在宅の仕事が増えると、どうしても子供の話題が多くなります。
少し世間が狭くなってきている気がするので、外に出る機会を増やしていこうと思っています。
それでは先週(7月28日)のドル円相場の動きを振り返ってみましょう。
ドル円相場の振り返り−ファンダメンタルズ分析
22日に大きく下げたドル円ですが、
その後はFOMC待ちとなり小動きとなりました。
27日深夜、パウエルFRB議長が「ある時点から利上げを抑制することが適切」と述べたことからドル売りの流れとなっています。
東京市場では、S1ピボットに支えられて一時ドル円は上昇したものの、下抜け後は急落し、強い円買いとなりました。
ドル円は当日高値から1円48銭安の135.09円まで下値を広げ、2002年1月の高値まで値を戻しています。
- 10時半、6月小売売上高は予想を下回る結果となりました。
また、過去最高は更新しましたが、伸び率は低下しています。 - 10時40分頃、雨宮日銀副総裁は記者会見「金融緩和の効果は高まっている」「金融緩和は緩めることなく継続すべき」と述べました。
- 15時頃、雨宮日銀副総裁は記者会見で、「FRBの利上げは日銀の金融政策に直接影響を与えない」「大規模緩和の出口戦略を考えるのは時期尚早」と述べました。
この発言を受け、円売りとなっています。
欧州市場のドル円は東京市場の大幅な下落を受け、細かいレンジ相場となりました。
- 18時、欧州の経済信頼感は予想値を下回りました。この結果を受けてユーロ売りとなりました。
NY市場は米GDP速報値の結果を受け、ドル円は急落しました。
急落後は緩やかなドル安となっています。
GDP発表後にバイデン大統領とイエレン財務長官がリセッションに関する発言を行っています。
- 21時、ドイツの7月消費者物価指数(CPI・速報値)は予想を上回る結果となりました。
- 21時半、米国GDP速報値は、予想を大きく下回る結果となりました。
前期比の年率換算で0.9%減少し、2四半期連続のマイナス成長です。
2期連続のマイナス成長は『テクニカル・リセッション』と定義されています。
この結果を受け、ドルは下落しています。
26日には、米政権が「テクニカル・リセッション」は本当のリセッションではないとの見解を示し、警戒感が強まっていました。
- 26時30分頃、イエレン米財務長官は今回のGDPの結果を受け、「経済がリセッションに陥っていることを証明するものではない」と述べました。
本日の重要指標·発言
時間 | イベント |
---|---|
17:00 | ドイツ 4-6月期国内総生産(GDP・速報値) |
18:00 | 欧州 7月消費者物価指数(HICP・速報値) |
21:30 | カナダ 5月月次国内総生産(GDP) |
21:30 | 米国 6月個人消費支出(PCEデフレーター) |
23:00 | 米国 7月ミシガン大学消費者態度指数・確報値 |
相場分析−テクニカル分析−
本日は下記の分析を中心に分析していきます。
・節目を使用した環境認識(ドル円月足)
・節目を使用した環境認識(ドル円15分足)
節目を使用した環境認識(ドル円月足)
注目はピンクの四角部分、フィボナッチ・ターゲットの123.6%です。
今回のようなチャートパターン(上昇トレンド発生後、直後に長いレンジを形成)の場合、フィボナッチ・ターゲットの123.6%、または138.2%が天井になることが多々あります。
まだ判断は早いですが、長期のロングポジションを保有する場合は、反落に対して注意が必要です。
現在は、オレンジの2002年の高値を下回っており、更に下降圧力が高まることが予想されます。
節目を使用した環境認識(ドル円15分足)
15分足で見ていきます。
オレンジのラインは「2002年の高値」で、月足分析で示したものと同じものです。
急落後、同ラインで一旦反発し、レンジ相場を形成しています。
その後、米GDPが発表され、相場は急落しています。
テクニカル的にも綺麗なブレイクアウトのポイントであったことが確認できます。
今後、この「2002年の高値」が上値抵抗線として機能するのか注視していきます。
本日のトレード方針
本日は豪ドル米ドルで売買方針を示していきます。
アクション | 価格 |
---|---|
エントリーポイント(指値) | 0.69853 |
利益確定ポイント(T/P) | 0.7047 |
建値ストップ移動ポイント | 0.70021 |
損切りポイント(S/L) | 0.69537 |
本来は成り行きでエントリーなのですが、間に合わなかったので指値注文を使用します。
4時間足で見ると、節目で「2バーリバーサル」が発生していますのでロングします。
利益確定ポイントは節目の集まるポイントに設定しています。
4時間足は各FX業者で異なるローソク足を形成します。
理由は、基準となる時間が違う事が原因です。
ですので、再現性を担保するためには、自身が使用する業者の過去データを使い、検証作業をすることが重要です。
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