先日、家庭用のVRでゲームを体験したのですが、非常にリアルでびっくりしました。ただ、リアルすぎて酔ってしまうので購入は見送りとなりました。
それでは昨日(1月18日)のドル円相場の動きを振り返ってみましょう。
ドル円相場の振り返り−ファンダメンタルズ分析–
18日のドル円は国内輸出企業の売りが観測され下げ基調からスタートとなりました。114.44円まで下押ししましたが、ピボットのサポートを確認すると上昇に転じます。
正午前に日銀金融政策決定会合の結果が発表されました。2022年度のインフレ率の見通しを引き上げるも、目標とする2%の達成には時間がかかるとして、金融政策の現状維持を明らかにしました。
結果を受けてドル円は高騰し、心理的節目となる115円まで上昇しました。その後、米国10年債利回りが失速すると、ドル円も徐々に値を下げる展開となりました。
ロンドン時間では欧米株式市場の下落を背景に軟調地合いとなりました。日銀の黒田総裁は記者会見で「金融緩和の出口を議論できる状況ではない」と述べましたが、ロンドン勢はほとんど反応しませんでした。
NY時間はロンドン時間の流れを引き継ぎ軟調地合いとなり、東京時間の安値114.44円まで下値を伸ばします。但し、ここでもピボットにサポートされ底堅い展開となりました。その後は方向感を欠いた値動きとなり、狭いレンジ内で推移しています。
本日の重要指標・発言
時間 | イベント | 予想値 |
---|---|---|
16:00 | イギリス 12月 消費者物価指数(CPI) [前月比] イギリス 12月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比] イギリス 12月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前年同月比] | 0.3% 5.2% 3.9% |
22:30 | カナダ 12月 消費者物価指数(CPI) [前月比] カナダ 12月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比] | -0.1% 4.8% |
23:15 | ベイリーBOE総裁の発言 |
ドル円相場分析−テクニカル分析−
本日は下記2点の分析を中心にドル円を分析していきます。
・チャネルラインを使用した環境認識
・RSIで見る相関関係
チャネルラインを使用した環境認識
チャートはドル円4時間足です。昨日とは異なるチャネルラインを引いています。
現在は4の安値で反発していますので上げのターンです。そして、現在の高値は『5のチャネル』と赤色矢印の水平線の重複ポイントで反発しており、売りと買いが交錯するポイントとなっています。
ショートを狙うのであれば、この2つのラインを背にポジションを持つ予定です。但し、一気に上げてきた後なので、もう一度上げを確認し、高値更新の失敗を確認してからトレードを開始します。
チャネルの引き方の解説ですが、このチャネルは「1と3の角度」を基準にして、「2と4のチャネル」と、「5のチャネル」を引いています。
5のチャネルの基点は、昨日の分析にも記載しましたが、現在の最安値(緑色矢印)のターゲット算出に使用した安値となっており、意識されやすいポイントとなります。
RSIで見る相関関係
RSI(28)を使用して各通貨の傾向を見ていきます。緑色が濃いほど上昇圧力が強く、赤色が濃いほど下降圧力が強くなります。
ドル円、ユーロドル、ユーロ円の3すくみで見ると、緑色が濃いのはドル円、赤色が濃いのはユーロ円とユーロドルとので、買うならドル円、売るならユーロドルとなります。
主要通貨で見ると、緑が濃いのはドル円、赤が濃いのがユーロ円なので、買うならドル円(クロス円)、売るならユーロドル(ドルストレート)の関係となります。
現在、主要通貨の多くが赤色を示しており、強い下落相場であることが確認できます。RSIを使用した相関関係では、そういった環境を一目で認識できるのが長所です。
本日のトレード方針 -EURUSD-
本日はユーロドルで売買方針を示していきます。
アクション | 価格 |
---|---|
エントリーポイント | 1.12732 |
利益確定ポイント(T/P) | 1.13139 |
損切りポイント(S/L) | 1.12480 |
注文取り消しポイント | 1.13596 |
チャートはユーロドルの1時間足をみていきましょう。相場の行き過ぎを狙った逆張りトレードとなり、エントリーポイントまで下がればロングを狙っていきます。PF(プロフィットファクター)に換算すると1.4~1.5程度のシステムトレードです。
ユーロクロスは下値に節目が固まっていますので、システムトレードのエッジを利用しつつ、節目を利用した裁量トレードをするのも良いと思います。
この売買方針の有効期限は「当日中」、そして『注文取消しポイント』である1.13596円まで価格が上がったら、全ての注文を取り消してください。
直近の平均値変動幅
ユーロドルの1日の平均値変動幅を表すADRです。
1日の高値~安値の値幅がこの付近に収まることが多いです。
ADR20=67
ADR10=71
ADR5=76
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