本日はクリスマスなので薄商いとなりそうです。
私も流石に今日はチャートを閉じ、家族との時間を過ごそうと思います。
それでは昨日(12月23日)のドル円の動きを振り返ってみましょう。
ドル円相場の振り返り -ファンダメンタルズ分析–

23日の東京時間は小幅な値動きしました。
午前は実需の買いが入り114.21円まで上昇しました。その後は反落するも下値は限定的でした。
日経平均株価が堅調に推移したのを受け、じり高の展開となるも、NY時間の米経済指標を控え様子見ムードが強めました。
狭いレンジ幅で取引を終えました。
欧州時間は堅調に推移し、前日高値を超えて114.40円まで上昇しました。
ただし、米経済指標前、そしてクリスマス休暇前という事もあり、値動きは限定的でした。
米国10年債利回りは1.47%台まで上昇しました。
NY時間も引き続き底固い展開でした。
米10年積利回りに連動するような値動きを見せています。
米国 11月 個人消費支出(PCEデフレーター)等、経済指標は予想値よりも良い結果でしたが、市場は薄い反応となりました。
トルコリラについて、トルコ中央銀行がアゼルバイジャンおよびアラブ首長国連邦(UAE)と通貨スワップ協定をめぐる交渉を行っており、今年中に1カ国との協定が成立しそうだそうです。
先日のトルコのエルドアン大統領が、『リラ建ての預金を為替変動から保護する措置』の発表や、その後の大規模な介入もあり、トルコリラは対ドルで過去最安値から最大で55%上昇しています。
今週の重要指標・発言
本日は注目度の高い経済指標はありません 。
ドル円相場分析 -テクニカル分析–
本日のテクニカル分析の着眼点は下記の2点です。
・エリオット波動で見る環境認識(拡大フラット)
・拡大フラットのフィボナチリトレースメント
エリオット波動で見る環境認識(拡大フラット)
ドル円の日足のチャートを見ていきましょう。

月足、週足で見ると綺麗な上昇トレンドを描いており、日足はレンジという状態です。
ただし、エリオット波動の『拡大フラット』で解釈すると、日足も上げのシナリオが確認できます。
現在、橙色四角の値幅が1波となっており、橙色丸印がフィボナッチリトレースメントの38.2%戻しとなっています。
セオリーでは61.8%戻しとなるのですが、今回は1波が延長されているので、反発レベルが変化したと考えられます。
そして青色四角が修正波のA波となっており、緑色四角の値幅がA波の138.2%で綺麗に反転しています。
これは『拡大フラット』のB波理論値です。
※拡大フラットのB波理論値は123.6%と138.2%
そして、灰色四角の値幅はA波の161.8%(今回は150%)となっており、やや崩れた形ではありますがほぼ理論値です。
※1波のフィボナッチリトレースメントの値が優先されています
更に、赤色丸で示したB波始点を橙色丸の安値が割り込んでいます。
これもの条件のひとつとなっており、これらの理由から『拡大フラット』の可能性が高いです。
そして、『拡大フラット』であるなら、ここから三波が始まり、現在の高値を超えて上昇することになります。
拡大フラットのフィボナチリトレースメント
引き続きドル円日足です。

『拡大フラット』のフィボナッチリトレースメントの引き方は独特なのでおさらいしておきます。(私も今回失敗しました)
通常は橙色四角を高値にして、フィボナッチリトレースメントで戻りを見るのですが、今回は『拡大フラット』ということで青色四角の高値を使うのがセオリーとなります。
緑色四角を見ると、綺麗に反発しているのが確認できます。
エリオット波動はリアルタイムで判断するのは難しいですが、ある程度動いた後であれば活用しやすいです。
『拡大フラット』はヘッド&ショルダーと似たチャートパターンを描きますので、特に一気に上昇した際は両方の可能性を考えてトレードする必要があります 。
今回のように月足、週足の勢いがある場合、拡大フラットになる可能性が高くなりますので、上位足の環境認識と合わせて活用していくのが良いと思います。
本日のトレード方針 -ユーロポンド-
本日はユーロポンドで売買方針を示していきます。
アクション | 価格 |
---|---|
エントリーポイント | 0.84665 |
利益確定ポイント(T/P) | 0.83832 |
損切りポイント(S/L) | 0.84982 |
建値ストップ移動ポイント | 0.84220 |
ユーロポンドの1時間足を見ていきましょう。

週足、日足の「セントラル・ピボット・レンジ」で『Lower Value』が発生していますので、戻り売りを狙っていきます。
エントリーポイントはフィボナッチリトレースメントを使用しました。
損切りポイント(S/L)はサポレジ転換した節目の上にあるフィボナッチリトレースメントの少し上に設定してあります。
利益確定ポイント(T/P)は4時間足の直近安値のローソク足実体下限とフィボナッチターゲットの重複ポイントになります。
建値ストップ移動ポイントは1時間足の安値のローソク足実体下限となっております。
直近の平均値変動幅
ユーロポンドの1日の平均値変動幅を表すADRです。
ADR5~ADR20まで同じような値幅となっており安定度が高いです。
ADR20=54
ADR10=51
ADR5=55
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