MT5で通貨強弱を確認したいけれど、設定方法が分からない……
無料のインジケーターがあれば、紹介してほしい。
通貨強弱はFXをするなら、ぜひ意識して見ておきたいものの一つです。
しかし、MT5ではデフォルト設定で通貨強弱が表示できないため、自分で表示する必要があります。
できれば常に通貨強弱を表示して、取引に有効活用したいところです。
- 通貨強弱の概要
- PC版MT5で通貨強弱を表示する無料インジケーター3選
- スマホで通貨強弱を確認する方法3選
この記事を読めば、通貨強弱の概要からスマホで通貨強弱を確認する方法まで理解できます。
MT5で通貨強弱を使ってトレードしたいと考えているようなら、参考にしてください。
通貨強弱とは?
通貨強弱とは、どの通貨が買われていて、どの通貨が売られているかという勢いのことです。
人気のある通貨は買われ、人気のない通貨は売られるので、強弱関係が発生します。
通貨強弱が確認できれば、どの通貨ペアが一番買われていたり、売られていたりするのかが分かるのです。
言い換えれば、どの通貨ペアで値動きが活発化しているかが分析できるため、銘柄選定に役立ちます。
例えば、下記4通貨ペアのチャートを1時間足で比較してみましょう。
- 米ドル円(USD/JPY)
- ユーロ米ドル(EUR/USD)
- 豪ドル米ドル(AUD/USD)
- ポンド米ドル(GBP/USD)
すると米ドル高から米ドルが一番強いと判断できるため、集中して買われていることが分かります。
そのため米ドル円(USD/JPY)なら、今後買い優勢でチャートが進行していく可能性が高いため、買いエントリー中心でトレードすれば良いことになります。
通貨強弱は上記のように複数チャートを見ることで確認できますが、同時にいくつも見る必要があるため、効率的ではありません。
できれば、通貨強弱がすぐ確認できる方法を確立しておきたいところです。
PC版MT5で通貨強弱を表示する無料インジケーター3選
残念ながら、PC版MT5では初期設定で通貨強弱を表示する方法はありません。
そのため、インジケータを導入する必要があります。
ここからは、PC版MT5で通貨強弱を表示する無料インジケーターを3つ紹介します。
- 主要8通貨の通貨強弱を表示する「Currency Strength Index」
- 通貨強弱を移動平均化して表示する「Absolute currency strength」
- 各通貨の通貨強弱を棒グラフで表示する「CurrencyStrengthGiraiaTROModRev」
インジケーター1.主要8通貨の通貨強弱を表示する「Currency Strength Index」
「Currency Strength Index」は、主要8通貨(JPY、GBP、EUR、AUD、USD、NZD、CHF、CAD)の通貨強弱を表示するインジケーターです。
算出方法としては、LWMA(線形加重平均)とローソク足の終値の差をパーセント化することで、通貨強弱を示してくれます。
このインジケーターを使えば、8通貨の通貨強弱を同時に確認できるので、一斉に確認したい場合に便利です。
設定方法は、以下の通りです。
1.こちらのサイトにアクセスし、「CURRENCY_STRENGTH_INDEX.mq5」をダウンロードします。
2.MT5のメニューバーで「ファイル」→「データフォルダを開く」の順にクリック。
3.「MQL5」→「Indicators」フォルダへアクセスし、1.でダウンロードしたファイルをドラッグ&ドロップ。
4.MT5を閉じて、再起動します。
5.メニューバーから「挿入」→「インディケータ」→「カスタム」→「CURRENCY_STRENGTH_INDEX」を選択して、クリック。
6.設定画面が開くので、設定を確認して「OK」をクリック。
すると、サブウィンドウで主要8通貨の通貨強弱が表示されます。
インジケーター2.通貨強弱を移動平均化して表示する「Absolute currency strength」
「Absolute currency strength」は、主要8通貨(JPY、GBP、EUR、AUD、USD、NZD、CHF、CAD)の通貨強弱を移動平均化して表示するインジケーターです。
移動平均で表示してくれるので、中長期で通貨強弱の傾向を知りたいときに役立ちます。
設定方法は、以下の通りです。
1.こちらのサイトにアクセスし、「ダウンロード」をクリックしてダウンロードします。
2.メニューバーから「挿入」→「インディケータ」→「カスタム」→「Absolute currency strength for MT5」を選択して、クリック。
3.設定画面が開くので、設定を確認して「OK」をクリック。
すると、サブウィンドウで移動平均化された通貨強弱が表示されます。
インジケーター3.各通貨の通貨強弱を棒グラフで表示する「CurrencyStrengthGiraiaTROModRev」
「CurrencyStrengthGiraiaTROModRev」は、各通貨の通貨強弱を棒グラフで表示するインジケーターです。
設定方法は、以下の通りです。
1.こちらのサイトにアクセスし、「CurrencyStrengthGiraiaTROModRev.ex5 (MT5)」の下部にある「私はロボットではありません」→「ダウンロード(無料)」の順にクリックして、ダウンロードします。
2.ブラウザの下部にアイコンが表示されるので、クリックしてインストールを開始しましょう。
3.MT5が起動し、「ナビゲーター」ウィンドウに「CurrencyStrengthGiraiaTROModRev」が入るので、これをチャート画面へドラッグ&ドロップします。
4.設定画面が開くので、設定を確認して「OK」をクリック。
すると、画面左下に各通貨の通貨強弱が棒グラフで表示されます。
スマホで通貨強弱を確認する方法3選
残念ながら、スマホ版MT5で通貨強弱を確認する方法はありません。
ですが、専用アプリをダウンロードしたり、サイトへアクセスしたりすれば、スマホでも通貨強弱が確認できます。
スマホで通貨強弱を確認する方法は、以下の通りです。
- Institutional Forex Meter
- 通貨強弱チャート by Fxlabo
- myfxbook
方法1.Institutional Forex Meter
「Institutional Forex Meter」は、主要8通貨(JPY、GBP、EUR、AUD、USD、NZD、CHF、CAD)の通貨強弱を表示してくれるアプリです。
導入方法は、以下の通りです。
1.「App Store」か「Playストア」を起動します。
(※ここからは「Playストア」での場合を解説)
2.検索バーで「Institutional Forex Meter」と入力し、検索します。
すると、検索結果に「Institutional Forex Meter」が表示されるので、「インストール」をタップしましょう。
3.インストールが完了したら、「開く」をタップ。
4.通貨強弱が表示されます。
5.画面右上の折れ線アイコンをタップすると、表示期間が設定できます。
6.また、歯車アイコンをタップすると、時間設定や表示する通貨を設定できます。
もし日本時間に合わせるなら、「GMT offset」は「9」に設定しましょう。
方法2.通貨強弱チャート by Fxlabo
「通貨強弱チャート by Fxlabo」は、主要8通貨(JPY、GBP、EUR、AUD、USD、NZD、CHF、CAD)の通貨強弱を表示してくれるアプリです。
右のラインで、ランキング形式で各通貨の国旗が表示されているので、一目でどの通貨が強いかが把握できます。
また、東京時間やロンドン時間、ニューヨーク時間といった3大時間帯に絞って表示することもできます。
導入方法は、以下の通りです。
1.「App Store」か「Playストア」を起動します。
(※ここからは「Playストア」での場合を解説)
2.検索バーで「通貨強弱チャート by Fxlabo」と入力し、検索します。
すると、検索結果に「通貨強弱チャート by Fxlabo」が表示されるので、「インストール」をタップしましょう。
3.インストールが完了したら、「開く」をタップ。
4.通貨強弱が表示されます。
5.下に表示された時間軸や「Tokyo」などの時間帯アイコンをタップすると、その部分に絞って通貨強弱を表示します。
方法3.myfxbook
「myfxbook」は、ヒートマップで通貨強弱を表示してくれるサイトです。
このサイトを見れば、リアルタイムでどの通貨ペアが強いかが一瞬で把握できます。
自分が取引している時間軸で、どの通貨ペアが強いのかを確認するのに便利です。
他の通貨よりも強くなっている部分は緑色で表示され、他の通貨よりも弱くなっている部分は赤色で表示されます。
また画面上部で、「ピップス」「パーセント」で表示を切り替えられます。
まとめ:MT5で通貨強弱が把握できれば、最も有利な立場でトレードできる
ここまで、通貨強弱の概要からスマホで通貨強弱を確認する方法までを紹介してきました。
- 通貨強弱とは、どの通貨が買われていて、どの通貨が売られているかという勢いのこと
- PC版MT5で通貨強弱をする無料インジケーターとして、「Currency Strength Index」や「CurrencyStrengthGiraiaTROModRev」などがある
- スマホで通貨強弱を確認する方法として、アプリの「Institutional Forex Meter」や専用サイトの「FX-labo」などがある
MT5で通貨強弱が把握できれば、最も有利な立場でトレードできます。
なぜなら、最強の通貨や最弱の通貨が把握できるので、銘柄選定から買いや売りの判断に至るまで具体性を持ってエントリーできるからです。
PC版MT5で通貨強弱を確認するなら、インジケーターを導入する必要があります。
一方スマホでは、アプリや専用サイトで確認する必要があります。
FXはどれだけ根拠を持ってエントリーするかが、重要です。
通貨強弱ならエントリー根拠の1つになるので、自信を持ってトレードするためにも、ここで紹介した方法で確認するようにしましょう。
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