昨日は「春分の日」でした。いつの間にか春が来てたんですね!
それでは先週から昨日まで(3月14日~3月21日)のドル円相場の動きを振り返ってみましょう。
ドル円相場の振り返りと今週の展望−ファンダメンタルズ分析
先週のドル円は週初めから徐々に上値を広げ、119円台に到達しています。
14日のドル円は、週明けから前週高値を上抜け堅調に推移しました。
また、ロシアとウクライナの第四回停戦協議が開催されましたが進展はありませんでした。
しかし、過度の警戒感が後退したことで、ユーロが買われ資源国通貨が売られています。
15日は日本時間終了後、一時下押しをしましたが、米国2月卸売物価指数(PPI)が発表されるとドル円は上昇に転じます。
16日はロシア政府の「オーストリアのように自前の軍隊を持つ非武装ウクライナを作るという案は、妥協案と判断できる」など停戦への期待が持てる情報が流れると株価上昇、ユーロ高が進みました。
FOMCは予想通り0.25ポイント引き上げとなりました。また、年内に開かれる残りの6回の会合すべてで利上げを行うことを示唆しました。タカ派的な内容であったため、ドル円は大きく上昇しています。
17日はFOMC通過後という事で材料不足から小動きとなっています。また、オーストラリアの失業率&新規雇用者数は予想値を上回る好結果となりました。オージーは週末まで急騰を続けています。
18日、黒田日銀総裁は定例記者会見で、現在の円安は日本経済にとってプラスであり、利上げは不要であると述べました。発言を受けドル円は上昇しました。
21日はパウエルFRB議長の講演があり、0.5%の大幅利上げを排除しない考えを示しました。発言を受けてドル円は急伸しています。
今週はウクライナ情勢の影響が受けた、3月のヨーロッパ経済指標が発表されますので要注意です。
米国の指標では景気の減速を示唆する結果も出ており、物価上昇と合わせてスタグフレーションを指摘する声も聞かれます。
また、24日にはバイデン大統領が参加するNATO緊急首脳会議が開催されます。
今週の重要指標・発言
日付 | イベント |
---|---|
3月22日 | 豪洲 ロウオーストラリア準備銀行総裁の発言 |
3月23日 | 英国 2月 消費者物価指数(CPI) 英国 ベイリー英中銀総裁の発言 |
3月23日 | 米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言 米国 2月 新築住宅販売件数 |
3月24日 | 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨 |
3月24日 | スイス スイス国立銀行3カ月物銀行間取引金利誘導目標中心値 |
3月24日 | 欧州連合 3月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) |
3月24日 | 英国 3月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 英国 3月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) |
3月24日 | 米国 3月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 米国 3月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 米国 2月 耐久財受注 [前月比] 米国 前週分 新規失業保険申請件数 米国 3月 総合購買担当者景気指数(PMI、速報値) |
ドル円相場分析−テクニカル分析−
本日は下記の分析を中心にドル円を分析していきます。
・ボリンジャーバンドを使用した環境認識
ボリンジャーバンドを使用した環境認識
チャートはドル円月足です。
週足以下では節目が見つからず、月足を確認する必要がある状況です。
また、節目が見当たらないという事は、上値を広げやすいということでもあります。
少し判断が難しいですが、緑ラインの118.656円付近がサポレジ転換のゾーンとして考えており、現在はゾーンを超えてバンドウォーク中です。
こういったサポレジの転換ライン(ゾーン)を抜けた後は、トレンドが発生しやすいので、トレンドフォローがセオリーだと考えています。
ロングポジションを保有中であれば、大きな利益を狙いやすいので、紫ラインの124.122円(主要な高値のローソク足実体上限)、
もしくは125.847(主要な高値)円まで上昇する可能性は高いと思います。
本日のトレード方針 -GBPUSD-
本日はポンドドルで売買方針を示していきます。
アクション | 価格 |
---|---|
エントリーポイント | 1.32010 |
利益確定ポイント(T/P) | 1.32604 |
建値にストップ移動ポイント | 1.32505 |
損切りポイント(S/L) | 1.31665 |
本日はポンドドルのCPR(Central Pivot Range)で『Inside Value』が出現していますので、ブレイクアウトを狙っていきます。
これはローソク足のはらみ足と同じ原理なのですが、CPRのはらみ足の方が期待値は高くなります。
また、青四角の高値を超えると、4時間足クラスのトレンド転換になります。
本日の『Inside Value』のブレイクアウトのポイントと、トレンド転換のブレイクアウトのポイントが重なるため、いつもよりエッジが高くなると判断しています。
この場合、ロットを上げるのではなく、ストップを狭くするのも選択のひとつです。
直近の平均値変動幅
ADRとは、1日の平均的な価格変動幅のことです。
1日の高値から安値までの値幅は、この近辺に収まることが多いです。
材料が少ないときにより意識されやすくなります。
【ドル円】
ADR20=73
ADR10=73
ADR5=74
【ポンドドル】
ADR20=112
ADR10=95
ADR5=100
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