FXの相場分析レポート|2022年7月5日(火)

1日に2回、オージードルが上昇するニュースが発表されました。
ユーロ圏では利上げに対してタカ派的な発言が続きましたが、市場の反応は限定的となっています。
常にニュースと相関チャートをチェックして、市場のテーマを探っていきたいと思います。

それでは昨日(7月4日)のドル円相場の動きを振り返っていきます。

目次

ドル円相場の振り返り−ファンダメンタルズ分析

東京市場はオージードルが買われ、円が売られました。
中国株式市場は大きく上昇し、米長金利は下落基調となっています。
前週までの流れを引き継ぎ、円買いスタートとなり、ピボットで上値を抑えられると前週の安値を試す展開となります。

  1. 10時半、豪洲の住宅建設許可は-1.8%から+9%と予想を大きく上回る結果になりました。
    この結果を受け、オージードルが買われ円は売られました。
    ドル円は前週末安値を試した後、上昇に転じます。

その後、高値安値を切り上げ、前週末のNY高値付近まで上昇します。

欧州市場も引き続きオージードルが買われました。
米長金利は下落中、日欧中株式市場は堅調に推移しています。
ドル円は、上値は前週NY高値、下値はピボットに挟まれ膠着状態となっています。

18時、ユーロ圏生産者物価指数はまちまちの結果となりました。この発表を受け、市場の反応は限定的でした。

  1. 19時ごろ、一部報道で「バイデン大統領は対中関税引き下げ決定を今週発表する可能性がある」と伝わりました。
    このニュースを受けて、中国市場と関係の深いオージードルは急上昇し、ドルと円は売られました。
    各国株式市場は上昇しており、リスクオンの展開となっています。

NY市場は米国が独立記念日で休日となっており、薄商いとなりました。
欧州高値を上抜いた後は、高値圏で膠着状態となっています。

  1. 24時頃、欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は4日に、
    ロシアが天然ガスの供給を停止し、産業界がエネルギー不足への対応を迫られた場合、
    ドイツだけでなくユーロ圏全体が不況に陥る可能性があると指摘しました。

本日の重要指標·発言

時間イベント
13:30豪洲 豪準備銀行(RBA)政策金利発表
18:30英国 英中央銀行(BOE)金融安定報告書公表
19:00英国 英中央銀行 ベイリー総裁の記者会見

相場分析テクニカル分析− 

本日は下記の分析を中心に分析していきます。

・節目を使用した環境認識(ドル円)
・CPR(Central Pivot Range)を使用した環境認識

節目を使用した環境認識(ドル円)

チャートはドル円1時間足です。
主要な節目を記載しています。

  1. 現在はチャネル下限(ピンクライン)でダブルトップを形成、
    その後、ネックラインを超えて上昇しています。
  2. サポレジ転換ラインがサポートとなり上昇しています。
  3. この価格帯は4時間足の前回高値でもあります次に意識される節目です。
    ロングを持つのであれば、緑の四角付近の節目に注意しましょう。
    橙色四角は値幅の限界値&心理的節目である137円となっており、意識されやすい価格帯となっています。
    大きな流れは上昇なので、売りを狙うのではなく、利益確定で活用していく予定です

CPR(Central Pivot Range)を使用した環境認識(多通貨分析)

ドル円、ユーロ円、ユーロドル、原油をCPRで分析していきます。

ドル円とユーロドルは『Outside Value』となっています。
『Outside Value』は当日のCPRが、前日のCPRを包むパターンが該当し、
持ち合いやレンジになる傾向が強くなります。

但し、ドル円の始値はCPRの上、ユーロドルの始値はCPRの下に位置していますので、ドル円の上昇圧力が強いと判断します。

ユーロ円と原油は『Higher Value』となっており、押し目買い戦略となります。

ドル、ユーロ、円の3すくみでみると、最も弱いのは円となり、ドルとユーロの強さは判断が難しいので、
本日の戦略は『クロス円の買い』となります。

本日のトレード方針 -USDJPY-

本日はドル円で売買方針を示していきます。

アクション価格
エントリーポイント成り行き買い(135.804)
利益確定ポイント(T/P)136.40
損切りポイント(S/L)135.50

チャートはドル円1時間足です。

「節目を使用した環境認識(ドル円))で解説した通り、
「サポレジ転換ラインがサポートとなり上昇」となっていますので、成り行き買っていきます。
損切りは、その根拠となったサポレジ転換ラインを下抜けたら行います。

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