継続するとは: ダウ理論の6つの基本原則の一つ「トレンドは転換の明白なシグナルが発生するまで継続する」が該当します。つまり、上昇トレンドであれば安値切上・高値更新、下降トレンドであれば高値切下・安値更新をしている間はトレンドが継続しています。 狙う利益幅に対する損失幅が狭くなる 2つ目のメリットは、狙う利益幅に対する損失幅が狭くなることです。 成功するFXトレーダーの大半はエントリー前から目安の利確値と損切値を定め、リスクリワードの良いトレードを積み重ねていきます。 例えば、上昇トレンドにおける押し目①で拾った場合と上昇途中②でロングしたときを比較すると、同じ安値に損切り設定した場合の損失幅の違いは一目瞭然ですね。 FXで値幅ある押し目買い・戻り売りを成功させるために、押し目と戻り目を見極めてエントリーすることが大切です。 FXの押し目買い・戻り売りのデメリット 続いてFXの押し目買い・戻り売りのデメリットを2つにまとめました。 エントリー直後の逆行で損切りが積み重なる可能性 1つ目のデメリットは、損切り値が適切でないとエントリー直後の逆行で損切りが積み重なる可能性があります。 押し目買い・戻り売りを狙うトレーダーは利益幅を伸ばす目的の他に、損失幅を狭くすることがあげられます。 それゆえ、テクニカル分析が甘い状態で変に狭い逆指値を設定すると、エントリー直後の逆行ですぐに刈られて損切り貧乏になってしまいます。 マルチタイムフレーム分析が必要で初心者には難しい 2つ目のデメリットは、マルチタイムフレーム分析が必要で初心者の方には難しいことです。 マルチタイムフレーム分析とは:上位足と下位足を総合的に分析してトレードの精度を上げる分析方法です。トレードの優位性が高いエントリーポイントを絞り込むことができ、勝率アップが期待できます。 FX初心者の方には大変難しく、裁量トレードに挫折する大きな原因でもあります。しかし、トレンドに合わせる順張りトレードで稼ぐためには必須の技術であることを忘れないようにしましょう。 参考記事:マルチタイムフレーム分析ってなに?使いこなせれば勝率アップ! FXの押し目買い・戻り売り成功の鍵はマルチタイムフレーム分析でトレンドを見極めることです。 FXの押し目買い・戻り売りの注意点 FXの押し目買い・戻り売りの注意点を3つご紹介します。 トレンドに沿った順張りで使う手法 1つ目の注意点は、トレンドに沿った順張りで使う手法であることです。 FXの押し目買いと戻り売りが機能するのは、トレンド方向に再度価格が継続して動き出すことが大前提です。 なぜならFXトレーダーの共通認識として、先述のダウ理論「トレンドは転換の明白なシグナルが発生するまで継続する」があります。それゆえ、上昇トレンドであれば安値切上げ高値更新することを想定し、その過程における一旦の押し目を拾っていくことになります。 高値掴みと底値売りによる含み損 2つ目の注意点は、高値掴みと底値売りによる含み損です。FXチャートは高値と安値を作りながら波打っています。 いくら上昇トレンドや下降トレンドが続いていても、必ず新たな安値や高値を作りにいくものです。 それゆえ順張りトレーダーはロング勢力の買い疲れやショート勢力の売り疲れが起きるポイントをテクニカル分析で見極めていく必要があります。たとえ損切りにならずとも、含み損は資金効率を悪くして心理面にも悪影響があるので避けたいものですね。 押し目待ちに押し目なし【相場格言】 3つ目の注意点は、相場格言「押し目待ちに押し目なし」です。 予測に反して対象通貨ペアの価格が上昇し続けてしまい、トレードや投資の好機を逃すことを指しています。 例えば2022年3月10日以降のドル円の急上昇、116円を上限とするレンジから解放された途端に130円まで駆け上りました。年に数回あるかも分からない本当に強い相場では、待ち姿勢でいては稼ぐ機会を丸ごと失う好例となりました。 猪首顧問からのアドバイス 強いトレンドが発生しているときほど、押し目や戻りを付けにくいのも事実です。 ひたすら押し目を待っていて、結果エントリーができないまま上げを眺めている…なんてことも 下げトレンドからの転換で上げトレンドに変化した後の第1エントリーは、下げ途上の高値切り下げ・安値更新から、直近高値を上抜いたタイミングが狙い目です。 一見高値掴みに見えるかもしれませんが、エントリーの機会を逃さないためには、このポイントで買いエントリーしてみるしかありません。 ここで、本来持とうと思っているポジション数を一度で全て買うのではなく、2分の1もしくは3分の1くらいの買いポジションを持ってみるというのが重要です。 その後上手く上げの流れに乗れたことを確認できたら、そこから押し目が発生したタイミングで、残りの2分の1、3分の2をエントリーするくらいの分割売買がオススメです。 これなら大きな上げ相場でエントリーの機会を失うことはありませんし、仮にそれが高値掴みになったとしても、損失は2分の1か、3分の1に抑えることができます。 FXの押し目買い・戻り売りで勝てないトレーダーの共通点 FXの押し目買いと戻り売りが「分からない」「待てない」「難しい」と悩んでいる方もいるでしょう。勝てないトレーダーの共通点は「マルチタイムフレーム分析ができていない」に尽きると言って過言ではありません。 FXの押し目買いと戻り売りはトレンドをフォローする順張りで使う手法だとお伝えしました。しかし、異なる時間足を分析して最適なエントリーポイントを見極めることは大変むずかしいことです。 ここからは実践できる押し目買い・戻り売りを解説するので、少しでも順張りトレードのパフォーマンス向上に役立ててください。よろしければ「マルチタイムフレーム分析ってなに?使いこなせれば勝率アップ!」も合わせて参考にしてください。 FX押し目買い・戻り売りで勝てるポイントの判断方法 ここからはチャートを用いて実践的な内容を解説していきます。FXの押し目買い・戻り売りで勝てるポイントの判断方法は、マルチタイムフレーム分析で伸びやすい価格帯を明確にすることです。この価格帯には2つのポイントがあります。 長い時間足の押し目・戻り目である 長い時間足の反対勢力が存在しない FXの順張り裁量トレーダーは、この2つをハッキリさせるためにテクニカル分析をしています。 長い時間足の押し目・戻り目を見極める 1つ目のポイントは、長い時間足の押し目・戻り目を見極めることです。 シンプルに考えるため、押し目買いのみを例にします。 押し目買いをしてからレートが大きく伸びるためには、エントリー後により多くの買い注文を必要とします。注文には新規・追加・損切りしかないので、3つの注文が重なるポイントを分析すれば良いわけです。 どうやって3つの注文が重なるポイントが分かるの? これこそがマルチタイムフレーム分析です!15分足・1時間足・4時間足・日足と異なる時間足を分析する中で、エントリーに使用する時間足が異なるトレーダーが買いたいと思う価格が合致したら最高にレートが伸びるポイントになります。 もっと具体的に教えて! それこそが長い時間足の押し目・戻り目の見極めです。ドル円の日足を用いて解説しますね。 ドル円の日足は安値①をつける前に高値を更新しており、レートが安値①近辺にあるときは押し目を作って上昇トレンドへ転換することを考える場面です。 日足ベースで押し目から反転上昇したのを確認してロングをしても遅いですよね。なので、4時間足以下を分析することになります。 ドル円の4時間足を見ると随分景色が変わりますね。 日足よりも下げ止まる印象が強くなったのではないでしょうか。理由は日足が①を安値にして上昇トレンドに転じるかを見極めていく場面において、4時間足が安値②の前に高値を作っています。さらには②の安値を左に延長すると、過去の安値と直近の売買が交錯した価格帯(支持帯)を支えにして反転上昇に向かうことを想定しやすくなります。日足で押し目買いが入りやすい水準において、4時間足でも拾っていける価格帯であることが分かりますね。続いて1時間足を見てみましょう。 ドル円の1時間足は4時間足の安値②で明確なダブルボトムを作っています。日足や4時間足よりもさらに下げ止まる印象を強く受けるのではないでしょうか。 ここで各時間足をエントリーに使うトレーダーの心理を想像してみましょう。 日足トレーダー:今は上昇トレンドへ転換する目前、押し目になりそうだから買いたい4時間足トレーダー:今は上昇トレンドへ転換する目前、押し目になりそうだから買いたい1時間足トレーダー:今は…… 一番長い時間足の日足で上昇トレンドに転換しそうな局面だからこそ、みんな同じことを考えるのです。そして1時間足の高値③においては、次の3つの注文が集中することを想定できます。 ・1時間足高値③ブレイクアウトによる新規の買い注文・安値①、②で押し目買いをした買い勢力による高値③ブレイクアウトでの追加注文・売り勢力の損切り注文 FXの押し目買い・戻り売りで実際に稼ぐためにも、3つの注文の重なりを意識すると良いですね。 これは4時間足以下までブレイクダウンしたときに見えてくるものなので、頭の片隅に置いておいていただけたらなと思います。 さらには長い時間足のトレンドは短い足のトレンドより優先するという市場参加者の共通認識があります。なぜなら、巨額の資金を動かす機関投資家やヘッジファンドは日足をメインに取引している場合が多いためです。 それゆえ個人のFXデイトレーダーは4時間足以下の分析に注力し、大きな流れに一歩早く乗れる押し目買いに注力します。つまり、FXの押し目買いの精度を高めるために異なる時間足の分析が必須になり、それこそがマルチタイムフレーム分析となります。 長い時間足の反対勢力が存在しない価格帯を見極める 2つ目のポイントは、長い時間足の反対勢力が存在しない価格帯を見極めることです。 押し目と思って拾ってみたけど、ちょっと逆行しただけで利確しちゃった...... 理想的な押し目買いであったにもかかわらず利確を急いだがために、その後想定方向に大きく値が伸びて悔しい思いをしたことはないですか? それは押し目買いからレートが伸びる価格帯の見極め(利確目安)が甘いことが原因です。FXの押し目買い・戻り売りからレートが伸びる価格帯には長い時間足の反対勢力が存在しません。 まずはドル円の1時間足を見てみましょう。 ドル円の1時間足は上昇トレンドからレンジに入り、高値①を抜けたくらいで再度上昇トレンドを作る流れに見えますね。高値①を抜けてロングしたらどうなったでしょうか? 押し目買いが少しだけ入ってすぐに売り込まれてしまいました。4時間足を見てみましょう。 ドル円の4時間足を見ると大きなレンジ内をレートが推移しており、少し前に売り込まれていたことから、押し目買いよりも戻り売りが優勢になりやすい環境であることが分かります。 1時間足の高値①をブレイクアウトで買うことや、その前に押し目買いをすることは難しいですね。 さらに日足を見てみましょう。 ドル円の日足をみると高値切下げ安値更新で下降トレンドだと分かります。ここで長い時間足の売り勢力の存在を青い四角で示しました。過去の安値で直近の2つの高値(①の左側)が上値を抑えられており、青い四角が日足の抵抗帯になっていることが分かります。 1時間足では買いで入っていけるように見えた局面が長い時間足にすることで反対勢力の存在を明確にすることができます。つまりドル円の1時間足では押し目買いに見えたポイントが、長い足を分析することで反対勢力の存在を確認することができます。 実際にFXトレードをする際には4時間足以下を多用してエントリーを探ることになるでしょう。しかし近視眼的なチャート分析だと、機関投資家やヘッジファンドなどの反対勢力の存在を忘れがちです。 このような反対勢力が存在しない価格帯を見極めることが伸びる価格帯の選別にそのままつながるので、マルチタイムフレーム分析は順張りに必須条件となります。 戻り売りで勝てるポイントの判断方法はチャートの見方を真逆にするのみです。 FXの押し目買い・戻り売りで勝率を高めるエントリー方法 ここからは勝率の高いFXの押し目買いと戻り売りを2つご紹介します。上記の伸びる価格帯でエントリーできたら一気に値幅を取れるので、なんとか習得していきましょう! 長い時間足の支持線・抵抗線反発でエントリー 1つ目のエントリー方法は、長い時間足の支持線・抵抗線反発でエントリーすることです。再び上述の上昇トレンドに入ったドル円の日足を見ていきます。 シンプルに考えるため、押し目買いのみを例にします。 結果論ですが、安値①は上昇トレンドにおける絶好の押し目買いポイントでした。ただし実際にトレードをしていた場合、①で安値を作らずにさらに下落する不安にかられた方も多いでしょう。 では、安値①が押し目の候補になると判断するにはどうしたら良いのでしょうか?一つ短い4時間足で確認します。 なんか様子が変わったけど、どう考えたらいいのだろう? ドル円の日足を見ていたときよりも安値①が押し目になりそうに感じますよね。その理由は安値①の水平線を左に延長したところに、4時間足で認識できる売買が交錯した価格帯(支持帯)が存在するからです。 日足はすでに高値を更新しており、安値切上げを想定した押し目買いが意識されやすい環境です。そこに表れた水平線①ですから、資金管理をしつつも押し目買いで積極的に拾っていく局面となります。 それでは、さらに短い1時間足を見てみましょう。 ①で押し目買いしたいと思わない。なんでだろう…… FX初心者の方も感覚的に安値①で買いたい!とは感じないでしょう。なぜならドル円の1時間足では明確に高値切下げ安値更新がおきて下降トレンドに転換しているからです。 ところが、この流れこそがFXの押し目買いポイントの理想形です! 冒頭で長い時間足の支持線・抵抗線反発でのエントリーがポイントだとお伝えしましたが、1時間足だけの短期思考になっていると、4時間足で確認した長い時間足の支持帯の存在を見落としてしまいます。 ですので、1時間足以下の短い時間足で反転ポイントを細かく探りながら、4時間足以上の長い時間足の支持線近辺の反発を確認して、資金管理をして押し目買いで拾っていく手法になります。 なお、日足の通り強い支持帯が作られていないことや1時間足の下降トレンドが継続して、短い足のトレンドが長い時間足へ波及することも想定すべき場面です。 よって、一括で全て損切りするか、もう一段・二段と下で押し目買いするために資金を分散させて反転上昇想定で拾っていくことになります。 短い時間足の支持線・抵抗線ブレイクアウトでエントリー 2つ目のエントリー方法は、短い時間足の支持線・抵抗線ブレイクアウトでエントリーすることです。 上述の上昇トレンドに入ったドル円の1時間足で解説します。 早速ですが1時間足の高値③に注目してください。この水平線をブレイク・アウトして急伸した理由がわかるでしょうか? 1時間足だけみると下降トレンドだけど、今まで習ったマルチタイムレーム分析だと......考えが整理できない。 FXのマルチタイムフレーム分析では長い時間足を優先することをお伝えしました。先述のとおりドル円の日足は上昇トレンドへ転換する局面に入っており、4時間足は安値①で押し目買いされて新たな高値を作っていましたね。 そしてドル円の1時間足は、過去の支持帯に支えられた安値②でダブルボトムを形成してから高値③を新たに作りました。 高値③をブレイクアウトしそう! リアルチャートでも誰もがブレイクアウトまで想像できるでしょう。日足は高値更新しており長い時間足の強い反対勢力は存在しません。ここでのポイントは、高値③に上述の3つの注文が集中しているかの見極めです。 ・1時間足高値③ブレイクアウトによる新規の買い注文・安値①、②で押し目買いをした買い勢力による高値③ブレイクアウトでの追加注文・売り勢力の損切り注文 1時間足高値③はデイトレードで理想的な買いのポイントになっています。買いが買いを呼び込み、売り勢力が慌てて買戻しに迫られています。 FXの押し目買い・戻り売りのためにマルチタイムフレーム分析をする過程で、常にこの3点を意識することをおすすめします。デイトレードで多用する1時間足をメインにし、スイングトレードでは4時間足で同じようにチャート分析すると、伸びやすい価格帯を明確に判断できるでしょう。 戻り売りで勝率を高めるエントリー方法はチャートの見方を真逆にするのみです。 FXの押し目買い・戻り売り手法の精度を高める方法 マルチタイムフレーム分析からFXの押し目買い・戻り売りの目安となる水平線を定めたものの、これだけでは心もとなく感じることもあるでしょう。 その際にエントリーを後押しして精度を高める4つの方法をご紹介します。 トレンドラインでエントリーポイントを見極める 移動平均線でエントリータイミングを判断する フィボナッチで押し目・戻り目の深さを判断する オシレーター系のインジケーターでエントリー精度を高める 選定の基準は古くから使われ続けているテクニカル指標です。 FXでは大衆心理が相場に影響を与えるため、誰もが意識するものを基本とします。 引き続きシンプルに考えるため、押し目買いのみを例にします。 トレンドラインでエントリーポイントを見極める 1つ目は、トレンドラインです。ダウ理論でトレンド継続を確認したら、押し目買い・戻り売りの目安となる水平線にトレンドラインが重なるかを見ていきます。 ドル円の4時間足です。安値切上げから高値更新で上昇トレンドを形成しているので、安値①と安値②を結ぶことで上昇トレンドラインを引くことができます。そして前回高値の水平線③と重なることから、押し目買いが強く意識されるポイントになっています。 参考記事:プロがオススメの手法を解説 | トレンドラインについて 移動平均線でエントリータイミングを判断する 2つ目は、移動平均線です。トレンド継続中における押し目買い・戻り売りの目安となる水平線を移動平均線が支えるか・抑えるかで判断します。 また、トレンド形成が再加速する初動を捉えるために移動平均線の収縮から拡散をイメージしていきます。 先述のドル円4時間足の時間軸を長くしました。 まず④について、上昇トレンドが継続しているので赤色の移動平均線が支えになることを想定します。そこに売買が交錯して作られた安値と重なることから、押し目買いのポイントになります。 また、トレンド形成が再加速するときの初動は、2つの移動平均線の収縮から拡散をイメージしていきます。赤色より一つ長期の青色の移動平均線を追加しました。 トレンドラインの項目で確認した水平線③の押し目買いが入るあたりで、二本の移動平均線が収縮しているのが分かります。リアルタイムでチャートを見ていると、まだドル円が買われていない状態ですから、もっとギュッと近寄った状態になっています。 すでにドル円は上昇トレンドに転換しているので、水平線③にレートが近づいている時点で、再度上昇トレンドの形成が加速するとともに、二本の移動平均線が拡散に入るイメージを持てるかがエントリー精度を高めるポイントになります。 なお移動平均線の使い方は十人十色なので、FX初心者の方は使い方に迷うでしょう。こちらの記事「移動平均線がパーフェクトオーダーになっているか」で種類や期間設定を解説しているので、参考にしてくださいね。 フィボナッチで押し目の深さを判断する 3つ目に紹介するフィボナッチにはいくつか種類がありますが、FXで広く使われるフィボナッチ・リトレースメントで押し目・戻り目の深さを判断します。 ダウ理論で相場が上昇トレンドまたは下降トレンドにあると認識できたときに使うツールで、一般的に用いられる水準は「23.6%、38.2%、50%、61.8%」です。 実際のチャートで押し目の深さを判断する方法を見ていきましょう。 先述のドル円の4時間足です。終点の高値を「0%」、上昇起点の安値を「100%」に指定して結びます。すると「23.6%、38.2%、50%、61.8%」の押し目水準が自動表示されます。 今回は高値から38.2%下落して押し目を作り、反転上昇に転じています。実際に強い支持線がないのでフィボナッチのみで押し目買いをするのは難しいですが、上述のトレンドラインや移動平均線と重ね合わせることで、押し目買いの目安になることが分かります。 戻り売り手法の精度を高める方法はチャートの見方を真逆にするのみです。 オシレーター系のインジケーターでエントリー精度を高める 4つ目に紹介するオシレーター系インジケーターの代表例は、ストキャスティクス・RSI・RCIなどが上げられます。利用者の多いMACDはオシレーター系に分類されることが多いですが、トレンド系の性質も合わせもっています。 オシレーター系インジケーターは移動平均線よりも百人百様の色合いが強いため、本記事ではオシレーター系インジケーターの共通の考え方のみ簡単にふれておきます。 オシレーター系のインジケーターはFXトレーダーの心理状態を数値化したものだと捉えてください。 押し目買い・戻り売りに対するトレーダーの強気・弱気度合いを客観的に判断できます。ただし単独で使うと非常に精度が悪く、通常はトレンド系の指標と合わせて使います。 例えばトレンド転換を示唆するサインにダイバージェンスがあります。トレンドの方向性とトレーダーの心理状態の不一致を表しますが、ダイバージェンスが起こってからもトレンドが継続することは多々あります。 FXの押し目買い・戻り売りの基本はダウ理論に基づいたトレンド判定、そして水平線によるエントリーポイントの明確化です。その上にトレンドライン等のトレンド系指標を重ね合わせ、その後にオシレーター系インジケーターで補足することが基本です。優先順位を間違えないようにしましょう。 確かなテクニカル分析のもとでオシレーター系インジケーターが効果を発揮します。 FXの押し目買い・戻り売りを極めて一歩先のトレードを実現 ここまでFXの押し目・戻り目から始まり、相場で勝つための押し目買い・戻り売りの考え方や実践的なトレード手法をお伝えしてきました。 この記事を2つにまとめると FXの押し目買い・戻り売りは長い時間足のトレンドフォローの順張りで使用する FXの押し目買い・戻り売りで勝つためにはマルチタイムフレーム分析が必須 FXの押し目買い・戻り売りで稼ぎ続けるには、この2点を徹底することが大切ですね。 マルチタイムフレーム分析は職人技です。真摯に日々FX相場に向き合い、異なる時間足を分析して総合的な判断を積み重ねる。その先には、大衆の一歩先をゆく理想的なトレードを実現できるようになっているでしょう。 猪首顧問のFXコラム:我々の目標は後講釈の評論家になることではない 今回の「押し目買い・戻り売りのテクニック」に限らず、相場の分析は過去のチャートに当てはめれば、いかようにも解釈することができます。 「この時の相場は、オシレーター系のこのインジケーターが機能していた」…だとか、「あの時の相場は、ボリンジャーバンドをトレンド系的に使えば大きな幅が取れた」…とか。 いずれの手法も、チャートを後から振り返れば、必ず何かの分析手法にあてはまるものなんです。 大事なことは、我々は後講釈の評論家になることが目的では無いということ。 記事の中で「職人技」と言う表現がありましたが、まさに職人芸が必要なのかもしれません。 職人と言うのは、あれもこれもと技術の目移りをするのではなく、一つの技術を繰り返し繰り返し追及して、“一つの完成された技を持っている人”のことだと言えます。 トレードの世界も同じです。手法や分析方法はそれこそ無限にあります。相場分析手法が「後から講釈」の道具にならないように、自身の得意な手法や分析方法を極めることを意識してください。
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FXの名言を一挙紹介|伝説の投資家から学ぶトレードの極意
いまいちトレードが上手くなってない気がする 結局FXで何を意識すればいいのだろう? FXの学習に行き詰まっている方も多いのではないでしょうか。 そもそもFXの最適なトレード方法や勉強方法に関しても全く体系化されていないのが現状です。 しかし、これまでの歴史上でFXを始めとしたトレードで大成功を収めたトレーダーや投資家はたくさん存在しています。 したがって、このような成功した人が残した名言に触れておくことは、今後のトレードの考え方に大きな影響を与えることになります。 そこでこの記事では以下の2つについて解説していきます。 FXで役立つ伝説の投資家やトレーダーによる名言集 2chに寄せられたFXの名言 それでは見ていきましょう。 FXの名言・格言を参考にすべき理由は? 最初に、なぜ過去の名言を今のトレーダーが教訓にすべきなのか、その理由について解説します。 金融マーケットの歴史は古く、株式においては世界最初の株式は1553年にイギリスで設立された合資会社「ロシア会社」のもとで発行されました。 株式という形で小口の資金を集約し、大きな投資を可能にするこの便利なシステム(市場)は1602年、オランダで設立されました。その後、東インド会社によって本格的に活用され、合理的な資金調達方法としてヨーロッパ、アメリカ、そして全世界に広まりました。 金融マーケットには、なんと500年近い歴史があります。この間、数多くの投資家(投機家)がマーケットに挑んできたわけです。 常に勝者と敗者が存在しうる金融マーケットですが、独自の感性、理論、哲学で継続的に勝者側になれた伝説のトレーダーが存在したことも事実です。 時代は変わっても、この事実は揺らぎません。 過去に相場で成功を収めた先人の知恵は、少なくとも現在の世に溢れる「小手先のトレードテクニック」より価値があることは確かと言えるでしょう。 FXで役立つ伝説の投資家やトレーダーによる名言集 ここでは以下の6人の伝説の投資家・投機家の名言を紹介していきます。 この記事では名言の中でもメンタル管理に関するものをピックアップしていきます。 ジェシー・リバモア エド・シコータ マイケル・スタインハルト ブレア・ハル マーティン・シュワルツ リチャード・デニス それでは見ていきましょう。 ジェシー・リバモア:ウォール街のグレートベア ジェシー・リバモア 初めて取引をしたのは14歳の時 世界恐慌に向けて大量の空売りを行ったことにより1億ドル以上の利益を稼いだ ここではジェシー・リバモアによる投資の名言を紹介していきます。 損失は、それを出してしまったあとは自分を苦しめたりしない。私は一晩寝たら忘れてしまう。しかし、過ちを犯し、損切りをしないというのは、財布と心身にとって実にダメージになる ジェシー・リバモア この名言では損切りがどれだけメンタル管理に影響をもたらすかを言い表しています。 FXで勝てない人は、自分が間違った側でポジションを持っていることを認めることができずに、なかなか損切りに踏み切れないという特徴があります。 トレード計画に反して逆指値をずらして損切りを回避してしまった場合は、後に大きな心理的かつ金銭的なダメージがあるだろうことを言い表しています。 FXには損失が付きものであり、FXで利益を挙げていくためにはいかに損失を抑えていくべきかに集中する必要があります。 FXにおいて損失は必ずしも失敗を意味するものではないことを覚えておきましょう。 猪首顧問からのアドバイス 「含み損になってるポジション=間違った側のポジション」と言う解釈は、私はあまり好きじゃありません。 ポジションを持ったことにより生じる結果は、含み益になるか含み損になるか、のどちらかでしかないのです。 そしてその確率は常に2分の1です。 ①含み益はしっかりと伸ばして利益を確定できたか②含み損はできるだけ傷が浅いうちに損切ができたか 利益ではなく、生じた結果(含み益or含み損)に対して、どういう処理を行ったかが重要です。 ①②のポイントを忠実に実行できたならそれは「良いトレード」。感情に流され実行できなかったのであればそれは「悪いトレード」と言えます。 ジェシー・リバモアによる名言をもう一つ紹介します。 市場を予想しようとしたら、それはギャンブルと同じことになる。忍耐強く市場がシグナルを出した時だけ反応するのなら、それは投資になる ジェシー・リバモア これはトレードにおいてルールを持つことがいかに大切かを説いた言葉です。 FXで勝てない人は市場を予想しようとします。 しかしFXの本質は、値動きを予測することではなく、検証済みのエッジに基づいてエントリーをすることです。 「エッジ」とは確率的に優位性があることを指します。 検証されたエッジに忠実なエントリーを行うことによって、感情に左右されないFXが可能になります。 「市場を予想しようとしたら、それはギャンブルと同じことになる」これって重い(深い)名言ですね。多くのトレーダーは「予想が当たることが成功への道」と勘違いしてると思います。しかしマーケットの明日は、神様でも予想できないものです。神様でも予想できないものを、人様が…おこがましいと思いませんか? エド・シコータ:システムトレードの先駆者 エド・シコータ 先物市場のためのコンピュータートレードシステムを開発 5000ドルで始めた顧客の口座を25万%の運用益にまで成長させた 希望や恐怖心、欲望と同じで、プライドというヤツは素敵なバナナの皮みたいなものだ。これまでで一番ハデにすっころんだのは、感情的にポジションを取ったすぐ後のことだったよ エド・シコータ エド・シコータが先駆けとなったシステムトレードとは、トレードの実行にトレーダーの主観を挟まないトレード手法のことを言います。 システムトレードの対義語にあたるのが、裁量トレードです。 裁量トレードでは最終的にポジションを取るかの決断をトレーダーの裁量に任せているので、システムトレードに比べて感情的なトレードにつながりやすいというリスクをはらんでいます。 エド・シコータは感情に任せてポジションを取ることの危険性を当時の誰よりも理解していたのではないでしょうか。 負けが続く期間に取引をしようとするのは感情面で破滅的だ。「追いつこう」と投資するのは致命傷になりうる。 エド・シコータ また、トレードで負けが込んでいる時に、損失分を取り戻そうと資金を投じてしまうことのリスクの高さについても主張しています。 損失分を取り返すためにさらに大きな資金率でポジションを取り続ける手法は「ピラミッティング」として知られています。 この名言からもわかるように、ピラミッティングは口座に取り返しのつかない致命傷を負わせることにつながることを覚えておく必要があります。 猪首顧問からのアドバイス 「感情に任せてポジションをとってしまう…」これは私の経験上、負けが続くときに起きやすい心理です。 人って地道に利益をつみあげていくことって、決して苦手じゃ無いのです。 それが日々わずかな金額でも、日々少しづつでも増えていく分には、心穏やかに眺められます。 ところが、ある日コツコツドカンで大きく負けると、損した分を早急に戻したくなる本能(本心)から、それまで地道に守ってきた売買ルールなんかすっとばして、無謀なトレードを躊躇なく始めることが多いです。 焦りから、一気に損失を取り戻したいという心理が働きます。そんな経験、あなたにもありませんか? 仮に大きな損失を出しても、本来やるべきトレードを冷静に繰り返せば、時間の経過とともに損失は取り返せます。 「大きく負けてしまっても、一気に損失を挽回しようとしない」これが重要です。 マイケル・スタインハルト:ヘッジファンドの帝王 マイケル・スタインハルト 子供の頃に父親から株式200株をプレゼントされたことがきっかけに株式市場に興味をもつ 自身が設立したヘッジファンドは年複利30%以上の成績を挙げていた 優れた投資というのは、自分のアイデアに断固従おうとする信念と、間違いを犯したときに率直に認める柔軟性の間の、特異なバランスの上に成り立っている マイケル・スタインハルト 優れた投資を行うためには、他人の相場観に振り回されることなく、自らの相場観に断固として従う姿勢をもつ必要があります。 しかし同時に自らの相場観に固執しすぎずに、素直に自分の間違いを認める柔軟性も必要であることを説いています。 この名言はFXなどのトレードが持つ特異な性質を言い表しているといえます。 ブレア・ハル:ギャンブラー出身のトレーダー ブレア・ハル カジノでブラックジャックのプレイヤーをしていた 投資会社を設立して、大口の取引を展開した 勝つために決定的に必要なのは数学的なスキルではない。システムにどこまで執着して行動できるかの規律である ブレア・ハル トレードで勝てていない人に限って、 全てのテクニカル分析やテクニカルツールを使いこなすことができれば、勝てるようになる 勝てる人には何か特別な数学的才能があるに違いない といった考え方をします。 しかしブレア・ハルは、トレードで勝つために必要なのは自らが作ったトレードルールにいかに執着することができるかだと主張しています。 ブレア・ハルがかつてプレイしていたブラックジャックも確率のゲームという点でトレードと同じ性質を持ち合わせています。 確率を味方につけるには、同じルールに則り十分な試行回数を重ねる必要があります。 ギャンブラーとして大金を手に入れた経験のあるブレア・ハルは、経験的に規律を守り続けることの大切さを理解していたと言えます。 猪首顧問からのアドバイス ギャンブルの世界でもトレードの世界でも、共通して言えることは、「勝ち組の人間は必ず自分なりのマイルールを持ってる」ということです。 そして、そのマイルールは、端から見ればまるで相反する真逆の発送にすら見えるようなルールなことが多々あります。 大事なことは、継続して行える、自分の信念が持てるルールかということ。 目先の表面的な結果ばかりを見て、常に後追いで流行の手法を探すのではなく、自分自身のマイルールを作り、忠実に実行することが何よりも大切です。 マーティン・シュワルツ:チャンピオントレーダー マーティン・シュワルツ スタンフォード大学主催のトレーディング・チャンピオンシップで優勝 1日で数百万ドルの利益を挙げた記録がある 私の投資キャリアのうちで最も重要な変化は、自分のエゴを投資から決別させることを学んだ時に生じた。投資は心理的なゲームだ。ほとんどの人々は自分が市場と対決していると考えているが、市場はそんなことは気にしていない。あなたは実はあなた自身と戦っているのだ。あなたは自分が正しいと証明されるために、こんなふうになってほしいと願うことを止めなくてはいけない。市場が今、あなたに何を語りかけているかだけに耳を澄ますのだ。何を語っているかと5分前に考えたことは忘れなさい。投資の唯一の目的は自分が正しいと証明することではない。レジに入金されるチャリンという音を聞くのが目的なのだ マーティン・シュワルツ マーティン・シュワルツは自分が正しいことを証明するためにトレードを行うことをやめるように警告しています。 FXで大金を稼いで、自分が優秀であることを友人にアピールしたい。 私の分析によれば、価格は間違いなくこの水平線で反転する。 以上のように、トレードで成功して他人からの評価を向上させることや、自分の相場観が正しいことを証明するためにトレードをしている人は多いのではないでしょうか。 トレードの目的は利益を得ること以外にありません。 トレードで利益を得るという目的を達成するには、正しくありたいというエゴを捨て去って相場の現状を素直に受け止めることが必要だということを主張しています。 あはは、この言葉、重いですね~。マーケットは貴方が思ってるほど貴方のことを意識もしてないし、気にもしてないし、いやいや、貴方のことなんか知りもしません。貴方が勝手にマーケットと戦っている気になってるだけです。マーケットにおいて正しさなんて証明する必要はありません。貴方はただただマーケットの動きを素直に受け止めて、ついて行くだけに徹しましょう。 リチャード・デニス:ピットの王子様 リチャード・デニス トレードをはじめた当初の元手は400ドルだったが、最終的に数十億ドルの利益を出した タートルズという名目で、トレーダーの育成を行い、優秀なトレーダーの輩出に成功する 鍵となるのは一貫性と規律だ。我々が人に教えているルールのうちの8割くらいはほとんど誰でもリストアップすることができる。彼らにできないのは、物事が暗転した場合でもそれらのルールにしっかりと従い続けられるような自信を持つことだ リチャード・デニス 勝ち続けているトレーダーが使っているトレードルールはかなりシンプルであり、誰にでも考え得るような手法であると述べています。 しかし、勝ち続けているトレーダーとそれ以外を決定的に分けるのは、その手法を信じて使い続けられるかどうかです。 トレードでは勝ち負けがランダムに訪れるので、勝ち続ける時期があれば負け続ける時期もあります。 負け続けの時期にはかなりの損失を被る上に、メンタル的にもダメージを受けることになります。 リチャード・デニスはこのような負け続けの時期にでも、自分のトレードルールを信じて使い続けられるような一貫性と規律が鍵であると主張しています。 2chに寄せられたFXの名言 ここまで伝説のトレーダーや投資家による名言を紹介してきました。 ここからは2chのスレッドに寄せられたFXの名言を紹介していきます。 5 名無しさん@お金いっぱい。2019/08/08(木) 04:21:16.57 ID:7Tegy7KZ0 たしか昔にこの板のどこかのスレで見つけた金言「祈り始めたら損切りのタイミング」 14 名無しさん@お金いっぱい。2019/08/11(日) 18:52:13.64 ID:LZJzFidS0 >>5希望を持ったら手仕舞いって本で読んだ 自分が抱えているポジションに対して「祈る」や「希望を持つ」などの感情を持ってしまった場合は、トレードのギャンブル性がかなり高まっていることを示唆していることになります。 この名言はトレードからギャンブル要素を排除することがいかに大切かを言い表しているのではないでしょうか。 「祈り始めたら損切りのタイミング」これって最高に通用するトレード(損切り)の本質だと思います(笑)人知が及ばないマーケットなのに、神頼みしちゃう人って本当に多いです。私も…笑マーケットは常に人がいない方に動きますから、これって究極のインジケーターかもしれません。 もう一件、2chから名言を紹介します。 17名無しさん@お金いっぱい。2019/08/14(水) 10:50:35.71ID:La3Fc9RC0 名無しさん@お金いっぱい。[sage] 投稿日:2019/08/14(水) 10:05:42.02 ID:4HMVsk0K0 [1/2] >>45チャート分析してもその通りに動くか分からないしどんなにチャート分析しても突然起こる要人の発言で全てブッ飛ぶ可能性も大いにある 資金力でカバーしていても急激なトレンド相場が起きて押し潰されることもある FXは実際ほとんどの要素が運 運以外のものがあるとすればそれは損切り行為だけ勝つも負けるも全て運が支配するゲームで生き残るには損切りする勇気を持つか逆指値をキチンと設定する冷静さが大事 この名言は大胆でありながらも、FXにおける本質をついた発言といえるでしょう。 どのトレーダーも相場の方向性を完全に予測することはできません。 どれだけ相場を分析していても、たった一つのファンダメンタルズ要因によって全ての分析が通用しないような値動きを見せることは多々あります。 したがって「FXはほとんどの要素が運」と割り切った上で、損切りを行なっていかに上手に負けるかが相場で生き残るための秘訣だと主張しています。 まとめ:先人の名言からFXにおけるメンタル管理を学ぼう ここまでFXの名言について解説してきました。 どの名言でも、感情的にポジションを持つことに対して警鐘を鳴らしつつ、規律を守ったトレードを強く推奨していることがわかります。 この記事で扱った名言から学べることは以下の3つです。 感情的なトレードでは必ず大きな痛手を食らうことになる 一貫性と規律を持ったトレードをしよう 必ず損切りを行う WikiFXでは安全性に優れた国内FX業者の利用をオススメしています。 猪首顧問からのアドバイス 「時代が変わっても、参加者が変わっても、科学がどれだけ発達しても…」 参加しているプレイヤーが人間である以上、そこで行われてるアクションは常に、その時々の欲望を持った“人間”のものです。 人間がマーケットを作ってる以上は、そこでは常に間違ったアクションが繰り返されます。 だからマーケットは存在しうるのです。そしてそこに勝ち組(チャンス)が存在する。 その道しるべが、先人の言葉に隠されていると思います。今一度、今だからこそ、先人の言葉に傾聴しましょう。
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FXは資金管理が超重要!基礎知識や具体的な管理手法を解説
FXの資金管理ってそんなに重要なの? オススメの資金管理法は? 「資金管理」と聞いて上記のようにお悩みの方も多いのではないでしょうか? 結論から言うと、資金管理はFXで継続的に利益を出す上で重要な要素になってきます。 しかし実際のところテクニカル分析ばかりを重視して、資金管理を疎かにしているトレーダーはかなり多いです。 資金管理に向き合わなければ、いつまで経ってもFXの収益をプラスにすることができません。 この記事では以下の6つについて解説していきます。 FXは資金管理だけでも勝てるって本当? FXの資金管理で知っておくべき基礎知識を解説 FXの資金管理法にはどんなものがある?それぞれの良い点と悪い点を解説 トレードスタイルごとにオススメの資金管理法は? FXの資金管理についてよくある質問 動画での解説はコチラ 猪首顧問からのアドバイス 「資金管理」と一言で言っても、その考え方や実践方法にはいろいろなものがあります。ただし共通して言えることは、トレード活動を続けていく上で、マーケットで生き残るために絶対に必要なことだということです。 初心者の方が最初に勘違いしてしまってるのが「トレードで成功するためには」が一番重要だと思ってることです。 「相場の行方(上げ?下げ?)を高い確率で予測できるようになること」が重要だと考えてしまう人は多いです。 もちろん自分が持ったポジションが思惑通り動いてくれなければ、利益にならないことは事実です。 しかし、エントリーしたポジションが思惑通り動くかどうかは、相場次第です。 大雑把に言えば、当たったりハズれたりを繰り返すのがトレードです。 そして、ポジションを持った後は、貴方がどんな努力をしても、神頼みをしても、思惑通りには動いてくれません。相場次第なんです。 しかし、貴方の思惑通りの結果に誘導(コントロール)できるのが「資金管理」なのです。 資金管理についての具体的な考え方や実践方法(検証)について、以下本文をお読みください。 FXは資金管理だけでも勝てるって本当? FXは資金管理が全て FXは資金管理さえ徹底していれば負けない FXにおける資金管理は以上のような表現がされるほど重要とされています。 資金管理だけということは、チャート分析を全く行わずにランダムなエントリーをしていても、資金管理さえ徹底していればFXでは利益をあげることができるということです。 果たしてこれは誇張された表現なのでしょうか。 資金管理のイントロダクションとして、ここではコイントスによるエントリーを想定して資金管理だけで利益を出していくことが理論上可能なのかを検討していきます。 そもそもコイントストレードとはベテラントレーダーであるトム・バッソがとある講演の質疑応答の中で述べたトレード手法のことをさします。 具体的には以下のような手法になっています。 トム・バッソのコイントストレード トレードの資金率は1%以下 ATR(期間10)3倍の位置にトレーリングストップを置く ロングかショートはコイントスの裏表で決定する 手法の内容をみてわかるように、テクニカル分析などによるチャート分析は全く行われておらず、エントリーの方向はその名の通りコイントスの結果のみに委ねられています。 ちなみにATRとはAverage True Rangeの略で、市場のボラティリティを表すオシレーターです。 ランダムなエントリーの後はボラティリティの変化と値動きに合わせて損切りの逆指値を狭くしていく(トレーリングストップ)手法です。 実際にこの手法をGBPUSDの1時間足で検証してみます。 ここでは「表」が出た場合はロング「裏」が出た場合はショートをし、トレーリングストップは1時間足の終値が更新されるたびに行うこととします。 試行回数コイントス損益口座資金0--$10,000.001裏-$100.08$9,899.922表$42.47$9,942.393裏$189.52$10,131.914表-$101.28$10,030.635表$49.25$10,079.886裏$231.00$10,310.887表-$103.20$10,207.688表-$102.03$10,105.659裏-$100.80$10,004.8510表-$99.96$9,904.8911裏$240.54$10,145.4312裏-$101.25$10,044.1813裏-$100.80$9,943.3814裏-$99.36$9,844.0215裏-$98.40$9,745.6216裏-$97.44$9,648.1817裏-$96.60$9,551.5818表-$95.55$9,456.0319裏-$94.38$9,361.6520裏$2,535.52$11,897.1721裏-$119.28$11,777.8922裏-$117.81$11,660.0823裏$196.56$11,856.6424裏$28.28$11,884.9225裏$297.18$12,182.10トレード記録 項目結果トレード数25勝ちトレード数9負けトレード数16総利益$2182.10平均利益$423.37平均損失-$101.76リスクリワード2.34最大利益$2535.52トレード結果 以上が25回のトレード結果です。 このようなランダムエントリーであっても、資金管理のルールさえ徹底していれば利益を残すことができています。 この結果を踏まえれば、資金管理だけで勝てるという話もあながち嘘ではないことをわかっていただけると思います。 しかし実際に自らの資金でトレードを行う際には、自分のトレード手法やメンタルに合った資金管理法を選択する必要があります。 ここからはみなさんが自分が採用するべき資金管理法を見つけることができるように、資金管理法を徹底解説していきます。 FXの資金管理で知っておくべき基礎知識を解説 FXでは少しでも相場で生き残るために資金管理を徹底しておく必要があります。 FXの資金管理を考える際に必ず知っておくべき要素が4つあります。 要素①:リスクリワード 要素②:期待値 要素③:複利 要素④:資金率 ここではこれら4つの要素について解説していきます。 要素①:リスクリワード リスクリワードとは、トレード全体の平均利益と平均損失を比率に直した数値のことです。 FXの資金管理を考える上で、トレード手法のリスクリワードを考えることは、リスク管理上最も重要になります。 リスクリワードの計算 例えば、25回のトレードを行ったとします。 勝ち数:15回 負け数:10回 トータル利益:30万円 トータル損失:-10万円 この時平均利益と平均損失は、 平均利益:30÷15=2万円 平均損失:10÷10=1万円 したがってこの25回のトレードのリスクリワードは2になります。 また、注意点としてリスクリワードは十分な試行回数を確保した上で計算するようにしましょう。 試行回数が少ない場合勝ち負けが偏ってしまうので、使用しているトレード手法の成績を正確に反映しているとは言えません。 正確なリスクリワードの数値を得るためには、なるべく多くのトレード回数をもとにリスクリワードを求めるようにしましょう。 要素②:期待値 先ほど解説したリスクリワードは勝率との関係が深く、トレード手法の良し悪しは勝率とリスクリワードの両方を考慮する必要があります。 その際出てくるのが「期待値」という考え方です。 期待値は、一回あたりのトレードで期待できる利益のことで、以下のような計算式で求めることができます。 期待値の計算方法 期待値=勝率×平均利益ー負率×平均損失 例えば、以下の成績を持つトレード手法の期待値を計算していきます。 期待値の計算 勝ち数:15回 負け数:10回 平均利益:2万円 平均損失:1万円 このトレード手法の勝率は 15÷25=0.6(60%) よってこのトレード手法の期待値は 0.6×2ー0.4×1=0.8(8,000円) 以上のように期待値を求めることで、使用しているトレード手法は使用し続ける価値があるものなのかを判断することができます。 期待値を求めたら、その数値が0を上回っているかを確認してください。 もし期待値が0を下回っている場合、理論上トレードをするごとに損をしている手法になってしまうので、今すぐにトレード手法を改めた方が良いということになります。 期待値はFXの資金管理を考える上で必ず考慮しなければならない要素なので、自分が現在使用しているトレード手法の期待値は常に気にしながらトレードを行うことをオススメします。 要素③:複利 FXの資金管理では複利を取り入れることが大切です。 複利とは、元本に利息を合わせた金額に金利が適用されることをさします。 例えば、FXの運用を単利2%で行うのと複利2%で行うのでは、運用額に差が生じます。 単利2%の場合 1ヶ月目:100万円+2万円=102万円 2ヶ月目:102万円+2万円=104万円 3ヶ月目:104万円+2万円=106万円 複利2%の場合 1ヶ月目:100万円×102%=102万円 2ヶ月目:102万円×102%=104万400円 3ヶ月目:104万400円×102%=106万1,280円 複利運用に関しては以下の記事で詳しく解説しています。 要素④:資金率 資金管理を行う際は、トレードごとの資金率を意識することが大切です。 資金率とは1回のトレードごとにリスクに晒す金額の割合のことです。 資金率の計算 例えば口座資金が100万円で、毎回のトレードで損切りの逆指値を最大損失額が2万円になるように設定していたとします。 この時、このトレードの資金率は 2÷100×100=2%です 資金率は使用しているトレード手法の破産確率を求めるために使用する「バルサラの破産確率」に必要な要素です。 バルサラの破産確率については以下の記事で詳しく解説しています。 FXの資金管理法にはどんなものがある?それぞれの良い点と悪い点を解説 まず、資金管理はマーチンゲール法と逆マーチンゲール法に大別することができます。 これら2つは具体的な資金管理法というよりは、資金管理の考え方を表す言葉として理解しておくことが正しいです。 FXに限らず、トレードの資金管理法では逆マーチンゲール法の考え方に沿っている方が好ましいとされています。 この点を踏まえて、ここではマーチンゲール法や逆マーチンゲール法を解説しつつ、実際の資金管理法をいくつか紹介していきます。 マーチンゲール法とは 逆マーチンゲール法とは 資金管理法①トレードリスクを固定する 資金管理法②階層的にロットを増やす 資金管理法③資金率を固定する マーチンゲール法とは? マーチンゲール法とはトレードで勝った場合にロットを減らし、トレードで負けた場合にロットを増やす資金管理法のことをいいます。 これは負けた場合に倍賭けを行うことで、負け分を取り戻すことを目的としたギャンブル要素の高い資金管理法になります。 トレードではいつか勝つことを考えれば、負けるたびに倍賭けをしておけば理論上いずれ利益を出すことができますが、軍資金の限界を考慮していない点に大きな落とし穴があります。 マーチンゲール法の落とし穴 例えば、最初のトレードで負けて1万円の損失が発生したとします。 マーチンゲール法に則れば、次のトレードでは倍のロット数でエントリーすることになるので、負けた場合の損失額は2倍の2万円になります。 もしマーチンゲール法で10回連続で負けてしまった場合、最大損失額は 1×2×2・・・×2=512万円になります。 FXでは10回連続で負けてしまうことも往往にしてあることを考えれば、マーチンゲール法はかなり危ない資金管理法であることがわかると思います。 また、資金率の面でもマーチンゲール法は破産確率を高める危険な資金管理法であることがわかります。 「資金率」「勝率」「リスクリワード」の3要素から破産確率を求める「バルサラの破産確率」では、同じ手法であっても資金率が高くなるほど破産確率が上がっていくと知られています。 マーチンゲール法では、トレードで負けるたびにさらに大きな金額を賭けていく方法なので、口座状況が悪くなるたびに資金率は上がっていきます。 これはバルサラの破産確率から考えれば好ましくない資金管理ということができます。 以上の点を踏まえて、FXの資金管理を考える際はマーチンゲール法に陥っていないかを確認することが大切になってきます。 逆マーチンゲール法とは? 先ほどまでマーチンゲール法について解説してきましたが、逆マーチンゲール法とはその名の通りマーチンゲール法とは逆の方法で資金管理を行います。 逆マーチンゲール法の場合トレードで勝った場合にロットを増やし、トレードで負けた場合にロットを減らしていきます。 これによって、負けた時にはよりリスクを抑えることができる上に、勝った時には大きく利益を伸ばすことができます。 バルサラの破産確率から考えれば逆マーチンゲール法は最も安全であり、逆マーチンゲール法に則った資金管理法を採用することが最も合理的であるとされています。 ただし、逆マーチンゲール法には損失分を取り返すためにより大きな利益率が必要になるという弱点が存在することも覚えておく必要があります。 これ以降で見ていく具体的な資金管理法では逆マーチンゲール法に則っているかが採用するための重要な判断基準になるので、ぜひ覚えておきましょう。 資金管理法①トレードリスクを固定する 1つ目はトレードリスクを固定する資金管理法です。 つまり、1トレードあたりのトレードリスク額を1万円に設定した場合は、口座資金の増減にかかわらず最大損失額が1万円になるということです。 この資金管理法のメリットは大きなドローダウンが発生しないことです。 しかし、この資金管理法は逆マーチンゲール法に則っていないためあまりオススメできません。 トレードリスクを固定する資金管理法では、連敗が続いている時は口座資金に対するリスク額の割合が常に高まり続けることになります。 トレードリスクを固定する 口座資金:100万円 固定リスク額:10万円 3回連続で負けた際の資金率の推移を見ていきます。 【1トレード目】 資金率は、10÷100×100=10% 【2トレード目】 1トレード目で負けた場合、口座資金は90万円になるので、 資金率は、10÷90×100=11.1% 【3トレード目】 2トレード目でも負けた場合、口座資金は80万円になるので、 資金率は、10÷80×100=12.5% このように連敗という最もリスクの高い状況下で、トレードリスクを固定することはさらに破産確率を高めてしまうことになります。 また、連勝が重なって口座資金を積極的に増やすべきタイミングでリスク額を増やすことができない点もあまりオススメできない理由の一つです。 このように固定リスク額の資金管理法は、「リスクを取るべき時に消極的になり、リスクを避けるべき時に限って積極的になる」という特徴を持っているため、オススメできません。 資金管理法②階層的にロットを増やす 2つ目は階層的にロットを増やす資金管理法です。 「階層的に」とは口座資金を額に応じて複数の階層に分け、その階層ごとに取引できるロット数を定めておくということです。 この時の階層の分け方には2種類あるので、それぞれのメリットやデメリットを解説していきます。 階層の幅が等間隔 階層の幅が等間隔でない ⑴階層の幅が等間隔 まずはロットを増やす基準となる階層が等間隔な資金管理法です。 口座資金ロット数〜¥1,000,0001ロット¥1,000,001〜¥2,000,000(100万円)1ロット¥2,000,001〜¥3,000,000(100万円)2ロット¥3,000,001〜¥4,000,000(100万円)3ロット階層ごとのロット この資金管理法では以上のように等間隔に階層を設けて、ロット数を増やしていく点が特徴的です。 ここでは100万円未満の階層に関しては0ロットとならないように、1ロットでの取引を認めています この資金管理法のメリットは2つあります。 逆マーチンゲールに則っている ロット数を上げやすい まず、口座資金が一定以上に増加すればロット数を増やし、口座資金が一定以下に減少すればロット数を抑えるという、逆マーチンゲール法に則っています。 したがって、資金管理法としての最低基準はクリアしているといえます。 また階層を上げるほど、ロット数が上がりやすくなっています。 100万円から200万円までは1ロットのみ100万円を稼ぐ必要がありますが、200万円から300万円までは2倍の2ロットで100万円を稼ぐことになるので、労力は半分になります。 したがって、トレードの調子が良い時はどんどんとロット数を増やして、大きな利益をあげることができます。 一方でデメリットとして、大きなドローダウンが発生しやすいことが挙げられます。 ドローダウンとは? ドローダウンとは口座資金が最大の時をベンチマークとし、そのあとにどれだけの額が減少したかを指しています。 一回の損失額ではなく、口座資金がどこまで下がり続けたかに着目します 例えば、一時的に口座資金が200万円に増加したが、そのあと複数の勝ち負けを繰り返して150万円にまで口座資金が落ち込み、再び180万円まで戻したとします。 この場合のドローダウンは200万円と150万円の差の50万円です。 資金増に合わせてロット数を増やすことになるので、リスクにさらされる金額が大きくなるのは仕方のないことですが、メンタル管理ができていないトレーダーにとっては苦痛が伴うでしょう。 つまり、「10万円から9万円になる10%減」と「500万円から450万円になる10%減」を同等に捉えられない場合は、かなり不安になる場面が多くなると考えられます。 ⑵階層の幅が等間隔でない 次にロットを増やす基準となる階層が等間隔でない資金管理法です。 口座資金ロット数¥500,001〜¥1,000,000(50万円)1¥1,000,001〜¥2,000,000(50万円×2=100万円)2¥2,000,001〜¥3,500,000(50万円×3=150万円)3階層ごとのロット この資金管理法では以上のように階層ごとに間隔が異なり、ロット数と比例する形で間隔が広がっています。 この資金管理法では「⑴階層の幅が等間隔」とは違って、各ロットで稼ぐべき利益がずっと一定であることに特徴があります。 つまりロット数が増えても、「1ロットあたり50万円を稼ぐという労力がかかる」という点は変わらないということです。 この資金管理法のメリットは2つです。 逆マーチンゲール法に則っている 大きなドローダウンを防ぐことができる この資金管理法も、口座資金が一定以上に増加すればロット数を増やし、口座資金が一定以下に減少すればロット数を抑えるという、逆マーチンゲール法に則っています。 また「⑴階層の幅が等間隔」に比べてロットを増やすまでに時間や労力がかかるというデメリットがありますが、そのおかげで大きなドローダウンの発生を防ぐことができるというメリットもあります。 資金管理法③資金率を固定する 3つ目は資金率を固定する資金管理法です。 この資金管理法は初心者トレーダーからプロトレーダーまで幅広く利用されており、あらかじめ資金率、つまり各トレードごとで許容する損失率を定めておく方法です。 この資金管理法を利用する場合、口座資金が増えるほど許容する損失額が増えていくことになるので、その分大きなトレードが可能になります。 資金管理法②では口座資金がどの階層にあるかによって保有できるロット数が決まっていましたが、この資金管理法では資金率の数値や損切りの逆指値の位置によって決まります。 資金率を固定する 口座資金:100万円 許容する損失率:2% 以上のような資金管理を行なっている場合、1回のトレードの損失額は最大で2万円になります。 ここでUSDJPYでエントリーを検討しているポイントがあり、テクニカル分析の結果20pips離れたところに逆指値を置くことにしました。 この際、エントリーするロット数(1ロット=100,000通貨)は、 5,000÷0.2/100,000=0.25ロット この資金管理法のメリットは3つあります。 逆マーチンゲール法に則っている ロット数や損切り幅が自由 破産確率をかなり下げることができる まず、この資金管理法は常に口座資金の2%を許容損失額として設定しているので、資金が増えればリスクを取り、資金が減ればリスクを減らすようにできているため、逆マーチンゲール法に則っているといえます。 また、資金管理法によってルール化されているのがトレードリスクだけなので、「ロット数」と「損切り幅」を自由に設定することができます。 テクニカル的に優位性のある場所に損切りの逆指値をして、それに合わせてロットを調節することで、相場観が外れていたとわかる前に損切りしてしまうのを防ぐことができます。 また、他の資金管理法に比べて破産確率をかなり下げることができます。 資金率破産までの連敗数1%528回2%263回5%104回連敗数 以上はそれぞれの資金率でトレードを行なった場合に、どれだけの連敗数に耐えられるかを示した表です。 資金率が少ないほど破産に至るまでの連敗数が多いということは、それだけ安全な運用ができることを示しています。 資金率を固定する方法でFXの資金管理を行う場合は、最大でも資金率を5%までにとどめておくことが相場で生き残り続けるためには必要です。 トレードスタイルごとにオススメの資金管理法は? ここまで具体的なFXの資金管理法について解説してきましたが、トレードスタイルごとにオススメの資金管理法はあるのでしょうか。 ここではトレードスタイルごとに適切な資金管理法を検討していきます。 スキャルピングにオススメの資金管理法 デイトレードやスイングトレードにオススメの資金管理法 自動売買にオススメの資金管理法 海外FXでのハイレバトレードにオススメの資金管理法 スキャルピングにオススメの資金管理法 スキャルピングには「資金管理法②階層的にロットを増やす」がオススメです。 スキャルピングでは高頻度に高レバレッジのトレードを重ねることが特徴のトレードスタイルです。 少しでもシナリオと異なる値動きをした場合はすぐに損切りをし、利益が乗ったらすぐに利確することになるので、トレードごとのリスクリワードや勝率はあまり重視されません。 勝率の低いスキャルピングでは複利の悪影響を受けてしまう可能性が高いので、複利効果の高い資金管理法③はあまりオススメできません。 また「資金管理法①トレードリスクを固定する」でも問題はありませんが、ロットの変更ができるという点では資金管理法②の方が優れていると考えられます。 デイトレードやスイングトレードにオススメの資金管理法 デイトレードやスイングトレードには「資金管理法③資金率を固定する」がオススメです。 資金率を固定するという管理手法は最もトレーダーに支持されており、トレーダー人口の多いデイトレードやスイングトレードとの親和性は当然高いです。 デイトレードやスイングトレードではある程度の値幅を狙っていくことになるので、スキャルピングよりもトレード手法の期待値にもこだわる必要があります。 したがって、プラスの期待値を持っているトレード手法であれば複利の良い影響を受けることができます。 また、人によっては資金管理法②の「階層的にロットを増やす」という方法を選んでも良いでしょう。 項目資金管理法②:階層的にロットを増やす資金管理法③:資金率を固定するドローダウン大小損失からの立ち直り早い遅い資金管理法②と資金管理法③の違い 両社の違いは、主に「ドローダウンの大きさ」と「損失からの立ち直りの早さ」なので、どちらを重要視するかによって採用する資金管理法を変えてください。 自動売買にオススメの資金管理法 FXのEAを動かしている場合は、「資金管理法②階層的にロットを増やす」がオススメです。 EAは複利運用することが理想的ですが、その分ドローダウンが発生した時の目減りが激しく映り、人によっては運用し続けることに苦痛を感じてしまうかもしれません。 よって、階層的にロットを増やすことで、単利と複利の両方の性質を活かすことができます。 詳しくは以下の記事で解説しています。 海外FXでのハイレバトレードにオススメの資金管理法 海外FXのハイレバレッジを一番活かすのは「資金管理法③資金率を固定する」です。 海外FXは最大レバレッジがかなり大きいので、高い資金率での運用が可能です。 高い資金率で運用すればそれだけ破産リスクも高まりますが、資金率を固定すれば、少ないトレード回数を重ねただけでも大きな複利効果を得ることができます。 ただし、この手法は損失分を取り返すのに労力がかかるので、勝率に不安が残る場合は階層的にロットを増やす資金管理法②を利用しても良いでしょう。 階層的にロットを増やす手法であれ、階層を下回らない限り損失分を取り返すことは比較的容易なので、すぐに口座状況を立て直すことができます。 FXの資金管理についてよくある質問 ここではFXの資金管理に関してよくある質問に回答していきます。 FXの資金管理のシミュレーションをエクセルで行う方法は? 資産管理やロット計算を行なってくれるツールや無料アプリはある? FXの資金管理を学ぶのにオススメの本は? FXの資金管理に「出金」をどう組み込めばいいの? ゴールドのトレードでもFXの資金管理法は利用できるのか? 両建てやナンピンは資金管理的にアリ? 利益が出るまで損切りをしないのは資金管理的にアリ? FXの資金管理のシミュレーションをエクセルで行う方法は? FXの資金管理法が定まったら、エクセルやスプレッドシートを用いてシミュレーションを行なってみましょう。 エクセルやスプレッドシートの作成方法や実際にシミュレーションを行う様子は以下の記事で詳しく解説しています。 資金管理シートは以下から無料でダウンロードできます。 同じファイル内で切り替えができるようになっているので、ぜひご活用ください。 資金管理シミュレーション(期待値、ロット計算)ダウンロード 資金管理やロット計算を行ってくれるツールや無料アプリはある? デベロッパー対応OSアプリ名kuraberu appsAndroid・iPhoneFXなびthibault zaniniAndroid・iPhoneForex 計算機FX CoreAndroidFore Calculatorsアプリ 先ほどは資金管理シートやロット計算シートを自作する方法を紹介しましたが、作成に手間を感じる場合は、無料アプリに頼るのも良いでしょう。 FX、CFD用資産シミュレーション(OANDA JAPAN) https://www.oanda.jp/lab-education/asset_simulation/ また、OANDA JAPANの公式サイトでは勝率やリスクリワードを入力することで口座資産の推移をシミュレーションしてくれます。 インジケーターリンク料金【MT4】ロット自動調整エントリーツールhttps://www.gogojungle.co.jp/tools/indicators/26799有料ロット自動計算インジケーター for MT4&MT5【EasyOrder】https://www.gogojungle.co.jp/tools/indicators/32266無料Breakeven(損益分岐点)/Stopout(強制ロスカット)表示インジケータhttps://www.gogojungle.co.jp/tools/indicators/25172無料インジケーター MT4やMT5でトレードをしている場合、インジケーターとして資金管理を行なってくれるものもあるので、有効活用しましょう。 FXの資金管理を学ぶのにオススメの本は? 資金管理を学ぶのに一番オススメの本は「システムトレード基本と原則」です。 この記事で紹介した資金管理法は本書を大いに参考にしています。 ただし、FX初心者やFXや投資に触れたことのない人にとっては少々難解な部分があります。 また、筆者が先物トレードをメインとするトレーダーであることから、先物トレード独特の表現をすることがあります。 「ロット」ではなく「枚」と表現したりなど… したがってこの記事で書いた内容をしっかりと理解した上で本書を読んでみることをオススメします。 FXの資金管理に「出金」をどう組み込めばいいの? 資金管理の戦略の中には出金するタイミングも組み込んでおくことをオススメします。 口座資金が順調に増加していったとしても、現金として出金するまでは実際の利益とはなりません。 いくら資金管理を徹底していても、相場で急激な値動きが発生した際には逆指値注文やロスカットが間に合わず、想定以上の損失が発生してしまうことがあります。 このような事態が発生したことが原因で口座資金が大きく減少してしまうのを防ぐためにも、出金の計画を資金管理に含めておくべきです。 例えば、トレード頻度の高いスキャルパーやデイトレーダーであれば月末または週末に利益分のみを出金するなどの戦略が考えられます。 長期的にポジションを持つ必要があるスイングトレーダーであれば、半年に一度くらいのペースで出金する戦略が考えられます。 ゴールドのトレードでもFX資金管理法は利用できるのか? ゴールドのトレードでもFXの資金管理法は利用できます。 「勝率」「リスクリワード」「複利」「逆マーチンゲール」などのキーワードはFXの領域だけにとどまらず、カジノのギャンブルの世界でも使用される考え方です。 したがって、この記事で紹介した資金管理法はあらゆるトレードに対応していると言えます。 両建てやナンピンは資金管理的にアリ? 両建てとナンピンはFXにおける典型的なNG手法として説明されることが多いです。 実際に資金管理の観点から言っても両建てやナンピンはあまり推奨できる手法ではありません。 まずは両建てが資金管理の観点からオススメできない理由を解説していきます。 両建てとは保有ポジションと同量の反対のポジションを保有することで、損益の変動を抑える手法のことをさします。 両建ては実質的にポジションを決済している状態にはなりますが、ポジションを保有する際のスプレッドやスワップポイントを考慮すれば、損を被りやすい状態になっています。 またFX業者によっては反対ポジション分の証拠金も必要になるため、通常よりも強制ロスカットにかかりやすい状況になってしまいます。 このように資金管理上では想定していない損失が発生する可能性が高いので、両建てはあまりオススメできません。 そもそも両建てを禁止している業者も多いです 次にナンピンが資金管理の観点からオススメできない理由を検討していきます。 ナンピンとは最初にエントリーしたレートよりも低い価格で同じ方向のエントリーを繰り返すことによって、ポジションの平均取得価格を改善する手法のことをさします。 同じ方向へのポジションを積み重ねてしまうと、トレードごとの資金率が高まってしまうので、破産確率が格段に上昇します。 したがってナンピンも同様にオススメできません。 利益が出るまで損切りをしないのは資金管理的にアリ? 中にはポジションを持ったら損切りはせずに、利益が出るまでホールドするという戦略をとる人もいます。 しかし、資金管理の側面から考えればかなり危ない戦略です。 確かに勝率が100%であれば理論上破産することはありませんが、実際の相場では何が起こるかわかりません。 どれだけ小さなポジションしか持っていなくても、2015年に発生したスイスフランショックや2019年に発生したフラッシュクラッシュほどの大暴落には耐えられません。 したがって、相場に生き残り続けることが大切であるFXにおいては、好ましくない戦略と言えるでしょう。 まとめ:自分のトレード手法にあった資金管理法を選ぼう ここまでFXの資金管理について解説してきました。 この記事のポイントは以下の2つです。 「資金管理法だけで勝てる」はあながち嘘ではない FXの資金管理で大切なのは逆マーチンゲール法に則っていること この記事では資金管理の重要性を伝えてきましたが、テクニカル分析をおろそかにしてもいいということではありません。 コイントストレードはテクニカル分析は無意味であることを伝えているのではなく、シンプルなルールでも一貫した運用を続けていくことの大切さを伝えています。 テクニカル分析と資金管理は自分が定めたルールを辛抱強く守り続けることによって初めて効果を発揮するものであることを覚えておきましょう。 WikiFXでは安全性に優れた国内FX業者の利用をオススメしています。 猪首顧問のFXコラム:マーケットから退場しない立ち回りを身に付けよ いかがでしたでしょうか? 一口に「資金管理」といっても、ずいぶん奥深いものかということを感じていただけたと思います。 日本の相場格言に「相場の金と凧(タコ)の糸は出し切るな」というのがあります。 凧の糸は出し過ぎると、突発的な強い風が吹いたりすると切れてしまいます。それと同じように「投資用のお金も出し切ってしまうと危険だ」という意味の格言です。 いかなる状況が起こっても、手元でコントロールできるように、余裕の糸を余らせておくことが必要なのです。 大事なことは、相場の動き(行方)はコントロールできなくても、資金管理はコントロールできるということです。そして、マーケットから退場させられないためには、元手である運用資金を無くしてしまわないこと。 手元に資金が残っていれば、必ず浮上の機会は生じてきます。 トレードごとの結果は勝っても負けても、その都度の結果でしかありません。そして、その結果は等分に生じます。 だから「勝ちトレードが良し」「負けトレードは悪し」という考えも良くありません。どちらも1トレードの結果なのです。 トレードごとに「当たった!」「負けた!」と一喜一憂するのではなく、継続してトレードした結果をちゃんと記録し(売買履歴)、それを振り返りながら、自分自身の資金管理のルールを確立していくことが成功への最重要課題となります。 これができれば、勝ち組への仲間入りは約束されたようなものです。