主な構成指数の内訳は、以下の通りです。
- 新規受注指数:51.4(前月49.2)
- 生産指数:54.6(前月48.4)
- 雇用指数:48.5(前月47.8)
ISM製造業景気指数が上昇した背景には、生産が急回復し、新規受注が増加したことが挙げられます。ISM製造業景況調査委員会ティモシー・フィオーレ委員長は、「需要は回復の初期段階にあり、改善の明らかな兆候が出ている」とコメントしました。
この結果を受け、市場では利下げ観測が後退しました。しかし、4月1日はイースターマンデーで欧米は祝日であったため、大きな動きはありませんでした。
今週は米国雇用統計もあります。そして、152円を超えると、為替介入の警戒もでてきます。黒田前日銀総裁はコロンビア大学での講演で、「最近の円安は行き過ぎ」、「行き過ぎた動きにはあらゆる手段を排除せずに適切に対応」などと語りました。そのため、ドル円相場は上値の重い展開となり、151円台後半から152円台前半で推移すると予想されます。
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