おはようございます。今週も相場がスタートしました。
FOMCまで様子見ムードになるかもしれませんが、注意深く観察していきたいと思います。
それではまずは先週(12月6日~12月10日)のドル円の動きを振り返ってみましょう。
ドル円相場の振り返り -ファンダメンタルズ分析–
週明けは下窓を開け上値を試す展開でした。
ショートカバーで上昇スタートとなりましたが、窓は埋めることなく週末を迎えています。
週半ばに入るとVIX指数も低下し、オミクロン株に対するリスクへの警戒感が和らいだ影響か、上値を目指すも方向感の乏しい展開でした。
その後、ワクチン投与でオミクロン変異株を中和したという暫定的な結果が発表されると、徐々にリスクオンの流れとなりました。
市場の注目は中国不動産開発大手の恒大集団のデフォルト懸念、アメリカの物価の上昇や金利上昇、そして今週のFOMCに移っていきました。
中国不動産開発大手の恒大集団はデフォルト懸念が高まっています。
グループの負債総額は3,000億ドルに上ると見られており、債務不履行となれば莫大な金額となります。
影響を及ぼした場合、株価は下落しクロス円も下落すると考えられます。
前週金曜日(12月10日)に発表された、11月米消費者物価指数(CPI)(前年同月比)は39年ぶりの高い数値となりました(結果:6.8%)。
ただ、予想値通りの結果であったため(予想:6.8%)、ドル安円安の流れとなっています。
今週はFOMCを控えています。
政策金利予測(ドット・チャート)や先月タカ派となった、パウエルFRB議長の言動に注目が集まります。
タカ派に進んだ場合、ドル高円高になりやすくなります。
米露に関して、ウクライナ情勢が緊迫しています。
ロシア関連の内戦が続くウクライナは、自国の安全のためにNATOへの加盟を切望しており、それにロシアが軍事的な圧力をかけています。
それに対し先進7カ国(G7)外相会合は共同声明を発表し、「ロシアがウクライナに侵攻したのなら、厳しい代償を払うことになる」と警告をしています。
ドル円相場分析 -テクニカル分析-
本日(2021年12月13日)テクニカル分析の着眼点は以下の通りです。
- ピボットを使用した相場分析
- チャネルラインを使用した相場分析
ピボットを使用した相場分析
前週はピボットがよく機能する週となりました。
ファンダメンタルズは市場で注目される材料が変化していくように、テクニカルでも注目されやすい材料が変化していきます。
今回取り上げるのはピボットですが、方向感がない時に使用される傾向にあります。
終わってみないと分からないという部分もありますが、ある程度予測を立てることも可能ですので解説しておきます。
最も分かりやすいのは、例えばピボットで綺麗に反転上昇した後、次の高値はピボットが意識されやすいです。
12月8日の値動きを見てみると、ピボットR1で反発(青四角)した後、ピボットR2(緑四角)で高値を付けています。
12月9日~10日の値動きをみても、S1(桃色四角)で反発した後、R1(橙色四角)で高値を付けています。
この辺りは、リアルタイムでチャートを監視して、綺麗に反応(髭のみタッチして反転)するようなら、下位足で方向を合わせてエントリーするのが望ましいと考えています。
チャネルラインを使用した相場分析
チャネルラインで相場分析をしていきます。ドル円4時間足のチャートを見ていきましょう。
まず『青色四角の三点』でチャネルをつくります。
そのチャネルをコピーして、そのまま上に平行移動して新規のチャネルをつくります。(下のチャネルと上のチャネルは同値幅となる)。
現在の高値(赤色四角)は平行移動したチャネル上部で綺麗に反発。安値(黄色四角)もチャネルの境目で反発しています。
黄色四角の安値を実体で割り込み、チャネルの境目がサポートからレジスタンスに変わった場合、下位足の三波を狙ってトレードする予定です。
そういったポイントはストップ幅に対してリミット幅を高く設定しやすいので、期待値の高いトレードが望めます。
本日のトレード方針 -ポンドドル-
本日はポンドドルで売買方針を示していきます。
アクション | 価格 |
---|---|
エントリーポイント(買い逆指値) | 1.32303 |
利益確定ポイント(T/P) | 1.32953 |
損切りポイント(S/L) | 1.32059 |
「セントラル・ピボット・レンジ」の『Higher Value』が発生していますので、押し目を狙っていきます。
エントリーポイントはフィボナッチリトレースメントの重複ポイントである「カンファレンスK」。
利益確定ポイント(T/P)はフィボナッチターゲット、損切りポイント(S/L)は過去データの最適値を選択しています。
「1.32075」付近にも強いサポートがありますので、そちらを狙っても良いかもしれません。
直近の平均値変動幅
ポンドドルの1日の平均値変動幅を表すADRです。
ポンドドルにしてはボラティリティが落ち着いています。
ADR20=81
ADR10=91
ADR5=79
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