FTX創業者サム・バンクマン=フリード被告に懲役25年の判決

2022年11月に経営破綻した当時世界第2位の暗号資産取引所FTXの創業者サム・バンクマン=フリード被告の判決が出ました。米ニューヨーク連邦地裁は同被告に詐欺やマネーロンダリングなど7つの罪で有罪判決を言い渡し、懲役25年の判決を下しました。

懲役25年の実刑判決の他、同被告が顧客の資金で購入した不動産や資産を含む110億ドル以上の没収も命じられました。ルイス・カプラン判事は、「被害者への支払いは司法省を通じて処理されるべきだ」と述べました。

なお、検察は、詐欺の規模が大きいとして、バンクマン=フリード被告に40年から50年の懲役がふさわしいとしていましたが、カプラン判事はそれは行き過ぎだと判断したため、懲役25年を求刑しました。

カプラン判事は、「バンクマン=フリード被告は野心的で人を欺き、顧客の財産を賭けることを厭わなかった」、「彼は悪いことだとわかっていた。彼は犯罪行為であることを知っていた」、「彼は捕まる可能性が高いハイリスクの賭けをしたことを後悔している」と語りました。

バンクマン=フリード被告は判決の前に、FTXの顧客と従業員を失望させたことへの後悔を述べました。また、「取引所が倒産した月は何があっても、困難であったが、利子をつけて全員に返済することができた」と主張し、倒産すべきでなかったと主張しました。

カプラン判事は、バンクマン=フリードは自身の非を認めてはいるものの、供述が不十分であったと考えているようです。カプラン判事は、「『しくじった』というのが彼に対する辛辣な表現のひとつだと思った。しかし、恐ろしい犯罪を犯したことを反省する言葉は一言もなかった」と述べました。

同事件を起訴したダミアン・ウィリアムズ連邦検事は、「この判決によってバンクマン=フリード被告が再び詐欺を犯すことを防ぐことができ、また金融犯罪に手を染めそうな他の人々に対して、『正義は迅速に執行され、その結果は厳しいものであるという重要なメッセージを伝えることにもなる』と述べた。

バンクマン=フリード被告の両親はこの判決を受け、「心を痛めており、息子のために闘い続ける」とABCニュースへ声明を出しました。

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