FXのスワップポイントはいつもらえる?業者別にまとめてみた

FXのスワップポイントはいつもらえる?

スワップポイントを狙った早朝トレードのコツを知りたい!

疑問にお応えし、この記事では、FXのスワップポイントが付与されるタイミングや手法について解説しています。

FXのスワップポイントが付与されるタイミングは業者によって異なりますが、早朝であることが多いです。スワップポイントが付与される直前にポジションを保有する手法も存在しますが、早朝はスプレッドが拡大するので注意が必要です。

早朝のスプレッドの拡大は業者によって大きな違いがあるので、スワップポイント狙いの早朝トレードを行う場合は業者選びが重要になります。

この記事では、FX業者のスワップポイントが付与される時刻の一覧表やスワップポイントを狙った早朝トレードについて解説してきます。

目次

スワップポイントが付与されるタイミング

スワップポイントが付与されるタイミングは業者によって異なりますが、早朝であることが多いです。

他にもかなり細かい業者ごとの違いがあり、確認しておかないと思わぬ損失を出してしまったりするので注意が必要です。

FXのスワップポイントの付与のタイミングについてさらに詳しく以下の項目から解説していきます。

スワップポイントはポジションを保有してると付与される

スワップポイントはポジションを保有していると付与されます。ポジションを保有するとは「買い」か「売り」の注文を行い、決済をしていない状態です。

そのポジションを保有している状態で、1日が過ぎるとスワップポイントが付与されます。

スワップポイントは、「買い」と「売り」で値が異なり一方はお金がもらえるスワップポイント、一方がお金が減るスワップポイントであることが多いです。

買いでも売りでもお金が減る「マイナススワップ」がつく銘柄もあります。

スワップポイントは通貨ペアの両国の金利差によって決定されます。そのため金利が変わればスワップポイントも変わります。

例えば、米ドル/円の場合は米国の金利が5%で日本の金利が0.01%だとすると、米ドルを買えばプラスのスワップポイントが月、日本円を買えばマイナスのスワップポイントが付くということになるのです。

FXの注文でいえば、通貨ペアの前に表示される銘柄を保有する場合は「買い」、後ろに表示される銘柄を買う場合が「売り」です。

つまり、米ドル/円の場合は、買い注文をすればプラススワップがつき、売り注文をすればマイナススワップがつくということです。

両国の金利差に加えて、業者ごとの手数料を上乗せされたものがスワップポイントなります。そのため、スワップポイントは業者ごとに異なった数値になります。

付与される時刻は業者により異なるが早朝の場合が多い

スワップポイントを付与されることをロールオーバーと言います。ロールオーバーを行う時間は業者によって異なりますが、早朝の5:00~7:00辺りが多いです。

早朝の5:00~7:00より前にポジションを保有していれば、ロールオーバーが行われスワップポイントが発生します。

仮に買いと売りの両方のポジションを保有していた場合は、買いと売りのスワップポイントの差額が付与されます。

人気のあるFX業者の人気順のスワップポイントの付与時間一覧表を作成したので参考にしてください。

FX業者名スワップポイントが付与される時刻
GMOクリック証券夏時間が6時00分 冬時間が7時00分
DMMFX夏時間が6時00分 冬時間が7時00分
外為どっとコム夏時間の5時55分 冬時間の6時55分までにポジションを保有後、夏時間の6時10分 冬時間の7時10分に付与 
外資EX夏時間の6時過ぎ 冬時間の7時過ぎ
みんなのFX夏時間の5時50分 冬時間の6時50分
LIGHTFX夏時間の5時50分 冬時間の6時50分
マネースクエアポジションが成立した翌営業日のNYクローズ(夏時間6時 冬時間7時)
外為オンライン夏時間の6時10分 冬時間の6時55分
トライオートFX夏時間は火曜日~金曜日午前5時40分、土曜日午前5時 冬時間は火曜日~金曜日午前6時40分、土曜日午前6時
SBIFXトレード夏時間の5時30分 冬時間の6時30分
ヒロセ通商夏時間の6時 冬時間の7時
セントラル短資FX18時頃
パートナーズFXnanoメンテナンス時(夏時間の火~金曜日の午前5時55分~6時10分 冬時間の火~金曜日の午前6時55分~7時10分)
FXブロードネット夏時間の5時55分 冬時間の6時55分

夏時間と冬時間とでズレがある

FXには夏時間と冬時間という概念があります。日本には夏時間がありませんが、欧米やオーストラリアなどの日照時間が長くなる国では、夏時間(サマータイム)が導入され、営業時間が1時間早まります。

業者の営業時間が1時間早くなるにしたがって、スワップポイントのロールオーバーも1時間早まるので注意が必要です。

ではいつからが夏時間でいつからが冬時間なのかと言ったところが疑問に残ると思いますが、これは業者によって異なります。

代表的なFX業者の夏時間に切り替わるタイミングを以下の表にまとめました。

FX業者名夏時間へ変わる時期
SBI FX2023年3月13日
GMOクリック証券アメリカ:2023年3月12日
イギリス:2023年3月26日
ヒロセ通商2023年3月13日
DMM FXアメリカ:2023年3月13日
イギリス:2023年3月27日
みんなのFX2023年3月13日
アイネット証券2023年3月13日
サクソバンク証券アメリカ:2023年3月13日
オーストラリア:2023年4月3日

このように業者によって結構な違いがあるので、ロールオーバーの時間共々、業者で確認する必要があります。

毎日付与されるがFX業者の休日である土日の分は木曜に付与されることが多い

スワップポイントは毎日付与されるのですが、FX業者は土日はお休みです。しかし、FX業者がお休みなだけで、実際には相場は土日でも動いています。

つまり、スワップポイントも付与されているということです。しかし、土日は業者が処理できないので別日に3日分スワップポイントが付与されることになります。

スワップポイントに注目してFXを行う場合、結構重要なポイントとなってきます。

木曜日に付与される業者が多いですが、自分の使っている業者がいつ3日分スワップポイントが付与されるのかは確認しておきましょう。

スワップポイント付与はタイミングにずれが生じることがある

スワップポイントが付与されるタイミングは実際には結構複雑です。なぜなら銀行が休日日であったりすると付与するタイミングがずれる可能性があるからです。

また、各国の祝日などによってもずれが乗じることがあります。

そういった場合は、スワップポイントの付与日数が「3日分」とか「4日分」になるケースもあるようです。

スワップポイントが「0」と表示される理由ですが、業者によっては少数点が非表示になっているので「0」と表示されているケースもあります。

スワップポイントのみを出金できる業者が存在する

スワップポイントだけを出金できる業者とスワップポイントはポジションを決済しないと出金できない業者が存在するので注意しましょう。

スワップポイントで資産運用を考える場合は、かなり重要なポイントとなってくるので必ず確認したほうが良いです。

スワップポイントが口座に反映される場合は、証拠金維持率が高くなるという点もメリットと言えるでしょう。

しかし、一見スワップポイントだけを出金できる業者の方が優れているようにも見えますがデメリットもあります。

決済しないとスワップポイントが受け取れない業者の場合は、税金がポジションを決済するまでかからないという利点もあるのです。

スワップポイントだけを出金できる業者の場合は、都度スワップポイントが口座に反映されているので、必ず税金が発生します。

FXの収益で税金を調整したいと考えている場合は、この辺も大きなところとなるで注意しましょう。

もう1つ注意したい点としては、スワップポイントが出金できる業者の場合、自動で口座に反映されるパターンと手動で申請後出金できるパターンがあることです。

自動で口座に反映される場合は税金が発生しますが、手動で申請するパターンの場合は、申請するまでは税金が発生しないという特徴があります。

つまり、FX業者のスワップポイント出金関連に関しては以下の3つのパターンがあるということです。

FX業者のスワップポイント出金関連の3つのパターン
  1. ポジションを決済しないとスワップポイントを出金できない(決済するまで課税なし)
  2. ポジションを決済しなくても自動でスワップポイントが口座に反映されていく(課税あり)
  3. 申請を行えばスワップポイントだけを出金できる(申請を行うか決済すると課税される)

具体的にスワップポイントだけが出金できる業者としては以下のようなものがあります。

FX業者名手動か自動か
ヒロセ通商手動
外為どっとコム手動
みんなのFX手動
LIGHTFX手動
パートナーズFXnano手動
JFX株式会社手動
MATUIFX手動
マネースクエア手動
トライオートFX手動
IG証券自動
GMOクリック証券自動
サクソバンク証券自動
アイネット証券自動
外為オンライン自動

スワップポイントが付与される直前に買っても反映される

スワップポイントはロールオーバーされる直前に買っても反映されます。例えば、付与される時間が朝の6:00だった場合、5:55分にポジションを保有しても反映されるということです。

ただし、早朝はスプレッドが拡大しやすい傾向があるので注意が必要です。

しかも、為替差益で損をするとスワップポイントをもらえても収益がマイナスになる可能性が高くなります。

マイナススワップには注意が必要

長期保有を考える場合、マイナススワップはかなり重要になってきます。上述したスワップポイントが口座に自動反映される場合は、証拠金維持率が徐々に低下していくことになるからです。

1日程度のスワップポイントでは気になりませんが、1ヶ月とかまとまるとかなりの額になるので、マイナススワップの銘柄の長期保有は避けたほうが無難だといえます。

買いでも売りでもマイナススワップという銘柄も業者によってはあったりするので、トレードをするときはスワップポイントを確認してから行うことをおすすめします。

スワップポイント付与直前に買ってスプレッドが落ち着いたタイミングで売る手法を解説!

スワップポイント狙いで早朝にポジションを保有すると、スプレッドの拡大で思わぬ損失が発生する可能性が高いです。

スワップポイント狙いの早朝トレードのコツを以下の項目から解説していきます。

早朝はスプレッドが拡大するので様子を見る

国内FX業者のスプレッドは表記上は原則固定という表記でみんな同じスプレッドのように思えるかもしれませんが、実はかなりの違いがあります。特に早朝のスプレッドの拡大具合は、業者によってかなりの開きがあるのです。

具体的には、夏時間の6時から6時30分、冬時間の7時から7時30分辺りはスプレッドが拡大します。

スワップポイント狙いでロールオーバー直前に買う場合、問題となるのがスプレッドの拡大です。

日本時間の早朝は取引量が落ちるので、どんな業者であってもスプレッドが拡大しやすくなります。

スワップポイント狙いの取引を行う場合は、スプレッドが拡大しにくいFX業者を選ばなければなりません。

最も早朝のスプレッドが安定しているとよく言われるのが、GMOクリック証券です。GMOクリック証券以外の業者の場合はまず間違いなくスプレッドの拡大が起こります。

スプレッドの拡大が起こる理由は、取引量が少ないためなのですが、逆に取引量が多すぎてもスプレッドは拡大するので注意しましょう。

スプレッドが落ち着くのは東京時間が始まる8時くらい

スプレッドが落ち着いてくるのが、東京時間が始まる8時くらいです。8時くらいから日本人のトレーダーが取引を始めるため取引量が多くなり安定してきます。

そのため、スワップポイント狙いのポジションを決済したい場合は、8時程度から考えていくのをおすすめします。

なぜスプレッドが落ち着いてからポジションを決済するのかについてですが、スプレッドが拡大しているとその分の利益が落ちるからです。

スプレッドが拡大すると、損切り注文を入れている場合はスプレッドの拡大に引っかかってストップ狩りされるし、だからと言って決済してしまうとスプレッド分の利益が引かれてしまいます。

では、スプレッドはそもそも誰が決定しているのかについてなのですが、FX業者が決めています。でもFX業者は例えばドル円ならば原則0.2pipsみたいに表記されている業者が多いと思いますよね。

上述したように実際には、スプレッドは業者によって大きく変動します。原則0.2pipsというのは実際には、最小0.2pipsという意味です。

繰り返しになりますが、スワップポイント狙いの取引をする場合は、業者選びがとても大事になります。

木曜のスワップポイント3倍を狙うとお得

FX業者は土日がお休みなので、土日の分をどこかまとめて付与する曜日を決めていることが多いです。木曜日が3倍になる事が多いので、スワップポイントを狙う場合は木曜日を狙うのが効率的です。

ただし、スワップポイント取引を行う際のおすすめのFX業者であるGMOクリック証券は水曜日がスワップポイント3倍の日なので注意しましょう。

また、GMOクリック証券は、自動的にスワップポイントが口座に反映される方式なので、スワップポイントが付与された瞬間に課税されることも覚えておいた方が良いです。

スワップポイントは早朝に付与されることが多い!スワップポイント狙いの早朝トレードを行う場合は業者選びに注意しよう!

「FXのスワップポイントが付与されるタイミングは?」「スワップポイントを狙った早朝トレードのコツを知りたい!」ご要望にお応えし、記事では、業者ごとのスワップポイントが付与される時刻やスワップポイントの注意点、スワップポイントを狙った早朝トレードのコツについて詳しく解説してきました。

スワップポイントが付与されるタイミングは、大体早朝であることが多いですが、業者によって微妙な違いがある点は注意が必要です。

FX業者の休みである土日分のスワップポイントがまとめて支払われる曜日は木曜日であることが多いですが、GMOクリック証券などは水曜なのでデイトレードなどを行う場合は意識すれば利益が上がりやすくなるでしょう。

長期保有する場合はマイナススワップにも気を配る必要があります。特に3倍の日に持ち越す場合は注意が必要です。

スワップポイント狙いの早朝トレードを行う場合は、スプレッドの拡大に注意しましょう。早朝のスプレッドの拡大は業者によって大きな差が生じます。

安定したスプレッドで取引したい場合は、GMOクリック証券が有力候補ですが、業者の方針でスプレッドは変更されており、しかもそれをあえて顧客に知らせることはないので、実際に取引してみるということが重要になります。

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この記事を書いた人

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