FXの相場分析レポート|2022年5月10日(火)

本日はゴトー日ですね。

ゴトー日とは?

ゴトーの日(ゴトウの日)というのは、日付に『5』と『10』が付く日のことです。
毎月の『5日、10日、15日、20日、25日、30日』のことを指しています。
日本の輸入企業の多くはドルで購入代金を支払っているのですが、この決済日がゴトーの日になる場合が多いです。
つまり、決済日であるゴトーの日は『ドルが多く買われる傾向がある』とされています。
そして一般的には、金融機関が外貨の交換レート(仲値)を決定する毎朝9時55分に向けて、円安の方向に動くとされています。

ロング狙いの方は気持ちの良いスタートが切れたのではないでしょうか?
それでは今日も1日頑張りましょう!

目次

ドル円相場の振り返り−ファンダメンタルズ分析

それでは昨日(5月10日)のドル円相場の動きを振り返っていきます。

ドル円は時間外から勢いよく上昇しました。
一時的に下押し、ピボットを意識した値動きを見せました。
その後は反発し、金曜NY高値を上抜いて130.77円まで上昇しています。

東京市場はドル買い·円売りが進行していますが、ドルの勢いが強くドル円は上昇しています。また、米10年債利回りも堅調に推移していることが支援材料となっています。

オープン直後から上昇し、一時は下押したものの、金曜日のNY高値にサポートされると反転し、その後は徐々に下値を拡大しました。

日銀金融政策決定会合議事要旨(3月17日·18日開催分)では、

「米国の利上げの加速に伴い、日本の長期金利にも上昇圧力がかかるが、金融緩和の効果を維持する為、上昇圧力を抑制する事が重要だ」

との指摘が相次ぎました。

欧州市場では、さらに上値を拡大し、4月28日の高値を僅かに超え、131.40円の値をつけました。
高値更新後は売り圧力が強まり急落し、ピボットの位置する130.47円まで下値を拡大しました。
原油価格、ガス価格ともに下落しており、リスクオフの傾向を示しています。

16時、ロシアの戦勝記念日が開催され、プーチン大統領が演説を行いました。
注目されていた勝利宣言·戦争宣言は行わず、アメリカ、NATOを非難し、
ウクライナへの軍事侵攻の正当性を主張しました。

NY市場では円買いが強く、ドル円は下落しました。
原油(WTI)がサポレジ転換を起こし急落すると、ドル円も大きく下落します。
米国株式市場も続落し、急速な金融引き締めへの懸念からリスク回避の円買いが優勢になりました。

2時半、米アトランタ連銀のボスティック総裁が
「インフレ沈静化の兆しがあり、0.75ポイントの利上げ決定の可能性は低い」と発言しました。

本日の重要指標·発言

なし

ドル円相場分析テクニカル分析− 

本日は下記の分析を中心にドル円を分析していきます。

·値幅と節目を使用した環境認識チャート
·CPR(Central Pivot Range)を使用した環境認識

値幅と節目を使用した環境認識チャート

チャートはドル円4時間足です。

値幅と節目を使い、相場のリズムを探っていきます。

オレンジ四角⇒「ラスト戻り高値」を上抜け、直前の値幅と等倍上昇します。

これはE計算値と呼ばれる計算方法です

青ライン⇒ひとつめのオレンジ四角の基点で支えられます。
ローソク足の実体上限で支えられている事にも注目です。

また、ラウンドナンバー(きり番)の129.00円も意識されています。

現在のドル円は、節目が少ないこともあり、ラウンドナンバーが意識されやすいです

赤ライン⇒この辺りでサポレジ転換が起こっています。
ここを割り込むと目線が下になります。
下抜けない場合は、「オレンジ四角の高値」と「赤ライン」の節目挟まれた状態になりますので、
様子を見るか、4時間足以下の時間軸で買い場を探すのが良いでしょう。

今回のオレンジ四角のように、綺麗に値幅を達成した後は反落しやすいです。
その後の下落幅の目安はフィボナッチリトレースメント、

もしくは今回のように値幅の基点がサポートになりやすくなります。
また、サポート後の値動きは上位足の干渉が強くなりますので、単時間軸の分析はこのあたりまでとなります。

CPRCentral Pivot Range)を使用した環境認識

本日のCPRは、前日のCPRに包まれていますので、『Outside Value』と呼ばれるパターンとなります。

ローソク足の包み足(アウトサイドバー)と同じ原理となり、基本的に様子見パターンです。

また、本日のCPRは前日のCPRよりも幅が広いので、「Sideways」=レンジになりやすい環境に分類されます。

『Outside Value』のブレイクアウトも検証をしたのですが、あまり良い結果が得られませんでした。
よって、セオリー通り様子見、またはレンジ取引が良いと考えます。

本日のトレード方針 -USDJPY-

本日はドル円で売買方針を示していきます。

アクション価格
エントリーポイント9時55分売り
利益確定ポイント(T/P)20pips
損切りポイント(S/L) 10pips

チャートはドル円5分足です。

ゴトー日なので仲値後の売りを狙っていきます。

この仕掛けでもエッジはあるのですが、裁量トレードを行う場合、節目を加味してトレードするのも良いと思います。

9時55分に近づいたら、5分足~15分足の高値を探してみましょう。

注意事項

本サイトのコンテンツは、あくまでも情報提供を目的としたものであり、トレードの判断を促すものではありません。これらのコンテンツから得られる情報によって生じた一切の損害について、弊社及び記事執筆者は責任を負いません。加えて、記事の修正・変更が生じた場合についても、弊社はこれを通知する義務を負いません。
また、本サイトに掲載されているコンテンツの著作権は全て『Wiki Co.、Limited』に帰属しており、著作権法、関連条約・法律で保護されています。当サイトのテキスト・画像の無断転載・複製は固くお断りいたします。

取引に役立つ情報をあなたの元に
WikiFXアプリはこちらから

アプリ画面
この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

WikiFXでは、テクニカル分析のやり方から、FX会社の安全性に関する情報まで『今日から役立つFXの情報』を幅広く発信しています。
そして私たちは、FX会社アフィリエイトを一切していません。
だからこそ、正しく・信頼性の高い情報を読者の皆様にお届けする自信があります。

コメント コメント 0

コメントする