今後の株式市場に対して悲観的なのニュースが増えてきました。是非、踏ん張って欲しいものです。
それでは先週(1月24日~28日)のドル円相場の動きを振り返ってみましょう。
ドル円相場の振り返りと今週の展望−ファンダメンタルズ分析
24日~26日はFOMC前という事で様子見ムードとなりました。そして、27日のFOMCでは以下のように述べられました。
·3月上旬でテーパリングの終了
·次回会合での利上げを示唆
·利上げペースは今後のデータ次第
·毎回の会合(7回)で利上げすることを否定せず
·バランスシートの縮小ペースは速くなる
·縮小は利上げ後に開始され、縮小は償還元本の再投資額を調整する形で実施する
利上げペースやバランスシート縮小共に曖昧な部分が残されており、今後の状況(データ)次第で変化していく事となります。
FOMC後はドル高、債券市場は上昇、株式市場は下落となっています。ドル円はドル高の影響が強く上値を探る状態となっています。また、米国内総生産(GDP)は予想値を上回る強い数値が発表され、米国経済の堅調さが明らかになりました。
今後はFOMCで曖昧となっている利上げやバランスシート縮小ペースに注目が集まります。
今週は『ISM製造業景況指数』『ISM非製造業景況指数』『雇用統計』があり、米国経済が好調であればペースが速くなり、ドル高(ドル円の上昇)となる事が予測されます。
時間 | イベント |
---|---|
1月31日 | 豪洲 四半期域内総生産(GDP、速報値) |
2月1日 | カナダ 月次国内総生産(GDP) |
2月1日 | 米国 ISM製造業景況指数 |
2月2日 | 欧州連合 消費者物価指数(HICP、速報値) 米国 ADP雇用統計 |
2月3日 | 欧州連合 欧州中央銀行(ECB)政策金利 欧州連合 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見 米国 ISM非製造業景況指数(総合) |
2月4日 | カナダ 新規雇用者数&失業率 米国 非農業部門雇用者数変化&失業率&平均時給 |
ドル円相場分析−テクニカル分析−
本日は下記の分析を中心にドル円を分析していきます。
·レジスタンスで見る環境認識
レジスタンスで見る環境認識
チャートはドル円月足です。現在、勢いよく上昇中なのでロング目線ですが、レジスタンス(上値抵抗線)を確認しておきます。レジスタンスがサポートに変化すれば足場として活用できますので、買い目線でも売り目線でも確認は重要です。
現在の最高値は緑色四角の安値がレジスタンスとなっています。またフィボナッチターゲットの161.8%も重複しており強いポイントとなります。
そして、赤枠で囲ったあたりにも強いレジスタンスがありそうなのですが、少し価格がばらつき分かりづらいので、もう少し大きな足で確認してみます。
チャートはドル円年足です。
強いレジスタンスになりそうなポイントが2つ見つかりました。1つは115.847円で、ここは2015年の同時線の安値です(桃色水平線)。もうひとつは同じく2015年の同時線の終値120.30円付近です(緑色水平線)。ここを上抜けると、2015年の最高値が意識されやすくなります。
このように、監視する時間軸で目線が絞りにくい場合、上位足に切り替えると分かりやすくなる事も多いです。
また、ロングを狙う場合は桃色水平線を抜けてから、ショートを狙う場合は桃色水平線を背に、下位足のトレンドフォローが良いと思います。
本日のトレード方針 -GBPUSD-
本日はポンドドルで売買方針を示していきます。
アクション | 価格 |
---|---|
エントリーポイント | 1.34328 |
利益確定ポイント(T/P)① | 1.34780 |
利益確定ポイント(T/P)② | 1.34606 |
損切りポイント(S/L) | 1.33934 |
「セントラル·ピボット·レンジ」で『Inside Value』が発生していますので、ブレイクアウトを狙っていきます。この手法は検証からエッジを確認したシステムトレードになります。
ポンドルは全体的に下げ相場なのですが、橙色水平ラインは日足の強いサポートとなっているので買いを狙っています。
利益確定ポイント(T/P)②で決済する場合はリスクリワードレシオが低くなってしまいますが、その分勝率も上がりますので期待値は十分プラスとなります。
ただ、本日は強いサポートからの反転狙いであることと、エントリーポイントがサポレジ転換の節目ブレイクになりますので、利益確定ポイント(T/P)①狙いが良いのではないかと思っています。
ポンドルの日足チャートも上げておきますのでご参照下さい。
直近の平均値変動幅
1日の平均値変動幅を表すADRです。
1日の高値~安値の値幅がこの付近に収まることが多いです。
【ドル円】
ADR20=67
ADR10=64
ADR5=70
【ポンドドル】
ADR20=80
ADR10=80
ADR5=93
本サイトのコンテンツは、あくまでも情報提供を目的としたものであり、トレードの判断を促すものではありません。これらのコンテンツから得られる情報によって生じた一切の損害について、弊社及び記事執筆者は責任を負いません。加えて、記事の修正・変更が生じた場合についても、弊社はこれを通知する義務を負いません。
また、本サイトに掲載されているコンテンツの著作権は全て『Wiki Co.、Limited』に帰属しており、著作権法、関連条約・法律で保護されています。当サイトのテキスト・画像の無断転載・複製は固くお断りいたします。
取引に役立つ情報をあなたの元に
WikiFXアプリはこちらから
コメント コメント 0