FOMCはタカ派的な内容になりました。
日米の金利差が拡大していく中で、エネルギー価格含め、物価が上昇していくと、かなり不味い状態になりそうです。
ヘッジを兼ねて投資に力を入れようと思います。
それでは昨日(3月16日)のドル円相場の動きを振り返ってみましょう。
ドル円相場の振り返り−ファンダメンタルズ分析
16日のドル円は大きく上昇しました。
相関関係では、資源国通貨が大幅上昇、欧州通貨も上昇し、有事に買われやすいドル、円、フランが売られています。
東京市場はFOMCを控えて小動きとなりました。
一時は前日高値を意識した値動きが見られ、118.42円まで上昇しましたが、勢いは続かず反落します。
午後からはピボット付近まで値を下げますが、僅かに届かず反転し、一進一退の動きとなりました。
欧州市場では、FOMCを控えてドル円は様子見ムードが強まりました。
ユーロはニュースに反応し上げ幅を拡大しています。
中国政府が景気刺激策を打ち出す方針を明らかにしたことで、中国株式市場や欧州株式市場が急騰しました。
これを受けユーロ買いとなっています。
また、フィナンシャル・タイムズ紙が「ロシアとウクライナは中立的な停戦計画を策定中」、
ロシアのラブロフ外相が「ウクライナとの協議で合意に期待している」、
ロシア政府の「オーストリアのように自前の軍隊を持つ非武装ウクライナを作るという案は、妥協案と判断できる」など停戦への期待が、情報が流れると株価上昇やユーロ高が進みました。
NY市場では、FOMCを控えて徐々にドル高が進み、FOMC発表後は50銭超のドル高となり、119.11円まで上昇しました。
米2月小売売上高は予想値をやや下回り、伸び率も低下しています。
エネルギー価格や商品価格の上昇が影響したとみられています。
FOMCは予想通り0.25ポイント引き上げとなりました。
また、年内に開かれる残りの6回の会合すべてで利上げを行うことを示唆しました。
バランスシートについては、削減を開始するとしたものの、具体的な内容は明らかにしませんでした。
タカ派的な内容であったため、ドル円は大きく上昇しています。
本日の重要指標・発言
時間 | イベント |
---|---|
9:30 | 豪州 2月 新規雇用者数&失業率 |
19:00 | 欧州連合 2月 消費者物価指数(HICP、改定値) [前年同月比] 欧州連合 2月 消費者物価指数(HICPコア指数、改定値) [前年同月比] |
21:00 | 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表 |
21:00 | 英国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見 |
21:00 | 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨 |
21:00 | 英国 英中銀資産買取プログラム規模 |
ドル円相場分析−テクニカル分析−
本日は下記の分析を中心にドル円を分析していきます。
・節目を使用した環境認識
・ドル円長期チャート
節目を使用した環境認識
チャートはドル円月足です。
現在は橙色四角で示した118.565円の節目を超えました。
このまま上昇を続ける場合、ターゲットになるのは赤線の125.847円です。
ここはヘッド&ショルダーのネックラインとなっています。
青ラインで描いている波系を見ると、現在は逆ヘッド&ショルダーを形成しているのが分かります。
左肩と右肩の価格がほぼ同じであり、ネックラインの価格もほぼ同じであることから、パターンとして意識されやすいといえます。
もちろん、ヘッド&ショルダーの形が崩れることも想定されますが、上値目安を考える上で重要なのは間違いないと思います。
ドル円長期チャート
ドル円の長期チャートです。
こちらで見ると、今回のヘッド&ショルダーはもみ合いの中で発生したことが確認でき、このままブレイクアウトして上昇しそうな形状には見えません。
そのため、ネックラインは、利益確定の目安として活用する方針です。
本日のトレード方針 -AUDJPY-
本日はオージー円で売買方針を示していきます。
アクション | 価格 |
---|---|
エントリーポイント | 86.673・成り行き買い |
利益確定ポイント(T/P) | 本日終値 |
損切りポイント(S/L) | 86.382 |
チャートはオージー円1時間足です。
月足の節目を超えていますので、成り行きで追従します。
オージーはトレンドが出ると戻しがなく走りやすいので、飛び乗りしやすいと思っています。
1時間足チャートで見ると、陰線を2本ありますので、ここを足場に買っていきます。
利益確定に関してはストップ切り上げでついていく予定ですが、ポジションの半分は損益に関係なく、本日終値で決済していきます。
直近の平均値変動幅
ADRとは、1日の平均的な価格変動幅のことです。
1日の高値から安値までの値幅は、この近辺に収まることが多いです。
材料が少ないときにより意識されやすくなります。
【ドル円】
ADR20=71
ADR10=72
ADR5=87
【オージー円】
ADR20=100
ADR10=99
ADR5=98
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