FXの相場分析レポート|2022年4月6日(水)

昨日はゴトー日でしたが、仲値直前に黒田総裁が円安誘導発言をし、相場が急落しました。やはり、資金管理は大切ですね。

それでは昨日(4月5日)のドル円相場の動きを振り返ってみましょう。

目次

ドル円相場の振り返りファンダメンタルズ分析

東京市場は前日の流れを引き継ぎ小動きで始まりました。
仲値に向けて上昇をし、122.85円まで上昇します。
しかし、黒田日銀総裁が「今回の為替相場の変動はかなり急激であり、引き続き注視していく」と述べると、ドル円は急落しました。
その後、鈴木財務大臣が「為替相場の急変には最も注意しなければならない」と発言すると、下げ幅を拡大します。

また、岡本財務副大臣が「為替介入、コメントは差し控える」「為替動向、緊張感持って注視する」と述べました。
為替介入を意識した発言が出ていますので注意が必要です。

オーストラリア準備銀行(RBA)の政策金利発表では、予想通り0.10%に据え置きましたが、タカ派的なスタンスからオージーは急騰しました。

欧州市場に入ると円売りとなり、ドル円も上昇しました。東京株式市場が終了すると同時に下落基調が反転し始め、米10年債利回りがレンジを上抜けるとドル円も上昇に転じました。
東京高値を突破し122.99円をつけた後は反落し、その後は小動きとなっています。

ユーロは、EUがロシア産石炭の輸入停止を検討していると報じられると、ユーロ圏経済への悪影響が懸念され、売りが先行しました。

NY市場では、米ISM景況指数が発表され、米経済が堅調であることが示され、ドルが買われた。ドル円は前日の高値を上回り123.43円まで上昇しました。
その後、ブレイナードFRB副議長が「来月からバランスシートの縮小を開始する」などとタカ派的な発言をすると、上値を目指す展開となりました。

本日の重要指標·発言

本日は深夜2時からFOMCが開催されます。会合直前は相場が小動きする傾向があるので要注意です。

時間イベント
22:30米国 フィラデルフィア連銀 ハーカー総裁の発言
27:00米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

ドル円相場分析テクニカル分析

本日は下記の分析を中心にドル円を分析していきます。

·節目を使用した環境認識
·CPR(Central Pivot Range)を使用した環境認識

節目を使用した環境認識

チャートはドル円4時間足です。
現在は赤ラインでサポレジ転換して上昇中です。

緑四角青四角は同じ幅となっており、既に値幅が達成していることが確認できます。
私がロングをしているのであれば、「大陽線で上昇圧力が強い」「値幅は達成」という2点を考慮してストップを建値に移動させて様子を見る、という選択肢を取ります。

ストップを建値に移動させるタイミングは手法によって異なりますが、私の場合、エントリー執行足の反転ポイントに到達した時点で設定することが多いです。

CPRCentral Pivot Range)を使用した環境認識

チャートはドル円15分足です。

CPR(Central Pivot Range)は前日と当日の位置関係から相場のタイプを7つに分類します。

本日のCPRは、完全に前日のCPRの上に位置していますので、『Higher Value』となります。本日始値もCPRの上からスタートしていますので、上昇圧力は強いと判断できます。
また、CPRの幅が広く『Sideways』と呼ばれる状態で、レンジになりやすい環境となっています。

『Higher Value』と『Sideways』の組み合わせなので、本日の戦略は押し目買いとなります。

本日のトレード方針 -GBPAUD-

本日はポンドオージーで売買方針を示していきます。

アクション価格
エントリーポイント1.72171
利益確定ポイント(T/P)1.71905
利益確定ポイント(T/P)大利狙い
損切りポイント(S/L)1.72638

2つのチャートは、いずれもポンドオージーの15分足チャートです。

月足の節目に近いですが、勢いがあり、抜ければ大きいので売りを狙います。
エントリーの基準は、2枚目の画像の緑色のトレンドラインをブレイクし、赤色の水平線をブレイクした時です。
このような強い下降トレンドの時に発生するマイナートレンドラインのブレイクアウトは、エッジが高いので好んで使っています。

直近の平均値変動幅

ADRとは、1日の平均的な価格変動幅のことです。

1日の高値から安値までの値幅は、この近辺に収まることが多いです。

材料が少ないときにより意識されやすくなります。

ポンドオージーはADR5~20まで似た数字が出ています。

【ドル円】

ADR20=119

ADR10=154

ADR5=130

【ポンドオージー】

ADR20=158

ADR10=156

ADR5=157

注意事項

本サイトのコンテンツは、あくまでも情報提供を目的としたものであり、トレードの判断を促すものではありません。これらのコンテンツから得られる情報によって生じた一切の損害について、弊社及び記事執筆者は責任を負いません。加えて、記事の修正・変更が生じた場合についても、弊社はこれを通知する義務を負いません。
また、本サイトに掲載されているコンテンツの著作権は全て『Wiki Co.、Limited』に帰属しており、著作権法、関連条約・法律で保護されています。当サイトのテキスト・画像の無断転載・複製は固くお断りいたします。

取引に役立つ情報をあなたの元に
WikiFXアプリはこちらから

アプリ画面
この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

WikiFXでは、テクニカル分析のやり方から、FX会社の安全性に関する情報まで『今日から役立つFXの情報』を幅広く発信しています。
そして私たちは、FX会社アフィリエイトを一切していません。
だからこそ、正しく・信頼性の高い情報を読者の皆様にお届けする自信があります。

コメント コメント 0

コメントする