(広島も)梅雨入り宣言がありましたね!
梅雨が明けると暑い日々が待っていますので、今のうちに体力を蓄えておこうと思います。
それでは昨日(6月15日)のドル円相場の動きを振り返っていきます。
ドル円相場の振り返り−ファンダメンタルズ分析
15日のドル円は時間外で、「24年ぶりに高値を更新した6月13日の高値」を上抜け、135.57円の値をつけました。
その後は調整の値動きとなり反落しました。
東京市場はオージードルと円が買われ、ドルが売られました。
ドル円は調整の動きが活発となり、徐々に安値を切り下げます。
一時、ピボットで支えられ上昇しますが、松野官房長官が為替介入の警告を行うと下落基調に転じます。
米10年積利回りの下落も材料となり、東京市場オープン値から70銭安の134.51円まで下落しています。
①11時頃、松野官房長官は「必要な場合は適切な対応を取りたい」「政府との連携のもと必要な措置を適切に講じること期待する」と述べました。
発言を受け、ドル円は下落しています。
欧州市場はポンドが買われ、ユーロが売られました。
ドル円は東京市場の流れを引き継ぎ、下値を探る展開となり、前日NY安値に支えられると反発し、その後様子見の展開となります。
また、ECB臨時会合が臨時会合を開くと情報が伝わり、ユーロ買いが強まりました。
②18時、欧州中央銀行(ECB)は臨時会合を開き、金融市場の動向について協議するとともに、国債価格の急落に対する抑止策を決定しました。
21時、理事会後の声明文では、新型コロナ危機対応で導入した資産購入の特別枠を使い、債券の償還があれば再投資するとしています。
NY市場のドル円はFOMCの発表を受けて乱高下しています。
ドル円はNYオープン値から約1円下落し、133.49円の値をつけました。
21時半、米小売売上高は予想に反して減少し、前月比0.3%減となりました。
5か月振りの減少となっています。この発表に対し、市場の反応は限定的でした。
③27時、FOMCが開催され、FFレートの誘導目標を0.75ポイント引き上げ、1.50-1.75%とすることを決定しました。
パウエルFRB議長は、予想外の激しいインフレを抑制するため、強力な対策を講じることを明らかにしました。
声明文では「誘導目標レンジの継続的な引き上げが適切になる」「インフレ目標を2%に戻すことに強くコミットしている」と述べました。
この発表を受けてドル買いとなりました。
しかし、その後の会見では、「次回の利上げは0.5%、あるいは0.75%にとどまる可能性がある」と発言したため、
ドル売りが強まりました。
本日の重要指標·発言
時間 | イベント |
---|---|
07:45 | 豪洲 1-3月期四半期国内総生産(GDP)(前期比/前年同月比) |
16:30 | スイス スイス国立銀行3カ月物銀行間取引金利誘導目標中心値 |
20:00 | 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨 |
相場分析−テクニカル分析−
本日は下記の分析を中心にドル円分析していきます。
·節目を使用した環境認識
·CPR(Central Pivot Range)を使用した環境認識
節目を使用した環境認識
昨日(15日)のドル円は、2002年の高値をサポートにして上昇、
その後、そのサポートを下抜けて調整の動きとなりました。
主要な高値安値を僅かに超えた後に、大幅な調整が入るのはよくあるので、注意してみていきます。
チャートはドル円1時間足です。
現在の節目を確認すると『134.80円付近』と『133.59円付近』が確認できます。
節目はローソク足の実体と髭で2回以上反発している価格を選びます。
また、上値抵抗線、下値抵抗線、両方で反発している価格は、より強い節目となります。
節目をブレイクした方向に動きやすいので、抜けた方に順張りすると良いです。
チャートはドル円4時間足です。
4時間足でサポートを探すと、こちらも『133.59円』付近が考えられます。
この節目を明確に下抜けるまでは、ショートはしない方針です。
CPR(Central Pivot Range)を使用した環境認識
本日のCPRは、完全に前日のCPRの下に位置していますので、『Lower Value』と呼ばれるパターンとなります。
また、本日の始値もCPRの下からスタートしていますので、下降圧力は強いと判断できます。
本日のCPRは拡大傾向で「Sideways」=レンジになりやすい環境と分類できます。
『Lower Value』と「Sideways」の組み合わせなので、本日の戦略は戻り売りとなります。
しかし、節目を使用した環境認識で示した通り、『133.59円』を明確に下抜けるまではショートはしない方針です。
本日のトレード方針 -EURUSD-
本日はユーロドルで売買方針を示していきます。
アクション | 価格 |
---|---|
エントリーポイント | 1.03572 |
利益確定ポイント(T/P) | 1.02093 |
損切りポイント(S/L) | 1.03815 |
本日はユーロドルのCPR(Central Pivot Range)で『Inside Value』が出現していますのでブレイクアウトを狙っていきます。
『Inside Value』は当日のCPRが前日のCPRに「はらまれた」状態を指します。
これはローソク足のはらみ足と同じ原理なのですが、CPRのはらみ足の方が期待値は高くなります。
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