FXの相場分析レポート|2022年6月9日(木)

天気が良いと心が晴れやかになります。
今日も天気に感謝して頑張ります!

それでは昨日(6月8日)のドル円相場の動きを振り返っていきます。

目次

ドル円相場の振り返りファンダメンタルズ分析

東京市場はドル買い、円·オセアニア通貨売りとなりました。
前日の流れを引き継ぎ、ドル円は上昇します。
一時、前日NY高値で反落しますが、その後上抜けると、NY高値をサポートに変え、じり高の展開となりました。

8時50分、日本の第1四半期実質国内総生産(改定値)が発表され、
物価変動を除く実質ベースでは前期比0.1%の減少、
このペースが1年間続くと仮定した年率換算では 0.5%の減少となりました。

①14時半頃、黒田日銀総裁は衆院財務金融委員会で、

「急激な円安に対して、様々な批判や不満があることは承知している」
「日銀は景気を支えるために緩和を続ける必要がある」

と述べました。
発言後、ドル円は上昇しています。

②欧州市場はユーロ買い、円買いとなりました。ドル円は大きく上昇しています。
16時に米10年積利回りが上昇に転じると、ドル円も勢いを増し、心理的節目である134円まで上昇します。
その後一旦反落しますが、勢いが衰えず、更に上値を広げる展開となりました、

③18時、欧州連合の第1四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)確報値は前期比0.6%増、前年比5.4%増となり、改定値から大幅に上方修正されました。
ウクライナ戦争の影響は第2四半期以降の統計に反映されます。この結果を受け、ユーロは大きく上昇しました。

19時20分頃、アラブ首長国連邦(UAE)石油相は「中国のコロナ禍からの回復で石油消費量はさらに増加へ」
「ロシアの石油·ガスがなくなれば、価格はかつてない水準に上昇する可能性がある」と述べました。
市場の反応は限定的でした。

NY市場のドル円は更に上値を広げる展開となり、134.46円まで上昇しました。
仮に2002年の高値135.16円を超えた場合、次の高値は1998年につけた147.67円が視野に入ってきます。
反落後は勢いよく下落しますが、米10年積利回りが東京市場の安値に支えられ、
原油価格も高値を更新すると、ドル円も反転し、再び高値圏に値を戻しました。

④25時半頃、イエレン米財務長官は「インフレは高止まりすると予想している」と述べました。発言後、ドルは上昇しています。

本日の重要指標·発言

時間イベント
20:45欧州連合 欧州中央銀行(ECB)政策金利
21:30欧州連合 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁の記者会見
24:00カナダ カナダ中央銀行(BOC)のマックレム総裁の発言

相場分析テクニカル分析− 

本日は下記の分析を中心にドル円分析していきます。

·波系で見る環境認識

·CPR(Central Pivot Range)を使用した環境認識

波系で見る環境認識

ドル円チャート月足です。

紫矢印⇒現在は紫矢印の高値をブレイクして上昇中です。
この高値は2回レジスタンスとして機能していたポイントなので、「2点形成のレジスタンスブレイク」となります。
このような2点形成の節目をブレイクした後、バンドウォークなどが発生した場合、大きく上昇する確率が高くなります

緑矢印⇒右の緑矢印はフィボナッチ・リトレースメントの半値で反発しています。
この場合、フィボナッチターゲットの123.6~161.8%の値幅を到達しやすくなります。
また、左の緑矢印と連動していると考えられ、
その場合、その直前の高値である、赤矢印の高値が意識されやすくなります

橙色矢印⇒2002年の高値(135.16円)です。
現在は「2点形成のレジスタンス」をブレイクした直後であり、
この位置の高値が今後の最高値になることは考えづらいです。

CPRCentral Pivot Range)を使用した環境認識

本日のCPRは、完全に前日のCPRの上に位置していますので、
『Higher Value』と呼ばれるパターンとなります。

また、本日のCPRは前日のCPRよりも幅が広いので、「Sideways」=レンジになりやすい環境、に分類されます。

『Higher Value』と「Sideways」の組み合わせですので、本日のドル円は押し目買い戦略となります。

昨日の売買方針では『Higher Value』と「Trending」の組み合わせということで、
NY市場の高値ブレイクアウトで入りました。
上昇トレンド中の「Trending」は大きく上昇しやすくなっています(灰色四角)

『Higher Value』と「Trending」 ⇒ブレイクアウト
『Higher Value』と「Sideways」 ⇒押し目買い

本日のトレード方針 -USDJPY-

本日はドル円で売買方針を示していきます。

アクション価格
エントリーポイント133.493
利益確定ポイント(T/P)135.00
損切りポイント(S/L)132.509

本日はCPR分析と2002年の高値に価格が引き寄せられる法則を利用して、押し目買いを狙っていきます。
このCPRの押し目戦略はエッジを確認していますが、それほど期待値が高いものではないので、ロットを落としてトレードして行きます。

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