MT5で日本時間を表示したい!
MT5はMT4の後続として作られた優秀なプラットフォームです。
しかし、日本時間でないことが多く、困っている人も多いのではないでしょうか?
疑問にお答えし、この記事では、様々な日本時間を表示してくれるインジケーターを紹介していきます。
- MT5が日本時間を表記しない理由
- MT5で時間表示を日本時間にする方法
- おすすめのインジケーターのインストール方法
MT5で日本時間を表記させるインジケーターは人気があり、多くのトレーダーが愛用しています。
なので、紹介するインジケーターも多彩であり、デザインも各々異なっており、日本時間を表記させる以外にも追加の機能があったりするので、自分に合ったものを選んでください。
さっそく日本時間を表記させるインジケーターをインストールさせたい人は【おすすめのインジケーター「FXmt日本時間(MT5)220」のインストール方法】から読み進めてください。
MT5の時間表示がおかしいのはなぜか?
MT5を使っていて、時間表示がおかしいと感じる人がいると思います。
その疑問を解決するために以下の項目から理由を解説していきます。
- 利用取引会社のサーバーが海外にあるため
- 海外FX業者によって採用している時間表示が違う
- サマータイムに注意
利用取引会社のサーバーが海外にあるため
利用取引会社のサーバーが海外にある場合、MT5の時間表記が海外基準になります。
MT5の内部設定で変えることはできません。
世界で標準的な時間をGMT+0と表現し、日本の場合はGMT+9と表現されます。
GMT+0の基準は、グリニッジ天文台・グリニッジ子午線(経度0度)における平均太陽時となっています。
世界各国で時差がある
世界各国のMT5における時差の表現は以下のようになります。
国名 | 表記 |
---|---|
日本(東京) | GMT+9 |
アメリカ(ニューヨーク) | GMT-4(夏時間) |
イギリス(ロンドン) | GMT+1(夏時間) |
カナダ(バンクーバー) | GMT-7(夏時間) |
ドイツ(ベルリン) | GMT+2(夏時間) |
ロシア(モスクワ) | GMT+3 |
オーストラリア(メルボルン) | GMT+10 |
中国(上海) | GMT+8 |
世界各国には時差があるため、上の表のように表記上の差が生まれます。
海外FX業者によって採用している時間表示が違う
日本時間以外と採用している会社としては、海外FX業者が多いのですが、海外FX業者によっても、採用している時間表記が異なります。
特に、「何故その時間表記を選択したのか?」という部分でテクニカル的に有利な時間表記もあるので、以下の項目から参考にしてください。
- GMT+3(夏時間)を採用することが多い理由
- 海外FX業者の採用している時間表示一覧
GMT+3(夏時間)を採用することが多い理由
GMT+3(夏時間)を採用している海外FX業者が多い理由は、日足の本数が調整できるからです。
GMT+3(夏時間)の時間表記にすると1週間分の日足の本数が5本になりますが、別の違う表記にしてしまうと、土曜分の日足が追加されて、日足の本数がずれてしまい、テクニカル分析を行う時に若干の誤差が生じます。
自動売買のプログラムであるEAも日足5本を想定して作られている場合、日足の本数がずれると動かなくなってしまうのです。
なので、海外FX業者は夏時間はGMT+3、冬時間はGMT+2のニューヨーク市場を基準としているところが多いのです。
FXでは、日足が終了するタイミングはニューヨーク市場の時間を基準しており、ニューヨーク市場がクローズする時間に、スワップポイントが付与され、キャンドル・スティックが調整されます。
海外FX業者の採用している時間表示一覧
多くの海外FX業者が、ニューヨーク市場の時間表記を採用しているので、実際に表で羅列して確認しましょう。
海外FX業者 | 夏時間 | 冬時間 |
---|---|---|
MYFXMarkets | +3 | +2 |
Axiory | +3 | +2 |
FXDD | +3 | +2 |
LAND-FX | -4 | -5 |
XM | +3 | +2 |
TitanFX | +3 | +2 |
TradersTrust | 0 | 0 |
FxPro | +3 | +2 |
GemForex | +3 | +2 |
殆どの業者がニューヨーク市場の時間を採用していることが分かりますね。
サマータイムに注意
スワップポイントの更新や日足の確定が行われる基準はニューヨーク市場であり、ニューヨーク市場はサマータイムを導入しています。
冬時間はGMT+2となり、夏時間はGMT+3です。
日本ではサマータイムがないので、タイムゾーンはGMT+9になります。
インジケーターのパラメーター設定や日本時間に換算する場合に、時差を冬時間の場合は6時間で計算し、夏時間の場合は7時間で計算しなければならないので注意が必要です。
MT5で時間表示を日本時間にする方法
MT5で時間表記を日本時間にする方法はカスタムインジケーターをインストールするしかありません。
MT5内では変更できないので注意しましょう。
スマホアプリの場合は、カスタムインジケーターが利用できないので日本時間で表記できませんが、慣れてしまえば問題なく取引を行えます。
更に詳しく以下の項目から解説していきます。
- カスタムインジケーターをインストールする
- スマホアプリは日本表示にできない
カスタムインジケーターをインストールする
MT5には無料で日本時間表示にできるカスタムインジケーターがたくさんあり、それぞれ特徴が異なります。
導入も簡単なので、日本時間表示にしたい人は、カスタムインジケーターをインストールしましょう。
直ぐ後の項目で、「日本表示にできるおすすめのインジケーター」も紹介するので参考にしてください。
スマホアプリは日本表示にできない
スマホアプリの場合は、カスタムインジケーターをインストールできないので、時間を日本表示にできません。
しかし、実際に取引する場合は、特に気にならないはずです。
時間は別でみれば確認できますし、計算も簡単だからです。
日本表示時間の覚え方
日本表示事件の計算方法としては、
- 冬時間(11月第2月曜~3月第2土曜)の場合はチャート表示時間プラス7時間
- 夏時間(3月第2日曜~11月第1日曜)の場合はチャート表示時間プラス6時間
となっています。
日本表示にできるおすすめのインジケーター
日本表示できるおすすめのインジケーターを紹介します。
無料でダウンロードできますが、提供者はそれぞれ異なるので、ダウンロード方法も若干異なります。
インストール方法は一緒です。
インジケーターのダウンロードとインストール方法を教えてほしい場合は「おすすめのインジケーター「FXMT」のインストール方法」を参考にしてください。
以下5つのカスタムインジケーターを紹介していきます。
- FXmt日本時間(MT5)220
- HT_Grid_V3.08.ex5
- keys_Japan_Time
- ShowJapanTime.ex5
- JPN_Time_Light
FXmt日本時間(MT5)220
FXmt日本時間(MT5)220は「FXmt inditank」というサイトから無料ダウンロードできますが、会員登録が必要になります。
会員登録は無料で、ユーザー名とメールアドレスだけ必要です。
ブローカー別のサーバー情報を自動取得し自動計算してくれます。
サマータイムも自動でお知らせしてくれるので便利です。
サマータイムは忘れる人も多いので、地味に便利です。
位置・スタイルを自由配置でき、チャートデザインもカスタマイズできます。
導入すると以下のようになります。
日本時間が分かりやすく表示されており、元々設定されている時間表示もオンオフも可能です。
現在のスプレッドとローソク足確定の残り時間が表示される機能もついています。
HT_Grid_V3.080.ex5
HT_Grid_V3.080.ex5はグリッドと日本時間を表示してくれるインジケーターです。
ブログのランキングに協力することで、無料で簡単にダウンロードできます。
導入した場合は以下の画像の通りです。
縦軸にグリッドを表示させ、横軸は日本時間の表記と市場時間ごとに色分けしてくれます。
表示させられる市場時間は以下の画像のように設定が可能です。
日本時間を確認したい理由の1つとして、市場時間の確認を行いたいというものがあるので、市場時間を確認できる機能がついているのは便利です。
keys_Japan_Time
keys_Japan_Timeは時間表記がかなりシンプルな表示なので、シンプルな表示を好む人には向いているインジケーターです。
ダウンロードは瞬時に行えて手間はありません。
導入すると以下のようになります。
keys_Japan_Timeの特徴は、表示させている時間足によって、表記が異なる点です。
上の画像は5分足表示ですが、15分足、30分足、1時間足に変えると、日付と曜日が表示されます。
4時間足の時は第何週目かが表示され、日足の時は年と月が表示されるといった具合で、時間足ごとに、分析したい情報のサポートをしてくれるという感じです。
ShowJapanTime.ex5
ShowJapanTime.ex5は多機能なインジケーターです。
ダウンロードも瞬時に行えて、手間はありません。
導入すると以下の画像のようになります。
ShowJapanTime.ex5ではFXmtのように、元々設定されている時間表記を消すことができます。
比較的新しく開発されたインジケーターなので、古いインジケーターの様々な機能を追加設定できるようです。
更新も頻繁にされているので、新しいインジケーターを試してみたい人は導入してみるといいでしょう。
しかし、カスタムインジケーターは導入すると不具合が起こる可能性もあるので、ある程度の慎重さは必要です。
JPN_Time_Light(MT5用)
JPN_Time_Lightは、インジケーターの軽さを売りにしているので、重さを気にする人は導入しても良いでしょう。
導入すると以下のようになります。
現在の年数や月日などの細かい表示も設定から変更可能です。
分かりやすいように矢印とグリッドを表示させることもできます。
おすすめのインジケーター「FXmt日本時間(MT5)220」のインストール方法
紹介した日本時間を表示してくれるインジケーターは全て無料で、ダウンロードも簡単です。
FXmt日本時間(MT5)220はダウンロードにアカウントが必要であったり、姓名の入力が必要等、ある程度の手間がかかりますが、数分で終わります。
デフォルト設定ですぐに稼働するので便利です。
追加の機能も色々あり、カスタマイズ性も高いためおすすめのインジケーターとなっています。
実際に導入するまでの手順を画像付きで以下の項目から解説していきます。
- FXmt日本時間(MT5)220をダウンロード
- FXmt日本時間(MT5)220をインストール
- FXmt日本時間(MT5)220をチャート上に適応させる
FXmt日本時間(MT5)220をダウンロード
製作者のサイトに行き、「FXmt日本時間、MT5版」をダウンロードします。
サイトへは以下のアドレスから移動することができます。
サイトに移動したら、サイトにログインするために新規で無料アカウントを作成します。
以下の画像のように右上からログインから新規登録(無料)をクリックしてください。
登録情報を入力する場面に移るので、好きなユーザー名とパスワードを入力し、メールアドレスを入力します。
入力が終わったら登録というボタンを押します。
メールアドレスが届くので確認してください。
ユーザー名とパスワードを選んでクリックします。
下記の画像の場面に移るので、ユーザー名またはメールアドレスを入力しパスワードを入力すればログイン可能です。
ログインができたら、下のリンクに戻ります。
無料ーMT5版をクリックしてください。
クリックすると、以下の画像のように購入手続きというボタンに変化します。
購入手続きをクリックすると購入画面へ飛びます。
購入といっても無料で購入できるので安心です。
下記の画像のような購入画面に移るので、姓名を入力し、メールアドレスを入力します。
無料ダウンロードをクリックします。
購入者ページへ移動するので、下の方へスクロールし、ページの中頃にある以下のボタンからFXmtのインジケーターをダウンロードします。
FXmt日本時間(MT5)220のダウンロードが完了します。
FXmt日本時間(MT5)220をインストール
紹介したインジケーターはダウンロード方法はみな違いますが、インストール方法は一緒です。
下記の画像のように
- 上部メニューの「ファイル」タブをクリックし
- 「データフォルダを開く」をクリックします。
羅列されたフォルダの中から、下記の画像のように「MQL5」を選びクリックします。
indicatorsを選びクリックします。
ダウンロードしたFXmt日本時間(MT5)220のファイルを貼り付けます。
Examplesに張り付けると、最初からMT5にインストールされているカスタムインジケーターの中に配置されますが、外に張り付けると、カスタムインジケーターの一番下に配置されます。
MT5を再起動させれば、インジケーターが反映されます。
FXmt日本時間(MT5)220をチャート上に適応させる
MT5にFXmt日本時間(MT5)220をインストールさせた後は、チャート上に適用させてみましょう。
手順は以下の通りです。
- 挿入タブをクリック
- インディケータ
- カスタム
- 下にスクロールしインストールしたFXmt日本時間(MT5)220を探します。
ただし、ファイルをExamplesに張り付けている場合は、既にダウンロードされているカスタムインジケーターの中に配置されています。
その場合は、アルファベット順に並んでいるので、Fの欄を見てみましょう。
FXmt日本時間(MT5)220を発見したので適用します。
適用されました。
MT5の時間表記を日本語に変更し快適にトレードを行おう
「MT5の時間表記を日本語に変更したい!」ご要望にお応えすべく、後半は多彩な特徴を持つおすすめのインジケーターを複数紹介し、特におすすめのFXmt日本時間(MT5)220を画像付きで解説してきました。
- MT5が日本時間を表記しない理由
- MT5で時間表示を日本時間にする方法
- おすすめのインジケーターのインストール方法
紹介したインジケーターは全て無料で、簡単にダウンロードできるものばかりです。
それぞれ特徴が違うので、自分に合ったインジケーターを利用して、うまく活用してくださいね。
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