
Forexland(フォレックスランド)という業者のコピートレードに勧誘された人は他にませんか?
Forexlandは「優秀なトレーダーの取引をそのままコピーできる」という謳い文句でコピートレードを提供している海外業者です。
しかし、Forexlandのコピートレードには多くの悪評があります。
果たして、安全なのか?詐欺なのか?
そこで、今回はForexlandの実態を徹底調査しました。
- Forexlandの会社概要、特徴、安全性
- Forexlandのコピートレードの実態
- Forexlandの出金拒否のリスク
Forexlandの安全性


海外FX業者を検討する上で、一番気を付けなければならないのは安全性です。
なぜなら、規約違反で出金拒否になったり、詐欺業者に騙されるリスクが高いからです。
そこで、Forexlandの安全性をWikiFXで調べました。
WikiFX(ウィキエフエックス)は、FX会社の安全性・信頼性を評価している第三者機関です。
全世界3万以上のFXブローカーの情報を収集し・格付けを行っています。
FX会社の安全性スコアや詐欺被害のリアルな口コミは『wikifx.com』で確認できます。


WikiFXで以下の3点を調査しました。
1.会社概要と特徴
2.取得ライセンス
3.ユーザーの資産保護
会社概要と特徴
Forexlandの会社概要や特徴は、以下の通りです。




Forexlandは金融庁から、無登録で金融商品取引業を行う業者として警告を受けています。


特徴 | 詳細 |
---|---|
取扱商品 | ・外国為替 ・金属 |
レバレッジ | 最大500倍 |
口座タイプ | スタンダード |
取引プラットフォーム | MT4 |
スプレッド | ・EURUSD 平均1.8pips ・USDJPY 平均1.8pips ・その他メジャー通貨ペア 平均1.9pips |
最低入金額 | 500ドル |
ロスカット | 20% |
ゼロカット | あり |
スキャルピング | あり(1分以内のトレードは禁止) |
両建て | あり |
ボーナス | なし |
Forexlandには以下の特徴があります。
- 住所が複数の怪しい業者と同じ
- コピートレードで大負けを繰り返す
1つ目の特徴は複数の住所が怪しい業者と同じという点です。
Forexlandの住所は、Trust Company Complex, Ajeltake Road, Ajeltake Island, Majuro, Marshall Islands MH 96960 です。


この住所、2024年8月6日にコピートレード詐欺を起こした業者AmazingTickと同じです。


さらに、この住所はこの他の金融庁から警告を受けた多くの業者にも使われています。
- LIRUNEX
- FXplayer
- HighLow、HIGHLOW.COM
この住所を調べたところ、SPC(特別目的会社)の設立に使用される住所のようです。
SPCとは特定の目的のために設立される法人です。
親会社から必要な資産を切り離し、特定の事業のために資金調達や運用を行うことが特徴です。
SPCは資産を保有するのが役割で、資産の倉庫みたいなもので、事業の実態はありません。
そのため、SPCはペーパーカンパニーの一種とも言えます。


事業の実態のないSPCを使っている時点で、Forexlandは危険と言えます。
2つ目の特徴はコピートレードで大負けを繰り返すという点です。
Forexlandの口コミを調べると、最初は勝っていたけど後から大負けするコツコツドカンのパターンが多いようです。












なお、Forexlandのコピトレで勝った人もいるようです。






一人目はドカンする前に上手くコピートレードを停止して切り抜けた人です。
他の人はまだドカンする前の利益が上がっている時の報告の可能性があります。
なお、WikiFXにもコピートレードで損したという被害報告が寄せられています。


WikiFXの以外報告は、4人のコピトレ主が(コピー元のトレーダー)が全く同じトレードをしたとのことです。
しかも利用規約を無視したトレードをだったと言います。
コピートレードのメリットはコピトレ主とまったく同じトレードをするので、FX初心者でもプロのようなトレードが可能なことです。
しかし、コピトレ主のレベルが低かったり悪意を持っていると大損するリスクがあります。
なので、コピートレードが成功するかどうかは、コピトレ主選びにかかっていると言えます。
Forexlandのコピトレ主については、コツコツドカンのトレーダーが多いようです。
Forexlandのコピートレードはコピトレ主の運用リスクが高いので、使用しない方が良いでしょう。
なお、Forexlandのコピートレードは、出金可能なようです。


取得ライセンス
Forexlandは金融ライセンスを取得していません。
金融ライセンスは法的に外国為替取引や関連する金融サービスを提供するための許可証であり、業者が規制当局によって定められた基準と規制に準拠していることを示す証明です。
金融ライセンスを持っていないということは、安全性や信頼性が低く、詐欺業者である可能性もあります。
ユーザーの資産保護
Forexlandは顧客資金の管理体制が公表されていません。
そのため、万が一破綻した場合、預け入れた資金が戻って来る保証はありません。
なお、海外FX業者の多くは資産が保護されていません。



WikiFXでは法律で資産がしっかりと保護されている国内業者をおすすめします。


Forexlandの評判


Forexlandの評判を調べると、「コピートレードで損した」というものが数多くあります。
コピートレードに関する評判はすでに紹介しました。
コピートレードの他、どのような評判があるのか調べてみました。
ログイン出来ない
Forexlandはたびたびログイン出来なくなるようです。













アクセス出来なくなると、「飛んだかもしれない!!?」と不安になります…
スプレッドが広がる
Forexlandのスプレッドの広がり方が怪しいという評判が多いです。


特に、指標発表時が酷いようです。


スプレッドが広がると、取引コストが増え、利益を上げるのが難しくなり、損切りにひっかかるリスクがあります。
なお、このスプレッドの広がりによって、コピートレードで損失を出すことがたびたびあるようです。




サポートが悪い
Forexlandのサポートはメールとチャットがあり、24時間、週5日、さらに日本語対応です。
Googleで検索すると、Forexlandのサポート対応は丁寧で良いという記事が多いです。
しかし、Xで調べると、メールをしても返信が来ないという口コミがありました。




また、コピートレードの不具合についてメールをしたところ、身に覚えのない理由を指摘され、不誠実な対応を受けたという口コミもあります。




インフルエンサーが過剰に勧誘する
Forexlandに勧誘するインフルエンサーは少なくありません。
彼らに共通しているのが、まずはLINEに誘導し、それからLINEやDiscordでForexlandに勧誘していることです。






Forexlandに口座開設するよう勧誘したインフルエンサーの中には、フォロワー数が1万人以上のインフルエンサーも少なくありません。
そのため、Forexlandのコピートレードに参加した人も少なくないでしょう。
実を言うと、Forexlandに誘導したとされるインフルエンサーの中に、WikiFXで拡散を何回かお願いしたことがあるインフルエンサーがいます。
しかし、ある日拡散を依頼したところ、「他の人にアカウントを譲渡したため、依頼を受けられません」と断られました。
しかも、依頼したポストはすべて削除されてしまいました。
その後、そのインフルエンサーは配信する情報が変わりました。
ある時期を境に、配信する情報が変わったインフルエンサーがいたら要注意です。
中の人が詐欺師に入れ替わっているかもしれません。
Forexlandと同じようにインフルエンサーを利用して勧誘を行うFX業者の中には、詐欺業者や悪徳業者が少なくありません。
例えば、
- AmazingTick
- Assassin FX
- FXFair
- ZAIX








WikiFXによる独自調査結果


WikiFXでは独自の基準でFX業者を評価し、スコアを付けています。
また、実際に業者が存在するかを実際に現地に行って確かめる現地調査を行っています。
Forexlandのスコア評価
WikiFXでは、下記の5つの基準に基づき、10点満点でFX業者を評価しています。
- ライセンス指数:取得ライセンスの信頼性・価値
- 事業指数:企業としての安定性・運営能力など
- リスク指数:倒産時の資産保証の度合い・詐欺業者の可能性の低さなど
- 規制指数:取得ライセンスの規制の強さ
- ソフトウェア指数:取引プラットフォームなどの利用環境
Forexlandのスコアは以下の通りです。


指数 | スコア |
---|---|
規制指数 | 0.00 |
事業指数 | 5.95 |
リスク指数 | 0.00 |
ライセンス | 0.00 |
ソフトウェア | 8.50 |
総合点 | 0.30 |
Forexlandのスコアは0.30(2024年9月時点)と非常に低いです。
Forexlandはノーライセンスであり、規制当局の規制を受けていないため、ライセンスと規制指数が共に0です。
事業指数は5.95で、平均的です。
現在、運営中であるため、この点数が付けられていると考えられます。
リスク指数は0で、リスクが非常に高いです。
そのため、Forexlandを使用することはおすすめできません。
ソフトウェアは8.50で、高い評価です。
現地調査
2024年9月時点では、WikiFXによるForexlandの現地調査は行われておりません。
注意喚起
「評価が低すぎるため、利用しないでください」という注意喚起がなされています。


Forexlandのコピートレードで出金停止になるルール


Forexlandで出金停止になる原因は以下です。
- アービトラージ
- 複数口座の作成
- 本人以外からの口座への送金
- スワップ狙いの取引の乱用
- 1分以内のスキャルピング
- IBからアドバイスを受けてのトレード
アービトラージ
価格の遅延を利用したアービトラージを行った場合、該当する取引がキャンセルされ、さらに、入金総額の10%(最大200ドル)の罰金が管理手数料として徴収されます。
特に、指標発表後は市場が大きく動いて価格遅延が起こりやすいので、このルールに違反するリスクがあります。
複数口座の作成
Forexlandでは一人が複数の口座を持つことが禁止されています。
複数の口座を持っていることが発覚した場合、口座を統一するために、どれかの口座に資金を移されます。
この時、出金停止が起こるリスクがあります。
本人以外からの口座への送金
本人以外からの入金や本人以外の口座への出金が禁止されています。
これはマネーロンダリング対策の一環です。
スワップ狙いの取引の乱用
何度も何度もスワップ狙いの取引を行った場合、その取引は無効となります。
なお、乱用の基準は定められていません。
1分以内のスキャルピング
Forexlandでは1分以内のスキャルピング(秒スキャ)は禁止されています。
秒スキャすると出金停止になる可能性があります。
スキャルピングをEAを使う場合、このルールに違反するリスクがあります。
IBからアドバイスを受けてのトレード
ForexlandではIBからアドバイスを受けてトレードすることが禁止されています。
IBとはIntroducing Brokerの略で、いわゆる紹介者です。
そのため、Forexlandの紹介者のアドバイスを受けてトレードすると規約違反になるため、出金停止になるリスクがあります。
Forexlandに勧誘するインフルエンサーはIBです。
なので、彼らからのアドバイスを元にトレードすると、出金停止になるリスクがあります。






まとめ
Forexlandは問題のある非常に危険なFX業者であるため、利用はおすすめしません。
その理由としては、ノーライセンスで、SPCの住所であるため、安全性が低いです。
また、コピートレードでコツコツドカンで損したという口コミや被害報告が多数あります。
さらに、インフルエンサーを使った勧誘方法が、過去に飛んだ詐欺業者と同じやり方です。
今後、飛んだ詐欺業者のようにある日突然、一斉に不自然なトレードを始めて、全損して飛ぶリスクも十分にあり得ます。
WikiFXでは、資金の安全性やサービスクオリティの高さが証明されている国内FX業者の利用を推奨しています。
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