ドル円のスワップポイントで稼ぐことは可能?プロが徹底検証

米ドル/円のスワップポイントの魅力を知りたい!

円安の影響はある?

疑問にお応えし、この記事では、FXの米ドル/円のスワップポイントの魅力や円安の影響について解説しています。

米国が金利を上げ、日本の金利が低い今、米ドル/円のスワップポイントは投資先として強い銘柄となってきました。今まではスワップポイント投資と言えば新興国通貨ペアが主流でしたが、米国と日本の両国の関係性を考えても、米ドル/円のスワップポイント投資を考慮しても良いと思います。

また、現在は円安なので外貨を持つというのは生活を自衛する上で良い手段です。多くの輸入品に頼っている日本では、円安になると物価が上がりデメリットしかないと思われがちですが決してそうではありません。

米ドル/円のポジションを保有すれば、我々のような一般の人間であっても簡単に円安の恩恵を受けることができます。この記事では、米ドル/円のスワップポイントの魅力や円安の影響、投資すべきかどうかについて解説していきます。

目次

米ドル/円のスワップポイントの魅力とは?メリットとデメリットを解説!

米ドル/円のスワップポイントは、現在非常に付与額が高く、新興国通貨ペア並みに人気のある銘柄です。しかし、リスクが大きいのではないかとか、本当に儲かるか分からないという人も多いと思います。

今回は、米ドル/円のスワップポイントの魅力とメリットとデメリットを交えながら、調査と計算に基づいた客観的な視点から以下の項目で解説していきます。

ポジションを保有しているだけでお金がもらえるのでデイトレードより簡単

FXのデイトレードで勝てない人も、米ドル/円のスワップポイント投資なら、ポジションを保有しているだけでお金がもらえるので遥かに簡単です。

ただし、以下の点でデイトレードとは違ったデメリットが存在するので注意してください。

デイトレードと比べた時の米ドル/円のスワップポイント投資のデメリット
  1. デイトレードよりも取引量は減る
  2. 長期保有により為替差益がマイナスになるリスクがある
  3. 資金がホールドされる

米ドル/円のスワップポイント投資はデイトレードと比べて取引量は減る

米ドル/円のスワップポイント投資は、ロスカットにさえ注意すれば、誰でも勝てるというところが良いところですが、デイトレードよりも稼ぎは減ります。

理由は、一回の取引にかけられるお金がデイトレードよりも少ないからです。デイトレードは損切り設定を行い、リスクを制限しています。

しかし、米ドル/円のスワップポイント投資は、基本的には損切り設定を行わず、資金量でロスカットに耐えるという手法をとることが多いです。

つまり、デイトレードのように十分な実効レバレッジを使って取引することは不可能だといえます。

もう少し分かりやすく具体例を挙げて解説します。

10万円の資金があった時に、デイトレードならば、必要証拠金6万円の米ドル/円のポジションを1Lot保有しても問題ありません。

リワードを50pipsリスクを20pips程度と設定したときに、米ドル/円のデイトレードが負けた場合の証拠金維持率の計算式は以下のようになります。

(有効証拠金(10万円)-含み損(20pips×100=2,000円))÷必要証拠金(6万円)=163%

このように、実効レバレッジを高めても、20pips程度の損失ならデイトレードなら簡単に耐えれます。

簡単に耐えられるので、少ない資金で大金を得るチャンスもあるということです。

一方で、米ドル/円で1年間スワップポイント投資をすると考えてみましょう。

1年間スワップポイントを投資するということは、相場の変動にそれだけ耐える必要があります。

単純に計算して、1年間分のチャートの変動幅程度は耐えられる証拠金が必要です。

以下の画像が米ドル/円の2023年3月から2024年3月までの1年間分のチャートの変動幅となります。

pipsの見方は0.01円が1pipsである場合が多いです。pipsという概念はFXの業者が勝手に考えている単位なので、業者によっては単位が異なる場合があります。

上記の画像を見てみると、2500pipsの変動幅に耐える必要があるということですが、しかし、チャート上を見ると下落幅は1200pips程度なので、結果論にはなるのですが、1200pips耐えるだけの有効証拠金が必要だったということになります。

ちょっとよく分からなかった人もいるかもしれませんが、米ドル/円でスワップポイントをもらう場合は、2024年3月現状は「買い」でエントリーしなければなりません。

つまり、チャートが上昇する分は耐える必要がなく、むしろ為替差益の利益が出て二重においしい状態になるわけです。

あくまでもチャートが下降する分を耐えなければならない想定になります。

では、1200pips耐えられるだけの有効証拠金についてですが、計算式は以下のようになります。

(有効証拠金(X)-1200pips×100=12万円)÷1Lotの必要証拠金6万×100=50

今回は強制ロスカットされる証拠金維持率を50%に設定しました。FX業者によって強制ロスカットされる証拠金維持率には差があります。

有効証拠金(X)は、15万円となります。

2500pipsの損失に耐えられる額は、28万です。

つまり、デイトレードならば10万円あれば十分取引を行えますが、米ドル/円で1Lot分をスワップポイント投資をしたいと考える場合は、最低30万程度は欲しいといったところです。

このようにデイトレードとスワップポイント投資では、資金効率が段違いとなります。しかも、投資のサイクルもデイトレードは短期でありスワップポイント投資は長期なので、利回りにも雲泥の差が生じます。

ただし、この想定はデイトレードで勝てればという話です。勝てない場合はデイトレードは時間を使って損をするだけになるので、スワップポイント投資と比べて全く儲からないことになります。

米ドル/円の利回りは?いくら稼げる?インデックスファンドとの比較

デイトレードよりも、スワップポイント投資の方が資金効率が悪いことは解説しました。

しかし、そもそもデイトレードはうまくいくかどうか分からない博打に近いトレード方法です。

投資家が考える投資のイメージはどちらかというと、長期間お金を投資してリターンをどのくらい得れるかといった銘柄を考えるほうが一般的でしょう。

つまり、デイトレードとスワップポイント投資を比べること自体が間違いであるとも考えられるわけです。

資金管理さえできていればほぼ成功する投資と、そもそも損益が定かではないデイトレードとでは、投資としての性質が違いすぎます。

ここは同じような投資手法であるインデックスファンドへの投資と利回りと比べてみるべきでしょう。

米ドル/円を30万で1万通貨(1Lot)保有した場合、スワップポイントが200円と想定した場合、1年で365×200円=7万3千です。

利回りの計算は以下のようになります。

利益(7万3千円)÷投資金額(30万円)÷運用年数(1年)×100=利回り(約24%)

仮に、米ドル/円を1万通貨(1Lot)保有し、30万円で投資を始めた場合の利回りは24%です。

ただし、スワップポイントは変動しやすいので、不確かな数値であることが前提の計算になります。

インデックスファンドの平均利回りは約3~5%程度と言われているので、インデックスファンドより相当いい利回りです。

そもそも、20%を超えるような金融商品などほぼ存在しません。つまり、この数字を出している以上はかなりリスクがある商品だとも言えます。

あまりにも利回りが出ておかしいと考えるかもしれませんが、1年保有というかなり限定的な状況での利回りとなっているので、公平を期すために10年間保有するという場合の計算も行ってみましょう。

以下が、米ドル/円の10年間のチャートとなります。

約5,000pipsほど変動しています。しかし、結果論にはなるのですが、チャート上のどこでポジションを保有したとしても、最大の下落幅は2500pips程度です。

つまり、結果的には2500pips耐えればいいという話になります。

2500pips耐えるための有効証拠金は、強制ロスカット率が50%想定ですと、28万です。

5000pips耐えるための有効証拠金の場合は、強制ロスカット率50%想定で53万です。

53万で米ドル/円を10年運用した場合の利回りは13%なので、この利回りでも破格なのですが、実は米ドル/円のスワップポイントが高いのはここ最近の話なので、実際は13%は出ないです。

インデックスファンドは自動的に分散投資をしているので、リスクを比べたら米ドル/円のスワップポイント投資の方が高いことは明らかだといえます。

しかし、計算したら分かるように、米ドル・円で安全ラインのお金をスワップポイントの投資に回した場合でも、利回りは10%は越えるということです。

明らかな下落が起こったらどうするんだ?と思うかもしれませんが、現状は中々それは考えづらく、むしろ為替差益のおまけをもらえて、利回り10%どころじゃない利益をもらえる可能性も高いとすらいえます。

米ドル/円は基本的に右肩上がりになる

米ドル/円が基本的に右肩上がりになるなんてどうして分かるのだ?と思うかもしれません。

為替チャートというのは、通貨の強弱によって決まります。円は非常に弱く米ドルは相対的に非常に強いです。

この現状は今後も続くだろうと予測されます。

実際に、現状の円がどれほど弱いのかを通貨強弱を分析するためのツールで解説してみましょう。

上記が7つの主要通貨の強弱を現した画像です。

通貨強弱の7つの主要通貨
  • ユーロ(青)
  • 米ドル(太い赤)
  • ポンド(薄い緑)
  • 豪ドル(濃い緑)
  • スイスフラン(オレンジ)
  • 日本円(太い青)
  • カナダドル(赤)

2021年あたりから円が最も弱い状態が続いていることが分かります。それではなぜ円がこんなにも弱いのかというと理由としては2つあります。

円が弱い2つの理由
  • 金利が低いから
  • 成長性がないから

なぜ円は弱いのか?米ドル/円のスワップは買い時か?

円が弱く米ドルが強ければ、米ドル/円のスワップポイントは安泰です。逆の状態になってしまうと、米ドル/円のスワップポイント投資は失敗すると考えて良いです。

なぜ円が弱いのかについてですが、日本が低金利国家だからでしょう。低金利国家とはお金を預けても利息が増えないということです。

なぜ現在米ドル/円のスワップポイントが高いのかというと、米ドルがかつてないくらい金利を上げていて、日本がずっと低金利だからです。

スワップポイントは両国の金利差によって生じます。なので、金利が低い日本との通貨ペア(クロス円)でスワップポイント投資を考える場合、米ドル/円に限らず、買いポジションがプラススワップとなり、チャートは右肩上がりしたほうが有利になると考えて問題ありません。

日本が金利を上げられない理由は、借金のためと言われています。借金の額は米国に続いて世界2位ですが、対GDP比が低いので世界一の債務国と言っても良いでしょう。

金利を上げると利息が増えるということは、この借金の額も利息も増えるということです。

だから、日本は金利を上げられないといわれています。国際統計データサイトであるGLOBAL NOTEの調べによりますと、2022年の対GDP比が日本が2位で260.08%。

米国が12位で121.31%と大きな差が開いています。

参考サイト GLOBAL NOTE

経済力にこれほどの違いがあるということです。なぜ日本が低金利政策を続けるのかについてですが、日本の経済力では金利を上げても思うような経済効果を得られないと考えているのかもしれません。

人口で見る国力の違い

経済力は人口に比例するといわれているので、移民政策などを行って積極的に人口を増やしたほうが経済的に有利です。

経済的に有利になればその国の通貨はますます買われ、弱い国の通貨は売られます。

つまり、移民政策が盛んな米国は今後経済力が上がると考えられており、移民政策をしていない日本は経済力が下がると考えられているということです。

しかし、いわゆる経済力が向上する人口ボーナスというのは、人口に単純比例するのではなく、平均年齢によって決まります。

いくら人口が多くても年寄りが多かったら何の意味もないということです。

最も人口ボーナスの恩恵を得やすい年齢は20代です。

これが10代になってしまうと人口ボーナスの恩恵を得られなくなります。

上の世代に行けば行くほど、経済的な成長の見込みはないことになるのです。

国連のデータを参考にした各国の平均年齢のランキングを世界辞典というサイトがのせておりました。

これによると、最も平均年齢が高いのが日本で48.36歳です。米国は53位で平均年齢は38.31歳です。

参考サイト 世界辞典
参考サイト 世界辞典

以上のことから分析してみても、米ドル/円のスワップ投資は買い時であると考えることもできます。

スワップポイント運用のデメリットとしては為替差益でマイナスになる恐れがあるということ

米ドル/円のここ10年くらいのチャートですと右肩上がりなので、スワップポイント投資を行う環境には適していました。

10年で上昇幅5000pipsに対して、下落幅2500pips、1年で上昇幅2500pips、下落幅1200pipsということは、1年前にスワップポイント運用を始めていた場合1万通貨で運用した場合にスワップポイント約7万円に加えて、為替差益10万円程度を手にすることもできたというわけです。

10年前となると、スワップポイントが大きく異なるので厳密な計算はできませんが、為替差益だけでいうならば、25万から50万程度の為替差益を得ることができました。

しかし、この先どうなるかは実際のところ全く分かりません。今後の米国と日本との経済状況の分析を上述しましたが、何が起こるか分からないのが経済です。

例えば、コロナ渦など誰も予想できなかったでしょう。似たような出来事がいつどんなタイミングで起こるのか誰にも分からないということです。

どれ程優れた経済の専門家でも未来を言い当てることはできないと考えるべきでしょう。天変地異以外としても起こりうる経済革命の1つとして技術革命が考えられます。

技術革命の波が日本で来ないともいいきれないのです。

つまり、米ドル/円のチャートがずっと右肩上がりだからスワップポイント投資は安定だとは言えないということです。

デイトレードのような短期売買とスワップポイント投資を比べた時のリスクが、スワップポイントを得れたとしても、為替差益でマイナスになってしまったら意味がないという点です。

これまでの話を聞いて、米ドル/円がおいしい投資だと思ったかもしれません。

分散投資先の1つとしてはおすすめできるのですが、この話だけを聞いて全部のお金で投資を行うことはおすすめできません。

どんな投資であっても、全部の資金を1つの投資に集中するのは危険です。

その点、リスクが非常に限定されるデイトレードの場合は、大金で取引してもリスクの可視化が早いからすぐに撤退できるという利点もあります。

スワップポイント投資は資金がホールドされるデメリットもある

デイトレードの方な短期投資と比べて、スワップポイント投資は資金がホールドされるデメリットがあります。

このデメリットは長期投資全てに言えるデメリットではあるのですが、資金を自由に使えないというのは明確なデメリットです。

つまり、投資した額と同じだけの利益を得るためには、利回り20%であっても5年かかるという計算になるということです。

利回り20%が続く状態というのはまず考えにくいので、米ドル/円のスワップポイント投資の利回りも落ちていくということは十分に予想できます。

利回りが悪くなったから撤退したいと考えても、たまたま現在含み損を抱えていたら決済できないという状態にもなりかねないということです。

このような状態を防ぐためにも、1つの投資手法に資金を全投入せずに分散投資を心がけることをおすすめします。

今後、米ドル/円のスワップポイントが低くなると予想される根拠

現在、米ドル/円は非常にスワップポイントが高くて、投資のし甲斐がある銘柄です。しかし、スワップポイントが高くなったのは最近のことで、ずっと高かったわけではありません。

スワップポイントは両国の金利差で発生すると上述しましたが、米国の金利の歴史を見ていると、現在の様な高金利の状態は普通の状態ではないことが分かります。

以下の画像が、米国の金利の推移の歴史です。

参考文献 外為どっとコム

見て分かるように米国の金利は長い間0に近かったことが分かります。金利が上がりだしたのは最近のことですし、5%を超えたのは2023年になってからです。

では、米国の金利が低かった時代のスワップポイントはどのくらいかというと、1万通貨保有で約10円程度でした。現在のスワップポイントが業者によって異なりますが、1万通貨保有で約230円であることを考えると破格の数値であることが分かります。

そもそもなぜ、現在の米国の金利が上がっているかについてなのですが、コロナウィルスによる物価の上昇を抑制するためという説があります。

金利を上げると、利息が上がるので企業はお金を借りにくくなり製品の研究や開発が行えなくなり、消費が冷え込むということです。

消費が冷え込めばインフレを抑えることができるという考え方です。そのため、多くの専門家の予測では今後米国の金利は緩やかに低下すると考えている人もたくさんいます。

とはいえ、予想が覆ることもよくあるので、実際にどうなるかは誰にも分かりません。

米ドル/円のスワップポイント投資は「大衆は常に間違っている」投資手法なのか?

現在の米ドル/円のスワップポイント状態を見てよく言われる投資の教えとして大衆に知れ渡ったらその投資は売り時だというものを思い出す人もいるかもしれません。

現在の上がり切った米国の金利の状態で、今更投資をするのはまずい投資なのではないかという考え方です。

一理あるのですが、無視して問題ありません。スワップ投資は国債と違って資金が完全ホールドされるわけでもありませんし、今後も米ドル/円のチャートが右肩上がりになっていくことも予想される出来事です。

そもそも、プロであっても投資の成功率は6割しかありません。2つに1つは失敗するのです。なので、ある程度理があると思った投資ならば、少額で始めて問題ないのです。

投資において問題なことは、詐欺案件に投資をしないということです。まともな投資ならば、1つの投資先として十分に投資する価値があります。

成功率が6割というと随分低いと思うかもしれませんが、投資が成功すれば大きな利益を得るのに対して、投資が失敗した場合は投資額が減るだけなので成功率6割でも大きな成果を得ることができるのです。

また、投資を成功させるうえで、既に成功している投資手法に乗っかるというのは強力な手法です。つまり、三番手や四番手には旨味がなくても、二番手程度ならば十分に利益を得られます。

投資の一番手になる事はやはり難しい部分があります。かつてリーマンショックがあった際に、大衆が大損した中、サブプライム住宅ローンの破綻を予測し、億万長者になった投資家も存在はしています。

こういった投資家は、まず計算能力が高いです。投資は比較によって成り立ちリスクリターンを比べないと、良い投資を見つけることはできません。

リーマンショックが起こることを予測するのも計算ができないとできないのです。

次に必ず調査を行います。納得のいくデータが得られないならば、満足のいくデータが見つかるまであきらめません。この2つができなければ投資の一番手にはなれません。

しかし、一番手はどれほど慎重に調査をして計算をしても失敗もつきものです。

二番手の途中乗りというのは、むしろ成功率の高い手法なので、米ドル/円のスワップポイント投資は行っても大丈夫です。

ただし、分散投資をするならという条件付きとなります。投資において最も重要なことは分散投資です。分散投資は仮に詐欺に騙されていたとしても対策ができる優れた投資手法です。

米ドル/円のスワップポイント投資はおすすめできるが業者選びは重要

まず、海外FXでスワップポイント投資を行うことはおすすめできません。海外FXの場合資産の保証がないからです。まともなFX業者は日本のものだけとなります。

なぜなら、日本のFX業者は信託法という国の法律で資産が守られているからです。つまり、海外FXの場合大手でも破産したら出金拒否になりますが、日本のFX業者は大小関係なく破産した場合は絶対に返金されるということです。

一見、海外FXの方がすごくサービスが良いように見えますが、実のところ日本のFX業者の方がサービス内容は断然上なので、国内のFX業者を利用するようにしましょう。

同じFXでも海外FXの場合、利用する業者の経営状態まで心配しないといけないので、とても投資などできません。

次に国内の業者でどこを利用すべきかについてですが、GMOクリック証券がおすすめです。理由は資本金が多く自己資本率の比率も高くプラットフォームのスペックが高いからです。

単純にスワップポイントの額だけを重視するならば、みんなのFXかLIGTHFXもおすすめとなります。

自動売買を検討している場合は、MATSUI証券もおすすめです。

円安と米ドル/円のスワップポイントの関係性

現在は円安が続いています。円安についてあまり良い影響はないと考えてる人は多いと思いますが、米ドル/円のスワップポイント投資においてはメリットが大きいです。

円安は輸入額を上げてしまうので、輸入に依存している日本の物価が上がりますし、海外旅行好きとしてはうれしくない事態ではあります。

しかし、円安はデメリットだけではありません。輸出額は逆に上がるので、輸出を行う企業にとっては追い風なのです。個人でもできることはあります。

それが外貨を持つことです。FXを使えば、とても便利にお得に外貨を持てます。今後も世界情勢を考えても、米ドル/円のスワップポイント投資はおすすめできる投資手法です。

以下の項目からさらに詳しく円安と米ドル/円のスワップポイントの関係性について解説していきます。

円安が続けばロスカットが起こらず安全にスワップポイントをもらえる

円安というのは、米ドル/円のチャートでいうところの右肩上がりであり、注文内容でいう「買い」ポジションです。つまり、米ドル/円のスワップポイント投資を行うトレーダーにとって、円安は歓迎すべき事態と言えます。

スワップポイント投資はFXで絶対に勝てる夢のような投資手法ですが、唯一怖いのがロスカットです。ロスカットというリスクがあるからこその破格の利回りということになります。

しかし、円安が続けば安全にスワップポイントがもらえることに加えて、為替差益も得ることが可能です。

円安は続くとする説は多い

様々な要因から円安は続くと考えている専門家が多いことは上述しました。金利面から考えても経済面から考えても、日本円はこれからますます売られるし、米ドルは買われるだろうという考え方です。

こういった話を聞くと我々の生活はどんどん貧しくなるのではないかという絶望感や焦燥感を持つ人もいるかもしれませんが、外貨を持っておけばある程度の生活を守ることはできます。

FXは簡単に外貨を持てますし、円の価値が低下すると考えるならば、円のまま貯蓄することは意味がありません。日本の証券会社の資産保障制度は素晴らしいので、証券会社に入金し、米ドル/円のスワップポイント投資を始めればリスクの分散になるでしょう。

もちろん、いきなり何らかの事情が変わって円高になる可能性も十分にあります。少し前のコロナウィルスにしてもそうですが、戦争や天変地異、技術革新などどこで何が起こるかなんて誰にも分かりません。

円安が続くと考えるならば米ドル/円のスワップポイント投資はやるべき

大事な考え方としては、資産を分散するということです。分散先として、米ドル/円のスワップポイント投資は割合良い分散先でしょう。

なぜなら、現状ではやはり米国は発展し、日本は衰退するという見方が強いからです。米ドル/円のスワップポイント投資をしておけば、円の価値が下落し生活に困るようになってしまっても、一方で米ドルの価値が高まるから多少は生活を維持できるかもしれません。

最も怖いことは、1つの投資手法に全掛けすることです。貯金は投資に思えないかもしれませんが、貯金も立派な投資です。円を保有するのと、米ドル/円を保有するのは殆ど同じだと考えても問題ありません。

違いとしては、利回りが違います。円の貯金の利回りは0.01%以下です。米ドル/円のスワップ投資の場合、過去チャート10年分耐えられる投資額で計算すると10%強の利回りが出ます。

しかし、投資に詳しい人は、いやそれはインチキだというかもしれません。FXはレバレッジがかかっているからいわば借金をしている状態で、貯金はレバレッジがかかっていないのだから不公平だという意見です。

実際に実効レバレッジ1倍で考えると、米ドル/円を1Lot保有する必要証拠金の目安は、150万程度必要になってくるでしょう。

年に7万の米ドル/円のスワップポイント収入があると考えると、利回りは5%程度です。それなら十分に分散投資で来ているインデックスファンドに投資したほうが良いのではないかという考え方です。

ですが、この意見は一理あるようで的外れな意見と考えざるを得ません。

投資において借金は悪ではなくFXは投資初心者の頼れる味方

レバレッジというのは、いわば借金と同じです。借金と聞くと悪いイメージがあるかもしれませんが、借金をするというのはとても高い能力を要求される高度な技術です。

例えば、不動産を購入しようと考えたとしましょう。頭金だけを払ってローンを組むといったことをするとします。これも借金です。

しかし、銀行がお金を貸すのはサラリーマンになるでしょう。安定した支払い能力がない人に対して銀行はお金を貸しません。

不動産投資を行う場合、頭金を払ってローンを組むことは普通なのですが、これもレバレッジと表現します。FXのレバレッジとまったく同じです。

不動産投資の場合は、月々のローンを払っても家賃によるリターンが大きくなる計算だから、どんどん借金してどんどん不動産を購入すればよいのだと考える人もいます。

借金できるというのは強い権利であり能力です。実業家でも投資家でもお金を借りれるなら借りたいと思う人もたくさんいます。その代表格が銀行です。

お金さえ借りられればそのお金でお金を生み出せるからです。消費に使う借金は確かに悪ですが、実業や投資に使う借金は善である可能性があります。

何が言いたいのかと言いますと、FXは保証もなしにお金を貸して投資をさせてくれる投資初心者の頼れる味方だといいたいのです。

もしかしたら、貯金こそ善で円のまま保有するのが最善だと考える人もいるかもしれませんが、その考え方こそ意味のない借金のようなものだといえます。

なぜなら、将来どうなるかは誰にも分からないからです。しかも、現状の世界はやはり円安になる可能性が高いというのは、見て取れる事実でもあります。

そんな状態なのに、円一点賭けするというのは、借金を背負うよりも大変リスクのある博打行為だと言わざるを得ません。

円安が予想される現在では、分散投資を考えないと生活の自衛はできなくなります。分散投資先として、米ドル/円のスワップポイント投資はある程度は信頼できる投資先だといえるでしょう。

現在は貯金より投資の時代

日本でも1980年代は銀行にお金を預けているだけで、利回りが10%だった時代もありました。現在でいうところのインデックスファンドに対する投資のようなもので、リスクが少ない投資とされていた時代もあったのです。

一方現在は間違いなく貯金よりも投資の時代です。これはお金を預かっている銀行の立場から考えれば良く分かります。

金利が高い時代は、銀行も積極的にお金を貸したいと考えるでしょう。お金を貸しているだけで楽に稼げるからです。しかし、現在のように低金利時代になると銀行はどのように考えるでしょうか?

間違いなく貸し渋ります。そして、他のもっと良い投資を行うにきまっているでしょう。計算すれば分かる単純な話です。

具体的には、銀行は日本国債などを大量に購入しているようです。日本国債の利回りは0.1%程度なので大した利回りではありませんが、安全性が担保されていると銀行は考えているのでしょう。

つまり、金利が高い時代は銀行はとにかくお金を貸したがるし、金利が低い時代は銀行は投資をしたがるということです。

ということは、我々の場合は金利が高い時はとにかく貯金しまくって、金利が低い時代はとにかく投資しまくることが大切ということになります。

特に円安が続くと想定するならば、米ドル/円のスワップポイント投資は投資先として悪い選択ではありません。ロスカットにだけ十分注意して少額から投資することをおすすめします。

円安の影響で米ドル/円のスワップポイントが高い!分散投資の1つとして検討しよう!

「米ドル/円のスワップポイントの魅力を知りたい!」「円安の影響はある?」ご要望にお応えし、記事では、米ドル/円のスワップポイントの魅力や円安との関係性、投資のコツなどについて詳しく解説してきました。

米ドル/円のスワップポイントの魅力は付与額が高く安全性が高いという点です。米国の金利は現在コロナ渦の影響で非常に高くなっております。現在がピークであるとも考えられますが、チャートが右肩上がりする可能性は高いので、為替差益でも十分に勝算がある投資です。

何よりも、デイトレードよりはるかに簡単というのが魅力的だといえるでしょう。ロスカットにさえ注意すればだれがやっても成功しますし、実効レバレッジ1倍で取引しても利回り5%は出る計算です。

実際には、スワップポイントは両国の僅差によって生じるので、今後の日本と米国の金利政策次第というところではあります。

魅力の多い米ドル/円のスワップポイント投資ですが、業者選びは特に注意したいところです。特に海外FXの利用だけは行わないようにしましょう。

資産の保証がないからです。おすすめは、みんなのFX、LIGHTFX、GMOクリック証券、MATSUI証券の4つのFX業者となります。

米ドル/円のスワップポイント投資は円安と強い関係性があります。円安が続けば、米ドル/円のスワップポイント投資はそれだけ有利になっていくといえるのです。

円安が続くと生活が困ると思う方もいるかもしれませんが、外貨を持つことで生活を維持できる可能性が増えます。

現在の日本の金利は0.01%以下なので、投資をすべき時代と言えます。我々がお金を預けている銀行ですらそう考えるのです。

金利が高い時代は貯蓄すべきだし、金利が低い時代は投資すべきです。これは数字を見ればわかる客観的な事実であり、投資をするべき時代には投資をするというのが生活を守るコツとなります。

現在、円安の影響で米ドル/円のスワップポイントが高いので、分散投資先の1つとして検討してみましょう。

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