ウクライナの英国製ミサイルでロシア領内を攻撃!地政学リスク高まる

11月19日、ウクライナは米国製兵器でロシア領内を攻撃しました。

翌日20日、ウクライナは今度は英国製兵器でロシア領内を攻撃しました。攻撃に使われたのは長距離巡航ミサイル「ストームシャドー」です。ウクライナによる英国製ミサイルのロシア領内での使用は初めてとなります。

「ストームシャドー」はロシア西部クルスク州で使用され、その破片が確認されています。また、黒海沿岸の都市エイスクでは2発のミサイルが迎撃されたとの情報もあります。

英国によると、今回の攻撃はロシアが北朝鮮兵をウクライナ戦線に投入したことへの対抗措置としています。北朝鮮兵の投入は国際社会で非難を受けており、英国政府はこれを戦争のエスカレーションと見なしています。

ロシアの北朝鮮兵をウクライナ戦線に投入への対応は西側諸国で様々です。ドイツは依然として長距離ミサイルの供与に慎重な姿勢を維持しています。

ロシアのラブロフ外相は「プーチン大統領は、射程の長いミサイルの使用が承認されれば、われわれの立場がどう変化するかについても警告した」とけん制しています。プーチン大統領は19日、ウクライナによる米国製長距離ミサイル「ATACMS」でのロシア領内への攻撃を受け、核兵器使用に関するドクトリン(核抑止力の国家政策指針)の改定を承認しました。

ウクライナの米国製、英国製ミサイルの使用は、西側諸国とロシア間の緊張をさらに高め、戦争がエスカレーションする可能性があります。特に、プーチン政権による核兵器使用への言及や核実験への懸念も浮上しており、国際社会には慎重な対応が求められます。

また、ウクライナへの支援強化や欧米諸国間の連携深化につながる可能性もあり、今後の戦況や外交交渉に大きな影響を与えることになるでしょう。

地政学リスクの高まりを受け、リスク回避の円買いが進みました。ドル円相場は現在、1ドル155円前後で推移しています。

本日は植田日銀総裁が「パリ・ユーロプラス ファイナンシャル・フォーラム2024」で講演します。

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