日銀要人のハト派発言で円安進行

6月6日、要人発言がありました、中村日銀審議委員が札幌市での講演で「当面は現状の政策維持が妥当」と発言しました。また、植田日銀総裁は参議院の財政金融委員会で、「現実のインフレ予想は、まだ2%に達するには少し距離がある」、「まだ2%に達していない」と述べました。相次ぐハト派的な発言により、相場は円安方向に動きました。

また、米国では米雇用指標(前週分の米新規失業保険申請件数/失業保険継続受給者数、1-3月期米非農業部門労働生産性・改定値)が発表されました。結果は、前週分の米新規失業保険申請件数が前週比8000件増の22.9万件でした。減少すると予想されていたので、予想に反する結果となりました。この結果は5月初旬以来の高水準です。失業保険継続受給者数は179.2万人でした。予想を上回る結果で、4月来の高水準となりました。1-3月期米非農業部門労働生産性・改定値は前期比年率+0.2%となりました。速報値は+0.3%だったので、下方修正されました。

本日(6月7日)は主要な経済指標である5月の米雇用統計が発表されます。そのため、本日のドル円相場は米雇用統計の発表まで様子見の展開になり、その後は米雇用統計次第になると予想されます。米雇用統計発表後は結果次第で相場が大きく動きます。そのため、発表前にエントリーすると、予想外の結果で相場が逆に動いて、大きく損をするリスクがあります。リスクを避けるためにも、米雇用統計発表前後のエントリーは避けましょう。

現在、ドル円相場は1ドル155.7円台で推移しています。

免責事項
トレードの際は自身の投資経験、目標、財務状況、リスクを取る能力等について十分検討する必要があります。
本記事はあくまでも情報提供を目的としており、投資を推奨するものではありません。
また、本記事を参考して投資した結果被った損失について、弊社は一切の責任を負いかねます。

この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

WikiFXでは、テクニカル分析のやり方から、FX会社の安全性に関する情報まで『今日から役立つFXの情報』を幅広く発信しています。
そして私たちは、FX会社アフィリエイトを一切していません。
だからこそ、正しく・信頼性の高い情報を読者の皆様にお届けする自信があります。