【ヒロセ通商】損切り設定のやり方を画像付きで丁寧に解説

やっぱり、損切りしておくべきだった!

下がり続けるチャートを見ながら、損切りしなかったことを心から悔やんだトレーダーは少なくないでしょう。損切り設定しておくことで少なくともロスカットは回避できます。

ヒロセ通商で損切り設定するのはどうすればよい?

損切りの設定方法は、FX会社の取引ツールごとに異なりますが、基本的な操作はほぼ同じです。今回は、ヒロセ通商(LION FX)の損切り設定のやり方を画像つきで丁寧に解説していきます。

ヒロセ通商じゃない方も参考にしてください。

この記事でわかること
  • ヒロセ通商で一番簡単な損切り設定
  • ヒロセ通商の損切り設定の応用編
  • 損切りと利確の設定はどれくらいがベスト?
  • ヒロセ通商で損切り設定を削除・変更する方法

ロスカットで資金の大半を失ってしまうくらいなら、いさぎよく早めの損失を確定させておいた方がマシです。

ヒロセ通商での損切り方法を、この記事では紹介していますが、ヒロセ通商以外の方にも参考になる内容となっています。 ぜひ、この機会に読んでおいてください。

目次

ヒロセ通商で損切りを設定する一番簡単な方法(基礎編)

わずかな金額でも惜しいと思うのが人の心理です。できればぎりぎりまで待ちたいものですが、リーマンショックやスイスフランショックのような大暴落がいつ起きるか、誰にも予測はできません。

早めの損切りで、被害を最小限に抑えていくリスクマネージメントがFXでは重要です。

FXで注文を入れる方法は、「指値」「逆指値」「成行」の3つが基礎

まずは、注文方法の基礎を確認しながら
損切りの設定方法を見ていきます。

損切り設定は、「逆指値注文」を使うのが一般的です。

ヒロセ通商(LION FX)では、どのように設定するのか、画像で詳しく解説していきます。

通貨ペアでポジションを持つ時に損切りを設定

まずは、通貨ペアの売買でジションを持つやり方から見てみましょう。

FXトレードを始める時には、最初に「買い」か「売り」かで、エントリーの注文を発注します。

エントリーとは

新規でポジションを持つことをエントリー、ポジションを決済することをエグジットといいます。

ポジションを持つ時に、あらかじめ損切りを設定しておくことができます。

1.エントリーと決済注文

通貨ペアを買うか売るかで、エントリー注文を行います。

エントリーは注文画面から

メニュー「注文」をクリックして、「買い注文」または「売り注文」のどちらかを選択します。次に「通常/IF」のタグを選択して、一番上の段の「指値」からエントリーの発注を行います。

次に「決済DONE」から決済注文を入れる

エントリーの注文を入れたら、次に決済注文で利確と損切りを設定します。

決済は下の段の「決済DONE」から可能です。タグを選択して利確は「指値」損切りは「逆指値注文」で発注します。

  • 指値…売買注文を入れる
  • 指値(決済DONE)…決済注文を入れる
通常/IF・決済DONEとは?

メニューにある「通常/IF」「決済DONE」とは、「指値」や「逆指値」でエントリー・決済・損切りを設定する「IF DONE(イフダン)注文」を指しています。「もしこうなったら(IF)注文する(DONE)}という意味です。

逆指値で損切りを設定

エントリーと決済の注文を入れたら、次に「逆指値」で損切りを設定します。

  • 逆指値(決済DONE)…損切り注文をする
「決済DONE」から損切り注文を入れる

決済の欄の「指値」をクリックすると「逆指値」が選択できるメニューが出てきます。

逆指値が表示されたら、損切りしたいレートを入力します。逆指値は、現在値よりも損失の方向にしか設定できませんので注意してください。

「買い」でエントリーした場合は、下降した場合の損切り値、「売り」でエントリーした場合は、上昇した場合の損切り値を設定してリスクに備えるわけです。

WikiFX 作成

例えば、USDJPY(usdjpy)を145円で「買いエントリー」した時には、設定するレートは143.70、144.00など買値よりも低いレートです。

WikiFX 作成

反対に145円で「売りエントリー」したとすれば、146.20、145.90など買値よりも高いレートで損切り注文を入れます。

損切りレートの設定例
  • USDJPYを150.0で「買い」… 143.0まで上がったら損切り
  • USDJPYを145.0で「売り」…147.0まで上がったら損切り

各注文の入力が完了したら、あとは、確認ボタンを押して注文を執行するだけです。各種詳細に間違えがないか確認するようにしましょう。

あと、ヒロセ通商(LION FX)では、pipsや損益から損切りレートを決めることもできます。

損失がいくらになったら、損切りする!
という決め方ですね。

pipsや損益から損切りが設定できる

pipsで値動きの幅をを入力すると、損失額が自動計算されます。損失額や値幅を目安に希望するレートで損切り設定が行えます。

pipsを入力して損切りを設定

「決済DONE」→「逆指値」→「pip差」にて、pipsの値幅をクリックすると設定画面が出てきます。任意の数値を入力して「OK」で確定すると、損益額が自動で計算され、レートが表示されます。

例えば、反対方向に500pips動いたら損切りしたい時には、「pip差」に「500」と入力すれば、予想損失額は「-500円」で、レートが142.304の時に損切り注文が執行されます。

pipsや損失額を見ながら、損切り設定ができるので、
リスクマネージメントや資金管理が行いやすいのです。

レート一覧からも注文できる

注文画面は、レート一覧からも表示できます。

レート画面から注文する

レートに表示されている「BID」または「ASK」をクリックすると注文画面が表示できます。

チャート画面からも注文画面は表示できる

メニュー「注文」「レート一覧」以外では、「チャート画面」からも注文画面は表示できます。チャート上で右クリック、メニューから「買い注文」か「売り注文」を選択すると注文画面の表示が可能です。

エントリーから決済・損切りまでを、「指値」「逆指値」で発注するやり方が、FXの最も重要な基礎です。

使いこなせるように操作方法を確認しておきましょう。

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成行で損切りする方法

「指値」「逆指値」で注文ができるようになったら、成行注文でエントリーして損切りを設定することもできます。

成行注文とは

成行は、注文を入れた時のリアルタイムのレートでポジションを持つ注文方法のことをいいます。

成行注文は、即時で「買い」や「売り」が確定するため、デイトレードやスキャルピングの短期トレードで愛用されている注文方法です。注文を入力する時間が惜しい時や、チャートの流れを見て、その場でポジションを持ちたい時に有効です。

中長期のトレードにおいても、価格変動してタイミングを待つのが面倒な時には、成行注文が好まれています。

成行注文でエントリー

成行注文では、その時々のリアルタイムのチャートの動きを見ながら、先行きを予想分析し、その場で「買い」か「売り」かの結論を出すのが特徴です。

成行注文のエントリー
  • 今から上昇に向かうだろう… 成行で「即買い」
  • 今から下降に向かうだろう… 成行で「即売り」
クイック注文やストリーミング注文

ヒロセ通商では成行注文は「クイック注文」と表示されています。成行注文は、FX会社によって「ワンクリック注文」「スピード注文」「ストリーミング注文」などで、よりスピーディーな約定を提供するケースもあります。

成行注文のやり方は、メニュー「注文」→「クイック注文」を選択。注文画面を表示して行います。

次に、注文画面が出てきたらリアルタイムレートを見ながら、ロット数(lot)・許容スリップの入力です。次に、希望するレートで「即買注文」か「即売注文」のボタンをクリックします。

注文ボタンをクリックすると即時でポジションが決まります。

許容スリップとは?

許容スリップとは、スリッページが発生した時にどれくらいのレートのズレならOKかを設定するものです。取引が少なすぎる時や多すぎる時には、即時注文でも大幅にレートがずれることがあるからです。

ポジションを持ったら、次は、成行注文で決済・損切りを設定します。決済・損切り注文は、ポジション一覧から操作できます。

決済・損切りはポジション一覧から

各種ポジションを表示させる方法は、メニュー「ポジション一覧」を選択して、決済したいポジションの上で右クリックです。プルダウンメニューの一番上にある「成行決済」をクリックして、決済画面を出します。

成行の決済画面を出したら、決済も損切りもリアルタイムでレートを見ながら、いつでも執行できます。その場で判断して「成行決済」のボタンを押すと、利益や損失が確定します。

成行の損切りは、知らないうちに損失が拡大するリスクがあるため、逆指値に比べて安全性は低いです。また、損切りをするつもりでいても、つい含み損のまま保有してしまうことも多くなります。

後から「逆指値」で損切りを設定する

他にも、成行でポジションを持ったあとで、しばらく様子を見てから「逆指値」で損切りを設定するケースもあります。ヒロセ通商の設定方法を見ていきましょう。

あとから損切りを設定したいときは、メニュー「注文」→「決済注文」→「決済DONE」の画面から行います。

決済注文の画面を表示する

決済注文の画面を出したら、あとは、逆指値のレートを指して発注です。

成行注文はエントリーの際に損切りを設定しよう

成行注文の場合は、24時間、チャートを見続けるわけにはいきませんので、エントリーするときに損切りを「逆指値」で入れておく方法がおすすめです。

成行でポジションを持った後すぐに、「逆指値」で損切りを設定しておけば、含み損が拡大しすぎて損切りしづらくなる、という状況も避けられます。

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ヒロセ通商の損切り設定を他にも覚えよう(応用編)

ここでは、応用編として様々なタイプの損切り設定をご紹介していきます。「逆指値」や「成行き」以外の損切り方法も覚えておけば、状況に応じて便利に活用していけます。

どんな方法なのか、各注文のやり方を
今後の参考に見ておきましょう。

トレール注文で損切り設定

トレール注文とは、一度設定したpips(値動きの幅・値幅)の損切り設定が、ポジションの方向に変動しながらもそのまま維持される注文方法のことをいいます。

損切りの値幅が繰り上がっていくイメージ

例えば、買いのポジションで300pipsの損切りを設定したとすれば、価格が上昇した場合も「300pips」の損切り設定が上昇に合わせて繰り上がっていくイメージです。

WikiFX作成

含み益が出ている状態でも、300pips下降すると決済(損切り)される仕組みですから、いったん上昇に向かった後で利益の取りこぼしが避けられます。下降したとしても、一定以上の利益が期待できるのです。

トレール注文のやり方

メニュー「注文」→「決済注文」を選択します。ポジション一覧が表示されますので、各ポジションの詳細を確認して、損切りしたいポジションにチェックを入れます。

メニューから「トレール決済」を選択して、値幅を入力します。確認画面で入力内容を確認し、問題がなければ「注文送信」で発注です。

トレール注文とは? - ヒロセ通商

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OCO・IFDONE注文で損切り設定

次に、将来的に活用したい注文方法として見ておきたいのがOCO注文とIFDONE注文です。

IFDONE(イフダン)注文の特徴と設定方法

IFDONE注文のイメージ
WkiFX作成
IFDONE注文とは

IFDONE注文は、「新規ポジション」と「利益確定」「損切り設定」と2つ~3つの注文を同時に入れておく方法です。チャートを見ていなくとも、各自の戦略に沿って自動的に取引できます。

忙しくて、なかなかトレードの時間がとれない方や、寝ている間もトレード機会を逃したくないアクティブ派に最適です。

IFDONE注文で「決済」「損切り」するやり方は、「指値」「逆指値」の項目で解説しています。新規ポジションのエントリーも「買い注文」→「通常IF」「指値」で指定することができます。

OCO(オーシーオー)注文の特徴と設定方法

OCO注文のイメージ
WIKIFX作成
OCO注文とは

「指値」「逆指値」「トレール」を組み合わせて、2つの注文を同時に入れておく方法を指します。どちらの方向に行くか全くわからない時に入れておけば、取りこぼしを防ぎ、損失も最小限に抑えられます。

新規ポジションの際に2つの注文、決済の際に2つの注文と入れて、どちらか一方の注文が決まると、他方はキャンセルされる仕組みです。損切り設定にはOCOの逆指値とトレールが使えます。

OCOで損切りを入れたい時は、メニュー「取引情報」→「ポジション一覧」から設定可能です。ポジションにチェックを入れて「右クリック」→「OCO注文」で設定画面が表示されます。

OCOで指値決済とトレール損切りが設定できる
WikiFX作成

メニュータグ「OCO注文」を選択して、「OCO1…利確」で指値決済、「OCO2…損切」で逆指値・トレールの損切り設定ができます。

ひとまずは、こんなやり方もあるって
覚えておいてください。

時間指定‐成行注文

他にも覚えておきたいのが、時間指定の成行注文です。

時間指定成行注文とは

時間指定成行注文とは、「買値」や「売値」ではなく、指定した時間に成行でエントリー・決済注文を入れることをいいます。時間指定注文とも呼ばれています。

爆発的な値動きが期待できる雇用統計や政策金利の発表、その他、各種経済指標の発表やニュースメディアの情報を基にトレードしたい時に利用されています。大きなトレード機会がゲットできるとメリットとは裏腹に、あくまでも成行ですから、いくらで決まるかわからなリスクがあります。

価格がわからないため、結果的に損切りになることはあっても、安全に損切りする方法としては不十分です。価格はどうあれ、とにかくポジションを決済しておきたい時に役に立つでしょう。

時間指定‐指値・逆指値

経済指標時の注文方法として、時間指定で「指値」「逆指値」を入れる方法もあります。時間指定の成行と組み合わせて売買されるケースも多く、損切りの設定にも使えます。

時間指定の指値・逆指値とは?

「時間指定の指値」は、指定した時間中に指定した価格になった時にエントリーや決済を行います。「時間指定の逆指値」は、指定した時間に、指定した価格にてエントリーや損切りを行います。

例えば、発表が予想を上回った時は価格が高騰しやすいため、「時間指定の指値」で利益を狙います。一方では、発表が予想を下回った時には価格が急落しやすいため、「時間指定の逆指値」を入れておくというやり方があります。両建て手法に近いやり方です。

入念な情報を収集を行い、各自のシナリオに沿って売買していくのが特徴です。

トレード経験が豊富な方向けの
トレード手法です!

時間指定注文は、やや複雑でリスクが高いため初心者にはおすすめできません。

スマホアプリで損切り設定

この機会に、ヒロセ通商でぜひ覚えておきたいのが、スマホアプリの損切り設定です。FXは24時間稼働していますので、外出先における、いざという時のスマホの損切りが大変重宝します。

スマホで損切りするやり方は、ポジション一覧から保有中のポジションをタップして、「決済注文」を選択。次の画面で注文方法を選択して、レートやlot等の条件を入力します。

スマホ画面での損切りの手順

参照:LION FX スマートフォンアプリ取扱説明書

入力が完了したら、一番下の「確認画面を表示」を選択します。次の画面で注文内容を確認して問題なければ「注文実行」で完了です。

確認画面の表示は「オフ」にすると次回より、ダイレクトに注文実行となります。

なおヒロセ通商では、27種類の豊富な注文方法が用意されています。様々なタイプの注文方法を使いこなすことで、激しく変動する市場動向に応じたトレード戦略が立てやすくなります。

注文方法の豊富さで選ぶならヒロセ通商が一番おすすめです。

ヒロセ通商の27種類の注文方法はこちらからご覧になれます。

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損切りと利確の設定はどれくらいがベスト?

では、実際に損切りするとして、具体的にどれくらいの損失ですべきでしょうか。

とくに決まりはありませんので、自分にとって失ってもあきらめがつく金額を指定します。個人差はありますが、一般的に理想とされている、損切りの比率には「リスクリワード 1:2」や「2%損切り」があります。

「リスクリワード1:2」や「2%損切り」など、代表的な損切の基準について、この章では解説していきます。

精神的なストレスが少ない
比率を選ぶのがコツ。

リスクリワード「1:2」とは

リスクリワード「1:2」とは、リスク1に対して利益はその2倍を狙うやり方です。

リスクとリワードの関係

リスクとは「損失」を指し、リワードは「利益」を指す言葉です。1つのポジションで、想定する損失に対する利益の比率を表したものを「リスクリワード」といいます。

「リスクリワード1:2」の金額がどれくらいになるかは、それぞれの証拠金の金額やポジション、勝率などから変わってきます。よく使われている方法は、まず自分の平均利益から損失1の金額を割り出す方法です。

平均利益 =「勝ちトレードの合計金額」÷「勝ちトレードの回数」

10回の勝ちトレードの合計が50,000円だとすれば、50,000円÷10回で5,000円です。ということは、利確の目安は「5,000円」、そして損切りの目安はその半分の「2,500円」になります。

あるいは、チャートに「利確」と「損切り」のラインを引いて、大まかに「1:2」の割合を定める方法もあります。

利益よりも損失が大きくならないよう、「利大損小」の精神に基づいて損切りを設定するやり方です。

損切り比率2%とは

もう1つ、損切りを決める目安となるのが、証拠金に対して2%の損切りを設定するやり方です。損切り2%ルールとも呼ばれています。金融取引では有名な損切りの比率です。

なぜ2%なのか

1万円に対して、「2,000円の損失なら許せるかな」というメンタル的なメッセージが背景にあります。100万円の場合、「2万円の損失ならOK、3万円だとちょっと痛いな」といったところです。

レジサポ損切りとは

また、FXの経験を積んでくると、テクニカル分析・インジケーターのラインを目安に損切りを決めるトレーダーも多くなります。

例えば、移動平均線の短期線が中長期線を下回るタイミングで損切りしたり、RSIが下に向かい始めたら損切りしたりと様々な方法があります。初心者にもおすすめなのが、レジスタンスラインとサポートラインを目安にする方法です。

レジサポ損切りの目安
  • 買い… サポートラインの下で損切り
  • 売り… レジスタンスラインの上で損切り
レジサポ損切りの考え方

買いポジションなら、サポートラインを下回ると下降の可能性が強まるため損切り。売りポジションではレジスタンスラインを上に抜けると、さらに上昇するかもしれないので損切りするという考え方です。

状況に応じて損切りを設定しよう

損切りの目安を決める際には、トレーダー自身の状況や、市場動向も考慮するとよいでしょう。

例えば、先月に負けが大きかった時は損失比率を通常よりも小さくするのが無難です。また、経済指標発表時には相場は急激に乱高下しますので、資金に余裕があれば損切り比率は大きい方がよいです。

大事なのは、自分にとって
いくらの負けならOKかということ・・・

その時々の状況に応じて、臨機応変に損切りを計画していきたいですね。

ヒロセ通商の損切り設定を変更・削除する方法

さて、いったん損切りを設定しても、削除したい時や変更したいことも、当然ながら出てきます。そんな時は、ポジション一覧から簡単に変更・削除できます。

損切り設定を変更・削除する方法を見ていきます。

注文履歴から簡単に操作できる

損切りの変更・削除は、メニュー「取引情報」→「注文履歴」から簡単に行えます。

注文履歴から、変更・削除したいポジションにカーソルをあてます。そうすると、「変更」「削除」のボタンが出てきますので該当する方をクリックしてください。

希望するボタンを押して、それぞれ操作を行います。

損切り設定を変更する

損切りボタンを押すと、損切レートを変更する入力画面が出てきます。レートを入力して完了確認ボタンで発注です。

損切り設定を削除する

設定を削除する場合は、「削除」のボタンを押すと、確認画面が出てきます。本当に削除してよければ、完了ボタンを押します。

損切りを削除した時は、後で後悔することもあります。慎重に判断するようにしましょう。

なお、ヒロセ通商では、未来のFXチャートをを予測する「さきよみチャート」が利用可能です。損切り幅のヒントやチャート分析ツールとしてご活用ください。

損切りの実行には経験が必要

FXでは、ことあるごとに「損切りが大切」だとよく言われています。しかしながら、「損切りが大切」だとわかっていても、損切りできずにロスカットまで突入してしまうケースはかなり多いのです。

なぜ、簡単に損切りできないのでしょうか。

損切りは最も難しいスキル

心理学のプロスペクト理論によると、多くの人が「資金を失いたくない」と損失を回避したがる傾向にあることが報告されています。こういった傾向は「損失回避の心理」といわれ、損切りを避けたがるのは、人としてごく自然な行為だと見なされいます。

従って、損切りしたくない自分の気持ちをコントロールしていくのは、誰にとっても簡単ではないのです。

5年、10年、20年と経験を積んだトレーダーでも、損切りせずに後悔することもあるのが現状。損切りは、簡単なようで最も難しいFXのスキルだと言えます。

https://x.com/FLARE__FX/status/

損切りしそびれることを考慮したトレード

各自のトレードルールとして、「必ず損切りする」と決めているトレーダーは非常に多いです。しかし、それだけでは勝てません。

各自の損切りルールに加えて、さらに、「損切りできないかもしれない」ことを考慮しておくことが肝心なポイントです。

損切りできないことを考慮したトレードとは、どういうものかというと・・・

GBPJPY日足チャート
  • 中長期トレードでも利益が狙えそうなポジション
  • 中長期での高値圏で「買いエントリー」はしない(売りならいずれ反転するかも?)
  • 中長期での安値圏で「売りエントリー」はしない(買いならいずれ反転の可能性?)

以上のように、中長期にて安全性が高く、保有することで利益が期待できるようなポジションを心がけることです。具体的には4時間足・日足においての位置づけが判断材料となります。

この方法なら絶対に安全、とは言えないもののロスカットのリスクは低減できるでしょう。

中長期の動きをつねに考えておくということですね。

低レバレッジ・小ロットでリスクに備えよう

また、「損切りできないかもしれない」自分への対策として、余裕のある証拠金で「低レバレッジ」「小ロット」に徹することも大切です。

勝てた後には、つい強気になって無謀なロット数で大きな勝負に出てしまうこともあります。どんな時にも「低レバレッジ」「小ロット」で、ロスカットまでの余裕を持たせておくようにしましょう。

証拠金維持率に十分な余裕があれば、万が一の急落にも持ちこたえられるかもしれません。

ちなみにヒロセ通商では、証拠金やロット数からロスカットリスクを調べるFX計算ツールが使えます。まだ使ったことがない方はヒロセ通商のLION FXで試してみましょう。

ヒロセ通商 FX計算ツール

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まとめ:ロスカットリスクを忘れないようにしよう

損切りは、FXでは最も重要でかつ最も難しいスキルだと言われています。損失を最小限に抑えるための行為だとわかっていても、損失を決定させるのは嫌だと思うのが人の心理だからです。

初心者のうちは、なかなか実行に移せない方は多いでしょう。経験を積んだトレーダーでも、うっかり忘れたり、あえて入れない勝負をしてしまうことがあります。「損切りできないかもしれない」トレードを考慮した対策が肝心です。

最高値圏の買い・最安値圏の売りを極力避けて、低レバレッジ・小ロットを心がけるようにしましょう。

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この記事を書いた人

海外在住トレーダー&ライター: NY移住歴5年、ロンドン、ロシアと海外移住しながら、 トレーディングとライティングをこなす。 日本・海外と徹底したリサーチと情報収集力が強み。毎日数社のニュースメディアの情報を追っている。 FX、CFD、株式、エネルギー、貴金属、仮想通貨と分散投資でヘッジしながら短期・中長期でバランスをとる手法。 投資歴9年、ライター歴7年 前職: IT商材・太陽光発電・蓄電池等の営業、IT・エネルギーの専門知識あり Xにて投資・金融・エネルギー・政治・動物系の情報を発信。

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