長期的に負けないトレード手法を組み立てたい…
短期的には勝てるけど、毎回数ヶ月で大損で資金を無くしてしまう…
手法を組み立てるためには、テクニカル分析の知識やプライスアクションなど様々な要素が必要ですが、資金管理も重要なのは見落としがちなポイントです。
使う手法の平均的な利益幅や損失幅、勝率などをしっかり検証しておかないと、一見有効な手法でも長期的には危険な手法になってしまうでしょう。
本記事では、FXトレードによって資金を失う可能性を示す「バルサラの破産確率」の概要や実践的な使い方、破産確率を下げられる手法の組み立て方を紹介していきます。
バルサラの破産確率に出会った経験のない初心者トレーダーも多いですが、本格的にトレードを始める前にこそ知っておきたい知識ですよ。
バルサラの破産確率とは
バルサラの破産確率とは、投資で使われる資金管理(リスク管理)の考え方の一つで、ある一定条件のもとでトレードを続けた場合に資金を失ってしまう確率を示した表を指します。
縦軸と横軸の定義は以下の通りなので、必ず理解しておきましょう。
項目の位置 | 項目 | 内容 |
---|---|---|
横軸 | ペイオフレシオ | 計算期間内に行うトレードの平均利益額が損失額の何倍かを示す |
縦軸 | 勝率 | 計算期間内に行うトレードの平均勝率を表す |
また、一般的なバルサラの破産確率では許容損失額が2%であるという前提のもと算出されており、許容損失額を変えれば破産確率も大きく変わります。
では、バルサラの破産確率に則って表を確認していきましょう。
例えば、勝率50%と低めの手法を使っていても、毎回の利益額を損失額の2倍獲得できるのであれば、総合的には非常に優秀な手法といえます。
その証拠に、ペイオフレシオが2.0で勝率50%の手法は長期的な破産確率が0%となっているため、安心して使い続けられるでしょう。
一方で、勝率70%の手法を使っているとしても、1回の損失額が利益額の2.5倍である「ペイオフレシオ0.4」を示していたら、長期的な破産確率は100%となってしまいます。
勝率が高いためすぐに破産するわけではありませんが、数週間や数ヶ月かけてジリジリ資金がへってしまうんですね。
そのため、組み立てた手法を長期にわたって検証して、できるだけ破産確率を下げられるようにカスタマイズしていく必要があるのです。
「バルサラの破産確率の計算方法を解説」で説明している通り破産確率の手動計算は非常に難しいため、ひと目で確認できる表を用いるのがおすすめです。
バルサラの破産確率を開発した「ナウザー・バルサラ」とは
バルサラの破産確率を開発したナウザー・バルサラに関する情報は少ないですが、彼はフランスの数学者・経済学者であるという記録が残っています。
ナウザー・バルサラが生きていた1980年代〜1990年代は、企業の連続倒産による景気後退が心配されていた時期でもあり、最悪の状況を危惧したバルサラが行動を起こしました。
彼は資産に対する損失の割合、利益額などの要素から破産確率を知るのが大切だと気づき、毎日にわたり計算や研究に明け暮れました。
そんな中、インテルによるコンピューターの大幅な性能向上が果たされ、高精度な破産予測計算が可能になったのです。
そこでバルサラは正確な破産確率を導き出し、1992年4月に「Money Management Strategies for Futures Traders」を出版し、その中で破産確率表を含む理論を発表しました。
企業に雇われた投資家や企業に対して発表された理論でしたが、今では多くの個人投資家にとって必要不可欠な理論となっています。
ただし、あくまでも人々の間で伝えられている話に過ぎないので、不確定な要素が多いという前提は理解しておきましょう。
バルサラの破産確率を構成する3つの要素
バルサラの破産確率を構成する重要な3つの要素について詳しく解説していくので、理解を深めるためにも確認していきましょう。
勝率
勝率は、手法を組み立てるほとんどのトレーダーが意識している基本的な要素で、以下の計算式で求められます。
勝率=勝ちトレード数÷全トレード数
全トレード数が100で勝ちトレードが40であった場合、「40÷100=0.4」で勝率は4割と計算されます。
勝率は手法の性質によって大きく変わりますが、ナンピンマーチンという手法であれば90%以上の高い勝率を簡単に叩き出せます。
少額の利益が出た段階ですぐに利益確定を行い、含み損が出たら一定値幅で追加ポジションを発注していくという手法です。
比較的大きな逆行が発生しても少ない戻り幅で巻き返せる可能性が高いですが、耐え切れないほどの逆行が発生してしまうと短期間で一気に資金が破綻してしまうでしょう。
バルサラの破産確率表にも示されている通り、いくら勝率が高くても損切り金額が高すぎると破産確率は格段に上がってしまうので、勝率以外にもペイオフレシオにも注目しましょう。
損益率(ペイオフレシオ)
ペイオフレシオとは、利益額が損失額の何倍になったかを示す数値で、以下の計算で導き出されます。
ペイオフレシオ=利益額÷損失額
1回のトレードだけでもペイオフレシオは求められますが、一般的には期間内に行われる複数のトレードの平均利益・損失額を用いて計算します。
仮に100回のトレードを行い、勝ちトレードで得た利益の平均が2万円、負けトレードの損失の平均が1万円だとします。
「2万円÷1万円=2」がペイオフレシオとなり、非常に優れたトレードができているという証拠になっているのがわかるでしょう。
ただし、いくらペイオフレシオが優れていても勝率があまりに低いと長期的には資金をすり減らす原因になってしまいます。
勝率とセットで考慮できてこそ、勝てる手法の組み立てに繋がるんですね。
損失許容率
バルサラの破産確率表の左上に示されているのが損失許容率で、破産確率を左右する非常に重要な項目です。
損失許容率とは、1回のトレードで総資金の何%までを想定損失として許容するかを示した数値で、以下の計算によって求められます。
損失許容率=想定損失額÷全資金×100
損失許容率が1%であれば、1回のトレードに負けると資金の1%が失われる計算になるため、100連敗すると資金の全てが失われます。
トレードにおいて100連敗する確率はそれほど高くないため、リスクを抑えてトレードできますね。
逆に、損失許容率を20%などの大きな数字にしてしまうと、5連敗すると全資金がなくなって破綻してしまうでしょう。
勝率50%の手法でも32分の1の確率で5連敗してしまうため、比較的破産のリスクが高く危険な賭けになってしまうのがわかりますね。
以下の通り、損失許容率によって破産確率は大きく異なるため、勝率やペイオフレシオも含めた慎重な手法確立が必要です。
バルサラの破産確率の計算方法を解説
バルサラの破産確率は一見すると非常にわかりやすい表ですが、内部では非常に複雑な計算が行われています。
まず、計算に必要な各項目をわかりやすく置き換えていきます。
置き換え前 | 置き換え後 |
---|---|
破産確率 | 破 |
全資金 | 全 |
平均利益額 | 利 |
平均損失額 | 損 |
ペイオフレシオ | ペ |
勝率 | 勝 |
計算は複数回に分かれるため、それぞれ見ていきましょう。
何をしているのか全くわかりません…
バルサラの破産確率を計算するには大学数学レベルの知識が必要なため、その知識がない我々が見ても全く理解できませんね。
手法を開発・改良するごとに計算していては途方もない時間と手間がかかってしまうため、こだわりがない人は破産確率表を参考にしましょう。
破産確率を自動で計算してくれるツールも存在する
現代はコンピューターが発展しており、破産確率を自動で計算してくれる無料サイトも多数公開されているため、いくつか紹介していきます。
FxLogBookは、資金や勝率などの必要情報を入力するだけで破産確率を計算してくれるシンプルなWebサイトです。
そのほかにも、Investment Tech Hackでは破産確率の計算が可能なうえ、自身で数値を入力してカスタマイズできるExcelもダウンロードできます。
さらに、バルサラの破産確率を計算してくれるスマホアプリもリリースされているため、簡単に破産確率の計算を行えます。
ネット上には様々なバルサラの確率表が掲載されていますが、許容損失率を8%などキリの悪い数字に設定しているとなかなか表が見つかりません。
自分で破産確率表を作るのは至難の業なので、そんな時に計算サイトを活用したいですね。
バルサラの破産確率をFXトレードに活用する方法
バルサラの破産確率を活用して長期的に勝てるトレードを続けるため、以下のコツを意識しておくといいでしょう。
全て試していけば損益が安定してくるので、それぞれチェックしていきましょう。
トレードを詳細に記録する
組み立てたトレードを実施する際、全てのトレードを詳細に記録するようにしてください。
一番の目的は、手法から外れたトレードをして、あらかじめ求めた破産確率が狂ってしまうのを予防するためです。
計算して導き出した破産確率に沿わないトレードを繰り返してしまうと、その中の1回のトレードで致命的な損失を負ってしまうかもしれません。
「毎回のトレードを記録しなければいけない」というプレッシャーを自分にかけておけば、勘や感情に任せたトレードを最小限に抑えられるでしょう。
また、行ったトレードを日次や週次で振り返るようにすれば、間違ったトレードを忘れずに反省できるため、失敗の頻度も減っていきます。
最低でも、毎回のトレードで以下の項目を記録するといいでしょう。
- エントリー・決済日時
- エントリー根拠
- 決済根拠
- トレードの感想・反省
トレードにおいて最も大切なのは自制心なので、必ず実施しましょう。
手法の利確・損切りポイントを改善する
作った手法をルール通りに使い続けるのも大切ですが、相場の性格が変わるとフィットしなくなってしまう可能性も。
そのため、手法の細かい部分を常にアップグレードしながら運用すれば、長年にわたって生き残れる可能性が高くなります。
例えば、長期的にトレンドが続く相場であれば利益幅を伸ばしやすいですが、細かいレンジ相場が続く環境では利益を取りにくくなります。
そういった環境下では、利益幅を狭めてエントリーの場面を限定するなどのカスタマイズが必要になるでしょう。
ただし、相場の環境が変わって利益を取りにくくなったかの判断には、毎回のトレードで感じる違和感などを記憶しておく必要があります。
そのためにも、先述したようにトレード記録を取って見返すという行為は非常に大切なのがわかりますね。
ルール内でのトレードを徹底する
ルール内でのトレードを徹底しなければ、せっかく計算した破産確率や期待値に沿わない結果が出てしまい、今後の改善が見込めなくなってしまいます。
そのため、以下のようにルール外のトレードをしやすい場面を理解しておき、事前に自身の中で対策を打てる状態にしておきましょう。
- 連勝が続いて気が緩んでいるタイミング
- 連敗が続いて資金が大きく減ったタイミング
- エントリーチャンスが全く訪れないタイミング
- 指標などで値動きが激しいタイミング
どのタイミングも「今なら利益を取れるのではないか」「そろそろエントリーしてもいいのではないか」と思い込んでしまいやすい状況です。
手法通りのトレードをしていても、月次で負けてしまうのはプロトレーダーでもよくあるので、短期間~中期間のドローダウンは起こりうるものとして認識しておく必要があります。
それでも不安になってしまうなら、適切にエントリーできるように新たな手法を構築してみるなど、あえてトレードしない時間を作るのも大切です。
どうしてもチャートに食いついてしまうなら、本業に打ち込んだり旅行に行ってみたり、気分をリフレッシュさせるのもおすすめです。
また、以上で説明したような失敗はトレード初心者が陥りやすいものでもあるため、以下の記事も参考に対策方法を考えてみてください。
勝率と損益率を改善する
利確・損切りポイントの改善にも繋がりますが、一度構築した手法を試しながら勝率や損益率を改善する必要があります。
例えば、損切りポイントの改善をしたい場合は、実践トレードの記録を活用しましょう。
仮に、ラインブレイクを損切りポイントとしている場合、損切りしたタイミングの記録画像を参考にしてみてください。
ライン際のチャートパターンやローソク足の形で、事前にラインブレイクを予知できるサインがあったかもしれません。
損切り時の共通点としてブレイク前のサインを発見できれば、ブレイク前に損切りするのを常にして損失額を減らせますね。
過去チャート観察の積み重ねにより、常に手法の改善をできるように研究してみてください。
チャートが動いていない土日の時間を使えば、トレードの時間を避けてのびのびと検証できますよ。
バルサラの破産確率で勘違いしやすいポイント
バルサラの破産確率は非常に有効な指標ですが、多くの人が勘違いしているポイントが2つあります。
勘違いしたままバルサラの破産確率表を使っても逆効果な可能性もあるため、注意してください。
複利で資金運用をする際は計算方法が変化する
バルサラの破産確率には複利運用が適応されているため、単利運用で資金を増やしていきたい人は表と同じ数字を参考にできない点に注意しましょう。
例えば、以下3つの条件で資金を運用した場合に発生する資金の増減を見ていきましょう。
項目 | 設定数値 |
---|---|
総資金 | 100万円 |
勝率 | 50% |
ペイオフレシオ | 1.0 |
許容損失率 | 1% |
条件通りであれば、50%の確率で1万円の増減が発生するだけなので、長期的に見れば破産もしなければ資金が増えもしないでしょう。
ただし、この100万円を複利での運用にすると話は変わります。
まず100万円でトレードに勝利すると資金が101万円になり、次にトレードに負けると1%である10,100円が失われます。
資金運用方法 | 初期資金 | 1回目のトレードで1%の利益を得た後の資金 | 2回目のトレードで1%の損失を被った後の資金 |
---|---|---|---|
複利運用 | 100万円 | 101万円 | 999,900円 |
単利運用 | 100万円 | 101万円 | 100万円 |
一連のトレードで100円の資金が失われているため、これでは小さな損が積み重なって最終的に破産してしまうでしょう。
このように、複利運用では利益を得た後の資金全体に損切りがかかってしまうので、同じ1%でも損失額の金額は変わってくるんですね。
そのため、実際にこの条件下ではほぼ破産するという確率がバルサラの確率表で示されているのです。
従って、バルサラの破産確率表が示す数字よりもさらに安全なトレードをしたい人は、単利での資金運用を行いましょう。
間違ったバルサラの破産確率に注意
バルサラの破産確率は縦軸が「ペイオフレシオ」、横軸が「勝率」となっていますが、許容損失率に関しても意識しておく必要があります。
「損失許容率」でも説明した通り、許容損失率によって破産確率が大きく変化するのは学びましたね。
巷では、さまざまなWebサイトにバルサラの破産確率が掲載されていますが、左上に許容損失率が記載されていない破産確率表も多く見られます。
バルサラの破産確率を初めて使い始める人は、左上に「許容損失率」が記載されていないバルサラの破産確率表を見ると、「確率表とはそういうものだ」と勘違いしてしまいます。
許容損失率こそが破産確率を大きく左右する要素なので、学習する際は必ず、本記事のように許容損失率にも触れたWebサイトを参考にしてください。
破産確率を下げられるトレード手法の構築方法
ここまででバルサラの破産確率について詳しく解説してきたので、実際に破産確率表を用いて勝てる手法を組み立てるための手順を解説していきます。
バルサラの破産確率を使いこなすために、ぜひ参考にしてください。
①トレード手法を確立する
まずは、破産せずに資金を増やしていける手法を作り上げるのが第一ステップです。
今回は、勝率が高くペイオフレシオも優れている手法である、トレンド相場発生中のロールリバーサルを選択します。
トレンド相場の押し戻りが前回の高安値に引いたラインで跳ね返され、トレンドが再開する瞬間を狙ったトレードを指します。
損切りの幅に対して取れる利益の幅が非常に広いため、まずは以下の設定でペイオフレシオが2.0になるように利益確定幅と損切り幅を設定できます。
利益確定幅 | トレンド相場でマークした直近の高安値 |
損切り幅 | ロールリバーサルが完全に否定されたタイミング |
ある程度のトレード手法は決まったので、次に設定した条件で過去検証を進めていきます。
②過去検証ソフトで勝率や損益率を検証する
次に、組み立てたチャートを過去検証ソフトで検証して、実際の勝率やペイオフレシオを確認していきます。
過去検証ソフトとしておすすめなのは、Forex Tester6という過去検証ツールです。
定価で購入すると3万円近くの高いソフトですが、過去数十年前のチャートまで細かく遡れるほか、勝率やペイオフレシオなどを細かく表示してくれます。
過去検証を行う前に、事前に許容損失率を決めておきましょう。
例えば、許容損失率を2%程度に抑えておけば、数十回以上連敗しても資金は尽きません。
その分ロットを抑える運用になるため、得られる利益も少なくなるでしょう。
実際の過去検証を行うと正確な勝率がわかるため、合わせてペイオフレシオも調整する必要があります。
例えば、損切りラインに到達してからトレンドが再開するケースが多ければ、損切りポイントを多少広げてでも勝率を上げるべきでしょう。
この調整によってペイオフレシオは下がりますが、勝率が大幅に上昇すれば効果があったということになりますね。
手法の検証は、最低でも半年~1年分程度は行いたいですね。
検証をしながらの手法の改善をしていき、最終的に抜き出した勝率・ペイオフレシオ・許容損失率を参考に、破産確率表を確認してください。
破産確率が0%の確率で収まっていれば安心してトレードできますが、ひとまずは数%以内に収まっていれば合格点です。
検証結果では利益が出ていても、破産確率が数十%以上になっていたら手法の練り直しが必要です。
破産確率が数%以内に落ち着いた段階で、実践トレードに移行します。
なお、便利なトレード検証ツールである「ForexTester」シリーズの詳しい使い方については、以下の記事を参考にしてください。
③実際のトレードで成績を記録する
過去検証で破産確率が低い手法を確立できたら、実際に現金をかけたトレードを行っていきます。
この段階では、損切りなどが発生するとプレッシャーを感じてルール通りのトレードができなくなる可能性があります。
そのため、毎回のトレード履歴を取って自制心を保てるよう、工夫しながらトレードを行う必要があるでしょう。
また、本業に打ち込んでいる時間や寝ている時間はチャンスがあっても乗れないため、検証よりも資金が増えるペースは落ちてしまいます。
合わせて、取引に使う業者によってはスプレッドが広かったり約定が遅れたり、検証よりも悪い結果が出る可能性も。
あまりにも検証とは違う結果が出てしまうようであれば、利用するFX業者を変更してみてください。
④手法を改善して破産確率を低減する
本番トレードは検証とは違う環境のため、トレードするうちにさらなる改善点に気が付くかもしれません。
そんな時は、不確定な改善アイデアをすぐに実行するのではなく、短い期間であっても検証してから実戦に当てはめてください。
どうしてもトレードごとに時間が空いてしまうため、「ここは直せるのでは?この根拠はいらないのでは?」と様々な考えが渦巻いてしまいます。
その考え全てを毎回検証していてはキリがないので、いくつかアイデアが貯まった段階で検証を再開しましょう。
また、組み立てた手法のエントリーチャンスがあまりにも少ない場合、安定して運用できる手法をもうひとつ開発するのもいいでしょう。
長期トレード手法と短期トレード手法などを1つずつ持っておき、資金運用の安定性を増やせるように工夫してみてください。
複数の手法を持っておけば、片方の手法でドローダウンが発生していても、もう1つの手法でカバーできる可能性も高まりますよ。
まとめ:バルサラの破産確率を利用して長期的な利益を積み上げよう
バルサラの破産確率表は、手法を組み立てるうえで必ず参考にしておくべき概念ですが、存在すら知らずにトレードしている人も多くいます。
たとえ数ヶ月の検証やトレードの成績が良くても、長期的に見ると破産確率が高い手法を使用している可能性も。
そのため、使っている手法のスペックは細かく把握し、常に改善を繰り返していく必要があります。
本記事では、バルサラの破産確率に関する基礎知識だけでなく、注意点や手法の組み立て方まで詳しく解説しています。
解説している内容を参考に、長期間にわたって使い続けられる投資戦略を編み出しましょう!
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