FXを予想するのは難しいと言われていますが、FXの未来が予測できる予想ツールがいくつかあります。これらは「未来予測チャート」「未来チャート」などと呼ばれてるいるツールで複数のFX業者が提供しています。
果たして、未来予測チャートは、どんな予想をしてくれるのでしょうか。それを使えば勝てるようになるのでしょうか。
今回は、未来予測チャートの仕組みや、種類・選び方、使い方などをわかりやすく解説していきます。本当に勝てるかどうかも検証していきますので、どうぞ参考にしてください。
- FXの未来予測チャートとは?
- すべての未来チャートは「形状分析ツール」が基盤になっている
- 未来チャート・アプリが使えるFX業者を比較
- 未来チャートの見方と使い方をわかりやすく解説
- 未来チャートで勝てるかどうかを検証
- その他のFX予想チャートの種類
- MT4・MT5で使える予測インジケーターも紹介
FXの未来予測チャートとはどんなツール?
どんなに優れたプロのトレーダーでも、FXの未来はわかりません。FXの未来が本当に予測できれば、すべてのトレーダーがFX専業へと移行するでしょう。
FX予想のチャートとかってないの?
未来予測チャートってあるけど、どうなの?
未来予測チャートが結構人気あるから、
試してみてもいいかもです。
詳しく調べてみましょう。
FXの未来予測チャートとは?
相場を予想する方法にはさまざまな分析手法があります。優れた分析手法を使うことで、FX予想の的中率が高まります。そこで、一度試してみたいのが、AIが膨大な数のチャートパターンから予想する「未来予測チャート」です。
「未来予測チャート」には以下のような種類があります。
- ぴたんこテクニカル(外為どっとコム)
- かんたんトレナビ(マネーパートナーズ)
- さきよみLIONチャート(ヒロセ通商)
- FXTF未来チャート(FXTF)
- 未来予測チャート(JFX)
- さきどりテクニカル(ひまわり証券)
- みらいチャート(セントラル短資FX)
これらの未来予測チャート(以下:未来チャートと総称していきます)は、実は1つのソフトウェアが基盤になっています。「そういえばFX予想ツールって似ているものが多いな」と思っていたトレーダーも結構いるでしょう。名称はそれぞれ異なるのですが、ツールの中身は同じなのです。
ホワイトラベルである他社ソフトウェアを、多数のFX業者が採用していることになります。
使っているトレーダーも多そうで、複数のFX業者が導入するからには、相応に性能の良さが期待できるに違いありません。
この未来チャートとはどんなツールなのでしょうか。未来チャートの大元の原型を調べてみましょう。
色んな名称が付けられているのですが、
ここでは「未来チャート」で総称していきます!
未来チャートの原型は「形状予測ツール」
未来チャートの原型となるソフトウェアは、センティリオン株式会社の「形状予測ツール」と呼ばれるものです。
2011年にセントラル短資が初めて導入して以来。10社以上のFX業者が導入しています。(うち数社は提供を停止している)
センティリオンの相場予測「形状予測チャート」
上図は、セントラル短資が採用している形状予測チャート「みらいチャート」の画像です。若干のデザインの違いはあるものの、すべての未来チャートが上図のように表示されます。
次に、この形状予測チャートを開発したセンティリオン株式会社について軽く紹介しておきましょう。
センティリオンとはどんな会社?
センティリオン株式会社は2006年設立、ITと金融のフィンテック分野におけるソフトウェア開発を行う会社です。ビックデータ解析・データ分析を強みに、金融機関向けの各種ツールを提供しています。
ITは魔法の杖ではありません。
良き利用者が良き方法で使えば魔法の杖にもまさると信じています。
by センティリオン株式会社
新しい時代に向けた、新しいテクノロジーと新しいビジネスの創出がセンティリオンのモットー。SBI証券や野村証券など、多数の大手金融機関が同社のシステムを採用しています。信頼性が高いソフト開発会社です。
未来チャートの3つの機能
では、センティリオンの「形状予測ツール」を使った未来チャートではどのような予測が可能なのでしょうか。大きく3つの機能を解説します。
FX予想チャート
総合分析では、まず現在の為替レートからどんな値動きが予測可能かを3パターン提示します。過去のチャートデータから近似するパターンを抽出し、予想する仕組みです。
3パターン予想
次に、予想の根拠となった3つの近似チャートの詳細を表示します。最も一致率が高いチャートパターンが「第1近似」、次に「第2近似」「第3近似」と続きます。
- 第1近似チャート:現在のチャートパターンとの一致率が高い
- 第2近似チャート:2番目に一致率が高いチャート
- 第3近似チャート:3番目に一致率が高いチャート
※原則として、一致率が高いほど的中する可能性が高いと予測していきます。
テクニカル売買シグナル
テクニカル売買シグナルでは、7種類のインジケーターを対象に上昇・下降のシグナルが発生したことをリストで教えてくれます。近似チャートと合わせて使うことで、より正確な相場予測につながるのです。
単純移動平均線(SMA)、指数移動平均線(EMA)、ボリンジャーバンド、一目均衡表、MACD、ストキャスティクス、RSI
以上が、すべての未来チャートに共通する大まかな機能となります。
以下はテクニカルのダマシに関する記事を解説しています。この機会に、合わせて参考にしてください。
未来チャート・アプリが使えるFX業者一覧
「未来チャート」を提供するFX業者は現在8社あります。採用するソフトウェアが同じであるため、どのFX業者を使ったとしても、予想結果に大きな違いはありません。
8社から好きなFX業者が
選べるのです!
ただ基盤は同じでも、対応する通貨ペア数や時間足の種類が多少異なります。
- トレードしたい通貨ペアが対象か?
- メインで使う時間足が対象か?
希望する通貨ペアや時間足に対応する「未来チャート」を選ぶようにしましょう。各FX業者の違いを、一覧表でまとめておきました。未来チャートを選ぶ際の参考に使って下さい。
未来チャートを提供するFX業者 比較一覧表
未来チャートの名称 FX業者 | 無料版 デモ版 | 通貨ペア 時間足 | テクニカル | PC/スマホ対応 おすすめポイント |
---|---|---|---|---|
さきどりテクニカル ひまわり証券 | 〇 | 6通貨ペア 4種類の時間足 | 7種類 | PC※ 第6次近似までを表示 1分足、5分足対応 |
みらいチャート セントラル短資 | × | 16通貨ペア 7種類の時間足 | 7種類 | PCのみ 1分足、5分足、日足、週足 テクニカル指標充実 |
FXTF未来チャート FXTF | × | 6通貨ペア 5種類の時間足 | 7種類 | PC/スマホアプリ 分足が充実 チャートにシグナル表示 |
ぴたんこテクニカル 外為どっとコム | 〇 | 12通貨ペア 7種類の時間足 | 7種類 | PC/スマホアプリ マイナー通貨対応 分足が充実 |
未来予測チャート JFX | 〇 | 6通貨ペア 4種類の時間足 | 7種類 | PC/スマホアプリ 1分足・日足対応 NZD/JPY可能 |
かんたんトレナビ マネーパートナーズ | × | 28通貨ペア 貴金属CFD | 7種類 | PC/スマホ※ マイナー通貨対応 1画面に全表示 |
さきよみLIONチャート ヒロセ通商 | 〇 | 6通貨ペア 4種類の時間足 | 7種類 | PC/スマホアプリ 日足・週足対応 チャートにシグナル表示 |
F未来予想チャート フジトミ証券 | × | FXクリック365 CFDクリック365 クリック株365 | 7種類 | PCのみ 未来チャートのセミナー 動画コンテンツ |
※FX業者の取引ツールからアクセス可能
メジャー通貨を取引したい方には、対応通貨数がメジャー通貨のみとなる、ひまわり証券、FXTF、JFX、ヒロセ通商がシンプルでおすすめ。日足メインの方にはJFXかヒロセ通商、7種類の時間足が表示できるセントラル短資も選択肢になります。
短期トレーダーには、分足が充実しているFXTF。テクニカル派には自社予想ツールでHLバンドが加わるヒロセ通商を試してみてもいいでしょう。通貨ペア数で選ぶなら28通貨対応のマネーパートナーズ、12通貨ペアの外為どっとコムです。さらにフジトミ証券なら豊富なクリック365の銘柄が未来チャートで確認できます。
参考までに、上記FX業者の中からタイプが異なる未来チャートを3つ厳選して、詳しくご紹介しましょう。
ひまわり証券:さきどりテクニカル
FX未来チャートで最もよく知られているのが、ひまわり証券の「さきどりテクニカル」です。ひまわり証券はループイフダンで人気のあるFX業者で、早くから未来チャートの提供を開始しているため、すでにご存じのトレーダーは多いでしょう。
「さきどりテクニカル」の対象通貨はメジャー通貨の6種類。通常は第3次までしか表示されないところ、第6次近似チャートが表示されることが大きな特徴です。第6次まで表示するのはひまわり証券だけです。
- 唯一、第6次まで近似チャートを表示
- 登録不要のお試し版
- 分足が3種類と1時間足に対応
- 専用のスマホアプリが使える
- 使い方を動画で分かりやすく解説
通貨ペア:USD/JPY、EUR/JPY、EUR/JPY、GBP/JPY、AUD/JPY、EUR/USD、AUD/USD
時間足:1分、5分、15分、1時間
テクニカル指標:移動平均線(SMA)、移動平均線(EMA)、RSI、MACD、ボリンジャーバンド、ストキャスティクス、一目均衡表
ひまわり証券の公式サイトから、登録不要で即お試し版が使えるのが嬉しい。第6次近似チャートの幅広い予想で、より慎重なエントリーを計ることが可能です。売買シグナルチャートと合わせて、トレード損益シミュレーションで概ねの利益・損失が想定できます。
人気のメジャー通貨が6種類そろっていて、短期足のテクニカルシグナルが充実しているため、スキャルピングやデイトレードにも最適です。
ひまわり証券のおすすめポイント
ひまわり証券の魅力は、FXの裁量トレード口座とループイフダンの口座が選べることです。ループイフダンとは、自動売買でもとくに有名なシステムで、リピート注文のpipsと方向性を決めるだけなので簡単です。裁量とループイフダンを併用することも可能で、クリック株365も取引できます。
サービスがシンプルでわかやすく、初めての自動売買にも最適なFX業者です。予想の仕方やトレード方法も丁寧な教育コンテンツで教えてくれます。
かんたんトレナビ:マネーパートナーズ
通貨ペア数で選ぶなら、マネーパートナーズの「かんたんトレナビ」がおすすめです。
マネーパートナーズの未来チャートは、通貨ペア数が28種類もあります。人気のTRYJPY、MXNJPYをはじめ南アフリカランドや人民元、ノルウェークローネの予想も見ることができます。時間足は分足をメインに、1時間足、日足とバランスのとれた分析が可能。
お試し版やデモは利用できませんが、マイナー通貨の取引が多い方にはうってつけです。
- お試し版・デモは利用できない
- 対応通貨ペアは28種類
- 貴金属CFDの予測も可能(金・銀)
- 予測チャートと売買シグナルを1画面に統一
- 取引ツールに表示させることが可能
「かんたんトレナビ」は、PC版の場合はマネーパートナーズの取引ツール「クイック発注ボード」、スマホ版の場合は「HyperSpeed Touch」からアクセスできます。
通貨ペア:メジャー通貨に加えて、TRYJPY、CHFJPY、MXNJPY、HKDJPY、AUDNZD、USDZAR、USDTRY、CNHJPY、USDCNY、XAUUSD(金/米ドル)、XAGUSD(銀/米ドル)など28種類
時間足:1分足、5分足、30分足、1時間足、日足
テクニカル指標:移動平均線(SMA)、移動平均線(EMA)、RSI、MACD、ボリンジャーバンド、ストキャスティクス、一目均衡表
第3次までの近似チャートをメインチャートに同時表示、テクニカル指標7種類の売買シグナルもぱっと見でわかるグラフにて確認できます。
すべての予想・シグナルが1画面で統一されているのがマネーパートナーズのメリット。
マネーパートナーズのおすすめポイント
マネーパートナーズにはデモ口座はないのですが、100通貨から取引できる「nano口座」が好評です。少額投資で練習用のデモ代わりに使えます。FXの経験者は、「パートナーズFX」のOCOやIF-DONE、連続予約注文など豊富な注文方法が便利です。
スピーディで直感的に使える発注ボードで、未来を予測しながら簡単注文が行えます。
さきよみLIONチャート:ヒロセ通商
もう1つ、未来チャートでチェックしておきたいのがヒロセ通商です。ヒロセ通商の未来チャートの名称は「さきよみLIONチャート」で、「USD/JPY」「EUR/JPY」のお試し版が即利用して頂けます。
- デモトレードに対応
- NZD/JPY、を表示
- 日足、週足が表示できる
- PC/スマホアプリ OK
- ストキャスティクス、一目均衡表も使える
対応通貨ペアが6種類という点では、ひまわり証券と同じですが、「NZD/JPY」に対応していることや自社ツールのチャート画面でもシグナルが得られます。時間足は1分足・10分足がない代わりに、「日足・週足」が表示できることが大きな特徴です。
日足・週足対応の「さきよみLIONチャート」では、長期における近似チャートやシグナルが得られる利点があります。
通貨ペア:USD/JPY、EUR/JPY、GBP/JPY、AUD/JPY、NZD/JPY、EUR/USD
時間足:5分足、60分足、日足、週足
テクニカル指標:移動平均線(SMA)、移動平均線(EMA)、RSI、MACD、ボリンジャーバンド、ストキャスティクス、一目均衡表
ヒロセ通称は、自社オリジナルの売買シグナル「LIONシグナル」も提供しています。チャート上で、HLバンドを加えた8種類のインジケーターシグナルが表示できることも大きなメリットです。
ヒロセ通称のおすすめポイント
ヒロセ通称は、54種類の豊富な通貨ペアと最狭レベルのスプレッド、情報配信の多さで中級以上のトレーダーに愛用されています。1日に600~700本のニュースを配信。また、地域の特産品や季節の食品がもらえる豊富なキャンペーンにも注目です。
圧倒的な通貨ペア数と情報配信量で、さきよみLIONチャートを効果的に活用していけます。
ちなみにヒロセ通称について詳しく知りたい方は、WikiFXが行った突撃インタービューが以下記事からご覧になれます。
未来チャートの見方と使い方~簡単ガイド
未来チャートの使い方はとても簡単です。ここでは、未来チャートの見方や使い方をわかりやすく解説します。
お試し版でUSDJPYが使える、
ヒロセ通商の「さきよみLIONチャート」を
例に見ていきましょう。
どのFX業者でも使い方は同じなので参考にしてください。
ヒロセ通商の場合は、公式サイトから「お試し版」にアクセスできます。
予想チャートの見方・使い方
まず一番大きなチャート画面が総合的な予想チャートです。現在の価格レートと3つの予想ラインが表示されています。チャートの左上のメニューにて「通貨ペア」「時間足」の選択が可能です。
黄色い部分が分析の対象となる期間とチャートパターンです。このチャートパターンと近似するチャートを過去のデータから検出・分析する仕組みです。検出した結果、近似する3本の価格動向がラインで表示されます。
例えば上図のような予想だと、第1近似では上昇に向かう可能性が高いと見れます。同時に、第2・第3の動きを見て、横ばいや下降の可能性も考慮していけます。
ぱっと見で方向性が確認できるため、トレード中にチェックしたりと便利です。
3パターン予想の見方・使い方
予想チャートの下に、近似チャートが一致率が高いものから順番に3つ表示されます。黄色い枠のチャートが近似している部分です。その先が実際にどう動いたかの表示です。今後の相場動向の可能性として見ることができます。
第1近似チャートの可能性が最も高いと見れますが、他の動きも要チェックです。
例えば、この後のローソク足の動きを見て、どの近似チャートの可能性が高いかを判断する方法もあります。
テクニカル売買シグナルの見方・使い方
メニュータグを「シグナルパネル」に切り替えると、テクニカル分析による売買シグナルの画面になります。左側が売買シグナルパネルで通貨ペアごとに「上昇」「下降」の矢印でシグナルを表示します。
すべてのテクニカルで同時にシグナルが出ているほど、的中する確率は高いと読めます。
このパネルも、ぱっと見でチェックできることがメリットです。
シグナルパネルの表示方法
通貨ペアで表示させる
シグナルパネルを通過ペアごとに表示させたい時は、「通貨ペア別パネル」を選択して「時間足」をプルダウンメニューから設定します。
時間足で表示させる
時間足ごとに売買シグナルをチェックしたい時は、「時間足別パネル」に切り替えて「通貨ペア」を選択します。
テクニカルチャートを切り替える
チャートでシグナルを確認したい時は、パネルに表示されている「矢印」を直接クリックすると右側のチャートで確認できます。例えば、USDJPYのボリンジャーバンドの矢印をクリックすると以下のように表示されるのです。
売買シミュレーション
売買シミュレーションは、仮にシグナル通りに売買を行ったとすれば、どれくらいの損益になるのかを表にしたものです。トレードする際の目安にすることができます。
操作が簡単だから
初心者から上級者まで
活用していけるのです。
未来チャートで本当に勝てるか試してみた!
では実際に使ったみたところはどうなのでしょうか。勝てるかどうかトレード検証を行ってみました。
無料で使えるのは嬉しいけど・・・
勝てなかったら意味がないのです。
現在の未来予想とチャートの動き
まずは5分足のUSDJPYのチャートを見てみましょう。
ドル円は、上昇トレンドで勢いをつけた後でレジスタンスラインに差し掛かったところです。果たして、この後の動きはどうなるのでしょうか。
未来チャートをチェックしてみます。
未来チャートの予測では、大まかには横ばい傾向にあり、上がったとすれば151.80~151.90、下がった場合には151.66あたりまでいきそうです。
次に3つの近似チャートで深読みしてみます。
近似チャートはいずれの場合も一致率が99%台と高いのが特徴です。
- 第1次近似・・・・いったん下がって結局は現在値に戻ってくる
- 第2次近似・・・・レンジ相場・横ばいで推移
- 第3次近似・・・・いったん落ち込んだ後で現在値よりも高値をつける
以上のような結果が読み取れます。
次にテクニカル売買シグナルをチェックしてみます。
USDJPYのテクニカル売買シグナルでは、ボリンジャーバンド、ストキャスティクス、RSIで「売りシグナル」が表示されています。
ボリンジャーバンドを見ると、上値バンド(2σ)まで伸びきれずに中央ラインに触れています。ここから下がる可能性があります。
RSIは売られすぎラインに触れたあと、下降ぎみで中央ラインを超えきれずに売りシグナルが連発しています。
トータル的にみるとUSDJPY5分足のトレードでは、今がちょうどショートのエントリータイミングだと見れるでしょう。リアルタイムのチャートでその後の動きを確認してみます。
その後チャートはどう動いたのか
その後、実際にはUSDJPYはどう動いたかと言うと・・・
下降に向かいましたので「ショート」という読みは当たっていました。ただ、元のレートに戻る動きは実際の動向では見られませんでした。
「第1次~第3次の予想は、当たっている部分もあるが大まかな流れはズレていた」
という結果でした。これは1つの予想結果であるため、断言することはできませんが、未来チャートはあくまでも参考として使うのが望ましいと言えるでしょう。
未来チャートを使いこなすコツと注意点
未来チャートを使いこなすコツや。注意点をまとめておきました。
テクニカルの勉強に使える
近似チャートや売買シグナルは、「こういう見方があるのか」というようにテクニカル分析の参考として見るのが上手な使い方です。7種類のテクニカルのシグナルがぱっと見で確認できて、チャートにも表示できる機能は役に立つでしょう。
その他の分析手法でも裏付けをとろう
注意したいことは、未来チャートはあくまでも予測にすぎないということです。近似チャートも売買シグナルも、可能性として捉えることが大切。テクニカルのシグナルがマッチした時のみに売買を決めるなど、その他の分析手法も使いながら総合的に判断するようにしましょう。
以下の記事では、未来チャートでも役に立つ移動平均線・グランビルの法則を解説しています。ぜひ、ご覧下さい。
その他の予想チャートも試してみよう
FX予想では未来チャートが人気ですが、その他にもいくつか相場予想に使えるアプリやツールがあります。
参考までに、3つぐらい
ご紹介しておきます!
AI FX(AI FX)
「AI FX」は、FXと仮想通貨に対応の予想アプリです。
過去20年間のデータをもとに、機械学習とディープラーニングでチャートの値動き予想を表示してくれます。対応通貨ペアはUSDJPYとEURUSDの2通貨、日足のみに対応。以前は画像が小さすぎてよくわからないとのレビューが多かったのですが、画像が大きくなって見やすくなりました。
おすすめポイント
Android, iPhoneと双方にインストールして使えます。可愛いAIアナリストと楽しみながらFXに取り組めるでしょう。
FXアプリ(じぶん銀行)
「じぶん銀行のFXアプリ」は、米ドル・ユーロ・豪ドル・南アフリカランド・NZドルの5通貨に対円で対応しています。もともとは外貨預金の支援ツールとして開発され、FX仕様になって新登場したアプリです。予想の時間枠は1時間、1日、5日以内の為替変動をAIが予想します。
おすすめポイント
Android, iPhoneで使えます。スマホで4画面チャートの予想が見れる点で重宝するかもしれません。
FXスクリーナー(Tradingview)
Tradingviewでも、相場予想に大変便利な「FXスクリーナー」という機能が利用できます。
チャート画面の左下にある「FXスクリーナー」をクリックします。すると、売買シグナルの一覧が表示されます。
「オシレーター」または「トレンドフォロー」「パフォーマンス」のいずれかで検索できます。時間足と通貨ペアのジャンルを設定して絞り込むことも可能です。
例えば、「オシレーター」「日足」「主要通貨ペア」で検索すると、「ADX」「AO(オーサムオシレーター)」「ATR」「CCI」のシグナルが調べられます。
おすすめポイント
Tradingviewのシグナルは、通貨ペア数が圧倒的に多いことが魅力です。操作も簡単なので初心者にもおすすめ。
MT4・MT5で使える!FXの未来予測インジケーター
最後にMT4・MT5で使える予想インジケーターもご紹介しておきましょう。
こちらは中級以上のトレーダーに
おすすめ。ちょっと高度な
予測チャートも試してみて下さい!
MT4の未来予測 [BPNN Predictor]
[BPNN Predictor]は、MT4にインストールして使える未来予測インジケーターです。ニューラルネットワークを基盤にしたディープ・ラーニングでより正確な相場予想を行います。
おすすめポイント
通常のアルゴリズムでは検出できないような隠れたデータを探ります。ディープラーニングに興味がある方にいかがでしょうか。
MT5の未来予測 [k-NN]
こちらはMT5で使える予想インジケーターです。[k-NN]は、KNN(k近傍法アルゴリズム)とも呼ばれる回帰分析手法で相場予想を行います。類似したデータは相互に近接する、という法則から先の動きを導き出します。
おすすめポイント
過去のすべてのパターンから最も近似するものだけが選出される仕組みです。考え方としては未来チャートとも似ています。
オートチャーティスト
機能性や精度を重視するなら、ぜひ使ってみたいのが「オートチャーティスト」です。16種類のチャートパターン、フィボナッチ、レジサポ・トレンドラインを自動検出して相場予想を行います。日本では、OANDAとサクソバンク証券が提供しています。
おすすめポイント
FX業者を介してオートチャーティストに登録すれば、MT4・MT5にもインストールして使えます。シグナル検出の手間を省きたい方におすすめです。
なお、MQLマーケットからMT4・MT5の各種インジケーターを探すことが可能です。インストールする方法はこちらの記事をご参照下さい。
まとめ
今回は、様々なタイプの未来予測チャートを見てきました。選ぶポイントは、希望する通貨ペアや時間足に対応しているかどうか。あと、合わせて使えるツールやサービスがどうなのかを見ることで、自分に合ったものが探せるでしょう。
未来チャートは参考として使う分には、ぱっと見で確認できるためトレードに大変便利です。便利なツールですが、これ1つに依存しないことが大切です。その他の分析手法と合わせて活用するのがおすすめです。その他の予想ツールも色々と試しながら、効果的に使っていきましょう。
コメント コメント 0