天気の良い日が続くと気持ちが良いです。
私もそんな風に思って貰える人になりたいなと思ったりしています。
それでは先週(5月9日~5月13日)とその2営業日前を含めたドル円相場の動きを振り返ってみましょう。
ドル円相場の振り返りと今週の展望−ファンダメンタルズ分析
9日、日銀金融政策決定会合議事要旨(3月17日·18日開催分)では、
「米国の利上げの加速に伴い、日本の長期金利にも上昇圧力がかかるが、金融緩和の効果を維持する為、上昇圧力を抑制する事が重要だ」
との指摘が相次ぎました。
10日、内田日銀理事は
「長期金利の変動許容幅を拡大することは事実上金利を上げることであり、現在の日本経済にとって好ましいことではない」と述べました。
11日、ユーロでサプライズです。
ラガルドECB総裁は、資産買い入れプログラムの終了から数週間後の7月に、最初の利上げを行う可能性を示唆しました。
インフレ率は先月7.5%と過去最高を記録し、景気刺激策の即時解除を求める声が高まっており、7月の利上げを主張する声もあります。
市場では、今後2年間の金利が1.5%になることを織り込んでいます。
4月の米消費者物価指数とコア指数の結果がともに予想を上回り、
ドル円、米10年積利回りは急騰、米国株式市場は急落しました。
金利上昇と景気悪化が懸念される結果となりました。
12日、フィンランドは「速やかに北大西洋条約機構(NATO)加盟を申請しなければならない」と表明しました。
発表を受け、リスクオフの流れが加速することが予想されます。
米生産者物価指数(PPI)が発表され、前年比で大きな伸び率となりました。
インフレ懸念が根強く、利上げが続きそうな結果となりました。
13日、鈴木財務相は「日本銀行が保有する国債は、物価安定の目標を達成するための金融政策の一環として購入されている」
「日銀が永続的に国債を買い続けることを前提に財政運営を行うことは適切ではない」と述べました。
ドル円は一時下押ししましたが、その後反発します。
黒田日銀総裁は内外情勢調査会の講演で、
「現在の金融緩和を縮小することが適当とは考えていない」と述べました。
発言後、ドル円は下落しています。
現在の状況
- 中国経済のゼロコロナ対策による景気減速で、リスクオフの流れ
- 日米の金融政策の乖離から、ドル買い、円売り
- アメリカのインフレ継続で米長期金利が上昇、ドル買い、円売り
- リセッションが疑われており、金融引き締めの影響が注目
- ロシアとウクライナの対立でユーロ売り、ドル買い
「今週の重要指標·発言」
日付 | イベント |
---|---|
5月16日 | 米国 英中銀のベイリー総裁の発言 |
5月16日 | 英国 失業率 英国 業保険申請件数 |
5月17日 | 豪洲 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表 |
5月17日 | 米国 セントルイス連銀のブラード総裁の発言 米国 小売売上高 米国 フィラデルフィア連銀のハーカー総裁の発言 米国 米連邦準備理事会のパルエル議長の発言 米国 クリーブランド連銀のメスタ―総裁の発言 |
5月18日 | 英国 消費者物価指数 |
5月18日 | カナダ 消費者物価指数 |
5月19日 | 米国 フィラデルフィア連銀のハーカー総裁の発言 |
5月19日 | 豪洲 失業率 豪洲 新規雇用者数 |
5月20日 | 英国 小売売上高 |
ドル円相場分析−テクニカル分析−
本日は下記の分析を中心にドル円を分析していきます。
·ボリンジャーバンドを使用した環境認識
·Central Pivot Rangeを使用した環境認識
ボリンジャーバンドを使用した環境認識
チャートはドル円週足です。
ボリンジャーバンド−2σが収縮を始めており、相場の勢いが減速していることが確認できます。日足~週足でトレードしているのであれば、一旦利益確定を考える場面です。
また、青矢印では「はらみ足」が出現しています。はらみ足は相場転換のシグナルになると言われていますが、ドル円に関してはあてはまりません。
Central Pivot Range 分析でも「はらみ足」に該当するパターンとして『Outside Value』がありますが、こちらも「相場転換」「ブレイクアウト」としてエッジはなく、一旦様子見が推奨されます。
Central Pivot Rangeを使用した環境認識
今週のCPRは、先週のCPRの下に位置していますので、『Lower Value』と呼ばれるパターンとなります。また、先週に比べてCPRが狭くなっていますので「Trending」=トレンドが発生しやすい、または変化日、に該当します。
『Lower Value』と「Trending」の組み合わせですので、今週のドル円は売りのブレイクアウト狙いとなります。
ただし、先ほどの「ボリンジャーバンドを使用した環境認識」ではブレイクアウトにエッジのない場面となっており、分析方法によって判断が分かれていることに注意です。
本日のトレード方針 -USDCHF-
本日はドルスイスで売買方針を示していきます。
アクション | 価格 |
---|---|
エントリーポイント | 1.00807 |
利益確定ポイント(T/P) | 1.00475 |
損切りポイント(S/L) | 1.00243 |
トレンド継続中のドルスイスで、Central Pivot Rangeが「Trending」となっていますので、買いのブレイクアウトを狙っていきます。
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