GW開けてしばらく経ちますが、まだ休みぼけが続いてしまっています。
少し運動して気合を入れ直したいと思います。
それでは昨日(5月10日)のドル円相場の動きを振り返っていきます。
ドル円相場の振り返り−ファンダメンタルズ分析
10日のドル円は時間外から上昇し、ピボットの意識した値動きを見せ、130.56円まで上昇しました。
東京市場は円買い、オージー売りでスタートし、ドル円はオージー円と強い相関で動きました。
米10年債利回りや原油価格が下落するとドル円は下値を目指し、129.90円まで下落しました。
その後、中国株式市場が上昇に転じるとドル円、オージー円ともに上昇し、時間外取引の高値付近まで戻しました。
10時半頃、内田日銀理事は
「長期金利の変動許容幅を拡大することは事実上金利を上げることであり、現在の日本経済にとって好ましいことではない」と述べました。
また、長期金利については、現在のゼロ%プラスマイナス0.25%の誘導目標を変更するつもりはないことを強調しました。
この発言を受け、円売りとなっています。
欧州市場はドル買い、円買いとなり、方向感のない展開となりました。
東京市場で付けた高値安値のレンジ内の取引となっており、
本日の消費者物価指数(CPI)を控え様子見ムードが漂っています。
ドル円は、米10年積利回りの上昇と同時に高値をつけましたが、その後米10年積利回りが反落すると下落しました。
NY市場も欧州市場と同様、方向感のない展開となっています。
22時45分頃、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁は「6、7月の会合で0.50%の利上げは理に適っている」と述べましたが、
市場の反応は限定的でした。
23時頃、クリーブランド連銀のメスター総裁は75bpの利上げも排除しない意向を示しました。
今年の後半にインフレが収まっていなければ利上げのスピードを上げる可能性があると述べています。
本日の重要指標·発言
時間 | イベント |
---|---|
17:00 | 欧州連合 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、発言 |
21:30 | 米国 消費者物価指数(CPI) [前月比] [前年同月比] 米国 4月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前月比][前年同月比] |
本日のトレード方針 -EURAUD-
本日はユーロオージーで売買方針を示していきます。
アクション | 価格 |
---|---|
エントリーポイント | 成り行き買い(1.51825) |
利益確定ポイント(T/P) | 1.525443 |
損切りポイント(S/L) | 1.510652 |
チャートはユーロオージー1時間足です。
強い買いの形状が見られますので、成り行き買いで臨みます。
但し、週足の節目で押さえられていますので、最小ロットでのトレードとなります。
損切りポイントを割り込むと下降トレンドに移行しますので、その場合は通常ロットで売りを狙います。
報道と相場
今回は、ファンダメンタルズでもテクニカルでもなく、新聞やテレビの報道を中心にお話しします。
昔から、一般の人が目にするメディアに「株価大幅上昇」「〇〇ショック!」といった報道がされると、その後相場は反対方向に動きます。
ビットコインがテレビで騒がれだしたタイミングやウッドショック、そして今回のSTEPNも同じ現象が見られます。
先日の冒頭の挨拶で、STEPNがテレビで取り上げられたので参入するのを諦めたと発言しましたが、この現象を警戒した為です。
※STEPNとは、歩いたり走ったりすることで、
仮想通貨(GST)を稼げる仕組みのNFTゲームです。
それではGSTチャートを見てみましょう。
チャートは日足です。
緑色の四角は、テレビ報道があった価格帯です。
報道前に急騰し最高値をつけ(噂で買い)、放送中に急落しました(事実で売り)。
報道前の高値は9.45ドル、報道後の安値は3.30ドルであり、かなり大きく下落していることが確認できます。
ウッドショック時(木材価格暴騰)も、新聞に載ったタイミングでチャートを見たのですが、
明らかに天井をつけた形跡があり(フィボナッチ161.8%到達)、その後大きく反落しました。
この法則は、現代版の靴磨きの少年ではないかと思います。
靴磨きの少年の話とは?
ある投資家が靴磨きの少年に靴を磨いてくれるように頼んだ。
靴を磨いてもらっている間、投資家は経済新聞を読んでいた。
それを見ていた少年が、「おじさん、今度、○○の株が上がるらしいよ」と言った。それを聞いて、投資家はすぐに株を売った。
この話の教訓は、普段投資をしていない一般大衆にまで情報が行き渡ったとき、
買い場が一巡し、ピークが近いということだと解釈しています。
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