11月米国ISM製造業景況指数発表!予想を上回る好結果に

全米供給管理協会(ISM)は12月2日、11月の米国ISM製造業景況指数を発表しました。結果は48.4でした。50を切っているため、製造業の活動が縮小していることを示す結果にはなりましたが、市場予想の47.5を上回り、また前月の46.5から上昇し、改善の兆しが見られます。

詳細は次の通りです。新規受注は50.4で、10月の47.1から3.3ポイントの増加し、7ヶ月ぶりに拡大領域に戻りました。生産は46.8で、10月の46.2からわずかに上昇しましたが、依然として縮小領域にあります。雇用は48.1で、10月の44.4から改善しましたが、まだ縮小状態です。支払い価格は50.3で、10月の54.8から低下しましたものの、依然として価格上昇を示しています。

米国ISM製造業景況指数は予想を上回る結果となったものの、12月の連邦公開市場委員会(FOMC)での政策決定に影響を及ぼすほどではなく、12月のFOMCでの利下げ観測に大きな変化はありません。

11月の米国ISM製造業景況指数を受け、さらには市場では先週末から続く日米金利差を意識され、FRBのウォラー理事の「サプライズが見られず12月の利下げ支持に傾いてい」といいう発言などで、ドル円相場はドル売り円買いが進み、一時149.08まで下落しました。現在、1ドル149円台半ばで推移しています。

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