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有名なところなので安心して取引できます。チャートの背景が青色なのもあり、他の会社の黒の背景より見やすいと思います。ツールなども豊富にあり、使い方などの説明もあるため初心者の人でも安心して使えるし、トレードがうまくなっても使っていけると思います。 使用感としては問題ありません。スプレッドも高いわけでもないですし、ツールも基本的には見やすいです。あとは決済ができないと言ったトラブルも少ない為、特に危険なこともなく、安全に取引ができます。
今まで一度もFXトレードをした事が無かったが知人の紹介で興味を持ち始めましたがとても使いやすくて初心者の私でも十分トレードする事が出来ました。初めはあまり利益を出す事が出来ませんでしたが、これからもっと勉強して少しでも利益を出せるようにしていきたいと考えています。まだFXトレードをした事がない人でも是非口座開設してトレードしてみて下さい。 サポートがしっかりしてていいです!しかもスプレッドやその他諸々も完璧です。
いろいろな取引所を使っていますが、使いやすさやサーポート体制は業界ナンバーワンだと思います。取引の仕方、ツールの説明など、懇切丁寧に教えて頂きました。他の取引所でもサーポートは親切に教えて頂けるところはありますが、ここは懇切丁寧に教えて頂けるのはもちろん、的確に、またスピーディーにサーポートしてもらえると感じました。私は今後ともメインに使っていきたい取引所だと確信しています。数多くある取引所で、どこの取引所を使ったらいいのか悩んでいる方がいましたら参考にして下さい。
ドル円で0.27銭という業界最狭水準のスプレッドと、1通貨単位での取引が可能な点でFX初心者でも安心してチャレンジできる会社だと思っています。私は最初リッチクライアント版の取引ツールでトレードしていたのですが、途中からより手軽に取引可能なスマートフォン版アプリを利用するようになり、仕事の合間などわずかな時間にもトレード出来るようになり、とても便利に感じています。新しくなったスマホアプリはチャートもより高性能になり、パソコンを利用出来ない環境の人でも遜色ない取引が出来ると思います。システムトレードに対応していないなど、上級者には細かな不満もあるかもしれませんが、まずFXってどんなものだろうと試してみたい初心者の方には分かりやすくサポートも手厚いSBIFXをおすすめします。
パソコン版アプリは使い勝手がいいとは言えないがスマートフォン版アプリは使いやすく、トレード自体も何不自由なく行えている。スプレッドが狭いため損失を出しにくいのがプラスポイント。 とにかくトレードがしやすいです。クリックしてからのタイムラグも無いし、ポジションや約定履歴、口座残高など、タブですぐに切り替えて見れるので、この点が素晴らしく良いと思いました。ポイント条件を満たすのに、何のストレスも感じませんでした。やはりスプレッドが小さいというのが何より私にとっては大きいですね。
投資初心者にオススメと紹介されていたので初めてみたのですが、私からしてもかなりオススメする事ができます。 まず何よりも講座開設がとにかく簡単で、しかもわかりやすいです。 インターネットで手続きしてからだいたい2日で審査が完了したので、スピード感もあると感じました。 注文方法も非常にシンプルで使いやすく、マニュアルも用意されているので困ることはありませんでした。
銀行口座直轄であるためすんなりとやりとりできるのかなと思いました。fx初心者であるため、素人目線からのメリットになるのですが、やはり銀行口座直轄は嬉しいですね。また、開設しやすいので比較的すぐに始めることができます。paypayが運営しているという安心感もありますね。素人からすると有名企業が運営しているというところがあれば安心ですね。また、取り扱いペアが多いという点も良いです。コスト的にもローコストから始めることができるので最高ですね。
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2023-10-02 06:00:00更新
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2023.10.2
FXは少額から始めるべきか論争について|プロの見解を解説
FXを少額から始めたい! FXを少額から始めるならいくら必要? 疑問にお応えし、この記事ではFXは少額で始めるべきか否か解説していきます。 この記事で分かること FXは少額から始めるべきか? FXを少額から始めるならいくらから良いか? Lotを増やすタイミング 少額でスワップ投資をした場合の利回り FXを少額で行う場合の危険性について FXの少額運用の始め方 FXは投資の中でも少額で始められて、かつ成果を出しやすい夢のある投資です。 成果を出しやすいというと、ハイリスクなのではないかと思うかもしれませんが、やり方さえ知っていれば、非常に低リスクで始めることが可能です。 FXは少額から始めるべきか? FXは少額で始めるべきなのか?あるいはある程度資金を用意したほうが良いのか?についてプロが徹底的に解説していきます。 FXは少額から始めるべきなのか? FXを少額で始めるメリット FXを少額で始めるデメリット 少額で始めるならいくらから良いか? Lotを増やすタイミング 少額でスワップ投資をした場合の利回りは? 少額で自動売買は可能? 【結論】FXは少額から始めるべき FXを少額で始めるメリット FXを少額で始めるメリットは、レバレッジの恩恵を受けれる点です。 レバレッジとは「梃子」を意味し、少ない資金で大きな取引を行う事が可能です。 ただし、レバレッジを活かしたトレードは損切りラインが狭くなるので、スキャルピングやデイトレードがおすすめの手法となります。 ポジションの保有時間が短いと相場の変動リスクを回避しやすいです。 大金でFXを始めて少ないLotで始められる場合ならいいのですが、初めてFXを行う場合、下限が分からず大損してしまう可能性があります。 レバレッジは使いこなせば心強い味方となりますが、使いこなせないと大損の元になるということです。 FXの良いところは少ないお金ですぐに始められるという点もありますね! FXを少額で始めるデメリット FXを少額で始めるデメリットは、ロスカットの危険がある点です。 ロスカットとは、含み損が膨らみすぎるとFX業者側が強制的に決済してしまう仕組みのことを指します。 少ない資金で限界までLotを増やしてしまうと、すぐにロスカットされてしまう危険性があります。 特に、必要証拠金が低い以下のようなマイナー通貨ペアを取引する場合は注意が必要です。 くりっく365の必要証拠金(適用期間:2023/08/07~2023/08/11) トルコリラ/円(TRY/JPY)【2,140円】 ポーランドズロチ/円 (PLN/JPY)【14,040円】 NZドル/米ドル (NZD/USD)【34,870円】 必要証拠金とは、取引するために必要なお金のことです。例えば、トルコリラ/円(TRY/JPY)を1Lot(1万通貨)取引したい場合は、2,140円必要ということです。必要証拠金は固定ではなく為替レートによって変動します。 例えば、日本人トレーダーになじみが深い米ドル/円 (USD/JPY)の場合、必要証拠金は56,270円必要です。 10万円の資金があったとしても1Lotしか取引できません。 一方で、トルコリラ/円(TRY/JPY)の場合の必要証拠金は2,140円なので、10万円の資金がある場合は、46Lotの取引が可能です。 1pips=100円と仮定して両者を損益を比較してみます。 10pips変動した場合、1Lotの損益は1,000円です。 一方で46Lotの損益は46,000円です。 そのため、トルコリラ/円(TRY/JPY)で限界の46Lotで取引した場合、20pips程度の変動でロスカットが発動します。 少額で始める場合はLotを抑えたほうが、トレードの幅が広がります。 少額で始めるならいくらから良いか? 少額で始めるならば、1万円から始めると良いでしょう。 1万円だと十分に取引が行えないと思うかもしれませんが、100円からでもリアルマネーで取引できる業者は存在するので、利用しましょう。 100円でも取引できるFX業者 MATUIFX(松井証券) SBIFXトレード(SBIFXトレード) 基本的に国内のFX業者は裁量取引をするだけならば、劇的な違いはそれほどありません。 そのため、少額で取引したい場合は、上記2社の口座を利用すると良いでしょう。 上記2社は1通貨から取引が可能なので、ドル円であったとしても、必要証拠金は5円程度から取引が可能となります。 FX業者を選択し終えたら、運用を開始しましょう。 例えば、1万円からスタートする場合、2%ルールを駆使して半年間頑張ります。 2%ルールとは、損切りを証拠金の2%までに抑えるという手法です。 損切りができる、利益率に問題がないなど、いくつかのチェック項目をクリアできていれば軍資金を増やしていきましょう。 Lotを増やすタイミング Lotを増やすタイミングについてですが、現在のLot数で取引を成功させ、資金を積み上げたのちに増やしましょう。 例えば、1Lotで400pips稼いだとします。 1pips=100円で計算すると、4万円です。 このタイミングで、Lot数を倍の2Lotにします。 2Lotで取引した場合、損失が発生しても4万の貯金で耐えることが可能です。 2Lotで取引した場合、4万円は200pipsでなくなります。 なくなった場合は、また1Lotに戻しましょう。 逆に400pips勝った場合は、Lot数を2倍にしていき、自分の良いと思うところまで伸ばし続けます。 きりが良いところまでLot数を上げられたら収入源として運用していきましょう。 少ないLotから始めれば始めるほど、負けた時の損失が少なくなります。 例えば、0.001Lot(1通貨)で始めた場合、損失は1pips=0.01円です。 少ないLotから始めても成績が良ければ、収入減として運用するのも早くなります。 成績が悪い場合は資産は増えず練習が続くことになります。しかし、損が少なくコツコツと練習できるのでおすすめの方法です。 少額でスワップ投資をした場合の利回りは? 少額投資の場合、相場の変動に耐えにくいのでスワップ投資には向いておりません。 スワップ投資を行いたい場合は、Lot数を落として行う事になります。 必要証拠金の少ないトルコリラ/円(TRY/JPY)などの新興国通貨ペアを利用すれば、確かに大きなスワップポイントを得ることも可能なのですが、ロスカットも早くなってしまうので、意味がありません。 1万円の資金で現実的な長期運用を見据えたスワップ投資の利回りを見ていきましょう。 FXの場合、少額であればあるほど利回りは増大し、簡単にあらゆる投資商品の利回りを上回ってしまいます。 しかし、現実的に考えると相場の変動に耐えれない可能性が高いです。 仮に完全にテクニカル分析やファンダメンタルズ分析で読み切ったとしても、リスクは高いです。 スワップ投資による長期的なインカムゲインを狙う場合、狙う通貨ペアにもよりますが、5000pipsの変動は見ておきましょう。 何故5000pipsなのかというと、米ドル/円 (USD/JPY)の10年の変動pipsがその程度だというのと、リーマンショックの変動pipsが5000pips程度だからです。 米ドル/円 (USD/JPY)を選択している理由についてですが、安全に長期投資を考える場合、新興国通貨ペアよりも有利だからです。新興国通貨ペアがスワップ投資に有利な理由は、必要証拠金が少なく、Lotを保有しやすいからという点が大きいですが、Lotを多く保有してもロスカットされてしまうのであまり意味がありません。また、米ドル/円 (USD/JPY)は比較的相場の変動幅が狭いというところも利点です。 1Lotで取引した場合、5000pips変動すると50万の変動となるので、1万円では耐えられません。 0.05Lotならば、耐えることが可能です。 米ドル/円 (USD/JPY)のスワップポイントが1Lot(1万通貨)で200円だとすると、0.05Lot(500通貨)で10円です。 10円×365日=3,650円となるので、利回りは36%となります。 利回りが高すぎると思うかもしれませんが、ロスカットされる場合は、元金がなくなるので注意してください。 しかし、どのくらいの年数保有が可能なのか気になりますよね。 下記の表に米ドル/円 (USD/JPY)の平均レートを1980年から2023年まで載せているので参考にしてください。 年1980198119821983198419851986198719881989USドル226.7408220.5358249.0767237.5117237.5225238.5358168.5198144.6375128.1517137.9644年1990199119921993199419951996199719981999USドル144.7925134.7067126.6513111.1978102.207894.0596108.7791120.9909130.9053113.9068年2000200120022003200420052006200720082009USドル107.7655121.5289125.3880115.9335108.1926110.2182116.2993117.7535103.359593.5701年2010201120122013201420152016201720182019USドル87.779979.807079.790597.5957105.9448121.0440108.7929112.1661110.4232109.0097年2020202120222023USドル106.7746109.7543131.4981135.6156 2023年の現在値から5000pips変動した場合、85円~185円までは耐えれる計算になります。 2010年が87.7799円で、1986年が168.5198円なので、おおよそ10年~30年程度耐えられるという計算です。 少額で自動売買は可能? 少額で自動売買を行う事自体はできないことはないですが、リスクが高いです。 自動売買は複数のポジションを長期的に保有します。 少額で運用している場合、1度でも経済ショックが起きればロスカットされる可能性が高いです。 最低でも10万ほどの資金は用意する必要があるでしょう。 【結論】FXは少額から始めるべき FXは少額から始めるべきというのが結論となります。 FXのことを何も知らずに初めて、大金で取引し全てを失ったという人が稀に居りますが、まず投資を大金で始めるということ自体が間違いです。 投資は、FXに限らず必ず少額から始めなければなりません。 理由としては、投資を成功させるコツの1つとして分散投資という考え方があるからです。 少額で運用し、成功したら徐々に金額を上げていくというのが、正しいFXのやり方です。 FXを少額で行う場合の危険性について FXを少額で行う場合、ロスカットに常に気を付けて取引する必要があります。 以下の項目からさらに詳しく解説していきます。 FXを少額で行う場合の危険性について 少額で行うとロスカットされる可能性が高い 長期運用になるほどロスカットの可能性が高くなる リスクを限定したいなら短期取引もおすすめ 少額で行う場合利益も小さくなる 少額で行うとロスカットされる可能性が高い 少額でFXを運用するとロスカットされる可能性が高くなります。 少額で運用した場合はLot数やポジション保有期間に注意を払いましょう。 長期運用になるほどロスカットの可能性が高くなる 長期運用になるほど、相場の変動リスクが高くなります。 少額でしか運用できていない場合、ロスカットになる可能性が高くなるので注意しましょう。 リスクを限定したいなら短期取引もおすすめ 少ない資金でレバレッジをかけた場合でも、ポジションの保有時間が短ければ、少ないリスクで取引が可能です。 少額で大きな取引を狙う場合は、スキャルピングかデイトレードがおすすめです。 少額で行う場合利益も小さくなる 少額でFXを運用する場合、Lot数に制限があるので、スキャルピングのような短期に利益を出せるトレードスタイルであったとしても、利益は小さくなります。 必要証拠金の少ない通貨ペアで取引するという方法もありますが、ボラティリティが小さいと思うように取引できないことも多いです。 FXの少額運用の始め方 FXはLotによってレバレッジもロスカットもコントロールできます。 FXを少額運用する際には、レバレッジと保有期間を意識して手法を組み立てましょう。 更に詳しく以下の項目から解説していきます。 FXの少額運用の始め方について 少額運用したいならLotを少なくする 1Lot辺りの通貨量の違いに注意しよう 長期取引する場合は証拠金維持率にも注意する 少額運用したいならLotを少なくする 少額運用をする場合は、Lotの調整が最も重要です。 Lotさえ調整できれば、長期投資も十分に可能となります。 ただし、多くのFX業者は1万通貨か1,000通貨での取引が多いので、Lotを思うように下げられないかもしれません。 自分の資金を相談しつつ、100円からでもFXをやってみたいという場合は、1通貨から取引できるFX業者を利用しましょう。 1Lot辺りの通貨量の違いに注意しよう 1Lot=1万通貨であるとは限らないので注意しましょう。 1Lotの通貨量はFX業者のサイトに載っているので確認が必要です。 口座タイプの種類によっても1Lotの通貨量が異なる場合があるので注意しましょう。 長期取引する場合は証拠金維持率にも注意する FXを少額で運用する場合の弱点はロスカットにあるので、長期取引する場合は、証拠金維持率の計算を行っておきましょう。 基本的に、証拠金維持率は扱うLot数に依存するので、長期で取引したい場合は、少ないLot数で取引をしましょう。 必要証拠金が少ない通貨ペアは、多くのLotを取引できてしまいますが、ロスカットされると意味がありません。 必要証拠金が少ない通貨ペアを扱う場合でも、Lotは抑えて運用しましょう。 【まとめ】FXは少額から始めて成功させよう! 「FXは少額から運用させたほうがいい?」「FXを少額運用したいけど注意点はある?」ご要望にお応えし、この記事ではFXを少額運用するべきか、少額運用する際の手順、注意点について解説してきました。 この記事のまとめ FXは少額から始めるべき FXを少額から始めるならFX業者を選び、応じた額で始める Lotを増やすタイミングは安定して勝ち続けたタイミング 少額でスワップ投資をした場合の利回りは高い FXを少額で行う場合の危険性はロスカットが起こりやすい FXの少額運用は少ないLotで始めよう 結論として、FXは少額運用すべきです。 少額運用は投資の前提であり、疑う余地がありません。 FXは少額から運用し、FXのテクニカル分析や資産運用の知識を身に付けたうえで、徐々に大きなお金で取引をすべきです。 いきなり大金で取引を行うと、損をした場合に取り返しがつかず、得をした場合でも一過性のものになりやすいです。 FXは少額から運用し、少ないLotで始めましょう。
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2023.10.2
たむの週間分析レポートEURGBP|2023年10月02日
今回はユーロポンドについて分析していきます! 4H足での大まかな分析 ぱっと見の印象ですが、やっと下落トレンドから上昇へ転換の兆しが見えてきたかな?といった感じです。 その理由としては2つあります。 ①下落トレンドの最終高値レートである0.87000までの上昇を見せている②一番下の部分から安値切り上げ状態 1つ目は現在のレートは0.86670付近にいますが、その前の高値は下降トレンド中の最終高値である0.87000までの上昇となっています。多少上に抜けている部分もありますが、最終的にはヒゲになっていますので、確実に上に抜けているとは言えない状態です。 2つ目は安値切り上げ状態であること。トレンド形成中は必ずジグザグしながら進行していきます。 上昇トレンドへ変わっていくということは上昇幅に対して下落幅は短くなっていくということですので、安値は自然に切り上がっていく形になります。 以上の2点から、上昇へ意識が向き始めているのは確かです。 ですがここで注意! 下降トレンドの最終高値と同じレートまで上昇して来ているということは、ここがエリオット1波になる可能性があるということです。 それではチャートを確認して見ると、1波の基準まで伸びているということは既に1波は終了し、現在は2波進行中なのではないか?と予測できます。すると今後の動きとしては、「フィボナッチの38.2、50.0を目安に下落し、3波へ転換していくのでは?」という予測が立ちます。 最終的には上昇していくと思いますが、直近としては2波になりますので、下落トレンド真っ最中です。 細かい動きは下位足で確認していきます。 15分足での大まかな分析 M15足のぱっと見としては、上昇から下落へ転換しているなぁと感じました。 状況としては4H足の仮定2波中を拡大したものになります。 上昇トレンド中の最終安値を下に割れていることからも既に下降トレンドへ転換していることが分かります。 ここからは4H足で引いたフィボナッチ38.2、50.0までは下落が継続するものと思います。 安値を抜けている1発目の下落の長さから、50.0(0.86000付近)まで下落することが予測されます。 4H足では上昇トレンド中ではありますが、15M足では下降トレンドを形成していますので、戦略としては下降スキャルピングを取りに行くのが自然なトレンドフォローとなります。 そして、フィボナッチの意識される割合付近での15M足のチャートパターンの出現にはよく注意して見ておいてください! 現在のEURGBPの値段 TradingView提供のeurgbpチャート それでは、今週もいいトレードを!
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2023.10.2
フィリップ証券さんのオフィスに突撃取材!サービスの特徴と強みを徹底リサーチ【FX会社訪問記】
フィリップ証券はMT5が使える数少ない国内FX会社のうちのひとつです。 MT5でトレードしている方の中には、フィリップ証券のことが気になっている方も多いのではないでしょうか? そこで今回は、フィリップ証券マーケティング部長の中里様にご協力いただき訪問取材をさせていただきました。 FX会社の中の人にあれこれお話を聞く機会というのはめったにないことで、貴重なお話をたくさん伺ってきましたのでシェアしたいと思います。 フィリップ証券マーケティング部長の中里様(左)とインタビュアーのWikiFX Japan大久保 ※撮影時クールビズ期間中につき、ノーネクタイで失礼させていただきました。 FX会社のことはググって自分で調べるよりも、中の人に直接聞くのが早いですからね! この記事では、インタビューでわかったフィリップ証券のサービスの概要と強み、スキャルピングや自動売買に対応したMT5の魅力、FX以外の金融商品やサービスの紹介、フィリップ証券のコンテンツやセミナーの充実度などを余すことなくご紹介していきます。 記事の内容はインタビュー時点(2023年9月21日)のものです。 フィリップ証券さんのご担当者様 中里 エリカ(なかざと えりか)様 フィリップ証券株式会社 マーケティング部部長。大学卒業後、カナダ系銀行やスイス系為替ブローカーで外国為替およびデリバティブのインターバンクでのディーリング業務に従事。勤務していた会社が子会社としてFX会社を設立したのをきっかけにその後は広報/マーケティング担当としてFXや株式などの取引に携わっている。大手証券会社や外資系FX会社などを経て現職。 この記事はこんな人向け フィリップ証券について詳しく知りたい MT5を使えるFX会社を探している FXの新規口座開設を検討中 フィリップ証券の会社概要 フィリップ証券公式サイトより まずは、フィリップ証券がどのようなFX会社なのかを見ていきましょう。 フィリップ証券は、世界的な金融グループであるフィリップキャピタルグループの日本法人です。 総合証券会社として日本国内の金融ライセンスを取得しており、FX以外にも、株式・先物・投資信託・外債・外国株式などの幅広い金融商品を提供しています。 会社名フィリップ証券株式会社ホームページhttps://www.phillip.co.jp/設立年月日1944年(昭和19年)4月登録番号金融商品取引業者関東財務局長(金商)第127号商品先物取引業者経済産業省20180404商第1号農林水産省指令30食産第412号代表取締役永堀 真取扱商品FX・各種CFD・株式・先物・投資信託・外債・外国株式などFX取扱い通貨ペア24ペアFXスプレッド変動性FX最低取引単位1,000通貨取引プラットフォームMT5デモトレードありフィリップ証券会社概要 フィリップ証券の設立は古く、前身である成瀬証券が株式会社として設立された1944年になります。 その後、「Phillip Financials株式会社」と合併し、フィリップ証券株式会社に商号が変更されました。 フィリップ証券株式会社の社長である永堀真さんは、もともと野村證券やモルガン・スタンレーMUFG証券といったところで活躍されてきた方。いわば金融業界のスペシャリストですね。 フィリップ証券の最大の特徴は、MT5が使える点です。 日本国内のFX会社には、MT5を使えるところが少ないため、MT5でトレードしたい方にとっては大きなメリットと言えるでしょう。 MT5(Meta Trader 5)とは MT4の後継版として2010年にリリースされた取引プラットフォームのこと。動作速度や搭載されているインジケーター、時間足のバリエーションなどの機能性はMT4を上回る。 ちなみに国内FXでMT5を使えるのは以下の4社のみになります。 フィリップ証券 外為ファイネスト OANDA証券 アヴァトレード・ジャパン このうち、Mac用MT5にも対応しているのは、フィリップ証券と外為ファイネストのみになります。 そのためフィリップ証券は、Windows・Macを問わず、安心してMT5を利用できる国内FX会社と言えるでしょう。 突撃取材!フィリップ証券のサービスの強みと特徴とは フィリップ証券があるのは、古くからの金融の街として知られる東京の日本橋兜町です。 今回はそちらにお邪魔する形でインタビューを行いました。 東京都中央区日本橋兜町にあるフィリップ証券 それでは早速お話を伺っていきます。本日はよろしくお願いいたします。 よろしくお願いいたします。 フィリップ証券は自動売買とスキャルピングに適したMT5を採用 まずは、フィリップ証券様のFXに関するサービスについて詳しくお聞かせいただけますか。 弊社は総合証券会社ですので様々な商品を扱っているのですが、FXでいうとMT5を採用しているのが特徴になります。ご存知の通り、MT5は自動売買と裁量トレードの両方に対応したプラットフォームです。インストール自体が簡単で動作も軽いので、最近ではスキャルピングをされる方ですとか、自動売買をされたいという方が口座開設してくださっています。 たしかにMT5は動作が軽いので、スキャルパーの方には適していますね。ちなみにフィリップ証券さんではスキャルピング取引は全てOKなんですか? スキャルピングをお断りすることはありません。ただし、弊社はディーラーを置いておらず、カバー先との取引の後にお客様の注文が約定されますので、正直なところ一瞬の間で行われる「秒スキャ」には向いていないかもしれません。ですが「分スキャ」のような一般的なスキャルピングであったり、数秒といったスキャルピングであれば、実際にお取引されているお客様はいらっしゃるので問題ないかと思います。 なるほど。フィリップ証券様ではスキャルピングに自信ありということですね。 はい。そうです。 スキャルピングには自信あり フィリップ証券では、初めてMT5を使う方や、操作に慣れていない方向けにデモ口座を開設できます。 1ヶ月の間に1度でも取引があれば、そのまま継続して利用できるので、操作に不安な方は何度でもデモ取引が可能です。 ただし、1ヶ月の間に取引が1度もないとデモ口座が消滅するので注意しましょう。 新サービス「POEMS(ポエムズ)」とは 続いて、新しい取引ツールや新機能の実装予定があればお聞かせいただけますか? FXのサービスではないのですが、2024年1月に「POEMS(ポエムズ)」という新しい株式のオンライン取引がスタートする予定になっています。こちらは、フィリップキャピタルグループがすでにシンガポールでリリースしたツールで、最新版を日本のお客様にカスタマイズしてリリースする予定です。取り扱う銘柄は米国株式が中心になる予定で、現段階で言えるのは、他社にないサービスの仕掛けを色々ご用意してるということです。具体的な内容に関しては徐々に発表していけるかと思います。 なるほど。情報公開を楽しみにお待ちしています。 なお、フィリップ証券では各種CFDの取引も可能です。取扱い銘柄は以下の12銘柄になります。 日経225 NYダウ S&P500 NASDAQ100 金スポット 銀スポット プラチナスポット 銅スポット アルミニウムスポット WTI原油 ブレント原油 天然ガス(ロンドン) 最短2時間で口座開設完了!?フィリップ証券独自のサービスについて 他にもフィリップ証券様独自のサービスやプロダクトがあればご紹介いただけますか。 まずあげられるのが「eKYC」というシステムです。これは口座開設をスムーズに進めるための弊社独自のシステムになります。新規口座開設の際には、どのFX会社でも必ず本人確認手続きがあるかと思いますが、弊社の「eKYC」では身分証明書とお客様を一緒に撮影して送信していただく形を取ることで、本人確認手続きの手間を大幅に短縮できます。例えば新規で口座開設するとして、午前中に本人確認手続きを完了させて口座への入金も済ませれば、午後からお取引を始めることも可能です。これまでのケースですと、最短2時間で口座開設からお取引開始というお客様もいらっしゃいました。 これは革新的ですね!免許証の写真を撮って、アップロードして、審査を待つ…というFXの定番の工程がぐっと短縮されてスピーディーに使えるサービスになるんですね。すごい便利です。 驚く大久保 次に弊社独自のサービスをあげるとすると、API接続で様々なサービスと繋げられる点です。 API接続とは API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を使って、異なるアプリケーションやサービス同士を連携させること。 なるほど…ちょっとすいません、疎くて申し訳ないのですが、API 接続で他のサービスと繋げられるという部分がちょっとよくわかりにくいのですが、もう少し何か例をあげてご説明いただいてもよろしいですか? そうですね、例えば弊社の「メールdeオーダー」というサービスは、API接続でTradingViewとMT5を繋げることができます。こちらのサービスを使えば、TradingViewのシグナルに合わせて売買指令をMT5に出せるような仕組みが構築可能です。つまり、TradingViewでも自動売買ができる仕組みがAPI 接続によって実現できるという感じです。 なるほど。よくわかりました。ありがとうございます。 ITに疎い大久保に丁寧に説明してくれる中里さん フィリップ証券では他にも、もともと約定通知や一括決済がないMT5で、それらを可能にするEAを開発し無料で提供を行っています。 充実した教育コンテンツ 教育コンテンツに関してはいかがでしょうか? まず、これまで弊社を利用されてきたお客様から多く寄せられたいわゆる「よくある質問」というのをまとめてビデオにしております。口座開設からEAの使い方までを網羅したビデオマニュアルです。 なるほど。新規の口座開設や、初めてMT5に触れる方にも安心ですね。 あと、少し専門的になりますが、MT4・MT5のEA開発者をサポートするコラムですとか、先ほどご説明した「POEMS」にTradingViewを提供するのでそちらのコラムですとか、さらには新しくMT5の専門のコラムもスタートさせる予定です。 様々な教育コンテンツがあるんですね。私の方でも、MT4とMT5ではベースとなっている言語が違うということもあり、EAやインジケーターの開発者も苦労されているという風には聞いていました。MT5のEAはまだまだ少ないイメージなので、こうしたフィリップ証券様のようなコンテンツがより充実していくことで、MT5への移行が今後も加速するかもしれませんね。 そうですね。微力ですがお役に立てればと思っております。 フィリップ証券の教育コンテンツはFX初心者からEA開発者まで対応 フィリップ証券では一般投資家向けのセミナーもほぼ毎月開催されています。 ちなみに直近の顔ぶれは、以下のそうそうたるメンバーでした。 山中康司さん(アセンダント) 今井雅人さん(マットキャピタルマネージメント) 松崎美子さん(個人投資家) なお、セミナーの対象は基本的に中級者以上という感じで設定されているそうです。 気になる方はフィリップ証券の公式サイトをチェックしてみてください。 スプレッド・手数料等の取引環境に関するリアルなお話 それでは、続いてスプレッドや手数料などの取引周りのお話を伺えますか? 弊社はディーラーを置いてませんので、基本的にカバー先から提示されたプライスのミドルレートにマークアップ(手数料)をつけてるような感じです。正直な話、どちらかに傾ければもうちょっと利益も出るんですが、あくまでもミドルレートにマークアップをつけ、できるだけトレーダーの方々にフェアなプライスを提示することを心がけています。例えば、最近ではドル円に関してはどこの会社でもなかなかいいプライスが出ないんですけども、外資系というのはユーロ関係で良いプライスが出やすいという特徴があって、直近のユーロドルに関してはスプレッドが0.4〜0.6pipsといった感じです。もちろんその時の相場の状況にもよりますが。 あの、噂には聞いていたのですが、フィリップ証券さんは純A-Bookの業者さんなんですね!最近は海外でNDD方式を謳う危険な業者も増えていますから、国内で安心のNDD方式の取引は、皆さんの関心も高いと思います。スプレッドに関してはおっしゃるとおりで、ディーラーを置いているFX会社さんと比較すると若干広めな印象を受けましたが、分スキャならそこまで気にならないかなとも思いますね。約定力に関してはどうですか? 先ほど申し上げた通り、弊社はスキャルピング取引に自信を持っておりまして、それは約定力も含めてのことになります。 なるほど、ありがとうございます。 なお、フィリップ証券では24のFX通貨ペアの取引が可能です。 特徴としては、ノルウェークローネ/円や人民元/円、シンガポールドル/円など、対円の通貨ペアが豊富な点があげられます。 NDD方式(A-Book処理方式)とは トレーダーからの注文を直接カバー先に流して取引する方式のこと(A-Book処理)。 取引にFX業者のディーラーが介入しないため、取引の透明性や信頼性が高いとされており、FX業者は取引手数料を主な収益源とする。 フィリップ証券の今後の展望について 続いて、フィリップ証券様の今後のサービスの展望についてお聞かせいただけますか。 やはり、「MT5といえばフィリップ証券」と言われるようになりたいですね。弊社は証券会社ですので、株式や債券といった取扱ラインナップや、東京証券取引所への上場のお手伝いなども行っておりますが、FXは経営においても重要な基盤になっています。競争力の高い国内FX会社の中でも、MT5という視点からお客様に納得いただけるサービスを拡充させていきたいですね。 今後もMT5とそれに付随するコンテンツにかなり力を入れていくということですね。 はい、その通りです。たしかに、まだまだMT4のユーザーの方が多い現状があると思いますが、今後は徐々にMT5のユーザーも増えてくると予想されますので、現在はそれを見越してコンテンツ周りを強化しているところです。 私どものフォロワーさんや読者さんの中でも、MT5への関心が高まっているというのは実感しています。EA・インジケーター・情報コンテンツ、どれを取ってもMT5はまだまだ充実していない印象がありますので、今後のフィリップ証券さんの展開を楽しみにしています。 ありがとうございます。現在、著名なEA開発者の方々にMT5用のEAを作って頂いるんですが、今後更にその速度を速めて、新しくMT5をスタートする人、特にMT4からMT5に移る人が迷わないようにサポートしていきたいと思っています。MT4は何かわからなくてもググったら答えが出てきますけど、MT5はなかなかググっても答えが出てこないですからね。そういった部分も含めてコンテンツを強化していきたいと考えております。 目指すは「MT5といえばフィリップ証券」 フィリップ証券では、動作の軽いMT5がスキャルパーの方に人気ということで、スキャルピングに関するコンテンツにも力を入れていくとのことでした。 なお、WikiFXでもどちらかというとMT4よりMT5周りの記事コンテンツに力を入れています。 すでに47本の解説記事を出していますので、チェックしてみてください。 参考:https://www.wikifx.jp/category/mt5/ 最近のFX業界に対する苦言とフィリップ証券の強み ちなみにフィリップ証券様では、最近のFX業界全体のトレンドについてはどのようにお考えでしょうか? トレンドというか最近よく耳にするのが、海外FX業者による出金拒否などのトラブルですかね。中には弊社の名前をかたって口座開設させるところもあるみたいです。これはどこの会社でも起きていることのようですが、弊社でも非常に迷惑してるというのが実際のところです。 海外FX業者のトラブルに関しては、弊社にも毎日のように相談やコメントが寄せられています。 そうですか。本当に困りますよね。あと、日本の外資系FXと海外FXを混同している人も意外に多い印象があります。 なるほど。それで余計にフィリップ証券様の名前が都合よく使われてしまうのかもしれませんね。 そうなんです。弊社が日本の金融庁のライセンスを取得しており、きちんとそれに沿って厳しい基準のもとに営業しているということをわかっていただきたいですね。 こちらに関しては、FXのコンテンツを制作していて私どもも広く周知していきたい部分です。金融庁に無登録で、日本国内に拠点すらない「海外FX会社」と、国内でしっかりと金融庁の登録をして、厳しい監督を受けながら運営されている海外資本の「外資系国内FX会社」は明確に違うということを多くのトレーダーに知ってもらいたいです。 日本の金融ライセンスでいうと、私自身が最も重要だと思っているのが「信託保全」が義務付けられている点です。海外FX業者がいけないということではないのですが、投資家保護の観点からすれば、やはり国内FXの方に分があるのではないかと思います。 信託保全とは FX会社が顧客から預かった資産を、自社の資産とは別に信託銀行などに預けて管理すること。 これにより、FX会社が破綻しても、顧客の資産は信託銀行から全額返還される。 おっしゃるとおりです。弊社も安心安全な国内FXを使っていただく方が増えるように心がけながら日々コンテンツ制作を行ってまいります。 期待していますね。 中里さんは、以前勤務していた会社でスイスフランショックを経験されたそうです。 その際、英国の親会社が一夜にして破綻に追い込まれたとのこと。ただし、日本の支店では信託保全があるため、顧客の資産は全額返還できたそうです。 そうした経験からも、日本の金融ライセンスを持つ国内FXに注目してほしいとのことでした。 スイスフランショックとは 2015年1月15日にスイス国立銀行(SNB)がスイスフランとユーロ(EUR/CHF)の交換レートの上限を突如として廃止したことによる市場の混乱のこと。 この発表により、USD/CHFが約3,000pipsの下落、CHF/JPYが約4,000pips上昇するなどスイスフランの価格が大きく動き、多くのトレーダーやFX業者が損失を被った。 お客様へのコミットメントと企業としてのビジョン それでは、こちらを読んでいるお客様に向けて何かメッセージがあればお願いします。 弊社が目指すのは、お客様とWin-Winの関係を築くことです。先に触れたように、弊社のディーラーを置かない取引方式は、お客様の負けは弊社の勝ちというようなビジネスモデルではありません。 利益相反していないということですね。 そうです。ですので、当然スキャルピングも何ら問題ありません。逆に言うと、過剰なサービスも無いですが、その代わりフィリップキャピタルグループの理念でもある「Your Partner in Finance」をモットーに、いつも身近にある証券会社としてお客様とは末永くお取引していきたいという姿勢です。お客様にとって有利なことは、弊社にとって有利なことというように、それぞれがWin-Winになるサービスを常に心がけています。 キラキラせずに、堅実でお客様ファーストなサービスを提供されているということですね。ギャンブル寄りの派手なトレードではなく、しっかり投資としてFXを捉えて運用していく方に、特に向いているというような印象を受けました。 そう言っていただけると嬉しいです。 フィリップ証券ではお客様とWin-Winの関係を目指す フィリップ証券様全体の、いわゆる企業としてのビジョンやミッションについても伺ってよろしいですか? 弊社のモットーに「わかる、かわる」というのがあります。これは、わかることによって意識がかわるというような意味合いです。つまり、時代の変化が速い現代において、当然お客様の価値観も変化すわけで、そのような中で新しい金融商品やこれまでの金融商品をわかりやすくご紹介し、お客様が「わかる」ことによって、お客様の資産運用が「かわる」ことをお手伝いするといった意味合いになります。それによって、新たなライフスタイルが生み出されたり、より豊かな人生を送れるようになったりといった具合に、お客様の各ステージごとのお手伝いやサービスをしっかり行っていきたいと考えております。 フィリップ証券のモットーは「わかる、かわる」 あと、ミッションというか、古くから兜町にいる証券会社として、地域活性化のお手伝いをしたいと思っております。弊社の歴史は明治20年に遡るのですが、大正9年から前身の成瀬証券として営業を開始して以来、ずっとここ兜町にオフィスを構えているんですね。金融の街・証券の街の兜町のメンバーとして、今後も益々この街が発展するよう地域に貢献したいと思っています。 オフィスにはフィリップ証券の歴史を感じさせる写真も 兜町といえば「東洋一の金融街」と呼ばれていた過去を持つ街です。 そんな歴史ある街にあり続けるフィリップ証券は、移り変わる金融商品の波に乗り、トレーダーさんの関心や需要に寄り添う姿勢が素敵なFX会社さんだとつくづく感じさせられました。 フィリップ証券のある兜町に一度いらしてみては それでは最後になりますが、全てのFXトレーダーへメッセージをお願いします。 弊社はまだまだ小さい組織ですので、お客様お一人お一人のニーズを伺い、出来るだけ早くそれを実現したいと考えています。もちろん中には時間がかかること、技術的などで難しいことがあるかもしれませんが、遠慮なく、どんな小さいことでもどんどん意見を頂ければと思います。ぜひ兜町に来られたら、数多くの銀行の設計に携わった西村好時氏が設計した弊社オフィスを観にいらしてください。地下には今どき珍しい古い金庫もありますので、建物の内部をご覧になりたい方は、マーケティング部までお声がけください。 大きな組織では難しい小回りの聞くサービスの展開や顧客ニーズの把握に力を入れられているのですね。たしかに、MT5についてもトレーダー全体がそうだとはいいませんが、関心が高まっているジャンルであると弊社も認識しています。NDD方式というフィリップ証券さんの強みが発揮される分野で、日増しにトレーダーの間で関心の高まっているMT5に力を入れられている姿が強く印象に残りました。本日はお忙しい中お時間いただきありがとうございました。 こちらこそありがとうございます。 この先の階段を降りると金庫室へ(※撮影NG、実際に訪問してからのお楽しみ) フィリップ証券突撃取材まとめ いかがでしたか? こちらのどんな質問にも丁寧に答えてくれた中里さんのおかげで、フィリップ証券のサービスの特徴や、そこに込められた企業理念がおわかりいただけたかと思います。 まさにフィリップ証券の顧客一人一人の満足度を上げようとする姿勢がこういったところでも垣間見れました。 気さくに撮影にも応じてくれる中里さん(ご自身のスマホでもパシャリ) 現在MT5でトレードされている方はもちろん、そしてこれから初めてMT5に触れる方にも、フィリップ証券はおすすめのFX会社です。 口座開設はとても簡単なので、ぜひチェックしてみてください。 そして、実はフィリップ証券というのは創業が古く、趣のある建物は一見の価値ありです。 ぜひ、トレードの合間に見学に訪れてみることをおすすめします。 フィリップ証券の歴史を感じ、かつて日本のウォール街と呼ばれた街を散策してみると、案外トレードのヒントが湧いてくるかもしれませんよ。 フィリップ証券の詳しい住所はこちら
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2023.9.29
たむの週間分析レポートEURUSD|2023年9月29日
今回はユーロドルについて分析していきます! 4H足での大まかな分析 まずぱっと見で直近の下落が止まらないなという印象を受けました。現在は日足以上の流れで、上昇トレンドを形成しています。 その中で8月半ばからずっと下落トレンドが継続して、小さい波では橙〇が上昇トレンド中の最新安値という分析もありました。 その小さい波をダウ理論上で下に割れたとしても、こういった【安値を割ってから再上昇】というパターンは比較的あり、もう少し大きい波で見ると、全然安値は割っていなかったという少し目線を広げるだけで回避可能なものです。 今日の重要なポイントはその大きい波での最終安値も下に割ってしまったという部分です。 紫棒が大きい波の推移なのですが、現レートが下方向に割ってしまっています。安値=1.06360で、最大下がったところで、1.04800、約150pipsも下に割れてしまっています。 GBP系通貨であれば、100~200pipsは割と許容範囲内であったりするのですが、今日の通貨はユーロドルです。100pips以上抜けてしまったらなかなか厳しいかなという印象もあります。 一つ救いなのはまだ4H足の切り下げライン(青線)がまだ意識されていそうだということです。 あくまで一つの目安ですが、このラインを上に抜けることで8月半ばから続く下落トレンドが一旦終了へ近づきます。 ここは下位足を見ながら分析していきたいところです。 4H足での注目ポイントとしては、長期的な上昇トレンドの最終安値を短期的な下落で下割れしてしまったので、トレンド終了の可能性があるということ。 この後は必ず上昇しますが、その上昇が画面内で一番高い紫棒1.12600まで届くかどうか、と言うのがポイントになります。 15M足での大まかな分析 ぱっと見の印象としてはまだ下落トレンドだなぁと感じます。 その理由は前述した【4H足の切り下げラインに対応している】という部分です。 あくまで目安なので、ぴったりの場所で反応するわけではないので、多少のゆとりが必要なのはよく覚えておいてください。 と、想定すると今の直近の上昇は、一旦4H切り下げラインまでは上昇していくのが分かるかと思います。 そこに到達した後の動きに関しては矢印の通り、どちらに向くかどうかは分かりませんが、可能性としては、切り下げライン到達レート1.06100~1.04900まででWボトムやその他転換のチャートパターンを形成し、再上昇していくのが自然だと思います。 もし転換のパターンなしであれば、切り下げライン付近でもじもじしながらも上昇していくような感じがします。 現状、少し上昇の勢いが弱い気がするので、このまま上昇していくパターンではなく、一旦下落し勢いをつけた上で転換していくものと思います。 上昇・下落どちらにせよ15M足長期は下落、短期は上昇といった感じですので、自身のトレードスタイルによって戦略を切り替えていただければと思います。 現在のEURUSDの値段 TradingView提供のeurusdチャート それでは、今週もいいトレードを!
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2023.9.26
HAST FOREXで出金できないトラブルが多発中!真相を徹底調査
HAST FOREXは出金できない? HAST FOREXが詐欺業者って本当? 疑問にお応えし、この記事ではHAST FOREXの出金拒否に関する真相と、詐欺業者の噂の真実をプロが徹底的に調査し解説していきます。 この記事で分かること HAST FOREXのサイトは現在閉鎖中、経緯を解説 HAST FOREXのスペックの詳細 詐欺業者に注意するコツ 結論としては、HAST FOREXは出金拒否のトラブルを抱えたままサイトを閉鎖しており、計画的な詐欺業者である可能性が高いです。 記事を読むことで、HAST FOREXの詐欺の手口や経緯、当時のユーザーの口コミなどを知ることができます。 詐欺業者に対する対策の解説もしているので参考にしてください。 HAST FOREX(ハストフォレックス)のサイトは現在閉鎖中、経緯を解説 HAST FOREXは出金トラブルを抱えたまま、現在サイトは閉鎖している状態です。 一連の流れを追ってみると、計画的な行動だったのではないかと推測されます。 以下の項目からHAST FOREXの経緯を追っていき詐欺業者のやり口について解説していきます。 HAST FOREXの詐欺のやり口の経緯 出金トラブルが多発し現在HAST FOREXのサイトは閉鎖している 2022年4月にサービス開始し出金にも応じる 2022年8月に出金拒否が出始める 2022年10月に出金拒否が本格化しだすが、豪華なボーナスキャンペーンを繰り返す 2022年11月に新たな収納代行業者の契約凝結を発表し出金対応すると宣言 2023年1月に入手困難な追加書類を要求 2023年3月27日に3カ月ぶりのツイートを発信 出金トラブルが多発し現在HAST FOREXのサイトは閉鎖している HAST FOREXは2022年4月にサービスを開始した海外FX業者です。 最初は出金にも応じていましたが、1年もたたないうちに出金拒否が多発し、現在HAST FROEXのサイトは閉鎖していて、ログインも入出金も口座開設もできない状態です。 HAST FOREXの手口は「ポンジ・スキーム」だったのではないかと考えられます。 ポンジ・スキームとは、新規顧客から預かった資金で、古い顧客に出金を行う運営方法です。出金遅延を常態化させることで、逃亡や通報を遅らせる意図もあります。 ポンジ・スキームで運営している場合、新規顧客から入金が続けられれば運営を継続できますが、入金が途絶えてしまったらすぐに資金難に陥ってしまいます。 HAST FOREXがポンジ・スキームであると考えた根拠は以下の3つです。 新規ユーザー獲得のために豪華なボーナスキャンペーンを頻繁に行う理由をつけて出金遅延を行う現在サービスが終了している 古参の顧客に出金するために、大規模なボーナスキャンペーンを行って新規顧客から資金を収集するというやり口は、計画的なポンジ・スキームであった可能性があります。 また、HAST FOREXは海外FX業者であるということですが、HASTFOREX(ハストフォレックス)のトラフィックを調べると、99.33%が日本国内からのアクセスであり、顧客は日本人を対象にしたものでした。 出金拒否を行い資金を持ち逃げする業者の特徴として、法の行き届かない海外に会社を設立させ逃亡しやすくするというものがあります。 同様のやり口を行う詐欺業者は多いです。 詐欺業者は社名を変えて同じやり口でサービスを開始するので注意しなければなりません。 マイナーな海外FX業者を調べてみるとHAST FOREXと似たようなサービスを提供している業者が多いことに気づくと思います。 海外FXは日本のFX業者のように顧客が守られないので、危険です。 FXを行う場合は国内のFX業者を利用するようにしましょう! HAST FOREXがどんなやり口で出金拒否を続けてきて、最終的に逃亡したのか記事を読み把握しておき、同様の手口に引っかからないようにしましょう。 2022年4月にサービス開始し出金にも応じる HAST FOREXは、2022年4月にサービスを開始しました。 サービス開始直後から以下のような豪華なボーナスキャンペーンを開催していたようです。 20,000円の口座開設ボーナス200%入金ボーナス 20,000円の口座開設ボーナスに関しては、口座さえ開設すれば無料で獲得できるボーナスです。 無料で20,000円分の取引が行えると考えれば、いかに豪華なキャンペーンであるか理解できると思います。 HAST FOREXの入金ボーナスにはボーナスクッションもあることから、ボーナスの価値も高かったと言えます。 ボーナスクッションとは、ボーナスを証拠金として利用できるということです。マイナス残高になった場合入金額から先に消費されますが、ボーナスが残っていればボーナスで取引を継続できます。 こういった口座開設ボーナスというものは、口座開設時の1度きりしか付与されないので、他の海外FX業者で取引していたトレーダーであっても、HAST FOREXの口座を開設する可能性は十分あるのです。 新規の海外FX業者が高額の口座開設ボーナスキャンペーンを開催したら、怪しいと警戒しなければなりません。 そもそもこういった怪しい海外FX業者の被害者が増えてしまう原因の1つがアフェリエイターの存在です。 アフェリエイターとは、FX業者から紹介料を貰う代わりに業者を宣伝する人のことです。 人気のある有名なアフェリエイターの宣伝によって詐欺が加速化したといえます。 アフェリエイターはFX業者に詳しいので、HAST FOREXが怪しいということはもしかしたら分かっていたかもしれませんが、高額な報酬目当てに宣伝した可能性は高いです。 有名な人がおすすめしているからと言って良い業者とは限りません。 2022年8月に出金拒否が出始める 2022年4月にサービスを開始したHAST FOREXですが、2022年8月にはすでに出金拒否の口コミが出始めました。 https://twitter.com/rD67CUfLFwG5CLE/status/1559534074754375681?s=20 銀行登録の商品が遅いという口コミもあります。 https://twitter.com/Lfl5ImP0BeDJpqK/status/1556936815038574593 同様の口コミもこの時期無数に出てきており、出金遅延の手段の1つとして考えられます。 銀行登録の承認が行われなければ、出金自体ができないからです。 しかも、他の問い合わせに対する対応は迅速であったらしく、銀行登録の承認に関する問い合わせのみ返信が遅かったとのことです。 このことから考えると、HAST FOREXの出金拒否と逃亡は計画的に行われた可能性が強まります。 出金拒否の手口もかなり慎重に行っていたようで、SNS上で影響力が少ないトレーダーなどを中心に行っていた形跡があるようです。 特定のインフルエンサーのリンクから登録したトレーダーに対して積極的に出金を行っていたという考察もあります。 この時期の、HAST FOREXは公式サイトで以下のような出金拒否に対する返答が行われていました。 【お詫び】 2022-08-18 昨日まで弊社委託の収納代行業者が夏季休暇の為、出金処理に遅延が生じておりました。 本日より業務再開との事で順次処理を行うとの報告が入っております。 お待ち頂いてるお客様には誠に申し訳ありませんが、今しばらくお待ちください。 また事前に報告がなかったことをお詫び申し上げます。 HASTFOREX公式サイト(閉鎖) 非常に苦しい言い訳のようにも見えますが、出金拒否に苦しんでいる人は藁にも縋る思いなので、それなら大丈夫かと思ってしまいがちです。 詐欺業者や資金繰りが厳しい業者は、何かにつけて出金できない言い訳を行い、最後には逃亡するというのが常です。 どんな言い訳があったとしても出金拒否が起こった業者は使わないようにしましょう。 海外FXは大手であってもHAST FOREXのようになりかねません。 なぜなら、過剰なサービスが常態化しており、何かの拍子で資金繰りが厳しくなってしまうからです。 繰り返しになりますが、FXを行う場合は国内FX業者を利用するようにしましょう。 2022年10月に出金拒否が本格化しだすが、豪華なボーナスキャンペーンを繰り返す 2022年10月になると、出金遅延や出金拒否がさらに本格化しだします。 https://twitter.com/nakasan1924/status/1585599897331716096 出金遅延や出金拒否が多発しているのに、豪華なボーナスキャンペーンを繰り返して更に資金を集めようともしています。 https://twitter.com/hast_forex/status/1588448986687737856 この時期にHAST FOREXは、以下の3つの大きなボーナスキャンペーンを開催しています。 キャンペーン内容開催期間特定アフィリエイターによる200%入金ボーナス10月3日~10月17日特定アフィリエイターによる200%入金ボーナス10月17日~10月31日HASTFOREX公式150%入金ボーナス10月31日~11月4日 公式のツイッターにもボーナスキャンペーンはいいから出金してほしいという声が届いています。 https://twitter.com/hast_forex/status/1585555031574556672 出金処理も終えてないのに、ボーナスキャンペーンを開催するというのは、普通の業者ではありえないことです。 最後の資金集めに開催したキャンペーンであった可能性は高いといえます。 2022年11月に新たな収納代行業者の契約凝結を発表し出金対応すると宣言 出金拒否の騒動に対する返信として、2022年11月にHAST FOREXは以下のような発表を公式サイトで行っていました。 【出金申請についてのご報告】 2022-11-01 先月より皆様からの出金申請に大幅な遅延が生じており大変ご迷惑をおかけしております。収納代行業者からの出金処理は現在も日々行なっておりますが、弊社が設定しております出金処理期限内に処理させて頂く事ができておらずその改善に尽力致しておりました。 その後の進捗としまして、先月末には新規収納代行業者と契約締結に至りました。そこでの委託処理を先月中から開始する予定ではありましたが若干業務内容に不備があり見直しを図っております。 結果、新規業者の業務開始まではあと数日を要する事になりそうです。 皆様には大変ご迷惑をお掛けしておりますが今週中にもう一度、直近の業務開始日を報告させて頂きます。また現在契約中の収納代行業者も委託業務を継続いたしますので含めて早急に処理を致します。 このような内容になり皆様方に多大なるご迷惑をお掛けしてる事は重々承知の上、改善に努めておりますのでご理解の程宜しくお願い申し上げます。 HASTFOREX公式サイト(閉鎖) 要約すると出金は行っているが、処理が追い付いていないので新たな収納代行業者との契約締結を行ったとのことです。 実際に11月中旬辺りに出金が行われたとするトレーダーの口コミもありました。 https://twitter.com/KoichiTakizawa/status/1593191574527422467 しかし、実際には収納代行業者の変更は行われず、単なる出金遅延の言い訳でしかなかったようです。 https://twitter.com/firefxman/status/1608315309215322114?s=20 この時期に出金処理を行った理由としては、まだもう少しお金を集められそうだと考えたのではないでしょうか。 現在はSNSで情報を共有できますが、これにはよい点もあり悪い点もあります。 悪い点としては、HAST FOREXのようにSNSの悪用を熟知した詐欺業者に良いように利用されてしまうという点です。 SNS上で多少でも出金されたという口コミが出現すれば、大丈夫かもしれないと信じてしまうトレーダーも出てきてしまいます。 2023年1月に入手困難な追加書類を要求 HAST FOREXは2023年1月16日に、出金のための追加書類を要求しました。 https://twitter.com/hast_forex/status/1614835000163340290?s=20 すでにサービスが終了したGEMFOREXも同様の手口を使っておりましたが、入手が極めて困難な追加書類の提出を促すことで、出金遅延をごまかすというやり方です。 実際にHAST FOREXが要求した書類は以下のようなものがあります。 HASTFOREXの口座を開設の際に利用した紹介サイト名など社会保険証などの職業証明書1ヶ月以内の居住証明書過去二年間の源泉徴収票または確定申告書類または納税証明書などの投資資金の源泉HASTFOREXの入出金前後2か月に渡る記録(銀行発行のPDFなど) 2023年3月27日に3カ月ぶりのツイートを発信 暫く音沙汰なかったHAST FOREXでしたが3か月ぶりにツイートを行い、最終的なツイートは2023年5月9日で終わっています。 https://twitter.com/hast_forex/status/1655864251230355457 HAST FOREXが定期的にツイートを行う理由としては、HASTFOREXによる出金遅延問題が刑事事件に発展することを防ぐためであったと考えられます。 出金遅延に対して対応しているという姿勢を見せれば、詐欺の発覚がその分遅れるからです。 一連の流れを見て分かるように、HAST FOREXは非常に手慣れた詐欺業者だということが分かります。 海外FX業者の詐欺の難しいところは、返金される可能性が少ないという点です。 詐欺に巻き込まれないためには、最初から海外FXを利用せずに国内FXを利用することをおすすめします。 HAST FOREXのスペックの詳細 出金拒否や出金遅延を行い最後には逃亡しサイトを閉鎖したHAST FOREXのスペックを知ることで、類似した業者に対して警戒心を持つことができます。 以下の項目からHAST FOREXのスペックの詳細について解説していきます。 HAST FOREXの詐欺のやり口の経緯 金融ライセンスは所持していない HAST FOREXの取引時間 HAST FOREXの入金・出金方法 HAST FOREXの最大レバレッジは400倍固定 HAST FOREXのスプレッド 取引ツールはMT4のみ ロスカット率は30%でゼロカットあり 具体的な資金管理の記述はない 本人確認の認証が遅い 禁止事項の記述はあり 金融ライセンスは所持していない HAST FOREXは金融ライセンスを所持しているというように発信しているサイトは多いですが、実際にはHAST FOREXはセントビンセント・グレナディーン諸島のビジネスカンパニーとしてのみ登録されているだけです。 金融ライセンスを所持しているわけではなく、ビジネスカンパニーとして登録しているだけなので、セントビンセント・グレナディーン金融庁(SVGFSA)の監督や指導は受けません。 HAST FOREXが意図的に金融ライセンスを所持しているかのように見せかけていた感は否めません。 HAST FOREXのやり口を調査すると、手口が巧妙であり今回初めて詐欺を起こしたわけではないように思えます。 恐らく今後も社名を変えて、詐欺活動を続けていくと思うので、同類のものに注意する必要があります。 詐欺のやり口は年々変化しており、見抜きづらいものになってきています。 今回、HAST FOREXは金融ライセンスがあったほうが安全だという知識を逆手にとって、意図的にセントビンセント・グレナディーン金融庁の金融ライセンスを取得しているように見せかけました。 アフェリエイターとしても、金融ライセンス持ちの海外FX業者の方が紹介しやすいわけです。 詐欺は年々巧妙化しており、安全な海外FXを利用していたと思っていても、出金拒否されたということになりかねないので、国内FX業者の利用をWikiFXではおすすめします。 HAST FOREXの取引時間 HAST FOREXの取引時間は、月曜日から金曜日の22:00〜21:50(夏時間21:00〜20:50)と標準的なFX業者と同一だったようです。 HAST FOREXの入金・出金方法 HAST FOREXの入金・出金方法は国内銀行送金のみです。 クレジットカードの利用ができないという点は注意しなければなりません。 クレジットカードの利用ができないということは、クレジットカードの会社に信頼を得れていないということだからです。 クレジットカードの利用が行えないFX業者は怪しいと思って警戒しましょう。 HAST FOREXの最大レバレッジは400倍固定 HAST FOREXの最大レバレッジは400倍固定でレバレッジ制限はありません。 最大レバレッジ400倍は海外FX業者からすると低い数字ですが、レバレッジ制限がない業者は殆どないので貴重だとも言えます。 レバレッジ制限がないということは、高額取引を行っても高いレバレッジで取引できるということなので、高額入金を促しやすいメリットがあると言えるでしょう。 レバレッジ制限がない海外FX業者は珍しいですが、すぐに高額入金を行うのはやめましょう。 HAST FOREXのスプレッド HAST FOREXのスプレッドについて調査した結果、狭いと紹介しているサイトも多かったですが、口コミを調べてみると広いとしているトレーダーが多いようです。 https://twitter.com/GBPUSD_FX/status/1514775270330286084 そもそもまともに運営していないと思われるので、豪華なボーナスキャンペーンとアフェリエイターを使った集金以外のことはあまり重視していないと考えられます。 取引ツールはMT4のみ HAST FOREXの取引ツールはMT4のみです。 MT5は利用することができなかったようです。 MT5があった方が利便性は上がりますが、単純に顧客の資金を持ち逃げするだけが狙いならば、プラットフォームは1つで十分ということなのでしょう。 ロスカット率は30%でゼロカットあり HAST FOREXのロスカット率は30%で、海外FXの中では標準程度のロスカット率です。 ゼロカットもありということなので追証は発生しないということなのですが、海外FX業者のゼロカットには保証がありません。 絶対にゼロカットに応じるというわけではなく、会社に余裕があれば応じるという意味なので、HAST FOREXに限らずゼロカットに絶対的な信頼を置くのは危険なのでやめましょう。 海外FXと違い国内FXの資金保証は信託法によって守られているので信頼性は非常に高いです。 具体的な資金管理の記述はない HAST FOREXの公式サイトには具体的な資金管理の記述はなかったようです。 しかし、サイトによっては分別管理していると紹介しているサイトも発見したので、サイトに書かれているからと言って安全だとは思わないようにしましょう。 そもそも分別管理自体が保障された資金管理の方法ではありません。 海外FX業者が分別管理しているから安全だという論調はよく見かけますが、安全ではないので注意してください。 安全な資金管理の方法は信託保全ですが、業者の都合でやめてしまうこともあります。国内FXの場合は法律で信託保全を義務付けられているので、業者の都合関係なく顧客の資産が守られます。 本人確認の認証が遅い HAST FOREXの出金遅延を行うための手段の1つに、本人確認の認証を遅くするというものがあります。 入金や取引だけ先にさせておいて、出金は本人確認書類がなければ行えないというようにします。 何かと理由をつけてとにかく出金遅延を行うというのがHAST FOREXのやり口です。 禁止事項の記述はあり HAST FOREXには一般的な海外FX業者基準の禁止事項の記述はあったようです。 詐欺業者の場合、それすらない場合もあるので、禁止事項を用意したということはより巧妙な詐欺と言えます。 このように詐欺業者は、詐欺を巧妙化させているので、海外FXの利用自体を慎重に行った方が無難です。 詐欺業者に注意するコツ 詐欺業者の実態ややり口について解説してきたので、今回は詐欺業者に注意するコツについて以下の項目から解説していきます。 詐欺業者に注意するコツ 海外FXではなく金融庁が認可が下りている国内FX業者を利用する SNSなどの勧誘を拒否する ボーナスを頻発する業者には特に要注意 海外FXではなく金融庁が認可が下りている国内FX業者を利用する 海外FXは詐欺被害が非常に多く、仮に詐欺業者でないにしても、営業が困難になり出金拒否やサービス停止になる可能性が大きいです。 日本国の金融庁の認可が下りている国内FX業者ならば、預けている資産は法律によって守られるので、安心して運用することができます。 SNSなどの勧誘を拒否する 詐欺業者が、有名なアフェリエイターを利用して宣伝することを解説してきました。 有名なサイトやインフルエンサーだからと言って、詐欺業者を紹介しないわけではないので注意が必要です。 中には直接電話やDMを使い交渉するアフェリエイターもいるので、ブロックすることをおすすめします。 ボーナスを頻発する業者には特に要注意 詐欺業者は、お金を集めたいと考えているので、ボーナスを頻発する可能性が高いです。 詐欺業者でなくても、会社にお金がない場合、ボーナスを頻発してお金を集めるケースが多いです。 例えば、GEMFOREXは2023年6月30日にサービスを停止しましたが、HAST FOREXと同様の方法をとり資金を集めていました。 このように海外FX業者は大手であっても資金難に陥り、詐欺のような真似をしだすのです。 海外FXの利用は慎重に検討し、できれば国内FX業者を利用することをおすすめします。 HAST FOREXは出金遅延を行う詐欺業者!FXの運用は国内FXを利用しよう! 「HAST FOREXは出金できない?」「HAST FOREXが詐欺業者って本当?」ご要望にお応えし、記事では、HAST FOREXの詐欺の手口や経緯、詐欺に対する対策について解説してきました。 この記事のまとめ HAST FOREXのサイトは現在閉鎖中で出金拒否に対する対応も行っていない HAST FOREXのスペックは標準の海外FXと同一の箇所が多いが一部おかしい個所もある 詐欺業者に注意するコツとしては国内FX業者を利用すること HAST FOREXは理由をつけて出金遅延を繰り返し、1年もたたないうちにサービスを停止させた、典型的なポンジ・スキームの詐欺業者です。 意図的に詐欺が行ったわけではないという可能性もあるかもしれませんが、いずれにしても出金拒否を行っていることに変わりありません。 HAST FOREXと全く同じような行動をGEMFOREXも行っておりますが、GEMFOREXの場合は2010年から運営している大手の海外FX業者なので、海外FX自体に問題があるといわざるを得ません。 明らかな詐欺業者であるHAST FOREXのような新興の業者は避ければ、出金拒否されないと考える人もいるかもしれませんが、現実を見るとそうではないのです。 FXを利用する場合は、法律によって顧客の資産が守られていない海外FXではなく、信託法によって資産が守られる国内FX業者を利用しましょう。
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2023.9.25
たむの週間分析レポートGBPUSD|2023年9月25日
今回はポンドドルについて分析していきます! 日足での大まかな分析 まずぱっと見で上昇トレンドが崩れそうかな?と思いました。 その根拠としては、ダウ理論が崩れかけているからです。 現在のトレンドは数年単位で下落トレンド、直近の1年間は上昇トレンドを形成しており、今の上昇が『下落トレンド中の戻り目』という捉え方で間違いありません。 以前の分析で「現在は上昇エリオット、3波中」という分析をしました。 もしここで上昇トレンドの安値を明確に割ってしまった場合、最も伸びる3波を否定する形になりますので、今後下落になるというのを考えると、かなり強いサインになりそうです。ですがその上昇トレンド中の最後の安値、1.23300を下に抜けて現在は1.22400と約100pipsも抜けています。 これはポンド系通貨というのもあるでしょうが、節目となるレートを100pipsも抜けていたら誰しも、「そろそろダウ理論崩れるし、下落が始まるのを待とうかな」と上昇を狙うのをためらいます。 今は下に抜けただけで、ここから再上昇するパターンもありますので、この後の調整(上昇)がどこまで行くのかをしっかり観察しましょう! もし、戻り目が前回の高値(1.31400)まで上昇せずに落ちてきた場合は、上昇トレンドが終了し、下落トレンドへなる可能性が高いです。 そうなると数年レベルのトレンドと同じ方向を向くことになりますので乗り遅れないように準備しておきましょう! 上昇するパターンとしては、日足~週足での切り下げライン付近で反応して一旦調整後、上昇していくと思います。どちらのパターンになるとしても、事前にシュミレーションできていれば飛び乗りをする可能性も低くなります。 無駄トレードを減らすことを常に意識しましょう! 1H足での細かい分析 1H足のぱっと見は教科書通りの押し戻り目を付けながらの下落トレンドだなぁと感じました。 その理由としては波形(戻り目)がとてもきれいです。移動平均線も超えることはなく、大きな流れは下のまま、上昇しては安値更新をずっと継続しています。 今のところチャートパターンも作ってないし、三角持ち合いの形も見当たらないので、直近のトレンドである下落トレンドはまだ継続しそうです。 戦略としては直近のトレンドをベースに下落方向へスキャルピングするのがいいかと思います。この状況で上昇を狙うというのはリスクリワードが悪すぎますので、トレードするのは控えたほうが良さそうです。 ですがトレンドフォローとしての本命は、4H足で戻り目を付けた後の本格的な下落がスタートするタイミングです。 目の前のトレンドに囚われすぎると、コツコツ利益を取れていても、トレンドが反転した瞬間に今までの利益を全て吹き飛ばしてしまう可能性がありますので、注意しましょう! 現在のGBPUSDの値段 TradingView提供のgbpusdチャート それでは、今週もいいトレードを!
WikiFX Japan独占配信「猪首秀明のFX講座」

- 1983~2012年 ひまわり証券株式会社 取締役営業本部長
- 2012~2016年 東岳証券株式会社 代表取締役社長
- 2022年5月~ WikiFX Japan 講師
ひまわり証券時代に日本初となる外国為替証拠金取引(FX)を商品化させ、
その普及に貢献する。
延べ3000人を超える個人投資家と接した経験から、
個人向けの金融トレード運用アドバイザーとして活動中。
猪首秀明の監修記事
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IMアカデミーは違法?問題点はないのかプロが検証してみた
IMアカデミーは違法? IMアカデミーは、投資のオンラインスクールですが、MLMの企業なだけに極端に良い評判と悪い評判があります。 売りたい人は極端に良い評価を下し、押し売りされた方は悪評を行いがちです。 実際のIMアカデミーのコンテンツや営業、会社の実態は問題がないのか?専門家が検証していきます。 この記事で分かること IMアカデミーの会社概要 MLMとねずみ講の違い IMアカデミーは詐欺業者なのか? IMアカデミーのMLMに対する疑惑 IMアカデミーのコンテンツに対する疑惑 IMアカデミーの商品に対する疑惑 IMアカデミーを評価している格付けサイトBTHに対する疑惑 結論から先に申し上げますと、IMアカデミーは完全に黒とは言い切れないものの、かなり違法性の高い行為を行っている業者というのが本メディアの見解です。 WikiFXとしては絶対にお勧めできませんので、もし利用する場合は自己責任で行ってください。 IMアカデミーの会社概要 IMアカデミーの会社概要 会社名im mastery academy(アイム・マステリー・アカデミー)公式サイトIM Academy (imarketslive.com)本社アメリカ・ニューヨーク州設立2013年代表クリストファー・テリー事業内容FX・バイナリーオプション・仮想通貨等のeラーニング事業 IMアカデミーは正式名称をアイム・マステリー・アカデミーという、運営歴が長いマルチ企業(MLM)です。 コンテンツとしてはFX・バイナリーオプション・仮想通貨のオンラインスクールとなっており、勝率7割越えの講師によってリアルタイムでエントリーに対するアドバイスを貰えるというものです。 自動売買ではありませんが、ミラートレードに近い実態といえます。 会員数は10万人以上となっています。 IMアカデミーは詐欺業者なのか? IMアカデミーは詐欺業者なのかについて以下の10つの項目から解説していきます。 投資助言業の資格を有していない業者が国内で勧誘・営業を行うことは禁止されている IMアカデミーの問題点に対しての10の検証 MLMは日本では合法 ねずみ講は違法だがIMアカデミーは実態のある商品を扱っている IMアカデミーを利用する違法者や団体は存在する IMアカデミーは投資助言業の資格を有していない 講師のエントリーポイントの指導は違法に当たる可能性がある 法律違反でヨーロッパ圏で警告を受け改名した過去がある キャッシュトラップには特商法の表記がない キャッシュトラップの勝率7割以上に対する疑惑 講師の勝率に対する疑惑 BTHの5つ星評価に対する疑惑 MLMは日本では合法 MLMとは、マルチ商法を使って集客を行うことを指しますが、日本においてMLMは合法です。 IMアカデミーの場合は、リンクを渡され、自分のリンクからIMアカデミーに登録してもらえれば、報酬が発生するという仕組みです。 確かにMLMは無理やり勧誘されたりして、人間関係が壊れたりするので良いイメージはありませんが、IMアカデミーの行っているマルチ商法自体に問題はありません。 ねずみ講は違法だがIMアカデミーは実態のある商品を扱っている ねずみ講とマルチ商法との違いは、製品の売買がされているかどうかです。 IMアカデミーはスクールを運営しており、運営歴も長いです。 MLMの信頼性の目安として、運営歴が5年以上あれば優秀という考え方があり、IMアカデミーの運営歴は5年を優に超えているため、スクールの実態は十分機能していると考えられます。 例えば、FXの情報商材をマルチ商法で売ろうと考え、中身が誰でも知っているような内容である場合、MLMのために架空の商品をでっち上げたという評価という判断もできますが、IMアカデミーの場合はそういった違法性は今のところ少ないと言えるでしょう。 IMアカデミーを利用する違法者や団体は存在する IMアカデミーの信頼性はある程度高いと言えますが、IMアカデミーをビジネスに利用する個人アフェリエイターや集団、グループの中には悪質な違法者も存在します。 例えば、「一緒に食事をしよう」という口実で会って、初めてIMアカデミーの話をする場合違法となります。 MLMの勧誘をする場合は、「IMアカデミーの話をします」と宣言し、予め相手の了解を得る必要があるからです。 こういったことは、IMアカデミーの規約にも記載されています。 強引に勧誘を行い、IMアカデミーに登録するまで帰さないといったようなやり口の場合は監禁罪に当たります。 MLMの勧誘には上記のような違法行為を行う勧誘者が多発する傾向があるのです。 IMアカデミーは投資助言業の資格を有していない IMアカデミーは日本人向けに明らかに営業をしていますが、日本の金融庁に未登録であり、投資助言業の資格を有していません。 なので、日本の法律では守られません。 トラブルが発生したりお金を持ち逃げされても保証がないということです。 金融庁は投資助言業の資格を有していない業者を国内で勧誘・営業を行うことも禁止しています。 講師のエントリーポイントの指導は違法に当たる可能性がある IMアカデミーでは、講師がリアルタイムにエントリーポイントの解説などを行っていますが、有料で投資に関する助言を行う場合、金融庁の許可がないと違法になります。 講師は「投資助言業」の資格を持っていない場合、有料でエントリーポイントを教えるのは違法です。 金銭が発生しない場合は、エントリーポイントの配信などは違法ではありませんが、IMアカデミーは月額費が発生してるので違法です。 処罰の対象の範囲に関しては曖昧ですが、IMアカデミーに参加し、MLMを行っている場合も、違法と判断される可能性はあります。 違法という判決が下された場合、「5年以下の懲役若しくは5百万円以下の罰金」に課せられます。 今のところ問題ないからと言って将来も問題がないわけではないので、利用は自己責任で行ってください。 法律違反でヨーロッパ圏で警告を受け改名した過去がある IMアカデミーは2019年に改名しており、前身はiMarketslive(International Markets Live)というもので、法律違反でヨーロッパから警告を受けています。 ヨーロッパやアメリカが投資の本場であることを考えると、IMアカデミーのシステムはヨーロッパやアメリカで通じなかったので、投資に関する知識が低い日本にやってきたということも考えられ、コンテンツのクオリティに対する疑惑も浮かびます。 キャッシュトラップには特商法の表記がない IMアカデミーが販売しているバイナリオプションの投資ツール「キャッシュトラップ」についてですが、特商法の表記が現在見当たりません。 特商法の表記がない場合、金銭トラブルや個人情報の漏洩・悪用が行われた場合、自己責任となってしまうので、注意が必要です。 キャッシュトラップの勝率7割以上に対する疑惑 基本的に、システム的なトレードは、ある期間では勝率7割以上だが、別の期間では全く機能しないというものとなります。 なので、キャッシュトラップが謳っている勝率7割以上という表記に意味があるのが疑問です。 講師の勝率に対する疑惑 IMアカデミーでは勝率7割以下の講師は首になるから、勝率の高いトレードを学べると謳っておりますが、トレードにおいて勝率は重要ではありません。 7割勝ててもトータルで負けてしまうことは十分に考えられます。 重要なのはリスクリワードと資金管理です。 例えば、7割勝てても残りの3割で大きく負ける場合、7割勝てる意味がなくなります。 逆に3割しか勝てなくてもトータルで利益を残せることは十分現実的に考えられ、そういった手法を行うトレーダーも多いです。 なので、勝率が悪いからと言って投資のスキルがないとみなし、首にするという行いには疑問を感じます。 BTHの5つ星評価に対する疑惑 IMアカデミーは格付けサイトのBFH(Business for home)に5つ星の評価を受けております。 しかし、BTHの権威はかなり怪しいのではないか?という疑惑があります。 BTHの創業者が米国当局から閉鎖されたマルチ運営の1人であるし、過去にお金を受け取ってポジティブなレビューをしたという経歴も存在するのです。 BTHから五つ星満点を貰っているからと言ってIMアカデミーの権威性が高いかと言われると疑惑が生じます。 IMアカデミーは詐欺とは言い切れないが、違法行為を行っている 「IMアカデミー違法なのか知りたい!」「IMアカデミーの問題点は?」ご要望にお応えすべく、IMアカデミーの問題について調査と検証を行い、解説してきました。 この記事で分かること IMアカデミーの会社概要 MLMとねずみ講の違い IMアカデミーは詐欺業者なのか? IMアカデミーのMLMに対する疑惑 IMアカデミーのコンテンツに対する疑惑 IMアカデミーの商品に対する疑惑 IMアカデミーを評価している格付けサイトBTHに対する疑惑 IMアカデミーは実態としてスクールを営業しており、間違いはありません。 スクールのクオリティも顧客資金を奪うのが目的の「詐欺」とは言い切れないレベルではあります。 しかし、日本の金融庁に未登録であり、違法性が高いのは事実です。 MLMの会員も場合によっては罪に問われる可能性もある点があるため、WikiFXとしてはIMアカデミーをお勧めできません。 利用する場合は、自己責任で行ってください。 猪首顧問のFXコラム:IMアカデミーは 本稿記事の執筆者は、冒頭で… 「IMアカデミーは完全に黒とは言い切れないものの、かなり違法性の高い行為を行っている業者というのが本メディアの見解です。」 と結論付けています。 確かに「真っ黒な詐欺業者」では無いものの、IMアカデミーに対して、私の視点では3つの課題(問題点)があると思います。 MLM(特定商取引)なのか? 金融商品取引法からの観点 トレードの学校としての内容と質はどうなのか? 既に本稿記事にても、以上の3点について解説がされていますが、私からも監修させていただきます。 ①MLM(特定商取引)なのか? 日本に営業拠点が無い、マルチ(ネットワーク)形態は明らかです。 商品(サービス)の実態はありますから、ねずみ講ではありませんが、特定商取引法の対象になります。 特定商取引法では「集客・勧誘」の際には必ず事前に以下の点を明示することが義務付けられています。 統括者や勧誘者、または連鎖販売業を行う者の氏名 特定負担が発生するMLM(連鎖販売取引)への勧誘が目的であること 商品またはサービスの種類 私は全国各地にある、IMアカデミーの営業現場に潜入しているのですが、恐ろしいくらい、この事前告知義務がなされていないところばかりでした。 販売元からの、営業モラルやルールなどの徹底が全くされていない感じでした。 ②金融商品取引法からの観点 IMアカデミーが提供しているサービスは、トレードにおける技術の向上のための学校ということですが、同社が前面に出してる“売り”は、同社所属のプロトレーダーの生トレードが見れるというもの。 勝率が70%~80%が無ければ、同社の公認トレーダーにはなれず、この勝率を下回ればクビになるらしいです。会員(顧客)は、このプロトレーダーの通り真似てトレードすれば、同じように勝てるというものです。 しかしながら、実際にこれだけの勝率で勝てたという実績は聞いたことがありません。 このように具体定な売り買いの情報を、対価をもらって提供するには、金融庁に金融商品取引法における「投資助言業」の登録が義務付けられています。 しかしながら、同社は日本国内に活動拠点を持っておらず、無登録業者ということになります。 これは、もうグレーどころか、真っ黒です… このことを指摘すると、 アメリカの会社だから、日本の法律は適用されないんです これは弁護士にも確認済みですから、問題ありません。 との回答でした。 正直な話、弁護士がこのような回答をすることは考えられません。もう“嘘の説明”の部類です。 「海外(アメリカ)の会社だったら、日本でなんでもやっていい」なんてことあるわけないですし、明らかな違法行為です。 そして、投資助言業に関する登録が必要なのにもかかわらず、無登録で投資助言業を行った場合、「五年以下の懲役若しくは五百万円以下の罰金」に課される可能性があります。 重要な点として、この処罰の対象はグループリーダーだけではありません。 顧客を紹介することで紹介料がもらえる「IBO契約」に月々16.71ドルを払ってる人がいますが、これは代理店契約ですから立派なビジネス行為に該当します。。 「紹介するだけなら…」というような軽い気持ちでやってると、個人でも大きな代償を負うことになりますので注意が必要です。 ③トレードの学校としての内容と質はどうなのか? これについては下記の記事にて詳しく監修したいと思います。
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FXはメンタルコントロールが全て!?鍛え方をプロが徹底解説
FXではメンタルに関して次のように意見が分かれます。 FXメンタル2つの意見 ✔「FXにメンタルなんかいらない。確かな手法があれば十分だ。」 ✔「FXではメンタルコントロールが何よりも重要だ。」 あなたはどちらが正しいと思いますか? 結論から先に申し上げますと、FXではメンタルを適切にコントロールできないと、長く勝ち続けることはできません。 確かにトレード手法も大事です。しかしどんなに優れたトレード手法であろうと、メンタルをコントロールできない限りは、その手法は意味をなしません。 ここではFXにおけるメンタルの重要性と、メンタルの鍛え方やメンタルダメージの軽減法についてプロが徹底解説していきます。ぜひ最後までお付き合いください。 動画での解説はコチラ https://youtu.be/K4eyC6pmupI FXではメンタルコントロールが手法よりも重要な理由 FXでメンタルが重要なのは、常に損失と隣合わせだからです。 FXの世界ではプロトレーダーでさえ、勝率は5割未満というケースが多いです。 つまり、プロといえど半分以上のトレードを損切りで終えることになります。 私に至っては勝率は40%くらいです。それでも、適切なリスク・リワード設定ができていれば、トータルではプラス(勝ち)になるんです。 FXで勝てないトレーダーの多くは、目の前で自分の大切なお金が失われていくことに耐えられません。 恐怖・不安・焦り・イライラ・後悔、といった負の感情が一気に押し寄せ、冷静さが奪われるのは典型的な例と言えます。 冷静さを欠いたトレーダーはどうなるかというと、トレードルールを破ったり、根拠のないトレードをしてみたり、損切りができなくなるというわけです。 このようなメンタルが崩壊寸前の状態では、感情が先行し、決められたルール通りに行動できなくなるためトレード手法は意味をなしません。 もちろん、トレード手法は大切です。FXはメンタルのみで勝てるものではありません。 しかし順番としましては、まずはメンタルありき。 FXでは損失や含み損に耐えうるメンタルを持ち合わせていないことには、トレード手法を使いこなすことはできないのです。 FXで勝つためのメンタルの鍛え方 FXでは「メンタルの強化」=「勝つ」ことに直接つながります。そしてメンタルは誰もが強化できるものです。 ここからはFXで勝つためのメンタルの鍛え方について詳しく解説していきます。 FXの最高のメンタルトレーニングはルールに従うこと トレードルールを作るのは、FXをやる上では当然のことです。 エントリーや損切り、ポジションサイズや資金管理等にルールがないと感覚のみのギャンブルトレードを繰り返すことになります。 まずはトレードルールを作りましょう。 そしてメンタルを鍛えるために重要なのが、自分が作ったルールを愚直に守り続けることです。 ルールに従って出た損失であれば自分でも納得ができ、次のトレードにフラットな気持ちで臨むことができます。 相場の値動きはコントロールできるものではありません。しかし、自分の行動はコントロールできるものです。 つまり、自分の作ったルールに従うことによって、損失や含み損にも動じないメンタルが自然と作られていくのです。 猪首顧問からのアドバイス 相場の値動きはコントロールできない…そんなこと言われなくてもわかってるよ! という声が聞こえて来そうですが、落ち着いて聞いてください。 例えばトレードにおいて… 「もうこれ以上は下がってくれるな!」「ここからは下がるはずだ、とか、これ以上上がるな!」 というような、感情が前面に出た「期待感」で無駄な神頼みをしていませんか? わかってる(知っている)ということと、できる(実行)ということは、別物だと理解する必要があるのです。 トレードルールに従うというのは、 相場がどのように動いても決められたルールに則り、粛々に淡々とトレードを行うという事です。 含み益になっても含み損になっても、感情を揺さぶられることなく、機械的にアクションを起こせるようにならなければいけません。 FXでは損切り慣れることがメンタル強化になる 損切りを躊躇なく行えることはFXではとても大切なことです。 前述したように、FXではプロのトレーダーでも4割のトレードが損失になります。 つまり、FXをやる上で損切りは必ずあるものなのです。 その必ず存在するものに対してネガティブな感情を抱いていてはいつまでもメンタルは強化されません。 たしかに損失を確定させる行為には痛みを伴います。 しかし、損切りしないことにはいつまで経っても新たなトレードに向かうことはできません。 損切りはいわば仕切り直しをするためのもの。 損切りという行為をポジティブに捉え、迷いなく行えるようになれば自ずとメンタルが強化されるのです。 猪首顧問からのアドバイス FXの初心者は、 利食ったトレード=良いトレード損切りのトレード=悪いトレード と考えがちですが…これは間違いです。 トレードと言うのは、勝ったり負けたりの繰り返しです。 プロであっても、その勝率はせいぜい50%程度のものです。 だから、利食ったトレードも、損切りしたトレードも、どちらも単なるトレードにおける結果でしかなく、トレード結果に対して、良いトレードも悪いトレードも無いのです。 悪いトレードがあるとしたら、「損小利大」ができていないトレードです。 まずはこの大前提になる考え方を、しっかり身に着けましょう。 FXのメンタル強化に知っておきたい「プロスペクト理論」 プロスペクト理論とは「人は得する喜びよりも、損する痛みを避ける」とした、人間の行動心理を表したものです。 このプロスペクト理論を知っているか知らないかで、メンタルコントロールに大きな影響が出てきます。 例えば次のような選択肢があった場合、あなたはどちらを選ぶでしょうか? 質問① どちらか選んでください。 A: 100万円が無条件でもらえる B: コインを投げ、表が出たら200万円がもらえるが、裏であったらもらえない。 質問② あなたに200万円の借金があったとします。そのとき、以下の二つの選択肢が与えられました。どちらか選んでください。 A: 無条件で借金100万円が減る B:コインを投げ、表が出たら借金が全額免除されるが、裏が出たら借金はそのままである。 この2つの質問で、多くの人は質問①ではAを選択し、質問②ではBを選択します。 実は2つの質問の「期待値」はともに100万円です。 それにも関わらず多くの人は目の前に利益が転がっていると、利益が手に入らないことを恐れてリスクを回避しようとし、損失が目の前にあると損失そのものを回避しようとします。 つまり、人は得をすることよりも、損をすることのほうに敏感に反応してしまうのです。 これをFXに置き換えると「損失を可能な限り先延ばしにして、利益を可能な限り速く確定する」という行動になります。 自分のトレードルールや損切りポイントがあるのにも関わらず、コツコツ確定してきた利益を先延ばしにして膨らんだ損失によって吹き飛ばしてしまう「コツコツドカン」がその典型的な例でしょう。 このようにプロスペクト理論は、人はお金が絡む意思決定の際には合理的な判断ができないということを示すものでもあります。 したがって、このプロスペクト理論の罠に陥らないためには、前述した「ルールに従う」「損切りに慣れる」ということを徹底して行う必要があるということです。 そこに余計な判断や感情は要りません。 そうすることによってプロスペクト理論に打ち勝ち、メンタルを自分でコントロールできるようになるのです。 FXでメンタルがやられるのを防ぐトレード日記の書き方 自身のトレードを記録しておくこと、つまりトレード日記を書くことはトレード技術の向上だけでなくメンタルの強化にもつながります。 一般的なトレード日記に必要な項目は以下のようなものです。 トレード日時 通貨ペア ロット(取引数量) トレード方向 エントリーポイント エントリーの根拠 利確と損切りの位置 トレードの反省 チャートの写真 トレード毎にこれらの項目を埋めていけば、後からデータとしてトレード技術の向上に役立たせることができます。 これにプラスして、メンタル強化のために自分の「感情」を記入するのがおすすめです。 「エントリーした時」「損切りになってしまった時」「利益を確定した時」、その時々の細かな感情を記入することによって、感情の起伏パターンの癖がわかるようになります。 パターンがわかればコントロールもしやすくなり、よっぽどのことがない限りメンタルをやられることはありません。 このように書き方次第でトレード日記はメンタル強化に役立つアイテムになります。 なお、詳しいトレード日記の書き方についてはこちらの記事でも解説しておりますので参考にしてみてください。 https://japan.wikifx.com/overseas-fx-trading-diary/ FXのメンタル管理におすすめの本 世の中にはFX関連の本が多数発行されており、メンタルを題材にしている本も非常に多くあります。 それだけFXにおけるメンタルの果たす役割は大きいということでしょう。 ちなみに、メンタルコントロールにおすすのFX関連の本は以下の5冊です。 「デイトレード」 「ゾーン 相場心理学入門」 「マーケットの魔術師」 「悩めるトレーダーのためのメンタルコーチ術」 「トレーダーの精神分析」 いずれもFXだけなく、投資全般について書かれた古典とも言うべき本で、FXトレーダーであれば一度は目を通しておきたい5冊です。 Amazonに飛べるようになってますのでよろしければチェックしてみてください。 中でも特におすすめなのは「デイトレード」です。 デイトレードの心構えを説いた本で、損切りの重要性についてあらためて学ぶことができます。 この5冊の他では、厳密にはFX以外のジャンルの本になるのですが、前述したプロスペクト理論の提唱者であるダニエル・カーネマンの本もおすすめです。 ダニエル・カーネマンはノーベル経済学賞を受賞した心理学者です。 「ファストアンドスロー」や「ダニエル・カーネマン 心理と経済を語る」からはプロスペクト理論のようなFXにも役立つ行動経済学を学ぶことができます。 こちらもチェックしてみてください。 【厳禁】FXでこれをやったらメンタル崩壊の始まり FXでは損失や含み損がメンタルに大きく影響を及ぼすことは前述したとおりです。 そこでここからは、そうした損失や含み損を拡大させてしまうような、決してやってはいけない行動について見ていきます。 これをやったらメンタル崩壊まっしぐらですので気をつけましょう。 感情にまかせたトレード FXではいくら損失が出たとしても感情的になってしまってはいけません。 冷静さを失った時にありがちなのが「損失を取り返そう」と感情の赴くままにトレードしてしまうことです。 そのようなリベンジトレードでは、買いでダメなら売りというような根拠のないドテンのエントリーや、ギャンブル性の高いエントリーをしてしまいがち。 しかし、当然ながら勝てるはずもなく、さらに深みにはまりメンタル崩壊を引き起こすのです。 したがって、損失が出たときこそ冷静になり、トレードの量ではなく質にこだわりましょう。 感情にまかせたポジポジ病はメンタルを崩壊させるだけです。 ロット上げる これもリベンジトレードの一種になりますが、損失を取り返そうとむやみにロットを上げてはいけません。 投資の世界では「2%ルール」というものがあります。これは1回のトレードにおける損失を口座資金の2%までに抑えるというもの。 つまり、もし損切りになった場合の金額から逆算してポジションサイズを決めなくてはいけないということです。 ロットを上げてトレードすることは、それだけ損失のリスクも増すことを意味します。 むやみやたらとロット上げるのは自らメンタルに負荷をかけているようなものです。 メンタルが崩壊する要因になりますので、適切なポジションサイズでトレードを行うようにしましょう。 猪首顧問からのアドバイス リベンジトレードは元の金額に戻したいという気持ちだけでなく、「早く戻したい」という気持ちが生じることが多いと思います。 トレードと言うのは時間給で稼ぐものではありません。 然るべくタイミングでポジションを持つことによって、収益の可能性が生じるのがトレードです。 そして、その然るべくタイミングと言うのは、のべつ幕なくやってくるものではありません。 「その時を待つ」というのもトレードだと認識してください。 間違っても「昨日の損を今日中に取り返そう」だなんて発想は絶対に持たないように。 リスクリワードを正しく設定して、優位性のあるトレードを繰り返せば、必ず挽回できますから。 ポジション塩漬け 損切りできずに含み損を抱え続ける「塩漬け」をすることは、損失を先送りするというプロスペクト理論に支配されている状態です。 それまでに重ねてきた利益を吹っ飛ばす、コツコツドカンが起きてしまうのも安易にポジションを塩漬けしてしまうから。 たしかに含み損に耐え続ければプラスに転ずることもあります。 しかし多くの場合、強制的に相場から退場させられるほどの損失を被るのが現実です。 問題を先送りしても損失が拡大しメンタルが崩壊に向かうだけ。 何度も言いますが、損切りはしっかりと行うようにしましょう。 聖杯探し FXにおける聖杯探しとは、必ず勝てる特別な手法を延々と探し続けることです。 もちろん、必ず勝てる手法などというのは存在しません。 そのような聖杯があるとしたら、このインターネット時代ではすぐに拡散されていることでしょう。 トレードというのはある意味ひとつのスキルです。 自ら考え、仮説・検証を繰り返さないことには磨かれるものではありません。 その過程を飛ばして必勝法を探すというのは、思考が停止し何かに依存しようとしている状態です。 そのような状態ではひとつの損切りや含み損ですぐにメンタルが崩壊してもおかしくはありません。 思考停止の依存状態では、メンタルももろいものになってしまうのです。 海外FXの高レバレッジトレード 日本のFX業者では法律によりレバレッジが25倍と定められていますが、国内の金融商品取引業の登録を受けていない海外のFX業者そうではありません。 海外FX業者の中には1,000倍を超えるレバレッジのところも見受けられます。 そのような高レバレッジは、一見魅力的に映りますが諸刃の剣です。 少ない資金で大きなサイズのトレードができるということは、その分損失額も大きくなるということ。 もちろん大きな利益を狙うこともできるでしょう。 しかしFXに損切りはつきものだということを忘れてはいけません。 海外FXの高レバレッジトレードでは、ひとつの損切りでメンタルが崩壊してしまうということが起こり得るのです。 また、SNS等で度々話題になりますが、海外FX業者には出金拒否などのネガティブな噂が常につきまといます。 もし本当にそのようなことがあれば、メンタル崩壊どころではないでしょう。 信頼性という意味でも、メンタルの安定という意味でも日本のFX会社で堅実にトレードすることをおすすめします。 https://japan.wikifx.com/overseas-forex-strike-it-rich/ FXで大負けした時のメンタルダメージ軽減法 FXでは連敗や大損してしまった際にメンタルがやられることが多々あります。 そんな場合のメンタルダメージ軽減法についてまとめてみました。 ロットを下げる 連敗や大負けの後は、いつもよりロットを下げてトレードすることをおすすめします。 ポジションサイズを下げるだけで、メンタルにかかる負荷は大幅に軽減されます。 あるいは一旦デモトレードに戻って練習するというのもいいでしょう。 要するに、資金を失うリスクを抑えればメンタルダメージも軽減されるということです。 トレード日記を見直す FXで大負けしてメンタルがやられている時というのは、自分ことが見えなくなっている状態です。 無意識のうちに自分の悪い癖が出ている場合がほとんどですので、そんな時はトレード日記を見直してみましょう。 自分の悪い癖や、負けパターンを確認することで、負けトレードを冷静に分析できるようになり、メンタルダメージが軽減されます。 FX仲間をつくる トレードは孤独との戦いでもあります。 たとえ家族がいたとしても、FXのことは話しづらいものです。ましてや損失に関してならなおさらでしょう。 そうした時に力になってくれるのがFX仲間です。 同じFXをやる者同士、損切りになったトレードや、利益確定に失敗してしまったトレードなど、失敗を共有することによってメンタルのダメージは大幅に軽減されます。 もし身近にFXをやっている人がいなければ、コミュニティに入るのもおすすめです。 SNS等でのつながりだけでも、メンタルダメージは大幅に軽減されます。 トレードの情報発信する ブログやTwitterなどのSNSで情報発信することもメンタルダメージ軽減にはおすすめの方法です。 どんなに大負けした場合でも、それを発信することによって辛い経験もひとつのネタになり、コンテンツになります。 負けトレードも、受け取る人にとっては格好の学習材料になるということです。 ネガティブな感情を溜め込んでおくより発信することによって気分が晴れるでしょうし、人の役に立てるということで一石二鳥の方法になります。 トレードから一旦離れる どうしてもメンタルダメージが回復しない場合は、思い切ってトレードから離れてみることをおすすめします。 チャートも一切見てはいけません。もちろんデモトレードもやらないようにしましょう。 完全にFXから離れ、トレードのことを一切考えないようにしてください。 相場の世界では「休むも相場」という格言があるように、無理にトレードしても良い結果は出ません。 休むことが結果として、勝ちにつながっていくのです。 まとめ ここまで見てきて、FXではメンタルが非常に重要な要素であることがおわかりいただけたかと思います。 FXで勝てるようになるにはまずはメンタルを鍛えましょう。 ただメンタルを鍛える上で難しいのが、デモトレードではなかなかメンタルは鍛えられないということです。 やはり実際のお金が動くリアルトレードでしかメンタルを鍛えることはできません。 こつこつ積み重ねていくしかないということです。 ぜひここでご紹介したメンタルの鍛え方を地道に実践してみてください。 もちろん、メンタル崩壊につながるような行動はしてはいけませんよ。 毎日の積み重ねが強いメンタルを生み、勝てるFXトレーダーを生みます。 勝ち組トレーダー目指して、まずはメンタルを鍛えていきましょう。 猪首顧問のFXコラム:勝ち組になるためには「負け慣れ」を身に付けよ トレードを続けてると、連敗という場面はときに発生するものです。 1年を通せば、3連敗とか、5連敗なんて、何回か遭遇するもの… 確率的には早々起こるものでは無いです。 例えば5連敗が起こる確率というのは… 50%×50%×50%×50%×50%=3.12% 100回トレードやって、3回あるか無いかくらいの小さなもんです。でも、起こるときは起るんですよね。 ただ、その滅多に来ない5連敗に遭遇したとき、平常心でトレードを続けられるか?そのためのメンタルコントロールなのです。 これができるようになるためには、理屈で分かってるだけではダメなんです。 とにかくトレード数をこなして、経験数を増やして、負け慣れ(損切り慣れ)をすることが重要です。 何の世界でも、練習をたくさんやった人の方が、たくさん経験した人の方が、上手になるのは当たり前ですよね。 例えば、100回トレードをやって、50勝50敗(勝率5割)だったとしても、リスクリワードの設定が間違っていなければ、そんなに大負けしません。それどころか勝率が50%未満でも、トータルでは勝っているはずです。 あと、金額慣れも必要です。 まだ経験が浅いからとか、練習中だからと言うことで、控えめすぎる金額やデモ取引だと、ゲーム(お遊び)の延長になってしまい、本当の技術「負け慣れ」が身につきません。 お遊びで養った感覚は、お遊び場でしか機能しないのです。 特定の金額を言うのは難しいのですが、やはり真剣になれる金額、例えば「このお金が無くなったら痛いな・・・・」なくらいの金額でやるのが、上達への早道かと思います。(だからと言って生活に必要な資金を使ってまではダメですよ) 上記を経て、損切り慣れの感覚が身についてきたころには、トレードの結果に一喜一憂しないメンタルが出来上がっています。 この領域まで来れれば、あなたは既に勝ち組に入っています!
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「海外FX業者は呑み行為がない」は大嘘!プロが真実を大暴露
国内FXは呑み行為があるからダメ 海外FXなら呑み行為がないから安全 FXをしている上で「呑み行為」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。 呑み行為とは国内FX業者が行っている悪質な行為であり、トレーダーに損をさせる原因となっているというような説明をされることが多いです。 しかしこれは本当に正しいのでしょうか。 そこでこの記事では以下の3つについて解説していきます。 海外FXの注文処理方式 DD方式における呑み行為とは 海外FX業者は呑み行為を行っているのか 海外FXの注文処理方式 個人がFX取引を行うためには、FX業者などのリテール・ブローカーを介してインターバンク市場にアクセスする必要があります。 つまり、トレーダーからの注文はFX業者内部の注文執行方式に準じて約定されることになります。 この注文処理方式には大きく分けて2種類あり、1つはDD方式でもう一つはNDD方式です。 ここでは以下の3つについて解説していきます。 DD方式 NDD方式 DD方式NDD方式に関する誤解 DD方式 STEPトレーダーが発注する STEPディーラーが相対取引をする トレーダーの注文とは反対のポジションを持つことになります。 STEPネットポジションを計る 全ての買いと売りのポジションを相殺し合って、どちらの注文が多いかを計ります。 STEPカバー取引or注文を呑む カバー取引=リスクヘッジ 注文を呑む=リスクテイク DD方式とはトレーダーの注文をFX業者のディーラーが受け付けている方式のことをいいます。 DD方式ではディーラーがトレーダーからの注文を受け取った時点で、トレーダーに対して約定通知がされることになります。 ディーラーはトレーダーからの注文に対して相対取引を行っており、常にトレーダーとは逆のポジションを持たされることになります。 相対取引のことを「反対売買」という表現をすることもあります。 注文を受け取ったディーラーは、受け取った注文同士を相殺しながらネットポジションを計ります。 ネットポジションとは複数の買いと売りのポジションを抱えている場合、それらの注文を相殺しあった結果どちらの注文が多いかを指しています。 ポジション同士を相殺する行為のことをマリー取引と言います。 ディーラーがネットポジションを抱えているという事は、その分の為替リスクを抱えていることになります。 ネットポジションの例 ディーラーが10枚の買いポジションと5枚の売りポジションを抱えていた場合、ネットポジションは、5枚の買いポジションになります。 つまりディーラーは5枚の買いポジション分の為替リスクを抱えていることになります。 ネットポジションを計った後にディーラーが取れる手段は2つあります。 カバー取引 注文を呑む 1つ目はディーラーがネットポジションに対して反対の注文をカバー先に出すことによって、リスクヘッジを行うことです。 このリスクヘッジの行為のことをカバー取引と言います。 FX業者のカバー先は銀行などのリクイディティ・プロバイダーです。 カバー取引の例 ディーラーが5枚の買いのネットポジションを抱えているとき、為替リスクを抱えていることになります。 この為替リスクをリスクヘッジするためには、同数の反対ポジションを持つ必要があります。 ディーラーはカバー先に対して5枚の売りポジションを立てることで、リスクヘッジを行います。 2つ目は注文を呑むことで、これを「呑み行為」といいます。 この呑み行為については、のちに詳しく解説していきます。 NDD方式 NDD方式とはDD方式とは違ってディーラーを介さない注文のことをいいます。 NDD方式ではトレーダーの注文はFX業者のシステムを通じてインターバンク市場へ流されることになります。 トレーダーは個人の力ではインターバンク市場での取引をすることができませんが、FX業者が提供するNDD方式の注文処理方式を利用することによって、インターバンク市場での取引を間接的に行うことが可能になります。 NDD方式の中にもSTP方式とECN方式の2種類があります。 STP方式ではトレーダーからの注文がディーラーを介することなく、FX業者のシステムを通じてリクイディティ・プロバイダーに直接流されます。 リクイディティ・プロバイダーの例としては、十分な流動性を提供することのできる「ヘッジファンド」「銀行」「投資家」などが挙げられます。 STP方式ではトレーダーの注文はリクイディティ・プロバイダーへとルーティングされ、そこで提供されるレートで約定されます。 ECN方式ではトレーダーからの注文が電子取引所に流されて、そこでオークション形式の取引が行われることになります。 電子取引所には「ヘッジファンド」「銀行」「投資家」「個人トレーダー」など様々なプレイヤーが参加しており、その中でお互いがレートを提示し合っています。 ECN方式では電子取引所内で取引がマッチングした時点で、トレーダーの注文が約定されます。 DD方式とは違ってNDD方式ではディーラーが反対売買を行いは無いため、トレーダーの注文に対してFX業者がリスクを背負う事はありません。 そのかわりディーラーは為替差益によって利益を上げることができないため、DD方式よりもFX業者が得る利益は少なくなります。 DD方式NDD方式に関する誤解 NDD方式とDD方式に関しては多くの誤解があります。 最も多い誤解としては、DD方式やNDD方式がそのFX業者を分類する用語として使われていることです。 NDD方式やDD方式はFX業者の業態のことを表しているのではなく、そのFX業者がトレーダーからの注文に対して適用する注文処理方式を指しているに過ぎません。 このDD方式とNDD方式の誤解から生まれた言葉として、A-book業者とB-book業者という言葉があります。 A-book業者はNDD方式を利用した良質なFX業者として説明されることが多い一方で、B-book業者はDD方式を利用した悪質な業者として説明されることが多いです。 しかし先ほども説明したように、そもそもFX業者自体をDD方式とNDD方式で分ける事はできないので、この言葉の本質的な誤りを理解していただけると思います。 また、多くの海外FX業者は相場の状況に応じてその注文をDD方式で処理するかNDD方式で処理するかを決めています。 レンジ相場のような多くのトレーダーが利益を上げやすい相場ではNDD方式による注文処理を多くし、逆に多くのトレーダーが損をしやすい相場ではDD方式に切り替えるなどして、利益の最大化を図っています。 実際にこのような方法をとっているかはFX業者の内部の人間にしかわからないことですが、FX業者内のシステムがそのようにプログラミングされていることは十分にあり得ることです。 DD方式における呑み行為 ここまで海外FXのDD方式とNDD方式について解説してきました。 では海外FXにおける呑み行為とは一体何なのでしょうか。 前述のように呑み行為という言葉はDD方式を説明する際に使用される言葉で、ディーラーがトレーダーからの注文に対して取ることのできる行動の1つです。 ここでは呑み行為に関する以下の2つについて解説していきます。 呑み行為とは 呑み行為がトレーダーに及ぼす影響 呑み行為とは 前述のように、DD方式で注文を処理する場合、ディーラーはトレーダーから受け取った注文を相殺してカバー先に流すかその注文を呑むかの選択をします。 呑み行為とはトレーダーから受け取った注文をカバー先に流すことなく、FX業者の内部で注文を留めておくことを指します。 注文を呑むと言う事は、我々トレーダーと同様にポジションを保有して為替差益によって利益を出すことを目的としています。 したがってディーラーが呑み行為を行った場合はかなりのリスクを背負うことになりますが、相場の行方の予想に成功した場合は、大きな利益を得ることができます。 呑み行為がトレーダーに及ぼす影響 ではFX業者が呑み行為を行った場合トレーダーにどのような影響があるのでしょうか。 結論から言ってFX業者が呑み行為によって注文を処理した場合でも、トレーダーの勝率やトレードの成績に影響を与える事はないです。 先ほど説明したように、呑み行為とはあくまでもFX業者がトレーダーの注文に対して買い向かい(売り向かい)、その業者自身でポジションを抱えるという注文処理方法の1つに過ぎません。 トレーダーの注文はFX業者の反対売買によって約定されているので、その注文がカバー先に流されることがなくても、表示しているレートがトレーダーの不利になるような方向に動くと言った事はありません。 またDD方式による処理方式では、ディーラーがトレーダーとは逆のポジションを持つため、利益相反関係にあるといった表現がされることがあります。 この言葉自体は間違っていませんが、トレーダーが儲かりすぎたため、ディーラーやそのFX業者がそのトレーダーに対して出金拒否をしたり人為的にレートをトレーダーにとって不利な方向に動かしたりするといった事はまず考えられないでしょう。 少なくとも日本の金融ライセンスを取得している限り、そのような不正行為が横行することはありません。 またDD方式で注文処理を行っていたとしても、FX業者としてはなるべくトレーダーからのポジションを保有したくないため、カバー取引を行うなどしてリスクヘッジを徹底していると考えられます。 そう考えると、単独のトレーダーが利益を上げすぎたことが原因で、FX業者に大きな損失を与えてしまう事はまず起こりえないといえます。 海外FX業者は呑み行為をしているのか ここまで、呑み行為について解説してきました。 ここまでの解説で、呑み行為がトレーダーの不利に働くことはないとご理解いただけたと思います。 それにもかかわらず、多くの海外FX業者や海外FXのアフィリエイト記事では 「海外FXは呑み行為をしていないから安全」 というような主張をすることが多いです。 結論から言って、海外FX業者のほとんどは呑み行為をしているといって良いでしょう。 ここでは海外FX業者が呑み行為を行っていることの根拠として、以下の2つについて解説していきます。 根拠1:海外FX業者の金融ライセンス 根拠2:海外FX業者の豊富なインセンティブ 根拠1:海外FX業者の金融ライセンス その海外FX業者がどの注文処理方式を採用しているかは、そのFX業者が取得している金融ライセンスを見ることで見当をつけることができます。 WikiFXではそのFX業者がどの国の金融ライセンスを取得しているかを簡単に確認することができるので、実際に参照しながら説明していきます。 WikiFXにアクセスして、中央の検索バーに海外FX業者の名前を入力します。 入力が終わったら検索ボタンをクリックします。 該当するFX業者をクリックします。 この画面ではFX業者がどの国の金融ライセンスを取得しているかを確認することができます。 今回XMのページを表示しており、画面左側にはXMが取得している金融ライセンスを見ることができます。 ライセンス情報の中に「MM」と表記された金融ライセンスがあります。 MMとはマーケットメーカーの略であり、DD方式での注文処理が許可されているライセンスとなっています。 Admiral Markets 一方で別のFX業者の金融ライセンスを見てみると、「STP」と表記された金融ライセンスを取得していることがあります。 これはSTP方式での注文処理のみが許可されているライセンスとなっています。 MMの金融ライセンスはSTPの金融ライセンスよりも取得難易度が高くなっています。 なぜならDD方式による注文処理の方がFX業者が抱えるリスクの量が多く、そのリスクに耐え得るようなFX業者にしか金融ライセンスが渡されないからです。 MMの金融ライセンスで重要な事は、このライセンスを取得していればSTP方式での注文処理も同時に可能であると言うことです。 XMはASICとCySECのMMライセンスを取得していることから、DD方式とNDD方式の両方の注文処理ができるということになります。 確かに海外FX業者や海外FXのアフィリエイターが主張するように、海外FX業者ではNDD方式の注文処理を行うことができます。 しかし、わざわざ取得難易度の高いMMのライセンスを持っていながらNDD方式での注文処理しか利用しないというのは不自然に感じます。 このように、海外FX業者にはDD方式を使用できる権利が常にあるということを覚えておく必要があります。 補足:国内FX業者は申告通りに注文処理をしなければならない 日本の金融ライセンスには、ASICやCySECのようにMMのライセンスはありません。 国内FX業者がどちらの注文処理方式を採用するかは、日本の金融ライセンス取得する時点で金融庁に申告することで決まります。 例えばFX業者がDD方式のみを使用する業者として日本の金融ライセンスの取得申請した場合、その申請内容とFX業者の業績等を考慮して、そのFX業者に日本の金融ライセンスを付与するかを検討します。 DD方式のみを使用する業者として申請した場合、DD方式を採用できるほどの大きな資本を持っているかなどが検討されます。 金融ライセンスが取得できたFX業者は、上記の申告通りにDD方式でのみ注文執行を行うことになります。 FX業者が執行方式を申告する際は、DD方式かNDD方式のどちらかを選択するしなければならないという訳ではありません。 DD方式とNDD方式の両方を使う旨を申請をしていれば、その申請が通った際にはどちらの注文処理方式も使うことができます。 根拠2:海外FXの豊富なインセンティブ 海外FXではハイレバレッジやボーナス、ゼロカットなどのトレーダーにとっての豊富なインセンティブが提供されています。 このような豊富なインセンティブを提供できるという事は、それだけFX業者の財源に余裕があると言うことです。 ゼロカットに関しては、取得している金融ライセンスによって義務付けられている場合もあります。 前述のようにFX業者の注文処理方式にはDD方式とNDD方式がありますが、収益性の面ではDD方式の方がNDD方式より圧倒的に高いです。 それを踏まえると、豊富なインセンティブを提供している海外FX業者がNDD方式でのみで収益を上げているとは考えにくく、DD方式も取り入れることにより豊富なインセンティブを提供できるに足る収益を上げていると考える方が自然です。 まとめ:海外FX業者も呑み行為をしていると考えるのが自然 ここまで注文処理方式と呑み行為について解説してきました。 海外FX業者がどの注文処理方式でトレーダーの注文を処理しているのかは、そのFX業者の内部の人間にしかわからないことなので、「海外FX業者も呑み行為をしている!」と断定することはできません。 しかし、「海外FX業者は呑み行為をしていない」という発言には不自然な点が多く、「海外FX業者でもDD方式による呑み行為をしていると考えるのが自然である」と結論づけます。 この記事では根拠として以下の2つを解説しました。 MMの金融ライセンスを取得していながら、NDD方式でしか注文執行を行わないというのはかなり不自然 NDD方式による収益だけでは、トレーダーへ豊富なインセンティブを与えることはできない 国内FX業者と海外FX業者はどちらも呑み行為をしている点では相違ないですが、WikiFXでは日本の金融ライセンスを取得していて、より安全性の高い国内FX業者の利用をオススメします。 猪首顧問のFXコラム:Webの情報は間違いだらけ、海外FXの真実を話します 「Abook」「Bbook」について、本稿記事での説明でご理解いただいたと思いますが、けっして競馬や競輪みたいな公営ギャンブルの世界における「呑み行為」とは意味が違います。 そもそも「呑み行為」という表現自体、非常にダーティなイメージがありますよね…。 前提として、外国為替市場(インターバンク)における取引は、相対取引市場なのです。 これに対して、すべての売買注文が「取引所」において集約され、全参加者の注文がマッチング方式で約定されるのが「取引所取引」です。 相対取引では、常に取引の相手方は1対1なわけですから、損益においては常に相反する結果が生じるのは当たり前なのです。 だから「Bbook=悪」だと決めつけること自体ナンセンスなのです。 そして「海外FX=Abook」「国内FX=Bbook」これもウソ。 また「Abook専門」とか「Bbook専門」という認識も間違いです。 世界中のほとんどのFX会社は、その時その時の顧客の売買バランスを見ながら、Aの比率とBの比率をコントロールしてるのが実態です。 完全A-Bookを謳う海外FX業者も、実際はB-Bookを併用しているのが実情です。しかし実際に注文がどのように処理されているかは、外部から確認のしようがないのもまた事実。我々が業者側の嘘を証明できないのをいいことに、海外FX会社は間違った情報を平気で流しているのです。 相対取引の仕組みで成り立ってるビジネスを、外国為替マーケット以外でみてみましょう。カジノに代表されるような、いわゆるギャンブルマーケットです。 カジノには多くの顧客が参加してきますよね。カジノ側は常に不特定多数の顧客の勝負に対して、胴元として相対で受けるわけです。 ここではカジノ収益モデルを細かく説明はしませんが、胴元側であるカジノの収益の源泉は、不特定多数の顧客の負け分であることは誰もが知ってることです。 しかし時には、不特定多数の顧客の方が大勝ちしてしまうこともあるわけです。その時に、カジノ側が顧客に勝ち金を払えなかったらどうなるでしょうか? そんなカジノは顧客からいっぺんに信用を失い、あっという間に倒産するでしょう。 「相対」を前提としたマーケットという意味で、これはFX会社でも全く同じことが言えます。 いくらBbook100%でやってるFX会社でも、顧客は自分の勝ち分がちゃんと支払われるのであれば問題はないはずです。 問題なのは勝ち分がちゃんと支払われないときです。そんなFX会社は一気に悪評がたち、会社の存続も怪しくなるでしょう。 仮に顧客側が大勝ちしても、ちゃんと利益金を支払ってくれる会社…言い換えるなら支払い能力があり、それだけ資本的体力(信用)があるかが最も重要だということです。 そうしますと… 経営基盤 資本要件 企業基盤 等々が不透明な海外FX会社と、厳しい金融庁の監督下で運営されている国内FX会社のどちらで取引するのがいいかは、自ずとご理解いただけると思います。
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FXの押し目とは?押し目買い・戻り売りのオススメ手法を解説
FXの押し目買いと戻り売りで大きな値幅を取り切るトレードができるようになりたい! 押し目と戻り目は何となく分かるけど、さらに押したり戻されたりしそうで不安……。 FXチャートを前に、苦戦しながらテクニカル分析をしている方も多いのではないでしょうか。 ところで、FXの押し目買い・戻り売りで勝つために大切なポイントを押さえていますか? この記事でわかること FXの押し目買い・戻り売りの概要と勝てるトレードの条件 FXの押し目買い・戻り売りに必要な分析方法について 成功するFXの押し目買い・戻り売りの具体的なエントリー方法 FXの裁量トレードで押し目買いと戻り売りをするときの重要なポイントを分かりやすく解説します。 時間の経過とともに廃れることのない手法ですので、せひ実際のトレードに役立ててください。 FXの押し目・戻り目とは FXの押し目とは、通貨ペアの価格が上昇している中で一時的に下がった局面のことで、その後に再度上昇に向かったときのみに使われる言葉です。 押し目となる理由は、利益確定やリスクオフなど外的要因を背景にした売りによるものですが、上昇トレンド中の押し目は絶好の買い場となります。 また、FXの戻り目は押し目をひっくり返して考えるだけです。通貨ペアの価格が下落している中で一時的に上がった局面を指しています。 FXの押し目買い・戻り売りについて ここからはFXの押し目買い・戻り売りの概要を解説します。「押し目と思ったところが実は押し目じゃなかった......」なんて事態を避けるためにも、順々に読み進めてくださいね。 FXの押し目買い・戻り売りのエントリーや拾い方 FXの押し目買い・戻り売りは、トレンドに合わせることで通用するトレード手法です。 押し目買いであれば上昇トレンドにおける一時的な下落で買い、戻り売りであれば下降トレンドにおける一時的な上昇で売ることになります。 仮に下降トレンドにおける一時的な反発で拾ってしまうとどうなるでしょうか。 下降トレンドで戻り売りが優勢にも関わらず安値①で押し目買いをした場合、そのままズルズルと下落に巻き込まれ、損切りしなかったときには瞬時に大きな含み損を抱えてしまいます。 FXの押し目買い・戻り売りのメリット FXの押し目買い・戻り売りのメリットを2つにまとめました。 トレンドフォローの初動エントリーで利益が伸びる 1つ目のメリットは、トレンドフォローの初動エントリーで利益を伸ばせることです。 トレンドが継続する※限りポジションを取った方向に値が伸び続けます。つまり順張りFXトレーダーは、トレンド方向に再度値動きが生まれる初動を捉えることが収益率を最大化する最良の方法です。 トレンドが継続するとは: ダウ理論の6つの基本原則の一つ「トレンドは転換の明白なシグナルが発生するまで継続する」が該当します。つまり、上昇トレンドであれば安値切上・高値更新、下降トレンドであれば高値切下・安値更新をしている間はトレンドが継続しています。 狙う利益幅に対する損失幅が狭くなる 2つ目のメリットは、狙う利益幅に対する損失幅が狭くなることです。 成功するFXトレーダーの大半はエントリー前から目安の利確値と損切値を定め、リスクリワードの良いトレードを積み重ねていきます。 例えば、上昇トレンドにおける押し目①で拾った場合と上昇途中②でロングしたときを比較すると、同じ安値に損切り設定した場合の損失幅の違いは一目瞭然ですね。 FXで値幅ある押し目買い・戻り売りを成功させるために、押し目と戻り目を見極めてエントリーすることが大切です。 FXの押し目買い・戻り売りのデメリット 続いてFXの押し目買い・戻り売りのデメリットを2つにまとめました。 エントリー直後の逆行で損切りが積み重なる可能性 1つ目のデメリットは、損切り値が適切でないとエントリー直後の逆行で損切りが積み重なる可能性があります。 押し目買い・戻り売りを狙うトレーダーは利益幅を伸ばす目的の他に、損失幅を狭くすることがあげられます。 それゆえ、テクニカル分析が甘い状態で変に狭い逆指値を設定すると、エントリー直後の逆行ですぐに刈られて損切り貧乏になってしまいます。 マルチタイムフレーム分析が必要で初心者には難しい 2つ目のデメリットは、マルチタイムフレーム分析が必要で初心者の方には難しいことです。 マルチタイムフレーム分析とは:上位足と下位足を総合的に分析してトレードの精度を上げる分析方法です。トレードの優位性が高いエントリーポイントを絞り込むことができ、勝率アップが期待できます。 FX初心者の方には大変難しく、裁量トレードに挫折する大きな原因でもあります。しかし、トレンドに合わせる順張りトレードで稼ぐためには必須の技術であることを忘れないようにしましょう。 参考記事:マルチタイムフレーム分析ってなに?使いこなせれば勝率アップ! FXの押し目買い・戻り売り成功の鍵はマルチタイムフレーム分析でトレンドを見極めることです。 FXの押し目買い・戻り売りの注意点 FXの押し目買い・戻り売りの注意点を3つご紹介します。 トレンドに沿った順張りで使う手法 1つ目の注意点は、トレンドに沿った順張りで使う手法であることです。 FXの押し目買いと戻り売りが機能するのは、トレンド方向に再度価格が継続して動き出すことが大前提です。 なぜならFXトレーダーの共通認識として、先述のダウ理論「トレンドは転換の明白なシグナルが発生するまで継続する」があります。それゆえ、上昇トレンドであれば安値切上げ高値更新することを想定し、その過程における一旦の押し目を拾っていくことになります。 高値掴みと底値売りによる含み損 2つ目の注意点は、高値掴みと底値売りによる含み損です。FXチャートは高値と安値を作りながら波打っています。 いくら上昇トレンドや下降トレンドが続いていても、必ず新たな安値や高値を作りにいくものです。 それゆえ順張りトレーダーはロング勢力の買い疲れやショート勢力の売り疲れが起きるポイントをテクニカル分析で見極めていく必要があります。たとえ損切りにならずとも、含み損は資金効率を悪くして心理面にも悪影響があるので避けたいものですね。 押し目待ちに押し目なし【相場格言】 3つ目の注意点は、相場格言「押し目待ちに押し目なし」です。 予測に反して対象通貨ペアの価格が上昇し続けてしまい、トレードや投資の好機を逃すことを指しています。 例えば2022年3月10日以降のドル円の急上昇、116円を上限とするレンジから解放された途端に130円まで駆け上りました。年に数回あるかも分からない本当に強い相場では、待ち姿勢でいては稼ぐ機会を丸ごと失う好例となりました。 猪首顧問からのアドバイス 強いトレンドが発生しているときほど、押し目や戻りを付けにくいのも事実です。 ひたすら押し目を待っていて、結果エントリーができないまま上げを眺めている…なんてことも 下げトレンドからの転換で上げトレンドに変化した後の第1エントリーは、下げ途上の高値切り下げ・安値更新から、直近高値を上抜いたタイミングが狙い目です。 一見高値掴みに見えるかもしれませんが、エントリーの機会を逃さないためには、このポイントで買いエントリーしてみるしかありません。 ここで、本来持とうと思っているポジション数を一度で全て買うのではなく、2分の1もしくは3分の1くらいの買いポジションを持ってみるというのが重要です。 その後上手く上げの流れに乗れたことを確認できたら、そこから押し目が発生したタイミングで、残りの2分の1、3分の2をエントリーするくらいの分割売買がオススメです。 これなら大きな上げ相場でエントリーの機会を失うことはありませんし、仮にそれが高値掴みになったとしても、損失は2分の1か、3分の1に抑えることができます。 FXの押し目買い・戻り売りで勝てないトレーダーの共通点 FXの押し目買いと戻り売りが「分からない」「待てない」「難しい」と悩んでいる方もいるでしょう。勝てないトレーダーの共通点は「マルチタイムフレーム分析ができていない」に尽きると言って過言ではありません。 FXの押し目買いと戻り売りはトレンドをフォローする順張りで使う手法だとお伝えしました。しかし、異なる時間足を分析して最適なエントリーポイントを見極めることは大変むずかしいことです。 ここからは実践できる押し目買い・戻り売りを解説するので、少しでも順張りトレードのパフォーマンス向上に役立ててください。よろしければ「マルチタイムフレーム分析ってなに?使いこなせれば勝率アップ!」も合わせて参考にしてください。 FX押し目買い・戻り売りで勝てるポイントの判断方法 ここからはチャートを用いて実践的な内容を解説していきます。FXの押し目買い・戻り売りで勝てるポイントの判断方法は、マルチタイムフレーム分析で伸びやすい価格帯を明確にすることです。この価格帯には2つのポイントがあります。 長い時間足の押し目・戻り目である 長い時間足の反対勢力が存在しない FXの順張り裁量トレーダーは、この2つをハッキリさせるためにテクニカル分析をしています。 長い時間足の押し目・戻り目を見極める 1つ目のポイントは、長い時間足の押し目・戻り目を見極めることです。 シンプルに考えるため、押し目買いのみを例にします。 押し目買いをしてからレートが大きく伸びるためには、エントリー後により多くの買い注文を必要とします。注文には新規・追加・損切りしかないので、3つの注文が重なるポイントを分析すれば良いわけです。 どうやって3つの注文が重なるポイントが分かるの? これこそがマルチタイムフレーム分析です!15分足・1時間足・4時間足・日足と異なる時間足を分析する中で、エントリーに使用する時間足が異なるトレーダーが買いたいと思う価格が合致したら最高にレートが伸びるポイントになります。 もっと具体的に教えて! それこそが長い時間足の押し目・戻り目の見極めです。ドル円の日足を用いて解説しますね。 ドル円の日足は安値①をつける前に高値を更新しており、レートが安値①近辺にあるときは押し目を作って上昇トレンドへ転換することを考える場面です。 日足ベースで押し目から反転上昇したのを確認してロングをしても遅いですよね。なので、4時間足以下を分析することになります。 ドル円の4時間足を見ると随分景色が変わりますね。 日足よりも下げ止まる印象が強くなったのではないでしょうか。理由は日足が①を安値にして上昇トレンドに転じるかを見極めていく場面において、4時間足が安値②の前に高値を作っています。さらには②の安値を左に延長すると、過去の安値と直近の売買が交錯した価格帯(支持帯)を支えにして反転上昇に向かうことを想定しやすくなります。日足で押し目買いが入りやすい水準において、4時間足でも拾っていける価格帯であることが分かりますね。続いて1時間足を見てみましょう。 ドル円の1時間足は4時間足の安値②で明確なダブルボトムを作っています。日足や4時間足よりもさらに下げ止まる印象を強く受けるのではないでしょうか。 ここで各時間足をエントリーに使うトレーダーの心理を想像してみましょう。 日足トレーダー:今は上昇トレンドへ転換する目前、押し目になりそうだから買いたい4時間足トレーダー:今は上昇トレンドへ転換する目前、押し目になりそうだから買いたい1時間足トレーダー:今は…… 一番長い時間足の日足で上昇トレンドに転換しそうな局面だからこそ、みんな同じことを考えるのです。そして1時間足の高値③においては、次の3つの注文が集中することを想定できます。 ・1時間足高値③ブレイクアウトによる新規の買い注文・安値①、②で押し目買いをした買い勢力による高値③ブレイクアウトでの追加注文・売り勢力の損切り注文 FXの押し目買い・戻り売りで実際に稼ぐためにも、3つの注文の重なりを意識すると良いですね。 これは4時間足以下までブレイクダウンしたときに見えてくるものなので、頭の片隅に置いておいていただけたらなと思います。 さらには長い時間足のトレンドは短い足のトレンドより優先するという市場参加者の共通認識があります。なぜなら、巨額の資金を動かす機関投資家やヘッジファンドは日足をメインに取引している場合が多いためです。 それゆえ個人のFXデイトレーダーは4時間足以下の分析に注力し、大きな流れに一歩早く乗れる押し目買いに注力します。つまり、FXの押し目買いの精度を高めるために異なる時間足の分析が必須になり、それこそがマルチタイムフレーム分析となります。 長い時間足の反対勢力が存在しない価格帯を見極める 2つ目のポイントは、長い時間足の反対勢力が存在しない価格帯を見極めることです。 押し目と思って拾ってみたけど、ちょっと逆行しただけで利確しちゃった...... 理想的な押し目買いであったにもかかわらず利確を急いだがために、その後想定方向に大きく値が伸びて悔しい思いをしたことはないですか? それは押し目買いからレートが伸びる価格帯の見極め(利確目安)が甘いことが原因です。FXの押し目買い・戻り売りからレートが伸びる価格帯には長い時間足の反対勢力が存在しません。 まずはドル円の1時間足を見てみましょう。 ドル円の1時間足は上昇トレンドからレンジに入り、高値①を抜けたくらいで再度上昇トレンドを作る流れに見えますね。高値①を抜けてロングしたらどうなったでしょうか? 押し目買いが少しだけ入ってすぐに売り込まれてしまいました。4時間足を見てみましょう。 ドル円の4時間足を見ると大きなレンジ内をレートが推移しており、少し前に売り込まれていたことから、押し目買いよりも戻り売りが優勢になりやすい環境であることが分かります。 1時間足の高値①をブレイクアウトで買うことや、その前に押し目買いをすることは難しいですね。 さらに日足を見てみましょう。 ドル円の日足をみると高値切下げ安値更新で下降トレンドだと分かります。ここで長い時間足の売り勢力の存在を青い四角で示しました。過去の安値で直近の2つの高値(①の左側)が上値を抑えられており、青い四角が日足の抵抗帯になっていることが分かります。 1時間足では買いで入っていけるように見えた局面が長い時間足にすることで反対勢力の存在を明確にすることができます。つまりドル円の1時間足では押し目買いに見えたポイントが、長い足を分析することで反対勢力の存在を確認することができます。 実際にFXトレードをする際には4時間足以下を多用してエントリーを探ることになるでしょう。しかし近視眼的なチャート分析だと、機関投資家やヘッジファンドなどの反対勢力の存在を忘れがちです。 このような反対勢力が存在しない価格帯を見極めることが伸びる価格帯の選別にそのままつながるので、マルチタイムフレーム分析は順張りに必須条件となります。 戻り売りで勝てるポイントの判断方法はチャートの見方を真逆にするのみです。 FXの押し目買い・戻り売りで勝率を高めるエントリー方法 ここからは勝率の高いFXの押し目買いと戻り売りを2つご紹介します。上記の伸びる価格帯でエントリーできたら一気に値幅を取れるので、なんとか習得していきましょう! 長い時間足の支持線・抵抗線反発でエントリー 1つ目のエントリー方法は、長い時間足の支持線・抵抗線反発でエントリーすることです。再び上述の上昇トレンドに入ったドル円の日足を見ていきます。 シンプルに考えるため、押し目買いのみを例にします。 結果論ですが、安値①は上昇トレンドにおける絶好の押し目買いポイントでした。ただし実際にトレードをしていた場合、①で安値を作らずにさらに下落する不安にかられた方も多いでしょう。 では、安値①が押し目の候補になると判断するにはどうしたら良いのでしょうか?一つ短い4時間足で確認します。 なんか様子が変わったけど、どう考えたらいいのだろう? ドル円の日足を見ていたときよりも安値①が押し目になりそうに感じますよね。その理由は安値①の水平線を左に延長したところに、4時間足で認識できる売買が交錯した価格帯(支持帯)が存在するからです。 日足はすでに高値を更新しており、安値切上げを想定した押し目買いが意識されやすい環境です。そこに表れた水平線①ですから、資金管理をしつつも押し目買いで積極的に拾っていく局面となります。 それでは、さらに短い1時間足を見てみましょう。 ①で押し目買いしたいと思わない。なんでだろう…… FX初心者の方も感覚的に安値①で買いたい!とは感じないでしょう。なぜならドル円の1時間足では明確に高値切下げ安値更新がおきて下降トレンドに転換しているからです。 ところが、この流れこそがFXの押し目買いポイントの理想形です! 冒頭で長い時間足の支持線・抵抗線反発でのエントリーがポイントだとお伝えしましたが、1時間足だけの短期思考になっていると、4時間足で確認した長い時間足の支持帯の存在を見落としてしまいます。 ですので、1時間足以下の短い時間足で反転ポイントを細かく探りながら、4時間足以上の長い時間足の支持線近辺の反発を確認して、資金管理をして押し目買いで拾っていく手法になります。 なお、日足の通り強い支持帯が作られていないことや1時間足の下降トレンドが継続して、短い足のトレンドが長い時間足へ波及することも想定すべき場面です。 よって、一括で全て損切りするか、もう一段・二段と下で押し目買いするために資金を分散させて反転上昇想定で拾っていくことになります。 短い時間足の支持線・抵抗線ブレイクアウトでエントリー 2つ目のエントリー方法は、短い時間足の支持線・抵抗線ブレイクアウトでエントリーすることです。 上述の上昇トレンドに入ったドル円の1時間足で解説します。 早速ですが1時間足の高値③に注目してください。この水平線をブレイク・アウトして急伸した理由がわかるでしょうか? 1時間足だけみると下降トレンドだけど、今まで習ったマルチタイムレーム分析だと......考えが整理できない。 FXのマルチタイムフレーム分析では長い時間足を優先することをお伝えしました。先述のとおりドル円の日足は上昇トレンドへ転換する局面に入っており、4時間足は安値①で押し目買いされて新たな高値を作っていましたね。 そしてドル円の1時間足は、過去の支持帯に支えられた安値②でダブルボトムを形成してから高値③を新たに作りました。 高値③をブレイクアウトしそう! リアルチャートでも誰もがブレイクアウトまで想像できるでしょう。日足は高値更新しており長い時間足の強い反対勢力は存在しません。ここでのポイントは、高値③に上述の3つの注文が集中しているかの見極めです。 ・1時間足高値③ブレイクアウトによる新規の買い注文・安値①、②で押し目買いをした買い勢力による高値③ブレイクアウトでの追加注文・売り勢力の損切り注文 1時間足高値③はデイトレードで理想的な買いのポイントになっています。買いが買いを呼び込み、売り勢力が慌てて買戻しに迫られています。 FXの押し目買い・戻り売りのためにマルチタイムフレーム分析をする過程で、常にこの3点を意識することをおすすめします。デイトレードで多用する1時間足をメインにし、スイングトレードでは4時間足で同じようにチャート分析すると、伸びやすい価格帯を明確に判断できるでしょう。 戻り売りで勝率を高めるエントリー方法はチャートの見方を真逆にするのみです。 FXの押し目買い・戻り売り手法の精度を高める方法 マルチタイムフレーム分析からFXの押し目買い・戻り売りの目安となる水平線を定めたものの、これだけでは心もとなく感じることもあるでしょう。 その際にエントリーを後押しして精度を高める4つの方法をご紹介します。 トレンドラインでエントリーポイントを見極める 移動平均線でエントリータイミングを判断する フィボナッチで押し目・戻り目の深さを判断する オシレーター系のインジケーターでエントリー精度を高める 選定の基準は古くから使われ続けているテクニカル指標です。 FXでは大衆心理が相場に影響を与えるため、誰もが意識するものを基本とします。 引き続きシンプルに考えるため、押し目買いのみを例にします。 トレンドラインでエントリーポイントを見極める 1つ目は、トレンドラインです。ダウ理論でトレンド継続を確認したら、押し目買い・戻り売りの目安となる水平線にトレンドラインが重なるかを見ていきます。 ドル円の4時間足です。安値切上げから高値更新で上昇トレンドを形成しているので、安値①と安値②を結ぶことで上昇トレンドラインを引くことができます。そして前回高値の水平線③と重なることから、押し目買いが強く意識されるポイントになっています。 参考記事:プロがオススメの手法を解説 | トレンドラインについて 移動平均線でエントリータイミングを判断する 2つ目は、移動平均線です。トレンド継続中における押し目買い・戻り売りの目安となる水平線を移動平均線が支えるか・抑えるかで判断します。 また、トレンド形成が再加速する初動を捉えるために移動平均線の収縮から拡散をイメージしていきます。 先述のドル円4時間足の時間軸を長くしました。 まず④について、上昇トレンドが継続しているので赤色の移動平均線が支えになることを想定します。そこに売買が交錯して作られた安値と重なることから、押し目買いのポイントになります。 また、トレンド形成が再加速するときの初動は、2つの移動平均線の収縮から拡散をイメージしていきます。赤色より一つ長期の青色の移動平均線を追加しました。 トレンドラインの項目で確認した水平線③の押し目買いが入るあたりで、二本の移動平均線が収縮しているのが分かります。リアルタイムでチャートを見ていると、まだドル円が買われていない状態ですから、もっとギュッと近寄った状態になっています。 すでにドル円は上昇トレンドに転換しているので、水平線③にレートが近づいている時点で、再度上昇トレンドの形成が加速するとともに、二本の移動平均線が拡散に入るイメージを持てるかがエントリー精度を高めるポイントになります。 なお移動平均線の使い方は十人十色なので、FX初心者の方は使い方に迷うでしょう。こちらの記事「移動平均線がパーフェクトオーダーになっているか」で種類や期間設定を解説しているので、参考にしてくださいね。 フィボナッチで押し目の深さを判断する 3つ目に紹介するフィボナッチにはいくつか種類がありますが、FXで広く使われるフィボナッチ・リトレースメントで押し目・戻り目の深さを判断します。 ダウ理論で相場が上昇トレンドまたは下降トレンドにあると認識できたときに使うツールで、一般的に用いられる水準は「23.6%、38.2%、50%、61.8%」です。 実際のチャートで押し目の深さを判断する方法を見ていきましょう。 先述のドル円の4時間足です。終点の高値を「0%」、上昇起点の安値を「100%」に指定して結びます。すると「23.6%、38.2%、50%、61.8%」の押し目水準が自動表示されます。 今回は高値から38.2%下落して押し目を作り、反転上昇に転じています。実際に強い支持線がないのでフィボナッチのみで押し目買いをするのは難しいですが、上述のトレンドラインや移動平均線と重ね合わせることで、押し目買いの目安になることが分かります。 戻り売り手法の精度を高める方法はチャートの見方を真逆にするのみです。 オシレーター系のインジケーターでエントリー精度を高める 4つ目に紹介するオシレーター系インジケーターの代表例は、ストキャスティクス・RSI・RCIなどが上げられます。利用者の多いMACDはオシレーター系に分類されることが多いですが、トレンド系の性質も合わせもっています。 オシレーター系インジケーターは移動平均線よりも百人百様の色合いが強いため、本記事ではオシレーター系インジケーターの共通の考え方のみ簡単にふれておきます。 オシレーター系のインジケーターはFXトレーダーの心理状態を数値化したものだと捉えてください。 押し目買い・戻り売りに対するトレーダーの強気・弱気度合いを客観的に判断できます。ただし単独で使うと非常に精度が悪く、通常はトレンド系の指標と合わせて使います。 例えばトレンド転換を示唆するサインにダイバージェンスがあります。トレンドの方向性とトレーダーの心理状態の不一致を表しますが、ダイバージェンスが起こってからもトレンドが継続することは多々あります。 FXの押し目買い・戻り売りの基本はダウ理論に基づいたトレンド判定、そして水平線によるエントリーポイントの明確化です。その上にトレンドライン等のトレンド系指標を重ね合わせ、その後にオシレーター系インジケーターで補足することが基本です。優先順位を間違えないようにしましょう。 確かなテクニカル分析のもとでオシレーター系インジケーターが効果を発揮します。 FXの押し目買い・戻り売りを極めて一歩先のトレードを実現 ここまでFXの押し目・戻り目から始まり、相場で勝つための押し目買い・戻り売りの考え方や実践的なトレード手法をお伝えしてきました。 この記事を2つにまとめると FXの押し目買い・戻り売りは長い時間足のトレンドフォローの順張りで使用する FXの押し目買い・戻り売りで勝つためにはマルチタイムフレーム分析が必須 FXの押し目買い・戻り売りで稼ぎ続けるには、この2点を徹底することが大切ですね。 マルチタイムフレーム分析は職人技です。真摯に日々FX相場に向き合い、異なる時間足を分析して総合的な判断を積み重ねる。その先には、大衆の一歩先をゆく理想的なトレードを実現できるようになっているでしょう。 猪首顧問のFXコラム:我々の目標は後講釈の評論家になることではない 今回の「押し目買い・戻り売りのテクニック」に限らず、相場の分析は過去のチャートに当てはめれば、いかようにも解釈することができます。 「この時の相場は、オシレーター系のこのインジケーターが機能していた」…だとか、「あの時の相場は、ボリンジャーバンドをトレンド系的に使えば大きな幅が取れた」…とか。 いずれの手法も、チャートを後から振り返れば、必ず何かの分析手法にあてはまるものなんです。 大事なことは、我々は後講釈の評論家になることが目的では無いということ。 記事の中で「職人技」と言う表現がありましたが、まさに職人芸が必要なのかもしれません。 職人と言うのは、あれもこれもと技術の目移りをするのではなく、一つの技術を繰り返し繰り返し追及して、“一つの完成された技を持っている人”のことだと言えます。 トレードの世界も同じです。手法や分析方法はそれこそ無限にあります。相場分析手法が「後から講釈」の道具にならないように、自身の得意な手法や分析方法を極めることを意識してください。
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FXは資金管理が超重要!基礎知識や具体的な管理手法を解説
FXの資金管理ってそんなに重要なの? オススメの資金管理法は? 「資金管理」と聞いて上記のようにお悩みの方も多いのではないでしょうか? 結論から言うと、資金管理はFXで継続的に利益を出す上で重要な要素になってきます。 しかし実際のところテクニカル分析ばかりを重視して、資金管理を疎かにしているトレーダーはかなり多いです。 資金管理に向き合わなければ、いつまで経ってもFXの収益をプラスにすることができません。 この記事では以下の6つについて解説していきます。 FXは資金管理だけでも勝てるって本当? FXの資金管理で知っておくべき基礎知識を解説 FXの資金管理法にはどんなものがある?それぞれの良い点と悪い点を解説 トレードスタイルごとにオススメの資金管理法は? FXの資金管理についてよくある質問 動画での解説はコチラ 猪首顧問からのアドバイス 「資金管理」と一言で言っても、その考え方や実践方法にはいろいろなものがあります。ただし共通して言えることは、トレード活動を続けていく上で、マーケットで生き残るために絶対に必要なことだということです。 初心者の方が最初に勘違いしてしまってるのが「トレードで成功するためには」が一番重要だと思ってることです。 「相場の行方(上げ?下げ?)を高い確率で予測できるようになること」が重要だと考えてしまう人は多いです。 もちろん自分が持ったポジションが思惑通り動いてくれなければ、利益にならないことは事実です。 しかし、エントリーしたポジションが思惑通り動くかどうかは、相場次第です。 大雑把に言えば、当たったりハズれたりを繰り返すのがトレードです。 そして、ポジションを持った後は、貴方がどんな努力をしても、神頼みをしても、思惑通りには動いてくれません。相場次第なんです。 しかし、貴方の思惑通りの結果に誘導(コントロール)できるのが「資金管理」なのです。 資金管理についての具体的な考え方や実践方法(検証)について、以下本文をお読みください。 FXは資金管理だけでも勝てるって本当? FXは資金管理が全て FXは資金管理さえ徹底していれば負けない FXにおける資金管理は以上のような表現がされるほど重要とされています。 資金管理だけということは、チャート分析を全く行わずにランダムなエントリーをしていても、資金管理さえ徹底していればFXでは利益をあげることができるということです。 果たしてこれは誇張された表現なのでしょうか。 資金管理のイントロダクションとして、ここではコイントスによるエントリーを想定して資金管理だけで利益を出していくことが理論上可能なのかを検討していきます。 そもそもコイントストレードとはベテラントレーダーであるトム・バッソがとある講演の質疑応答の中で述べたトレード手法のことをさします。 具体的には以下のような手法になっています。 トム・バッソのコイントストレード トレードの資金率は1%以下 ATR(期間10)3倍の位置にトレーリングストップを置く ロングかショートはコイントスの裏表で決定する 手法の内容をみてわかるように、テクニカル分析などによるチャート分析は全く行われておらず、エントリーの方向はその名の通りコイントスの結果のみに委ねられています。 ちなみにATRとはAverage True Rangeの略で、市場のボラティリティを表すオシレーターです。 ランダムなエントリーの後はボラティリティの変化と値動きに合わせて損切りの逆指値を狭くしていく(トレーリングストップ)手法です。 実際にこの手法をGBPUSDの1時間足で検証してみます。 ここでは「表」が出た場合はロング「裏」が出た場合はショートをし、トレーリングストップは1時間足の終値が更新されるたびに行うこととします。 試行回数コイントス損益口座資金0--$10,000.001裏-$100.08$9,899.922表$42.47$9,942.393裏$189.52$10,131.914表-$101.28$10,030.635表$49.25$10,079.886裏$231.00$10,310.887表-$103.20$10,207.688表-$102.03$10,105.659裏-$100.80$10,004.8510表-$99.96$9,904.8911裏$240.54$10,145.4312裏-$101.25$10,044.1813裏-$100.80$9,943.3814裏-$99.36$9,844.0215裏-$98.40$9,745.6216裏-$97.44$9,648.1817裏-$96.60$9,551.5818表-$95.55$9,456.0319裏-$94.38$9,361.6520裏$2,535.52$11,897.1721裏-$119.28$11,777.8922裏-$117.81$11,660.0823裏$196.56$11,856.6424裏$28.28$11,884.9225裏$297.18$12,182.10トレード記録 項目結果トレード数25勝ちトレード数9負けトレード数16総利益$2182.10平均利益$423.37平均損失-$101.76リスクリワード2.34最大利益$2535.52トレード結果 以上が25回のトレード結果です。 このようなランダムエントリーであっても、資金管理のルールさえ徹底していれば利益を残すことができています。 この結果を踏まえれば、資金管理だけで勝てるという話もあながち嘘ではないことをわかっていただけると思います。 しかし実際に自らの資金でトレードを行う際には、自分のトレード手法やメンタルに合った資金管理法を選択する必要があります。 ここからはみなさんが自分が採用するべき資金管理法を見つけることができるように、資金管理法を徹底解説していきます。 FXの資金管理で知っておくべき基礎知識を解説 FXでは少しでも相場で生き残るために資金管理を徹底しておく必要があります。 FXの資金管理を考える際に必ず知っておくべき要素が4つあります。 要素①:リスクリワード 要素②:期待値 要素③:複利 要素④:資金率 ここではこれら4つの要素について解説していきます。 要素①:リスクリワード リスクリワードとは、トレード全体の平均利益と平均損失を比率に直した数値のことです。 FXの資金管理を考える上で、トレード手法のリスクリワードを考えることは、リスク管理上最も重要になります。 リスクリワードの計算 例えば、25回のトレードを行ったとします。 勝ち数:15回 負け数:10回 トータル利益:30万円 トータル損失:-10万円 この時平均利益と平均損失は、 平均利益:30÷15=2万円 平均損失:10÷10=1万円 したがってこの25回のトレードのリスクリワードは2になります。 また、注意点としてリスクリワードは十分な試行回数を確保した上で計算するようにしましょう。 試行回数が少ない場合勝ち負けが偏ってしまうので、使用しているトレード手法の成績を正確に反映しているとは言えません。 正確なリスクリワードの数値を得るためには、なるべく多くのトレード回数をもとにリスクリワードを求めるようにしましょう。 要素②:期待値 先ほど解説したリスクリワードは勝率との関係が深く、トレード手法の良し悪しは勝率とリスクリワードの両方を考慮する必要があります。 その際出てくるのが「期待値」という考え方です。 期待値は、一回あたりのトレードで期待できる利益のことで、以下のような計算式で求めることができます。 期待値の計算方法 期待値=勝率×平均利益ー負率×平均損失 例えば、以下の成績を持つトレード手法の期待値を計算していきます。 期待値の計算 勝ち数:15回 負け数:10回 平均利益:2万円 平均損失:1万円 このトレード手法の勝率は 15÷25=0.6(60%) よってこのトレード手法の期待値は 0.6×2ー0.4×1=0.8(8,000円) 以上のように期待値を求めることで、使用しているトレード手法は使用し続ける価値があるものなのかを判断することができます。 期待値を求めたら、その数値が0を上回っているかを確認してください。 もし期待値が0を下回っている場合、理論上トレードをするごとに損をしている手法になってしまうので、今すぐにトレード手法を改めた方が良いということになります。 期待値はFXの資金管理を考える上で必ず考慮しなければならない要素なので、自分が現在使用しているトレード手法の期待値は常に気にしながらトレードを行うことをオススメします。 要素③:複利 FXの資金管理では複利を取り入れることが大切です。 複利とは、元本に利息を合わせた金額に金利が適用されることをさします。 例えば、FXの運用を単利2%で行うのと複利2%で行うのでは、運用額に差が生じます。 単利2%の場合 1ヶ月目:100万円+2万円=102万円 2ヶ月目:102万円+2万円=104万円 3ヶ月目:104万円+2万円=106万円 複利2%の場合 1ヶ月目:100万円×102%=102万円 2ヶ月目:102万円×102%=104万400円 3ヶ月目:104万400円×102%=106万1,280円 複利運用に関しては以下の記事で詳しく解説しています。 要素④:資金率 資金管理を行う際は、トレードごとの資金率を意識することが大切です。 資金率とは1回のトレードごとにリスクに晒す金額の割合のことです。 資金率の計算 例えば口座資金が100万円で、毎回のトレードで損切りの逆指値を最大損失額が2万円になるように設定していたとします。 この時、このトレードの資金率は 2÷100×100=2%です 資金率は使用しているトレード手法の破産確率を求めるために使用する「バルサラの破産確率」に必要な要素です。 バルサラの破産確率については以下の記事で詳しく解説しています。 FXの資金管理法にはどんなものがある?それぞれの良い点と悪い点を解説 まず、資金管理はマーチンゲール法と逆マーチンゲール法に大別することができます。 これら2つは具体的な資金管理法というよりは、資金管理の考え方を表す言葉として理解しておくことが正しいです。 FXに限らず、トレードの資金管理法では逆マーチンゲール法の考え方に沿っている方が好ましいとされています。 この点を踏まえて、ここではマーチンゲール法や逆マーチンゲール法を解説しつつ、実際の資金管理法をいくつか紹介していきます。 マーチンゲール法とは 逆マーチンゲール法とは 資金管理法①トレードリスクを固定する 資金管理法②階層的にロットを増やす 資金管理法③資金率を固定する マーチンゲール法とは? マーチンゲール法とはトレードで勝った場合にロットを減らし、トレードで負けた場合にロットを増やす資金管理法のことをいいます。 これは負けた場合に倍賭けを行うことで、負け分を取り戻すことを目的としたギャンブル要素の高い資金管理法になります。 トレードではいつか勝つことを考えれば、負けるたびに倍賭けをしておけば理論上いずれ利益を出すことができますが、軍資金の限界を考慮していない点に大きな落とし穴があります。 マーチンゲール法の落とし穴 例えば、最初のトレードで負けて1万円の損失が発生したとします。 マーチンゲール法に則れば、次のトレードでは倍のロット数でエントリーすることになるので、負けた場合の損失額は2倍の2万円になります。 もしマーチンゲール法で10回連続で負けてしまった場合、最大損失額は 1×2×2・・・×2=512万円になります。 FXでは10回連続で負けてしまうことも往往にしてあることを考えれば、マーチンゲール法はかなり危ない資金管理法であることがわかると思います。 また、資金率の面でもマーチンゲール法は破産確率を高める危険な資金管理法であることがわかります。 「資金率」「勝率」「リスクリワード」の3要素から破産確率を求める「バルサラの破産確率」では、同じ手法であっても資金率が高くなるほど破産確率が上がっていくと知られています。 マーチンゲール法では、トレードで負けるたびにさらに大きな金額を賭けていく方法なので、口座状況が悪くなるたびに資金率は上がっていきます。 これはバルサラの破産確率から考えれば好ましくない資金管理ということができます。 以上の点を踏まえて、FXの資金管理を考える際はマーチンゲール法に陥っていないかを確認することが大切になってきます。 逆マーチンゲール法とは? 先ほどまでマーチンゲール法について解説してきましたが、逆マーチンゲール法とはその名の通りマーチンゲール法とは逆の方法で資金管理を行います。 逆マーチンゲール法の場合トレードで勝った場合にロットを増やし、トレードで負けた場合にロットを減らしていきます。 これによって、負けた時にはよりリスクを抑えることができる上に、勝った時には大きく利益を伸ばすことができます。 バルサラの破産確率から考えれば逆マーチンゲール法は最も安全であり、逆マーチンゲール法に則った資金管理法を採用することが最も合理的であるとされています。 ただし、逆マーチンゲール法には損失分を取り返すためにより大きな利益率が必要になるという弱点が存在することも覚えておく必要があります。 これ以降で見ていく具体的な資金管理法では逆マーチンゲール法に則っているかが採用するための重要な判断基準になるので、ぜひ覚えておきましょう。 資金管理法①トレードリスクを固定する 1つ目はトレードリスクを固定する資金管理法です。 つまり、1トレードあたりのトレードリスク額を1万円に設定した場合は、口座資金の増減にかかわらず最大損失額が1万円になるということです。 この資金管理法のメリットは大きなドローダウンが発生しないことです。 しかし、この資金管理法は逆マーチンゲール法に則っていないためあまりオススメできません。 トレードリスクを固定する資金管理法では、連敗が続いている時は口座資金に対するリスク額の割合が常に高まり続けることになります。 トレードリスクを固定する 口座資金:100万円 固定リスク額:10万円 3回連続で負けた際の資金率の推移を見ていきます。 【1トレード目】 資金率は、10÷100×100=10% 【2トレード目】 1トレード目で負けた場合、口座資金は90万円になるので、 資金率は、10÷90×100=11.1% 【3トレード目】 2トレード目でも負けた場合、口座資金は80万円になるので、 資金率は、10÷80×100=12.5% このように連敗という最もリスクの高い状況下で、トレードリスクを固定することはさらに破産確率を高めてしまうことになります。 また、連勝が重なって口座資金を積極的に増やすべきタイミングでリスク額を増やすことができない点もあまりオススメできない理由の一つです。 このように固定リスク額の資金管理法は、「リスクを取るべき時に消極的になり、リスクを避けるべき時に限って積極的になる」という特徴を持っているため、オススメできません。 資金管理法②階層的にロットを増やす 2つ目は階層的にロットを増やす資金管理法です。 「階層的に」とは口座資金を額に応じて複数の階層に分け、その階層ごとに取引できるロット数を定めておくということです。 この時の階層の分け方には2種類あるので、それぞれのメリットやデメリットを解説していきます。 階層の幅が等間隔 階層の幅が等間隔でない ⑴階層の幅が等間隔 まずはロットを増やす基準となる階層が等間隔な資金管理法です。 口座資金ロット数〜¥1,000,0001ロット¥1,000,001〜¥2,000,000(100万円)1ロット¥2,000,001〜¥3,000,000(100万円)2ロット¥3,000,001〜¥4,000,000(100万円)3ロット階層ごとのロット この資金管理法では以上のように等間隔に階層を設けて、ロット数を増やしていく点が特徴的です。 ここでは100万円未満の階層に関しては0ロットとならないように、1ロットでの取引を認めています この資金管理法のメリットは2つあります。 逆マーチンゲールに則っている ロット数を上げやすい まず、口座資金が一定以上に増加すればロット数を増やし、口座資金が一定以下に減少すればロット数を抑えるという、逆マーチンゲール法に則っています。 したがって、資金管理法としての最低基準はクリアしているといえます。 また階層を上げるほど、ロット数が上がりやすくなっています。 100万円から200万円までは1ロットのみ100万円を稼ぐ必要がありますが、200万円から300万円までは2倍の2ロットで100万円を稼ぐことになるので、労力は半分になります。 したがって、トレードの調子が良い時はどんどんとロット数を増やして、大きな利益をあげることができます。 一方でデメリットとして、大きなドローダウンが発生しやすいことが挙げられます。 ドローダウンとは? ドローダウンとは口座資金が最大の時をベンチマークとし、そのあとにどれだけの額が減少したかを指しています。 一回の損失額ではなく、口座資金がどこまで下がり続けたかに着目します 例えば、一時的に口座資金が200万円に増加したが、そのあと複数の勝ち負けを繰り返して150万円にまで口座資金が落ち込み、再び180万円まで戻したとします。 この場合のドローダウンは200万円と150万円の差の50万円です。 資金増に合わせてロット数を増やすことになるので、リスクにさらされる金額が大きくなるのは仕方のないことですが、メンタル管理ができていないトレーダーにとっては苦痛が伴うでしょう。 つまり、「10万円から9万円になる10%減」と「500万円から450万円になる10%減」を同等に捉えられない場合は、かなり不安になる場面が多くなると考えられます。 ⑵階層の幅が等間隔でない 次にロットを増やす基準となる階層が等間隔でない資金管理法です。 口座資金ロット数¥500,001〜¥1,000,000(50万円)1¥1,000,001〜¥2,000,000(50万円×2=100万円)2¥2,000,001〜¥3,500,000(50万円×3=150万円)3階層ごとのロット この資金管理法では以上のように階層ごとに間隔が異なり、ロット数と比例する形で間隔が広がっています。 この資金管理法では「⑴階層の幅が等間隔」とは違って、各ロットで稼ぐべき利益がずっと一定であることに特徴があります。 つまりロット数が増えても、「1ロットあたり50万円を稼ぐという労力がかかる」という点は変わらないということです。 この資金管理法のメリットは2つです。 逆マーチンゲール法に則っている 大きなドローダウンを防ぐことができる この資金管理法も、口座資金が一定以上に増加すればロット数を増やし、口座資金が一定以下に減少すればロット数を抑えるという、逆マーチンゲール法に則っています。 また「⑴階層の幅が等間隔」に比べてロットを増やすまでに時間や労力がかかるというデメリットがありますが、そのおかげで大きなドローダウンの発生を防ぐことができるというメリットもあります。 資金管理法③資金率を固定する 3つ目は資金率を固定する資金管理法です。 この資金管理法は初心者トレーダーからプロトレーダーまで幅広く利用されており、あらかじめ資金率、つまり各トレードごとで許容する損失率を定めておく方法です。 この資金管理法を利用する場合、口座資金が増えるほど許容する損失額が増えていくことになるので、その分大きなトレードが可能になります。 資金管理法②では口座資金がどの階層にあるかによって保有できるロット数が決まっていましたが、この資金管理法では資金率の数値や損切りの逆指値の位置によって決まります。 資金率を固定する 口座資金:100万円 許容する損失率:2% 以上のような資金管理を行なっている場合、1回のトレードの損失額は最大で2万円になります。 ここでUSDJPYでエントリーを検討しているポイントがあり、テクニカル分析の結果20pips離れたところに逆指値を置くことにしました。 この際、エントリーするロット数(1ロット=100,000通貨)は、 5,000÷0.2/100,000=0.25ロット この資金管理法のメリットは3つあります。 逆マーチンゲール法に則っている ロット数や損切り幅が自由 破産確率をかなり下げることができる まず、この資金管理法は常に口座資金の2%を許容損失額として設定しているので、資金が増えればリスクを取り、資金が減ればリスクを減らすようにできているため、逆マーチンゲール法に則っているといえます。 また、資金管理法によってルール化されているのがトレードリスクだけなので、「ロット数」と「損切り幅」を自由に設定することができます。 テクニカル的に優位性のある場所に損切りの逆指値をして、それに合わせてロットを調節することで、相場観が外れていたとわかる前に損切りしてしまうのを防ぐことができます。 また、他の資金管理法に比べて破産確率をかなり下げることができます。 資金率破産までの連敗数1%528回2%263回5%104回連敗数 以上はそれぞれの資金率でトレードを行なった場合に、どれだけの連敗数に耐えられるかを示した表です。 資金率が少ないほど破産に至るまでの連敗数が多いということは、それだけ安全な運用ができることを示しています。 資金率を固定する方法でFXの資金管理を行う場合は、最大でも資金率を5%までにとどめておくことが相場で生き残り続けるためには必要です。 トレードスタイルごとにオススメの資金管理法は? ここまで具体的なFXの資金管理法について解説してきましたが、トレードスタイルごとにオススメの資金管理法はあるのでしょうか。 ここではトレードスタイルごとに適切な資金管理法を検討していきます。 スキャルピングにオススメの資金管理法 デイトレードやスイングトレードにオススメの資金管理法 自動売買にオススメの資金管理法 海外FXでのハイレバトレードにオススメの資金管理法 スキャルピングにオススメの資金管理法 スキャルピングには「資金管理法②階層的にロットを増やす」がオススメです。 スキャルピングでは高頻度に高レバレッジのトレードを重ねることが特徴のトレードスタイルです。 少しでもシナリオと異なる値動きをした場合はすぐに損切りをし、利益が乗ったらすぐに利確することになるので、トレードごとのリスクリワードや勝率はあまり重視されません。 勝率の低いスキャルピングでは複利の悪影響を受けてしまう可能性が高いので、複利効果の高い資金管理法③はあまりオススメできません。 また「資金管理法①トレードリスクを固定する」でも問題はありませんが、ロットの変更ができるという点では資金管理法②の方が優れていると考えられます。 デイトレードやスイングトレードにオススメの資金管理法 デイトレードやスイングトレードには「資金管理法③資金率を固定する」がオススメです。 資金率を固定するという管理手法は最もトレーダーに支持されており、トレーダー人口の多いデイトレードやスイングトレードとの親和性は当然高いです。 デイトレードやスイングトレードではある程度の値幅を狙っていくことになるので、スキャルピングよりもトレード手法の期待値にもこだわる必要があります。 したがって、プラスの期待値を持っているトレード手法であれば複利の良い影響を受けることができます。 また、人によっては資金管理法②の「階層的にロットを増やす」という方法を選んでも良いでしょう。 項目資金管理法②:階層的にロットを増やす資金管理法③:資金率を固定するドローダウン大小損失からの立ち直り早い遅い資金管理法②と資金管理法③の違い 両社の違いは、主に「ドローダウンの大きさ」と「損失からの立ち直りの早さ」なので、どちらを重要視するかによって採用する資金管理法を変えてください。 自動売買にオススメの資金管理法 FXのEAを動かしている場合は、「資金管理法②階層的にロットを増やす」がオススメです。 EAは複利運用することが理想的ですが、その分ドローダウンが発生した時の目減りが激しく映り、人によっては運用し続けることに苦痛を感じてしまうかもしれません。 よって、階層的にロットを増やすことで、単利と複利の両方の性質を活かすことができます。 詳しくは以下の記事で解説しています。 海外FXでのハイレバトレードにオススメの資金管理法 海外FXのハイレバレッジを一番活かすのは「資金管理法③資金率を固定する」です。 海外FXは最大レバレッジがかなり大きいので、高い資金率での運用が可能です。 高い資金率で運用すればそれだけ破産リスクも高まりますが、資金率を固定すれば、少ないトレード回数を重ねただけでも大きな複利効果を得ることができます。 ただし、この手法は損失分を取り返すのに労力がかかるので、勝率に不安が残る場合は階層的にロットを増やす資金管理法②を利用しても良いでしょう。 階層的にロットを増やす手法であれ、階層を下回らない限り損失分を取り返すことは比較的容易なので、すぐに口座状況を立て直すことができます。 FXの資金管理についてよくある質問 ここではFXの資金管理に関してよくある質問に回答していきます。 FXの資金管理のシミュレーションをエクセルで行う方法は? 資産管理やロット計算を行なってくれるツールや無料アプリはある? FXの資金管理を学ぶのにオススメの本は? FXの資金管理に「出金」をどう組み込めばいいの? ゴールドのトレードでもFXの資金管理法は利用できるのか? 両建てやナンピンは資金管理的にアリ? 利益が出るまで損切りをしないのは資金管理的にアリ? FXの資金管理のシミュレーションをエクセルで行う方法は? FXの資金管理法が定まったら、エクセルやスプレッドシートを用いてシミュレーションを行なってみましょう。 エクセルやスプレッドシートの作成方法や実際にシミュレーションを行う様子は以下の記事で詳しく解説しています。 資金管理シートは以下から無料でダウンロードできます。 同じファイル内で切り替えができるようになっているので、ぜひご活用ください。 資金管理シミュレーション(期待値、ロット計算)ダウンロード 資金管理やロット計算を行ってくれるツールや無料アプリはある? デベロッパー対応OSアプリ名kuraberu appsAndroid・iPhoneFXなびthibault zaniniAndroid・iPhoneForex 計算機FX CoreAndroidFore Calculatorsアプリ 先ほどは資金管理シートやロット計算シートを自作する方法を紹介しましたが、作成に手間を感じる場合は、無料アプリに頼るのも良いでしょう。 FX、CFD用資産シミュレーション(OANDA JAPAN) https://www.oanda.jp/lab-education/asset_simulation/ また、OANDA JAPANの公式サイトでは勝率やリスクリワードを入力することで口座資産の推移をシミュレーションしてくれます。 インジケーターリンク料金【MT4】ロット自動調整エントリーツールhttps://www.gogojungle.co.jp/tools/indicators/26799有料ロット自動計算インジケーター for MT4&MT5【EasyOrder】https://www.gogojungle.co.jp/tools/indicators/32266無料Breakeven(損益分岐点)/Stopout(強制ロスカット)表示インジケータhttps://www.gogojungle.co.jp/tools/indicators/25172無料インジケーター MT4やMT5でトレードをしている場合、インジケーターとして資金管理を行なってくれるものもあるので、有効活用しましょう。 FXの資金管理を学ぶのにオススメの本は? 資金管理を学ぶのに一番オススメの本は「システムトレード基本と原則」です。 この記事で紹介した資金管理法は本書を大いに参考にしています。 ただし、FX初心者やFXや投資に触れたことのない人にとっては少々難解な部分があります。 また、筆者が先物トレードをメインとするトレーダーであることから、先物トレード独特の表現をすることがあります。 「ロット」ではなく「枚」と表現したりなど… したがってこの記事で書いた内容をしっかりと理解した上で本書を読んでみることをオススメします。 FXの資金管理に「出金」をどう組み込めばいいの? 資金管理の戦略の中には出金するタイミングも組み込んでおくことをオススメします。 口座資金が順調に増加していったとしても、現金として出金するまでは実際の利益とはなりません。 いくら資金管理を徹底していても、相場で急激な値動きが発生した際には逆指値注文やロスカットが間に合わず、想定以上の損失が発生してしまうことがあります。 このような事態が発生したことが原因で口座資金が大きく減少してしまうのを防ぐためにも、出金の計画を資金管理に含めておくべきです。 例えば、トレード頻度の高いスキャルパーやデイトレーダーであれば月末または週末に利益分のみを出金するなどの戦略が考えられます。 長期的にポジションを持つ必要があるスイングトレーダーであれば、半年に一度くらいのペースで出金する戦略が考えられます。 ゴールドのトレードでもFX資金管理法は利用できるのか? ゴールドのトレードでもFXの資金管理法は利用できます。 「勝率」「リスクリワード」「複利」「逆マーチンゲール」などのキーワードはFXの領域だけにとどまらず、カジノのギャンブルの世界でも使用される考え方です。 したがって、この記事で紹介した資金管理法はあらゆるトレードに対応していると言えます。 両建てやナンピンは資金管理的にアリ? 両建てとナンピンはFXにおける典型的なNG手法として説明されることが多いです。 実際に資金管理の観点から言っても両建てやナンピンはあまり推奨できる手法ではありません。 まずは両建てが資金管理の観点からオススメできない理由を解説していきます。 両建てとは保有ポジションと同量の反対のポジションを保有することで、損益の変動を抑える手法のことをさします。 両建ては実質的にポジションを決済している状態にはなりますが、ポジションを保有する際のスプレッドやスワップポイントを考慮すれば、損を被りやすい状態になっています。 またFX業者によっては反対ポジション分の証拠金も必要になるため、通常よりも強制ロスカットにかかりやすい状況になってしまいます。 このように資金管理上では想定していない損失が発生する可能性が高いので、両建てはあまりオススメできません。 そもそも両建てを禁止している業者も多いです 次にナンピンが資金管理の観点からオススメできない理由を検討していきます。 ナンピンとは最初にエントリーしたレートよりも低い価格で同じ方向のエントリーを繰り返すことによって、ポジションの平均取得価格を改善する手法のことをさします。 同じ方向へのポジションを積み重ねてしまうと、トレードごとの資金率が高まってしまうので、破産確率が格段に上昇します。 したがってナンピンも同様にオススメできません。 利益が出るまで損切りをしないのは資金管理的にアリ? 中にはポジションを持ったら損切りはせずに、利益が出るまでホールドするという戦略をとる人もいます。 しかし、資金管理の側面から考えればかなり危ない戦略です。 確かに勝率が100%であれば理論上破産することはありませんが、実際の相場では何が起こるかわかりません。 どれだけ小さなポジションしか持っていなくても、2015年に発生したスイスフランショックや2019年に発生したフラッシュクラッシュほどの大暴落には耐えられません。 したがって、相場に生き残り続けることが大切であるFXにおいては、好ましくない戦略と言えるでしょう。 まとめ:自分のトレード手法にあった資金管理法を選ぼう ここまでFXの資金管理について解説してきました。 この記事のポイントは以下の2つです。 「資金管理法だけで勝てる」はあながち嘘ではない FXの資金管理で大切なのは逆マーチンゲール法に則っていること この記事では資金管理の重要性を伝えてきましたが、テクニカル分析をおろそかにしてもいいということではありません。 コイントストレードはテクニカル分析は無意味であることを伝えているのではなく、シンプルなルールでも一貫した運用を続けていくことの大切さを伝えています。 テクニカル分析と資金管理は自分が定めたルールを辛抱強く守り続けることによって初めて効果を発揮するものであることを覚えておきましょう。 WikiFXでは安全性に優れた国内FX業者の利用をオススメしています。 猪首顧問のFXコラム:マーケットから退場しない立ち回りを身に付けよ いかがでしたでしょうか? 一口に「資金管理」といっても、ずいぶん奥深いものかということを感じていただけたと思います。 日本の相場格言に「相場の金と凧(タコ)の糸は出し切るな」というのがあります。 凧の糸は出し過ぎると、突発的な強い風が吹いたりすると切れてしまいます。それと同じように「投資用のお金も出し切ってしまうと危険だ」という意味の格言です。 いかなる状況が起こっても、手元でコントロールできるように、余裕の糸を余らせておくことが必要なのです。 大事なことは、相場の動き(行方)はコントロールできなくても、資金管理はコントロールできるということです。そして、マーケットから退場させられないためには、元手である運用資金を無くしてしまわないこと。 手元に資金が残っていれば、必ず浮上の機会は生じてきます。 トレードごとの結果は勝っても負けても、その都度の結果でしかありません。そして、その結果は等分に生じます。 だから「勝ちトレードが良し」「負けトレードは悪し」という考えも良くありません。どちらも1トレードの結果なのです。 トレードごとに「当たった!」「負けた!」と一喜一憂するのではなく、継続してトレードした結果をちゃんと記録し(売買履歴)、それを振り返りながら、自分自身の資金管理のルールを確立していくことが成功への最重要課題となります。 これができれば、勝ち組への仲間入りは約束されたようなものです。
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FXの名言を一挙紹介|伝説の投資家から学ぶトレードの極意
いまいちトレードが上手くなってない気がする 結局FXで何を意識すればいいのだろう? FXの学習に行き詰まっている方も多いのではないでしょうか。 そもそもFXの最適なトレード方法や勉強方法に関しても全く体系化されていないのが現状です。 しかし、これまでの歴史上でFXを始めとしたトレードで大成功を収めたトレーダーや投資家はたくさん存在しています。 したがって、このような成功した人が残した名言に触れておくことは、今後のトレードの考え方に大きな影響を与えることになります。 そこでこの記事では以下の2つについて解説していきます。 FXで役立つ伝説の投資家やトレーダーによる名言集 2chに寄せられたFXの名言 それでは見ていきましょう。 FXの名言・格言を参考にすべき理由は? 最初に、なぜ過去の名言を今のトレーダーが教訓にすべきなのか、その理由について解説します。 金融マーケットの歴史は古く、株式においては世界最初の株式は1553年にイギリスで設立された合資会社「ロシア会社」のもとで発行されました。 株式という形で小口の資金を集約し、大きな投資を可能にするこの便利なシステム(市場)は1602年、オランダで設立されました。その後、東インド会社によって本格的に活用され、合理的な資金調達方法としてヨーロッパ、アメリカ、そして全世界に広まりました。 金融マーケットには、なんと500年近い歴史があります。この間、数多くの投資家(投機家)がマーケットに挑んできたわけです。 常に勝者と敗者が存在しうる金融マーケットですが、独自の感性、理論、哲学で継続的に勝者側になれた伝説のトレーダーが存在したことも事実です。 時代は変わっても、この事実は揺らぎません。 過去に相場で成功を収めた先人の知恵は、少なくとも現在の世に溢れる「小手先のトレードテクニック」より価値があることは確かと言えるでしょう。 FXで役立つ伝説の投資家やトレーダーによる名言集 ここでは以下の6人の伝説の投資家・投機家の名言を紹介していきます。 この記事では名言の中でもメンタル管理に関するものをピックアップしていきます。 ジェシー・リバモア エド・シコータ マイケル・スタインハルト ブレア・ハル マーティン・シュワルツ リチャード・デニス それでは見ていきましょう。 ジェシー・リバモア:ウォール街のグレートベア ジェシー・リバモア 初めて取引をしたのは14歳の時 世界恐慌に向けて大量の空売りを行ったことにより1億ドル以上の利益を稼いだ ここではジェシー・リバモアによる投資の名言を紹介していきます。 損失は、それを出してしまったあとは自分を苦しめたりしない。私は一晩寝たら忘れてしまう。しかし、過ちを犯し、損切りをしないというのは、財布と心身にとって実にダメージになる ジェシー・リバモア この名言では損切りがどれだけメンタル管理に影響をもたらすかを言い表しています。 FXで勝てない人は、自分が間違った側でポジションを持っていることを認めることができずに、なかなか損切りに踏み切れないという特徴があります。 トレード計画に反して逆指値をずらして損切りを回避してしまった場合は、後に大きな心理的かつ金銭的なダメージがあるだろうことを言い表しています。 FXには損失が付きものであり、FXで利益を挙げていくためにはいかに損失を抑えていくべきかに集中する必要があります。 FXにおいて損失は必ずしも失敗を意味するものではないことを覚えておきましょう。 猪首顧問からのアドバイス 「含み損になってるポジション=間違った側のポジション」と言う解釈は、私はあまり好きじゃありません。 ポジションを持ったことにより生じる結果は、含み益になるか含み損になるか、のどちらかでしかないのです。 そしてその確率は常に2分の1です。 ①含み益はしっかりと伸ばして利益を確定できたか②含み損はできるだけ傷が浅いうちに損切ができたか 利益ではなく、生じた結果(含み益or含み損)に対して、どういう処理を行ったかが重要です。 ①②のポイントを忠実に実行できたならそれは「良いトレード」。感情に流され実行できなかったのであればそれは「悪いトレード」と言えます。 ジェシー・リバモアによる名言をもう一つ紹介します。 市場を予想しようとしたら、それはギャンブルと同じことになる。忍耐強く市場がシグナルを出した時だけ反応するのなら、それは投資になる ジェシー・リバモア これはトレードにおいてルールを持つことがいかに大切かを説いた言葉です。 FXで勝てない人は市場を予想しようとします。 しかしFXの本質は、値動きを予測することではなく、検証済みのエッジに基づいてエントリーをすることです。 「エッジ」とは確率的に優位性があることを指します。 検証されたエッジに忠実なエントリーを行うことによって、感情に左右されないFXが可能になります。 「市場を予想しようとしたら、それはギャンブルと同じことになる」これって重い(深い)名言ですね。多くのトレーダーは「予想が当たることが成功への道」と勘違いしてると思います。しかしマーケットの明日は、神様でも予想できないものです。神様でも予想できないものを、人様が…おこがましいと思いませんか? エド・シコータ:システムトレードの先駆者 エド・シコータ 先物市場のためのコンピュータートレードシステムを開発 5000ドルで始めた顧客の口座を25万%の運用益にまで成長させた 希望や恐怖心、欲望と同じで、プライドというヤツは素敵なバナナの皮みたいなものだ。これまでで一番ハデにすっころんだのは、感情的にポジションを取ったすぐ後のことだったよ エド・シコータ エド・シコータが先駆けとなったシステムトレードとは、トレードの実行にトレーダーの主観を挟まないトレード手法のことを言います。 システムトレードの対義語にあたるのが、裁量トレードです。 裁量トレードでは最終的にポジションを取るかの決断をトレーダーの裁量に任せているので、システムトレードに比べて感情的なトレードにつながりやすいというリスクをはらんでいます。 エド・シコータは感情に任せてポジションを取ることの危険性を当時の誰よりも理解していたのではないでしょうか。 負けが続く期間に取引をしようとするのは感情面で破滅的だ。「追いつこう」と投資するのは致命傷になりうる。 エド・シコータ また、トレードで負けが込んでいる時に、損失分を取り戻そうと資金を投じてしまうことのリスクの高さについても主張しています。 損失分を取り返すためにさらに大きな資金率でポジションを取り続ける手法は「ピラミッティング」として知られています。 この名言からもわかるように、ピラミッティングは口座に取り返しのつかない致命傷を負わせることにつながることを覚えておく必要があります。 猪首顧問からのアドバイス 「感情に任せてポジションをとってしまう…」これは私の経験上、負けが続くときに起きやすい心理です。 人って地道に利益をつみあげていくことって、決して苦手じゃ無いのです。 それが日々わずかな金額でも、日々少しづつでも増えていく分には、心穏やかに眺められます。 ところが、ある日コツコツドカンで大きく負けると、損した分を早急に戻したくなる本能(本心)から、それまで地道に守ってきた売買ルールなんかすっとばして、無謀なトレードを躊躇なく始めることが多いです。 焦りから、一気に損失を取り戻したいという心理が働きます。そんな経験、あなたにもありませんか? 仮に大きな損失を出しても、本来やるべきトレードを冷静に繰り返せば、時間の経過とともに損失は取り返せます。 「大きく負けてしまっても、一気に損失を挽回しようとしない」これが重要です。 マイケル・スタインハルト:ヘッジファンドの帝王 マイケル・スタインハルト 子供の頃に父親から株式200株をプレゼントされたことがきっかけに株式市場に興味をもつ 自身が設立したヘッジファンドは年複利30%以上の成績を挙げていた 優れた投資というのは、自分のアイデアに断固従おうとする信念と、間違いを犯したときに率直に認める柔軟性の間の、特異なバランスの上に成り立っている マイケル・スタインハルト 優れた投資を行うためには、他人の相場観に振り回されることなく、自らの相場観に断固として従う姿勢をもつ必要があります。 しかし同時に自らの相場観に固執しすぎずに、素直に自分の間違いを認める柔軟性も必要であることを説いています。 この名言はFXなどのトレードが持つ特異な性質を言い表しているといえます。 ブレア・ハル:ギャンブラー出身のトレーダー ブレア・ハル カジノでブラックジャックのプレイヤーをしていた 投資会社を設立して、大口の取引を展開した 勝つために決定的に必要なのは数学的なスキルではない。システムにどこまで執着して行動できるかの規律である ブレア・ハル トレードで勝てていない人に限って、 全てのテクニカル分析やテクニカルツールを使いこなすことができれば、勝てるようになる 勝てる人には何か特別な数学的才能があるに違いない といった考え方をします。 しかしブレア・ハルは、トレードで勝つために必要なのは自らが作ったトレードルールにいかに執着することができるかだと主張しています。 ブレア・ハルがかつてプレイしていたブラックジャックも確率のゲームという点でトレードと同じ性質を持ち合わせています。 確率を味方につけるには、同じルールに則り十分な試行回数を重ねる必要があります。 ギャンブラーとして大金を手に入れた経験のあるブレア・ハルは、経験的に規律を守り続けることの大切さを理解していたと言えます。 猪首顧問からのアドバイス ギャンブルの世界でもトレードの世界でも、共通して言えることは、「勝ち組の人間は必ず自分なりのマイルールを持ってる」ということです。 そして、そのマイルールは、端から見ればまるで相反する真逆の発送にすら見えるようなルールなことが多々あります。 大事なことは、継続して行える、自分の信念が持てるルールかということ。 目先の表面的な結果ばかりを見て、常に後追いで流行の手法を探すのではなく、自分自身のマイルールを作り、忠実に実行することが何よりも大切です。 マーティン・シュワルツ:チャンピオントレーダー マーティン・シュワルツ スタンフォード大学主催のトレーディング・チャンピオンシップで優勝 1日で数百万ドルの利益を挙げた記録がある 私の投資キャリアのうちで最も重要な変化は、自分のエゴを投資から決別させることを学んだ時に生じた。投資は心理的なゲームだ。ほとんどの人々は自分が市場と対決していると考えているが、市場はそんなことは気にしていない。あなたは実はあなた自身と戦っているのだ。あなたは自分が正しいと証明されるために、こんなふうになってほしいと願うことを止めなくてはいけない。市場が今、あなたに何を語りかけているかだけに耳を澄ますのだ。何を語っているかと5分前に考えたことは忘れなさい。投資の唯一の目的は自分が正しいと証明することではない。レジに入金されるチャリンという音を聞くのが目的なのだ マーティン・シュワルツ マーティン・シュワルツは自分が正しいことを証明するためにトレードを行うことをやめるように警告しています。 FXで大金を稼いで、自分が優秀であることを友人にアピールしたい。 私の分析によれば、価格は間違いなくこの水平線で反転する。 以上のように、トレードで成功して他人からの評価を向上させることや、自分の相場観が正しいことを証明するためにトレードをしている人は多いのではないでしょうか。 トレードの目的は利益を得ること以外にありません。 トレードで利益を得るという目的を達成するには、正しくありたいというエゴを捨て去って相場の現状を素直に受け止めることが必要だということを主張しています。 あはは、この言葉、重いですね~。マーケットは貴方が思ってるほど貴方のことを意識もしてないし、気にもしてないし、いやいや、貴方のことなんか知りもしません。貴方が勝手にマーケットと戦っている気になってるだけです。マーケットにおいて正しさなんて証明する必要はありません。貴方はただただマーケットの動きを素直に受け止めて、ついて行くだけに徹しましょう。 リチャード・デニス:ピットの王子様 リチャード・デニス トレードをはじめた当初の元手は400ドルだったが、最終的に数十億ドルの利益を出した タートルズという名目で、トレーダーの育成を行い、優秀なトレーダーの輩出に成功する 鍵となるのは一貫性と規律だ。我々が人に教えているルールのうちの8割くらいはほとんど誰でもリストアップすることができる。彼らにできないのは、物事が暗転した場合でもそれらのルールにしっかりと従い続けられるような自信を持つことだ リチャード・デニス 勝ち続けているトレーダーが使っているトレードルールはかなりシンプルであり、誰にでも考え得るような手法であると述べています。 しかし、勝ち続けているトレーダーとそれ以外を決定的に分けるのは、その手法を信じて使い続けられるかどうかです。 トレードでは勝ち負けがランダムに訪れるので、勝ち続ける時期があれば負け続ける時期もあります。 負け続けの時期にはかなりの損失を被る上に、メンタル的にもダメージを受けることになります。 リチャード・デニスはこのような負け続けの時期にでも、自分のトレードルールを信じて使い続けられるような一貫性と規律が鍵であると主張しています。 2chに寄せられたFXの名言 ここまで伝説のトレーダーや投資家による名言を紹介してきました。 ここからは2chのスレッドに寄せられたFXの名言を紹介していきます。 5 名無しさん@お金いっぱい。2019/08/08(木) 04:21:16.57 ID:7Tegy7KZ0 たしか昔にこの板のどこかのスレで見つけた金言「祈り始めたら損切りのタイミング」 14 名無しさん@お金いっぱい。2019/08/11(日) 18:52:13.64 ID:LZJzFidS0 >>5希望を持ったら手仕舞いって本で読んだ 自分が抱えているポジションに対して「祈る」や「希望を持つ」などの感情を持ってしまった場合は、トレードのギャンブル性がかなり高まっていることを示唆していることになります。 この名言はトレードからギャンブル要素を排除することがいかに大切かを言い表しているのではないでしょうか。 「祈り始めたら損切りのタイミング」これって最高に通用するトレード(損切り)の本質だと思います(笑)人知が及ばないマーケットなのに、神頼みしちゃう人って本当に多いです。私も…笑マーケットは常に人がいない方に動きますから、これって究極のインジケーターかもしれません。 もう一件、2chから名言を紹介します。 17名無しさん@お金いっぱい。2019/08/14(水) 10:50:35.71ID:La3Fc9RC0 名無しさん@お金いっぱい。[sage] 投稿日:2019/08/14(水) 10:05:42.02 ID:4HMVsk0K0 [1/2] >>45チャート分析してもその通りに動くか分からないしどんなにチャート分析しても突然起こる要人の発言で全てブッ飛ぶ可能性も大いにある 資金力でカバーしていても急激なトレンド相場が起きて押し潰されることもある FXは実際ほとんどの要素が運 運以外のものがあるとすればそれは損切り行為だけ勝つも負けるも全て運が支配するゲームで生き残るには損切りする勇気を持つか逆指値をキチンと設定する冷静さが大事 この名言は大胆でありながらも、FXにおける本質をついた発言といえるでしょう。 どのトレーダーも相場の方向性を完全に予測することはできません。 どれだけ相場を分析していても、たった一つのファンダメンタルズ要因によって全ての分析が通用しないような値動きを見せることは多々あります。 したがって「FXはほとんどの要素が運」と割り切った上で、損切りを行なっていかに上手に負けるかが相場で生き残るための秘訣だと主張しています。 まとめ:先人の名言からFXにおけるメンタル管理を学ぼう ここまでFXの名言について解説してきました。 どの名言でも、感情的にポジションを持つことに対して警鐘を鳴らしつつ、規律を守ったトレードを強く推奨していることがわかります。 この記事で扱った名言から学べることは以下の3つです。 感情的なトレードでは必ず大きな痛手を食らうことになる 一貫性と規律を持ったトレードをしよう 必ず損切りを行う WikiFXでは安全性に優れた国内FX業者の利用をオススメしています。 猪首顧問からのアドバイス 「時代が変わっても、参加者が変わっても、科学がどれだけ発達しても…」 参加しているプレイヤーが人間である以上、そこで行われてるアクションは常に、その時々の欲望を持った“人間”のものです。 人間がマーケットを作ってる以上は、そこでは常に間違ったアクションが繰り返されます。 だからマーケットは存在しうるのです。そしてそこに勝ち組(チャンス)が存在する。 その道しるべが、先人の言葉に隠されていると思います。今一度、今だからこそ、先人の言葉に傾聴しましょう。