米ISM非製造業指数好調でドル円急上昇!

5月の米ISM非製造業景況指数が6月5日、発表されました。結果は53.8と、予想の51を上回り、4月の49.4から大きく上昇しました。また、業況指数は10.3ポイントして61.2でした。これは2022年11月以来の高水準であり、2021年3月以来の大幅な伸び率です。この結果を受け、ドルは大きく買われ、ニューヨーク外国為替市場ではドル円が一時156.48円まで上昇しました。

また、米国債券の利回りも米ISM非製造業景況指数の結果を受け、上昇しました。しかし、その後は反落し、10年債利回りは前日終値の水準を下回る結果となりました。そのため、ドル買いがさらに加速する可能性は低いと思われます。

一方、日本では6月5日、債券が上昇し、10年国債利回りが1%を割り込みました。これは6月4日の米4月の米求人件数が予想以上に減少し、利下げ観測が高まった結果、米10年債利回りが低下し、10年国債に買いが入った結果です。

なお、CMEのFedWatchツールによると、9月のFOMCで利下げ確率は約65%です。FedWatchツールの見方については、こちらの記事で解説しています。

本日は、中村日銀審議委員の発言があります。また、明日6月7日には米5月雇用統計があります。要人の発言や経済指標の発表で、市場参加者が一喜一憂して、相場が大きく動きています。そのため、これらの情報はしっかりとチェックしましょう。

現在、ドル円相場は1ドル155円台中盤で推移しています。

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