さて、今日はいよいよFOMCですね。
日中は様子見ムードになりそうなので、本日は検証をメインに過ごそうと思います。
それでは昨日(9月21日)のドル円相場の動きを振り返ってみましょう。
ドル円相場の振り返り−ファンダメンタルズ分析

東京市場
日本消費者物価指数(CPI)の結果を受け、円買いスタートとなりましたが、
ゴトー日ということもあり、仲値前にドル円は上昇します。
最近は、仲値決定直前にカバーが増えるという声も聞かれています。
午後になるとドル買いが強まり、ドル円は徐々に上げ幅を拡大しました。
- 8時30分、日本消費者物価指数(CPI)は予想を上回る結果となりました。
生鮮食品を除いた総合指数は前年同月比で2.8%の上昇となり、1991年9月以来の伸び率となっています。
資源高や円安が要因となっています。 - 10時30分、豪準備銀行(RBA)議事要旨では、
「引き続き利上げは継続する」
「将来的に利上げペースを緩める可能性がある」
「今後の利上げ幅はデータ次第」
と発表しました。この発表を受け、豪ドルは上昇しています。
欧州市場
ドル買いが継続し、NZドルが売られました。ドル円も東京市場の流れを引き継ぎ上昇します。
前日高値を上抜け143.70円の値をつけ、その後も底堅く推移しました。
- 15時00分、ドイツ生産者物価指数(PPI)は、予想を大きく上回りました。
前年同月比45.8%、前月比7.9%上昇となっており、エネルギー価格の上昇が主因となっています。
NY市場
ドル買いが継続し、スイスフランが買われました。
また、多くの通貨はFOMC前ということもあり、小幅な動きとなっています。
ドル円は上値も下値も限定的な値動きとなり、方向感のない値動きとなりました。
- ECBラガルド総裁は、
「インフレの長期化を許さない」
「経済成長を制限するレベルまで政策金利を引き上げる必要がある可能性もある」
と述べました。この発言に対し、市場の反応は限定的となっています。
本日の重要指標·発言
時間 | イベント |
---|---|
23:00 | 米国 8月中古住宅販売件数 |
27:00 | 米国 FOMC 終了後政策金利発表 |
27:30 | 米国 パウエルFRB議長の定例記者会見 |
相場分析−テクニカル分析−
本日は以下のテクニカルを中心に分析していきます。
・Central Pivot Rangeを使用した環境認識(週足)
・節目を使用した環境認識(ドル円4時間足)
Central Pivot Rangeを使用した環境認識(週足)

週足のCPR(Central Pivot Range)を使用して環境認識を行います。
ドル円、ユーロドル、ユーロ円で、強いトレンドを示す『Higher Value』が発生しています。
この中で週の始値がCPRの上に位置しているのはドル円のみなので、最も強い通貨はドル円と判断します。
ドル円のCPRは非常に狭くなっており「Trending」を示しています。
「Trending」はブレイクアウトの予兆となりますので、ドル円の買いのブレイクアウトを狙っていきます。
節目を使用した環境認識(ドル円4時間足

現在は高値圏のレンジとなっています。
チャートを見る場合は、どの時間軸のレンジなのか判断することは重要です。
また、週足は強い上昇となっていますので、上昇トレンド中に発生するレンジという位置づけです。
ダウ理論を使用するタイプのトレンドフォローを行うのであれば、
4時間足のレンジなので、15分足~1時間足でタイミングを取ると、良い結果が得られやすいです。
本日のトレード方針
本日はユーロドルで売買方針を示していきます。
アクション | 価格 |
---|---|
エントリーポイント | 0.99554 |
利益確定ポイント(T/P) | 0.99439 |
損切りポイント(S/L) | 0.99659 |
条件 | エントリー前に0.99987を超えていない事 |
期限 | 本日の24時まで |

FOMC前の小さなブレイクアウトを狙っていきます。システムトレードなので、淡々とトレードしていきます。
エントリー前に0.99987を超えたらエントリー注文をキャンセルします。
チャートの形状的にはドル円の高値ブレイクを狙いたいのですが、FOMCで値が飛ぶのが怖いため、様子です。
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