ニュースは嬉しいですね!
それでは昨日(6月29日)のドル円相場の動きを振り返っていきます。
ドル円相場の振り返り−ファンダメンタルズ分析
東京市場では、ドル円は方向感のない動きとなりました。
前日の大幅下落後の材料不足から世界各国の株式市場も小動きとなる中、ドル円は米長期金利と相関を強め、弱含みとなりました。
朝方にはピボットの位置する135.88円まで値を下げます。
その後、米長金利が上昇に転じる中、ドル円は再度ピボットを意識したものとなり、下値を固めた後、上昇に転じました。
- 10時半、オーストラリアの5月小売売上高は、予想を大きく上回る結果となりました。
インフレ率の上昇と金利の上昇にもかかわらず、需要の底堅さを示しています。
欧州市場のドル円は大幅高となりました。
米クリーブランド連銀総裁のメスタ―総裁のタカ派的な発言を受け、東京高値、前日高値を上回り136.58円まで上昇しました。
その後、前日高値をサポートに変えると高値圏で膠着状態となります。
- 16時、スペインの6月消費者物価指数(CPI、速報値)は、予想を大きく下回り、ネガティブサプライズとなりました。
この発表を受けて、ユーロ買い·円売りが進行します。
- 16時40分頃、米クリーブランド連銀総裁のメスタ―総裁は「インフレ抑制のため断固として行動しなければならない」「来年の米国金利は4%超を希望」「次回のFOMCで75bpの利上げを支持する」と述べました。このタカ派発言を受け、ドル買い·円売りとなっています。
NY市場は欧州市場の流れを引き継ぎ、上値を広げる展開となりました。
日米の金利差を意識したドル買い·円売りは継続しており、23年ぶりの高値136.99円まで上昇しました。
- 19時、ドイツの6月消費者物価指数(CPI、速報値)は予想を下回る結果となりました。
エネルギー価格の上昇に影響を受けています。 - 21時半、米国の第1·四半期の実質国内総生産(GDP)確定値は個人消費が予想を大きく下回りました。
貿易赤字も過去最高となっています。 - 22時半頃、ベイリー英中銀(BOE)総裁はECBフォーラムで、「インフレに対処するために必要であれば、強硬に行動する以外にも選択肢がある」と述べました。
- 22時半頃、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長はECBフォーラムで、米国経済は力強い状態にあるとしながらも「利上げは経済を減速させるリスクはあるが、高インフレの方がよりリスクが高い」と述べました。
- 22時半頃、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁はECBフォーラムで、「物価上昇率が極めて高くなると予想され、それに適応する必要性がある」と述べました。
本日の重要指標·発言
時間 | イベント |
---|---|
15:00 | 英国 1-3月期四半期国内総生産(GDP、改定値) |
21:30 | カナダ 4月月次国内総生産(GDP) 米国 5月個人消費支出(PCEデフレーター) 米国 5月個人消費支出(PCEコア·デフレーター、食品·エネルギー除く) |
相場分析−テクニカル分析−
本日は下記の分析を中心に分析していきます。
·ボリンジャーバンドを使用した環境認識(スイス円)
ボリンジャーバンドを使用した環境認識(スイス円)
6月16日に、政策金利をサプライズ利上げしたスイス円ですが、その後押し目をつけることなく上昇を続けています。
注目は月足で、ボリンジャーバンド2σをローソク足の実体が上回り続ける「バンドウォーク」が発生しています。
-2σをみても外側に広がっており「ボラティリティの拡大」を示しています。
但し、バンドウォーク中に大陽線が出ましたので、最後の上げ(バイイングクライマックス)にも警戒が必要です。
週足は、ヒドゥンダイバージェンスが観測されており、その後大きく上昇しています。
日足では、まだ確定ではないものの、ダイバージェンスに入ったことが確認できます。
4時間足で見ると、値幅を到達したようにも見えますので、反落には注意したい所です。
また、スイス円の終点はドル円と連動する可能性も高いと考えており、その場合はドル円146.70円を意識する事していくことになります。
月足のボラティリティが拡大中のため、目線は買いで固定します。
本日のトレード方針-AUDJPY-
本日はオージー円で売買方針を示していきます。
アクション | 価格 |
---|---|
エントリーポイント | 93.9191 |
利益確定ポイント(T/P) | 94.048 |
損切りポイント(S/L) | 93.72 |
本日は、チャンス通貨が見当たらないので、ロットを落としてレードしていきます。
現在、オージー円は方向感を欠いた転換となっていますので、損大利小で利益を狙います。
損切りポイントはサポレジ転換ラインの下に設定し、利益確定は直近高値のローソク足実体上限に設定しています。
本サイトのコンテンツは、あくまでも情報提供を目的としたものであり、トレードの判断を促すものではありません。これらのコンテンツから得られる情報によって生じた一切の損害について、弊社及び記事執筆者は責任を負いません。加えて、記事の修正・変更が生じた場合についても、弊社はこれを通知する義務を負いません。
また、本サイトに掲載されているコンテンツの著作権は全て『Wiki Co.、Limited』に帰属しており、著作権法、関連条約・法律で保護されています。当サイトのテキスト・画像の無断転載・複製は固くお断りいたします。
取引に役立つ情報をあなたの元に
WikiFXアプリはこちらから
コメント コメント 0