おはようございます。
昨日のレポートでも言及しましたが、トルコリラがとにかく弱いですね。
年初価格と比べると半値に近い価格となっています。
不安が広がりデモも起こっている状態ですので、なんとか踏みとどまって欲しい所です。
それでは昨日(12月6日)のドル円の動きを振り返ってみましょう。
ドル円相場の振り返り -ファンダメンタルズ分析–
金曜日(12月3日)の急落に対し、ショートカバーが入り上昇しました。
その後、時間外に前日の値動きの半値で一旦天井をつけました。
東京市場オープン後も底堅い値動きが続き、実需の買いも見られ、堅調に上値を伸ばしました。
欧州時間に入ると更に上値を伸ばし113.36円をつけました。
その後、一旦反落するも早朝につけた113.07円の高値をサポートに変え、米10年債利回りの上昇もあり、再度上値を目指す展開となりました。
ニューヨーク市場に入ると、引き続き米10年債利回りの上昇と米国株の上昇に引っ張られる形で、金曜日の急落前の高値に迫る113.54円をつけます。
東京市場、ロンドン市場、ニューヨーク市場とも上昇相場となり、最終的には金曜日のニューヨーク市場で急落した値幅をほぼ取り返す形で一日を終えました。
時間(日本時間) | 経済指標・イベント |
---|---|
12時30分 | オーストラリア・RBA政策金利発表 |
22時30分 | アメリカ・11月 非農業部門雇用者数変化 [前月比] |
24時00分 | アメリカ・11月ISM非製造業景況指数 |
ドル円相場分析 -テクニカル分析-
本日(2021年12月7日)テクニカル分析の着眼点は
- MTF(マルチタイムフレーム)でレジスタンスラインの確認
- ボリンジャーバンドで環境認識
MTF(マルチタイムフレーム)でレジスタンスラインの確認
チャートドル円で右から日足、4時間足、1時間足となっています。
まず日足ですが、気になるのは急落前のラスト押し目となる113.580円(緑四角)に二度頭を押さえられています。
ここで短期の反発を狙うトレーダーも多いと思われます。
4時間足で確認すると113.580円の反発力が確認できます。丁度、200SMA(移動平均線青)と重なっており、強い節目となっています。
1時間足で確認すると、こちらも113.580付近に200SMAが重なっています。
200EMAと200SMAは移動平均線の中でも、特に意識されやすいので、このあたりの攻防はしっかり確認していきたいと思っています。
3つの時間軸で113.580円付近が意識されやすい形となっています。
このようなポイントは、
仮に直近で反応しないように見えても、暫くしてピンポイントで意識される可能性もあるので、節目として注視していきたいと思っています。
ボリンジャーバンドで環境認識
ドル円4時間足のチャートを見てきましょう。
20SMA(移動平均線の紫色)が水平となっており、それを跨ぐ形で価格が推移しています。
典型的なレンジ相場です。
レンジ相場の時はボリンジャーバンドの「2σ」、「₋2σ」が抵抗線になりやすいので、そのあたりで反応するようなら、下位足でトレンド転換狙いのトレードを行っても良いかもしれません。
付近にフィボナッチリトレースメントの23.6%(113.615円)もありますので合わせて注視していきます。
また、直近の高値(緑色の四角)をローソク足の髭のみで上抜いた形になると、損切り注文を巻き込み下落が加速しやすくなるので、期待値が上がります。
本日のトレード方針 -ドルスイス-
本日はドルスイスで売買方針を示していきます。
サポートとレジスタンスが転換した水平線は強い反発力がありますので、反発を狙っていきます。
アクション | 価格 |
---|---|
エントリーポイント(買い逆指値) | 0.92122 |
利益確定ポイント(T/P) | 0.92628 |
損切りポイント(S/L) | 0.91800 |
ドルスイスチャートの4時間足を見ていきましょう。
エントリー根拠は緑の四角で示したサポレジ転換の反転狙いです。
エントリーポイントの下はもみ合いのレンジとなっており、現在の上げの形はソーサーボトムに近いです。
レンジ形成後はトレンドが継続することが多いのですが、今回のようにレンジ形成後にトレンド転換した場合、そのレンジの上限下限は強い抵抗線になることが多いです。
損切りポイント(S/L)はもう少し下でも良いのですが、抵抗線が強いので、リスクリワードを考慮して少し上に設定しました。
直近の平均値変動幅
ドルスイスの1日の平均値変動幅を表すADRです。
ドル円よりもボラが少ないですね。スプレッドの比重が高くなりますので、少し時間軸を上げてトレードしたいです。
ADR20=60
ADR10=70
ADR5=70
本サイトのコンテンツは、あくまでも情報提供を目的としたものであり、トレードの判断を促すものではありません。これらのコンテンツから得られる情報によって生じた一切の損害について、弊社及び記事執筆者は責任を負いません。加えて、記事の修正・変更が生じた場合についても、弊社はこれを通知する義務を負いません。
また、本サイトに掲載されているコンテンツの著作権は全て『Wiki Co.、Limited』に帰属しており、著作権法、関連条約・法律で保護されています。当サイトのテキスト・画像の無断転載・複製は固くお断りいたします。
コメント コメント 0