米10月PCEデフレーター発表!市場の予想通りの結果に

米10月PCEデフレーター(個人消費支出)が発表されました。結果は前月比で0.2%増で、市場予想と一致し、9月と同じ増加率です。前年比では2.3%増で、こちらも市場予想通りであり、9月(2.1%増)から伸びが若干加速しています。食料とエネルギーを除くPCEコア・デフレーターは前月比では0.3%増で市場予想と同じであり、前年比では2.8%増で市場予想と同じであり、9月(2.7%)からわずかに上昇しています。

PCEデフレーターは、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として重視しているため、市場参加者が注目している指標です。結果は若干伸びていますが、FRBは現在、利下げに慎重になっています。そのため、12月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げの確率は短期金融市場で約65%と予想されています。

11月27日のドル円相場はトランプ次期大統領の中国、メキシコ、カナダに対する関税引き上げ発言による貿易摩擦の懸念と日銀の12月利上げ観測の高まりによる日米金利差縮小の思惑によりドル売り円買いが進み、ドル円相場は153円中盤から150円台中盤まで下落しました。ドル円相場は現在、1ドル151円台中盤で推移しています。

本日は米国が感謝祭のため、ニューヨーク市場は休場となります。また、重要な経済指標の発表もないため、ドル円相場は上値が重い展開が予想されます。

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