FXの相場分析レポート|2022年3月18日(金)

20日が日曜日となりますので、本日は前倒しのゴトー日となります。

それでは昨日(3月17日)のドル円相場の動きを振り返ってみましょう。

目次

ドル円相場の振り返り−ファンダメンタルズ分析

17日のドル円はFOMCを通過し、限定的な値動きとなっています。
相関関係ではオージーが強く、ドル、円が売られています。

ドル円は時間外から上昇を始め、前日高値を意識した値動きを見せます。

東京市場では日経平均株価の上昇と連動しますが、再び前日高値付近で反落します。
その後、2度の高値更新に失敗した後にサポートを割り込んだことから、軟調地合いとなりました。
午後に入ると下げ幅を拡大し、FOMC発表前の水準である118.59円まで下落しました。
また、米10年債利回りとの相関が強い状態が続いています。

9時半に発表されたオーストラリアの失業率&新規雇用者数は予想値を上回る好結果となりました。
指標発表後は乱高下しましたが、その後は堅調に推移しています。

欧州市場では値幅はあるものの、方向感のない展開が続きます。

イングランド銀金融政策委員会(MPC)議事録では政策金利を0.25ポイント引き上げ0.75%とすることが決定しました。
タカ派的とは判断されず、ポンドは大きく売り込まれました。

NY市場は米10年積利回りが上昇し、米国株式市場も上昇しますが、ドル円は下落しました。FOMCを通過し方向感のない展開となっています。21時半に発表された「前週分新規失業保険申請件数」「フィラデルフィア連銀景況指数」の結果を受けてドル売りとなり、主要な節目となる118.36円まで下値を広げました。

本日の重要指標・発言

時間イベント
8:30日本 2月 全国消費者物価指数(CPI)
15:30日本 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
未定日本 日銀金融政策決定会合 終了後政策金利発表
21:30カナダ 1月 小売売上高 [前月比]

ドル円相場分析−テクニカル分析−

本日は下記の分析を中心にドル円を分析していきます。

・節目を使用した環境認識
・MTF移動平均線を使用した環境認識(オージー円)

節目を使用した環境認識

現在、最も意識されているのは118.656円です。

一旦はここを抜けたと思いましたが、月足クラスの節目なので、誤差も大きくなる為、少し判断が早かったです。
今月末にこの価格に対して上髭を出して終わる可能性もありますので、意識してみていきます。

フィボナッチを引くと、ターゲットの一つが119.047円となっており、現在の高値119.113円と近似値が出ています。
リバウンドの動きもあり得る状況ですので、注意が必要です。

まだ勢いがありますが、月足の節目に到達し、FOMC後で材料も薄いので、ドル円は少し様子見でもいいかと思います。

MTF移動平均線を使用した環境認識(AUDJPY)

チャートは週足のオージー円です。

緑の移動平均線は週足の20SMA青の移動平均線は月足の20SMAです。
資源国であり、ウクライナ情勢の影響を受けにくいオージーにとって、現在は非常に有利な状況です。

月足の20SMAでダブルボトムを形成して上昇中です。
青ラインは2点支持のレジスタンスとなっており、現在はその価格を超えて勢いを増しています。
2点支持のレジスタンスを超えてバンドウォークが発生した場合、大きく上昇する可能性が高まります。

また、月足移動平均線で足場をつくり上昇していることから、月足クラスの値幅上昇が期待できそうです。

本日のトレード方針 -GBPUSD-

本日はポンドドルで売買方針を示していきます。

アクション価格
エントリーポイント1.3211
利益確定ポイント(T/P)1.33401
建値ストップ移動ポイント1.33152
損切りポイント(S/L)1.30850

チャートはポンドドルの1時間足です。

トレンド転換のチャートパターンが出ましたので、ブレイクアウトを狙っていきます。
但し、上位足が勢いの強い下落トレンドであるため、期待値は下がります。
よって、ロットを抑えてトレードしていきます。

また、ポンドを絡めたトレードをされる方は、このエントリーポイント(節目)を意識しておくとトレードプランが立てやすくなると思います。

直近の平均値変動幅

ADRとは、1日の平均的な価格変動幅のことです。

1日の高値から安値までの値幅は、この近辺に収まることが多いです。

材料が少ないときにより意識されやすくなります。

【ドル円】

ADR20=71
ADR10=75
ADR5=91

【ポンドドル】
ADR20=110
ADR10=108
ADR5=102

注意事項

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