FXの相場レポート分析|2022年9月1日(木)

産みたての卵を頂いたのですが、美味しさにびっくり!

毎朝これでいいですね!

それでは昨日(9月1日)のドル円相場の動きを振り返ってみましょう。

目次

ドル円相場の振り返り−ファンダメンタルズ分析

ドル(橙)、ユーロ(赤)、円(水色)、豪ドル(青)

東京市場

月末に絡んだリバランス圧力や、オフショア人民元に対するドル売りで、ドル円は売られました。

その結果、ドル円は下落基調となり、序盤に付けた安値を割り込むと下げ幅を拡大しています。

ピボットで上値が抑えられると、さらに下値を狙い、138.264円まで下落しました。

  1. 10時30分頃、中川日銀審議委員が金融緩和継続の必要性を述べましたが、市場の反応は限定的でした。

欧州市場

ドル買い・豪ドル買いとなっています。

31日からノルドストリーム1が3日間停止しています。

また、ロシア国営ガス会社ガスプロムは、フランスの電力会社エンジー社に対し、代金が全額支払わなければ供給を呈すると通達しており、引き続き、エネルギー問題が懸念材料となっています。

ユーロ圏消費者物価指数(HICP)は概ね予想通りの結果となり、市場への影響は限定的となっています。

ドル円は欧州市場に入ると反発し、東京の高値をやや上回る138.82円まで上昇しました。

前日の高値安値に挟まれた値動きとなっており、値動きとなりました。

NY市場

ユーロが大きく買われ、次いでドルが買われています。

メスタ―米クリーブランド総裁の発言がありましたが、市場の反応は限定的でした。

❸ADP雇用統計は、予想を大きく下回る結果となりましたが、こちらも市場の反応は限定的となりました。

また、本日も昨日に引き続きECBメンバーの発言が続き、❹オーストリア銀行のホルツマン総裁がタカ派的な発言を述べるとユーロは上昇しました。ユーロは月末のロンドンフィキシングに絡んだ値動きも見せ、大きく上昇しています。

  1. 21時00分頃、メスタ―米クリーブランド総裁は、「FRBは来年初めまでに政策金利を、4%をわずかに超える水準まで引き上げ、それを維持しなければならない」と述べました。
  2. 21時15分、ADP雇用統計は、予想30.0万人に対し、結果13.2万人となりました。今回より統計方法が変り、注目が集まっていましたが、予想値と大きな乖離が発生しています。
  3. 23時15分頃、ECBメンバーのオーストリア銀行のホルツマン総裁は「リセッションのリスクが高まったとしても、インフレ対策の手を抜くべきではない」と述べました。この発言を受け、ユーロは上昇しています。

本日の重要指標·発言

時間イベント
15:00ドイツ 小売売上高指数
21:30米国 新規失業保険申請件数
23:00米国 ISM製造業景気指数

相場分析−テクニカル分析− 

本日は以下のテクニカルを中心に分析していきます。

・欧州の天然ガス先物のチャート分析

・チャネルラインを使用した環境認識

欧州の天然ガス先物のチャート分析

オランダ「TTF」

チャートは、欧州天然ガス価格指標のオランダ「TTF」です。

ロシアがウクライナに侵攻したのは今年の2月24日で、その時の価格は74.405ユーロです。

そして、現在の最高値は8月26日につけた346.520ユーロとなっています。

2020年以前は、最高値で30ユーロ程度でしたから、相当に値上がりしていることがわかります。

波動的に見ると、今回の上昇はトレンドの最終局面で出現する「バイイング・クライマックス」の値動きに類似しており、一度天井をつけた可能性があります。

このまま下落を続けるのであれば、下値の目安となるのはオレンジ高値の227.200です。

TTFが急騰している最中は、ユーロが上昇しづらくなりますので、合わせて確認しましょう!

チャネルラインを使用した環境認識

ドル円4時間足チャネル

ドル円4時間足

ドル円4時間足チャートのチャネルラインです。

昨日の売買方針では2種類のチャネルを紹介しましたが、ひとつは機能し、もう片方は機能しない、という結果となりました。

機能したチャネルはこちら、オレンジの四角部分で綺麗に反転しています。

今後も意識される可能性が高まりましたので、ご参照ください。

ドル円1時間足チャネル

ドル円1時間足

フラッグを上抜け、チャネル上限にも反応していたので伸びるかと思いきや、失速しました。

私の場合、エントリーの基準であるチャネルラインを下回ったら損切りするようにしています。

その後、上昇しているので、取りこぼしたようにも見えます。

しかし、ライン分析(水平線、チャネル、フィボナッチ)の長所は、小さなストップで大きな利益が狙えることなので、トータルでは、損小利大を狙っていく方がパフォーマンスは高くなります。

本日のトレード方針-CADJPY-

本日はカナダ円で売買方針を示していきます。

アクション価格
エントリーポイント(売り指し値)106.332
利益確定ポイント(T/P)105.250
建値ストップ移動ポイント105.684
損切りポイント(S/L)106.823
カナダ円1時間足チャート

サポレジ転換の戻り売りを狙います。

現在の上値はターゲットに到達しているように見えますので、ポジションの一部は大利を狙っても良いと思います。

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