今週末はもう4月です。早いですね~。
嬉しい気持ちが半分、焦る気持ちが半分です(汗)。
それでは先週の(3月21日~3月25日)のドル円相場の動きを振り返ってみましょう。
ドル円相場の振り返りと今週の展望−ファンダメンタルズ分析
週明けのパウエルFRB議長のタカ派発言を受け、ドル円は大きく上昇しました。
その後、FOMCの投票権を持つ理事と地区連銀総裁の発言が続きましたが、発言内容は似通っており、市場の反応は次第に鈍くなりました。
また、この週は日米の金融政策の違いに市場が注目し、円が大きく売り込まれる週となりました。
現在の焦点は、日銀が指値オペを行うかどうかです。もし、日銀が指値オペを実施した場合、円は長期にわたって売られる可能性があります。
21日はパウエルFRB議長の講演があり、0.5%の大幅利上げを排除しないとの考えを示しました。
発言を受けてドル円は大きく上昇しました。
22日は米ブラードセントルイス連銀総裁とデイリー米サンフランシスコ連銀総裁が利上げ引き上げへの支持を表明しました。
23日はメスター米クリーブランド連銀総裁とデイリー米サンフランシスコ連銀総裁が、利上げとバランスシートの縮小を支持する考えを示しました。この発言を受けドル円は上昇しました。
24日、片岡日銀審議委員は「2%の物価目標の早期達成と日本経済の力強い成長軌道への復帰を支えるために、より緩和的な金融スタンスが必要だ」と述べました。
また、需給ギャップの拡大を促すため、長短金利の低下が鮮明な国債を積極的に買い入れることが適当であると述べた。
この発言を受けドル円は上昇に転じます。
25日、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁が「経済データを見た上で利上げを判断する」と発言しています。
ウォーラー米連邦準備理事会(FRB)理事は3日、金融政策を決定する際には 米国の住宅市場の状況を考慮に入れるべきとの見解を示しました。
今週の重要指標・発言
今週は、引き続き日米の金融政策の違いやウクライナ情勢が焦点となり、1日には米雇用統計が発表され、強い数字であれば更にドル高が進むと予想されます。
また、年度末のポジション調整が行われますので、29日、31日の値動きには注意しましょう。
日付 | イベント |
---|---|
3月30日 | 米国 3月 ADP雇用統計 [前月比] 米国 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP、確定値) [前期比年率] 米国 10-12月期 四半期GDP個人消費・確定値 [前期比年率] |
3月31日 | カナダ 1月 月次国内総生産(GDP) |
3月31日 | 米国 2月 個人消費支出(PCEデフレーター) |
4月1日 | 日本 1-3月期 日銀短観・四半期大企業製造業業況判断 |
4月1日 | 日本 3月 消費者物価指数(HICP、速報値) [前年同月比] |
4月1日 | 欧州連合 3月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) |
4月1日 | 米国 3月 非農業部門雇用者数変化 [前月比] 米国 3月 失業率 米国 3月 平均時給 [前月比] 米国 3月 ISM製造業景況指数 |
ドル円相場分析−テクニカル分析−
本日は下記の分析を中心にドル円を分析していきます。
・節目を使用した環境認識
節目を使用した環境認識
チャートはドル円月足です。
週足以下には上値ターゲットが見当たらないので、月足を見ていきます。
このまま上昇した場合、ターゲットになるのは青ラインと赤ラインです。
青ラインは2点形成のレジスタンスとなっており、デイトレードクラスのトレードであれば、十分な反発力が望めるポイントであり、利益確定としても良いポイントだと思います。
赤ラインは直近の高値になりますので、強く意識されると思います。
両ラインとも、上抜け後にサポートに転じるようであれば、足場にしてロングを狙っていき、足場になった後に下抜ける用であればショートを狙います。
本日のトレード方針 -USDJPY-
本日はドル円で売買方針を示していきます。
アクション | 価格 |
---|---|
エントリーポイント | 122.439 |
利益確定ポイント(T/P)① | 123.208 |
利益確定ポイント(T/P)② | 124.120 |
建値にストップ移動ポイント | 123.00 |
損切りポイント(S/L) | 121.789 |
チャートはドル円1時間足です。
ドル円のCPR(Central Pivot Range)で『Inside Value』が出現していますので、ブレイクアウトを狙っていきます。
『Inside Value』は当日のCPRが前日のCPRに「はらまれた」状態を指します。
これはローソク足のはらみ足と同じ原理なのですが、CPRのはらみ足の方が期待値は高くなります。
本日、指値オペが実地されるようなら利益確定ポイント②を選択します。
直近の平均値変動幅
ADRとは、1日の平均的な価格変動幅のことです。
1日の高値から安値までの値幅は、この近辺に収まることが多いです。
材料が少ないときにより意識されやすくなります。
【ドル円】
ADR20=84
ADR10=97
ADR5=111
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