FXの相場レポート分析|2022年9月2日(金)

ロシアの大手石油会社の会長が転落死したと報じられました。
ウクライナ侵攻の停止を、公に訴えた人物です。彼の死が報道されることで、彼の信念がリレーされることを願います。

それでは昨日(9月2日)のドル円相場の動きを振り返ってみましょう。

目次

ドル円相場の振り返り−ファンダメンタルズ分析

ドル(橙)、ユーロ(赤)、円(水色)、豪ドル(青)

ドル円は早朝に❶ローガン米ダラス連銀総裁の発言を受け急騰します。

東京市場

ドル買い・オセアニア通貨売りとなりました。

東京市場はドル買い・オセアニア通貨売りとなりました。ドル円は、❶7月14日の高値を上回り、大きく上昇しています。そのような状況を受け、❷❸と口頭での介入が入りましたが、以前と比べ介入に対する文言が弱い事もあり、上昇を継続しました。

  1. 7時30分頃、8月31日にローガン米ダラス連銀総裁は「物価の安定を取り戻すことを第一に考えている」と述べた、と報道が入りました。
  2. 12時35分頃、財務省幹部は「為替市場はボラティリティーが高まっており、高い緊張感を持って注視する」と述べましたが、市場の反応は限定的でした。

・14時50分頃、台湾国防部が正体不明のドローンを撃墜したと発表しました。

・15時00分、ドイツの小売売上高は予想を大きく上回りましたが、市場の反応は限定的でした。

  1. 16時00分頃、松野内閣官房長官は、「為替市場の動向を高い緊張感を持って注視」と述べましたが、市場の反応は限定的でした。

9月1日から中川日銀審議委員、財務省幹部、松野内閣官房長官からの為替相場に対する口先介入が入ります。

しかし、以前よりも介入に対する文言が弱まっていることもあり、市場の反応は限定的となっています。

  1. 16時50分頃、欧州委員会関係者は「エネルギー価格の上限設定を検討中」「エネルギー市場に介入するあらゆる可能性を検討中」と述べました。概要は今月14日に公表されます。

    この発表を受け、ユーロは買われました。

欧州市場

ドル円は一時下押しが入り、前日安値まで下降し、NY市場開始まで膠着状態となりました。

NY市場

ドル買い、ユーロ売りとなりました。市場がオープン後に上昇基調となり、❺前週分新規失業保険申請件数❻米8月ISM製造業景況指数が予想を上回ると、強いドル買い、強いユーロ売りとなりました。

ドル買いの影響でドル円相場も急騰し、当日始値から1.29円高の140.22円まで上昇しました。

  1. 21時30分、前週分新規失業保険申請件数は予想を下回り、労働市場の堅調さが確認されたことから、ドル円は上昇しました。
  2. 23時00分、米8月ISM製造業景況指数は予想を上回り、ドル買い・ユーロ売りが進行しました。
    物価上昇圧力が緩和され、インフレはピークに達したとの見方が強まりました。

本日の重要指標·発言

時間イベント
21:30米国 雇用統計

相場分析−テクニカル分析− 

・RSIで見る相関関係

・CPRを使用した環境認識

RSIで見る相関関係

ドル円1時間足

RSI(28)は各通貨のトレンドを見るために使用します。

緑色が濃いほど上昇圧力が強く赤色が濃いほど下降圧力が強いことを示します。

※RSIが過熱感を示せば色が濃くなっていきます

ドルストレートの通貨相関です。
比較がしやすいように、

ドル円⇒円ドル 
ドルスイス⇒スイスドル 

とドルを後に回しています。

現在、主要全7通貨ペアが赤色になっており、強いドル買いが発生していることを示しています。

別の長期チャート確認すると、最も弱いのは円、次いでポンドなので、ドル円の買い、ポンドドルの売りが正解となります。

CPRを使用した環境認識

左上から時計回りに、ドル円、ユーロドル、豪ドル、ユーロ円

CPR分析ではユーロ円が大きく動きそうです。

ドル円… 『Higher Value』⇒押し目買い
ユーロ円…「Trending」⇒ブレイクアウト狙い
ユーロドル…『Lower Value』⇒戻り売り
豪ドル…『Lower Value』⇒戻り売り

ドル円、ユーロドルは前日に比べてCPRが広がっていますので、膠着しやすい状態です。

それに対し、ユーロ円はCPRが収縮して「Trending」となっており、大きな値幅が出やすい状況となっています。

「Trending」はボリンジャーバンドのスクィーズと似た原理となります。

本日のトレード方針-EURUSD-

本日はユーロドルで売買方針を示していきます。

アクション価格
エントリーポイント(売り指し値)0.99704
利益確定ポイント(T/P)0.98578
建値ストップ移動ポイント0.9941
損切りポイント(S/L)1.00836
ユーロドル1時間足

上値抵抗線で反転し、大陰線が出現しましたので売りを狙います。

建値ストップポイントは前回安値のローソク足実体下限となっています。

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