昨日は娘の誕生日でした。健康に育ってくれているのでありがたいです。
それでは昨日(12月7日)のドル円の動きを振り返ってみましょう。
ドル円相場の振り返り−ファンダメンタルズ分析−
ドル円は前日の流れを引き継ぎ底堅い展開でした。
前日、米国市場の大幅な上昇もあり、日経平均が大きく反発しました。
ドル円も強含みとなりました。
VIX指数も低下しており、オミクロン株に対するリスク警戒感が和らいだのが一因とみられます。
東京市場は午後も順調に上値を伸ばし、ピボットR1まで到達し113.73円をつけました。
その後は反落し、欧州時間に入ってから上値重く推移、東京市場オープン値まで下落しました。
下値もターゲットを達成後は急反発し、再度本日高値を目指す動きを見せ、113.77円をつけました。
ロンドン市場で高値と安値をつける乱高下になったことから、NY市場では方向感のない展開でした。
日本時間12月8日の早朝3時に、米の経済指標『3年債入札』が発表され、昨年2月入札以来の高水準が確認されると続落し、本日始値まで値を戻しました。
豪州準備銀行(RBA)政策金利が発表は、予想通り据え置きで0.10%でした。
インフレ圧力は他国よりも弱く、利上げを急がない方針でした。
アメリカ貿易収支は前月比17.6%減となり、3か月振りの赤字縮小となりました。
中国の不動産開発会社の「中国恒大集団」は、利払い猶予期限を迎えましたが、一部の債権者が資金を受け取っておらず、同社がデフォルトに陥った可能性があると報じられ、緊張が高まっています。
バイデン大統領とプーチン大統領はオンライン形式で会談し、ウクライナとの国境にロシア軍が集結していることに強い懸念を示しました。
そして、制裁を念頭に置いた「強力な経済措置」を警告しています。
これに対しプーチン大統領は、北大西洋条約機構がロシアとの国境に軍備を増強していることを批判しています。
時間(日本時間) | 経済指標・イベント |
---|---|
24時00分 | カナダ・政策金利&声明発表 |
27時30分 | アメリカ・10年積入札1 |
24時00分 | アメリカ・11月ISM非製造業景況指数 |
ドル円相場分析 -テクニカル分析-
本日(2021年12月8日)テクニカル分析の着眼点は以下の通りです。
- RSIで相関関係を見る
- ボリンジャーバンドを使用したMTF(マルチタイムフレーム)分析
RSIで相関関係を見る
RSI(28)を使用して各通貨の相関関係を見ていきます。
緑色が濃いほど上昇圧力が強く、赤色が濃いほど下降圧力が強くなります。
ドル円、ユーロドル、ユーロ円の3すくみで見ると、ドル円とユーロ円が緑色、ユーロドルが赤色なので、
買うならドル円(クロス円)、売るならユーロドル(ドルストレート)の方針と考えております。
主要6通貨で見ると、緑色が濃いのは豪ドル円とカナダ円です。
赤色が目立つのはユーロ円、スイス円ですが、それほど色が濃くないのでノントレドと判断します。
よって、買うならクロス円の豪ドル円かカナダ円の方針と考えております。
4時間足以上で豪ドル/カナダは強い下落トレンドなので、最も強いのはカナダ円と判断します。
各通貨で取引が活発になる時間帯が異なりますので、それを考慮してトレードするのも良いと思います。
ボリンジャーバンドを使用したMTF(マルチタイムフレーム)分析
チャートは左から週足、日足、4時間足です。
週足を見ると20SMA(橙色丸印)が急角度で上向いており、強い上昇圧力を示しています。
強い上昇中のレンジ下限は絶好の押し目になることも多く、週足に限って言えば方向は上です。
また、
レンジ下限を下回り上値をブレイクした場合、ダブルボトムよりも上値圧力は高まります。
これは、損切り注文が増えていることが理由かと思われます。
日足で見ると20SMA(橙色丸印)が水平になっており、価格も移動平均線を跨いで推移していますので、レンジ相場と判断できます。
レンジ相場時に跨いでいるMAは抵抗線として機能しない事の方が多いので注意が必要です。
4時間足で見ると20SMA(橙色丸印)は上昇中と見られます。
そしてボリンジャーバンドの「2σ」を終値でブレイクしており(緑色丸印)、
この後20SMAにサポートされた場合、ブレイクアウトを狙う予定です。
サポートの定義は実体で20 SMA割らないことです。
昨日示した113.580円は意識されている模様で(日足チャート参照)、下位足でサポート、レジスタンス共に機能していました。
途中からはその値付近を中心に行ったり来たりを繰り返しており、方向感のない値動きとなりました。
本日のトレード方針 -カナダ円-
本日はカナダ円で売買方針を示していきます。
アクション | 価格 |
---|---|
エントリーポイント(買い逆指値) | 89.362 |
利益確定ポイント(T/P) | 90.172 |
損切りポイント(S/L) | 89.061 |
建値にストップ移動ポイント | 89.652 |
相関関係で強さを確認したカナダ円でトレードをしていきます。
『セントラル·ピボット·レンジ』も『Higher Value』のパターンを示しており、トレンドの強さが確認できます。
エントリーの根拠は前日の値幅の半値で「利益確定ポイント(T/P)」はフィボナッチターゲットを利用しています。
シンプルな手法で、爆発的に資金が増えることは無いのですが、淡々と続けることで資金増が望めるものだと考えています。
ちなみに、過去検証のPF(プロフィットファクター)は1.4程度です。
他分析と併用することで、よりエッジを高めて頂ければと考えております。
直近の平均値変動幅
カナダ円の1日の平均値変動幅を表すADRです。最近のドル円と同じような値幅です。当日中に手仕舞いを検討する時の目安にお使いください。
ADR20=99
ADR10=118
ADR5=118
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