8月29日、米エヌビディアの2024年度第2四半期の決算が発表されました。エヌビディアはAIブームに欠かせない半導体を製造するメーカーで、現在の米国株式市場をけん引する存在として、注目されています。
しかし、市場予想(287億ドル)を上回り、好業績であったにも関わらず、株価は下落しました。株価下落の要因として、完璧を期待されていた業績に対する反動、グロスマージンの若干の低下(前四半期の75.1%から74.5%へ)が上げられます。要するに、市場の高過ぎる期待に応えられなかったのが原因と言えます。
エヌビディアは第3四半期の見通しを売上高325億ドル(前年同期比約77%増)としています。
エヌビディアの決算は、ドル円相場にも影響を与える可能性があります。一般的に、エヌビディアの決算が良いと、ドル高・円安の方向に動くと言われています。今回の決算は良かったものの、市場の期待には応えられなかったため、株価は下落しています。ドル円相場は現在、1ドル144円台半ばで推移しています。
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