ロシア・ウクライナ戦争はエスカレート局面へ|WikiFXニュース

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ロシア・ウクライナ戦争はエスカレートの局面を迎えています。

ロシアはウクライナの首都を含む8つの地方に向けて大規模なミサイル攻撃を開始しました。
標的はエネルギー関連のインフラ施設です。
報道では発射されたミサイルは75発、そのうち41発を迎撃したとされています。

また、通勤時間帯に行われたことから、ゼレンスキー大統領は「民間人も標的になっている」と述べています。
この攻撃で多くの民間人が死傷しています。

この攻撃に対し、ロシアのプーチン大統領は、「クリミアとロシアをつなぐクリミア大橋のテロ攻撃に対する報復措置だ」と述べています。

また、このようなテロ行為が続くのであれば、攻撃は激化すると警告しています。
今回の民間人も巻き込んだミサイル攻撃は、戦争の変質を示しており、エスカレートの局面に入ったと警告されています。

目次

ドル円相場の振り返りファンダメンタルズ分析

ドル(橙)、ユーロ(赤)、円(水色)、
豪ドル(青)ポンド(緑)

東京市場

東京市場は祝日の為休場でした。

各通貨の動が乏しく、ドル円も小動きとなっています。

ドル円は、市場オープン後に8日(金)の高値を更新します。

その後しばらく上昇しますが、反転後は当日安値まで下落しました。

ドル円は高値圏で推移しており、介入前の145.89円が意識されている模様です。

欧州市場

テクニカルポイントを下抜けた豪ドルの下落が目立ちます。

ロシアのウクライナに対するミサイル攻撃が開始されましたが、欧州通貨に目立った下落は見られませんでした。

ドル円は10月3日の高値(145.311円)をサポートに変えると、その後は徐々に下値を固め、堅調に上値を伸ばしています。

先述でも記載したように、ロシアはウクライナの首都を含む8つの地方に向けて、大規模なミサイル攻撃を開始しました。
プーチン大統領は、クリミア大橋のテロ攻撃に対する報復措置だと述べています。

➊16時頃、イングランド銀行は以下のような政策を発表しました。

・国債購入オペの金額を倍増する
 ⇒市場の混乱を防ぐ狙い
 期限は予定通り14日

・一時的な拡大担保レポの導入を決定
 ⇒流動性の確保を目的とする
 今後数週間で幅広い銘柄に提供

・中期財政計画を前倒し
 ⇒3週間程度早め、10月31に変更

NY市場

NY市場は債券市場が休場となっています。

ドル円は、当日高値を上抜けると、そのまま高値圏で膠着しています。

  1. 21時45分頃、国際通貨基金(IMF)と世界銀行は以下のように述べました。

    「世界経済がリセッションに陥るリスクが高まっている」

    「発展途上国の債務圧力が強まっている」
  2. 23時頃、ドイツのショルツ首相は、エネルギー危機に対応する為、『EU共同債の発行を支持する』と述べました。
    この結果を受け、一時的に強いユーロ買い・ドル売りとなりました。
  1. 22時半頃、エバンス米シカゴ総裁は以下のように述べています。

    「金融当局は安心して休止できる水準まで早急に引き上げる必要がある」

    「3月までに政策金利を4.5%程度まで引き上げ、その水準を維持する」
  1. ドイツ政府関係者は『EU共同債の発行』への報道を否定しました。
  2. 26時50分頃、ブレイナード米FRB副議長は以下のように述べています。

    「積極的な利上げを続ける上で慎重な姿勢で臨むことが重要

    「金融政策の効果に対する不透明感は依然強い」

    「インフレ低下には時間がかかる」

本日の重要指標·発言

時間イベント
8:30豪 10月ウエストパック消費者信頼感指数
8:50日本 8月国際収支・経常収支
8:50日本 8月国際収支・貿易収支
15:00英国 失業率
25:00国 メスタ―米クリーブランド連銀総裁の発言
25:45スイス ジョーダンSNB総裁の発言
27:35英国 ベイリーBOE総裁の発言

相場分析テクニカル分析− 

本日は以下のテクニカルを中心に分析していきます。

・節目を使用した環境認識(ドル円)

・出来高の多いレンジ帯を使用した環境認識(ポンドドル)

節目を使用した環境認識(ドル円)

ドル円1時間足

ドル円は介入直前の高値(145.893円)に接近しています。

個人的には、急騰がなければ為替介入はないと予想しています。

現在までの本邦当局者の発言を振り返ってみます。

「為替介入に関し、数字のことは全く考えてない」 
⇒レートを基準に介入するわけではない

「引き続き過度な変動に対しては必要な対応をとる」
⇒じり高局面となっており、急激な変動ではない


「為替レートがファンダメンタルズに沿って安定的に推移することが重要」
⇒前回の介入は、事前に投機的な上昇が見られましたが、今回はそのような値動きではない

ただ、介入時には注文のスリッページが予想され、そこが最も懸念される点です。

いつもよりリスクが高い状況なので、ロングの場合は小ロットで取引したほうがよいでしょう。

出来高の多いレンジ帯を使用した環境認識(ポンドドル)

ポンドドル1時間足

ポンドドルは➊緑ボックス下限に到達しました。

❸フィボナッチ・リトレースメントの38.2%は、先日の分析でリミット候補に挙げていたポイントです。

ここから下落した場合は、❷青ボックスの上限が下値候補となりそうです。

また、の間に隙間がありますので、抜けた場合はまでの到達の確率は高いと予想します。

本日のトレード方針

本日はポンドドルで売買方針を示していきます。

アクション価格
エントリーポイント(買い逆指値)1.111121
利益確定ポイント(T/P)1.11317
損切りポイント(S/L)1.10885
エントリー取消ライン1.10177
エントリー期限本日24時
ポンドドル30分足

節目に到達しているポンドドルの反転を狙います

下値ブレイクもエッジはありそうなのですが、私のブレイクアウトの条件を一部クリアしていません。

その為、上値ブレイクを選択しました。

現在の底値(1.10187)を割った場合、注文は取り消しとなりますのでご注意ください。

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