FXのおすすめの時間帯を知りたい!
FXを行ってはいけない時間帯ってある?
疑問にお答えし、この記事ではFXのおすすめの時間帯や時間帯に合わせた戦略や手法、FXを行ってはいけない時間帯について解説していきます。
- FXの時間帯の癖や特徴
- FXのおすすめの時間帯や手法
- FXを行ってはいけない時間帯
FXを行うべき時間帯や行ってはいけない時間帯を理解しないと、思わぬ損失が発生してしまいます。
記事では、おすすめの時間帯や具体的な手法について解説しているので参考にしてください。
FXの時間帯の癖や特徴
FXは月曜から金曜までの24時間取引が可能ですが、時間帯によって癖や特徴が異なります。
以下の項目よりさらに詳しく解説していきます。
- ある程度の取引量があり安定する時間帯
- 多くの取引量があり値動きが激しくなる時間帯
- 取引量が少なく不安定な時間帯
- 取引量が集中し不安定な時間帯
- 取引量が少なく不安定になりやすい時期
ある程度の取引量があり安定する時間帯
三大市場と呼ばれる1つに東京時間がありますが、東京時間はある程度の取引量があり安定する時間帯と言えます。
時間としては、8時から16時までです。
特に8時から12時までがボラティリティが出やすく、レンジ内の逆張りのスキャルピングを行うトレーダーが多い時間帯と言えます。
多くの取引量があり値動きが激しくなる時間帯
東京時間より多くの取引量があり値動きが激しくなる時間帯としてはロンドン時間とニューヨーク時間があります。
ロンドン時間とニューヨーク時間ではトレンドが発生しやすくデイトレーダーが参加しやすい時間帯と言えます。
ロンドン時間とニューヨーク時間の詳細や具体的な手法については以下の記事を参考にしてください。
取引量が少なく不安定な時間帯
取引量が少ない不安定な時間帯は、6時から8時までのオセアニア時間となります。
特徴としてはスプレッドが広がりやすいです。
トレードは避けるべき時間帯と言えるでしょう。
オセアニア時間やその他の市場について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
取引量が集中し不安定な時間帯
取引量が収集し不安定な時間帯とは、重要指標発表時などです。
相場が急激に乱高下し、スプレッドが拡大しやすくなります。
取引量が少なくても多くてもスプレッドは拡大しやすいので注意しましょう。
取引量が少なく不安定になりやすい時期
8月の夏枯れ相場や、正月休みなどは取引量が少なく不安定になりやすい時期です。
相場が一瞬で400pips以上暴落したアップルショックが起こった時も2019年1月の正月休みの最中でした。
トレードにはあまり積極的にならないほうが良い時期だと言えるでしょう。
FXのおすすめの時間帯や手法を解説
トレーダーが好んでトレードを行う時間帯として、三大市場の時間帯があげられます。
三大市場の具体的な手法について以下の項目から詳しく解説していきます。
- 東京時間でスキャルピングを行う
- ロンドン・ニューヨーク時間でデイトレードを行う
- ポジショントレードの注意点
東京時間でスキャルピングを行う
東京時間は、レンジを突破しトレンドを形成する力が弱いです。
しかし、円がらみの通貨ペアのボラティリティはある程度あります。
そのため、レンジ上限での逆張りでスキャルピングがおすすめです。
ロンドン・ニューヨーク時間でデイトレードを行う
ロンドン・ニューヨーク時間ではトレンドが発生しボラティリティが大きくなるので、デイトレードがおすすめです。
ロンドン・ニューヨーク時間での戦略や手法、使えるインジケーターなどについては以下の記事で詳しく解説しております。
ポジショントレードの注意点
ポジションを数年にわたって保有するポジショントレードでは、主にスワップ狙いで行われることが多いです。
しかし、薄商いの時期や経済ショックに巻き込まれて決済されてしまう可能性が高い点に注意が必要です。
決済されないようにポジションを保有するために有効証拠金を増やすことをおすすめします。
FXのスキャルピングのおすすめの時間帯
FXのスキャルピングに挑戦したいという人向けに、FXのスキャルピングのおすすめの時間帯を解説していきます。
- 相場の流れが決定する23時~(冬時間では24時~)
- 【中級者向き】相場が乱高下する21時~23時(冬時間では22時~24時)
- 東京時間の9時30分~10時30分(冬時間では10時30分〜11時30分)
- 市場時間の終わり際でポジションを決済する銀行トレーダーの性質を狙う
- 【中級者向き】金曜日深夜のポジションクロースを狙う
相場の流れが決定する23時~(冬時間では24時~)
相場が急激に変動する21時~23時を過ぎると、相場の方向性が決まり、トレードがしやすくなります。
ボラティリティも大きくなるので、取引の待ち時間も少ないです。
スキャルピングの初心者におすすめの時間帯となります。
【中級者向き】相場が乱高下する21時~23時(冬時間では22時~24時)
21時~23時までは、1日の中で最も相場が動きやすくなる時間帯です。
重要指標の発表もこの時間帯と重なるため、難易度は高いですが、うまく取引できれば、大きく稼ぐことができます。
相場が、一瞬で乱高下するため、スキャルピングを行う場合は集中力がとても重要になります。
市場時間の始まりは資本力を持ったトレーダーが参入するため、相場が動きやすいです。
東京時間の9時30分~10時30分(冬時間では10時30分〜11時30分)
東京時間の9時30分~10時30分は、比較的値動きが落ち着いた時間帯です。
10時に為替市場で仲値が決定され、この時間帯は値動きがある程度活性化されます。
東京時間はトレンドを突破できるだけの力が弱いので、レンジを形成しやすく、レンジ内の逆張りなどが機能しやすいです。
ボラティリティは小さいですが、堅実にスキャルピングを行いたい場合に向いた時間帯と言えます。
市場時間の終わり際でポジションを決済する銀行トレーダーの性質を狙う
市場時間が東京・ロンドン・ニューヨークと分けられている意味ですが、それぞれの時間に応じて銀行などの大口のトレーダーが営業を行うからです。
東京のトレーダーは、東京時間までしかトレードせず、ロンドン・ニューヨークの時間でトレードは行えません。
そのため、各時間のトレーダーは市場時間の終わり際でポジションを決済します。
銀行トレーダーのポジションクローズによる反転を狙ったスキャルピングに挑戦してみましょう。
【中級者向き】金曜日深夜のポジションクロースを狙う
FX業者は土日がお休みなため、注文を一切行えません。
注文を行えない間に暴落があれば、損切り注文も間に合いません。
そのため、トレーダーの中には週を跨ぐことを嫌うトレーダーも多いです。
週を跨ぐことを嫌うトレーダーによるポジションクローズを狙うスキャルピングの手法もあります。
今までの相場の流れとは逆の流れを狙うため、見極める必要があります。
スキャルピングはチャート画面を注視しないといけない手法もあるため、なるべくアラームなどを使った自動化も検討しましょう。
FXを行う時はタイミングに注意しよう
FXを行う時に注意しておきたいタイミングについて以下の項目から解説していきます。
- 市場時間の始まりに注意
- 社会情勢を把握する
- 金曜日のトレードに注意
- 相場が急変動しやすい時間帯は避ける
市場時間の始まりに注意
市場間が始まる場合、前の市場時間の高値底値を刈る動きが生じる場合が多いです。
前の市場時間の高値底値を刈った後、逆方向に動くという展開になるので、流れが中断される可能性があります。
テクニカル分析を無視して動く場合もあるので、市場時間が始まった直後は様子見するというのも1つの手段です。
前の市場時間の高値底値を刈る動きを利用した手法もあるので、慣れたら挑戦してみてもいいかもしれません。
社会情勢を把握する
下記のような社会情勢を把握して相場の分析に活かしましょう。
- 経済指標の発表
- 政策金利の変動
- 政治的な要因
- 戦争・紛争、テロ
経済指標の発表
各国の経済に関する統計で、相場に影響を与えます。
特に米国の雇用統計は、あらゆる通貨ペアに影響を与えるので注意が必要です。
もしポンドなどを取引している場合は、週の持越しに注意しましょう。
ポンドの経済指標の発表が土日にあるからです。
政策金利の変動
景気が上昇するとその国の通貨の需要が高まり、相場に影響を与えることがあります。
景気が悪い場合は、ドルや金などの安定資産に需要が集中しやすいです。
政治的な要因
各国の首脳などの要人発言は突発的に起こることもあるので、特に注意が必要です。
発言内容によっては大きく相場が変動する可能性があります。
戦争・紛争、テロ
戦争・紛争、テロなどが起こったり、可能性が示唆される場合、相場に大きな影響を与える可能性があります。
戦争が起こりやすい地域の通貨ペアの取引には注意しましょう。
金曜日のトレードに注意
FX業者の休日である土日を挟むことを嫌って、金曜日にポジションを決済してしまうトレーダーも多いです。
テクニカル分析とは異なる動きのパターンが出現する場合もあるので注意しましょう。
相場が急変動しやすい時間帯は避ける
早朝や正月休みなどの薄商いの時間帯で取引するのは危険です。
相場が急に変動しやすいというのも理由の1つですが、スプレッドが拡大する恐れがあるからです。
取引する時間帯は1つに絞ろう
FXを行う上で取引する時間帯を1つに絞ることはとても重要です。
その理由について以下の項目から詳しく解説していきます。
- 自分に向いている時間帯を1つ選ぶ
- 選んだ時間帯にあった手法を学ぶ
- FXは努力が利益に結びつくとは限らない
- 生活リズムと取引スタイルを融合させていく
- 時間のメリハリをつける
自分に向いている時間帯を1つ選ぶ
FXをこれから始めようという際には、まずは自分が行えそうな時間帯を1つ選びましょう。
時間があるときに取引するとか、暇なときに取引するという場合、再現性がなくなり勝率が低くなるのでおすすめできません。
固定した時間帯でFXを行う事が成功のカギです。
選んだ時間帯にあった手法を学ぶ
自分が取引できる時間帯を選んだ後は、時間帯にあった手法を選びましょう。
午前中しか取引を行えないなら、レンジ内の逆張り手法。
夕方から取引が可能ならば、トレンドフォロー狙いのデイトレードがおすすめです。
FXは努力が利益に結びつくとは限らない
FXは待つことが大事です。
手法のルールに従って条件が整うまでは取引してはいけません。
頑張って取引を行おうとすると、返って損失が発生する可能性が高いです。
ポジポジ病と呼ばれるFX初心者がはまりやすい罠の1つです。
FXはメンタルのスポーツと言われています。
集中力がとても重要なので、常に万全の状態で取引に臨むようにしましょう。
生活リズムと取引スタイルを融合させていく
FXは同じ時間で同じ手法で同じタイミングで行う事で、勝率が上昇します。
生活リズムとトレードスタイルは切っても切り離せない関係と言えるのです。
例えば、家事をしながらFXを行うと言った場合、手法を確立させたうえで、アラームをセットし、取引のタイミングだけ注文を行うといったスタイルです。
こういったスタイルならば、生活とFXの両立が可能だといえます。
自分の生活リズムと取引スタイルを融合させていき、再現性の高いトレードを目指しましょう。
時間のメリハリをつける
FXを行っているとどうしても欲をかいてしまって、慣れない時間帯でいきなり大きな取引を行ってしまいがちです。
事前に決めていないことはやらないという決意が大切です。
もし、慣れていない時間帯に挑戦したい場合は、練習から行ってみましょう。
【まとめ】FXは時間帯によって手法が変わる!やってはいけない時間帯にも注意しよう!
FXは時間ごとに特徴があり、時間ごとに向いている戦略や手法が存在します。
取引に向いていない時間帯もあるので注意しましょう。
- FXは時間帯によって癖や特徴がある
- FXのおすすめの時間帯は三大市場の時間
- 東京時間ではスキャルピングがおすすめ
- ロンドン・ニューヨーク時間ではデイトレードがおすすめ
- FXを行ってはいけない時間帯は薄商い時と指標発表時
FXは時間帯によって相場は様変わりし、明らかな特徴が起こります。
FXの時間帯の癖や特徴をつかみ、適切な手法を行って取引を成功させましょう。
コメント コメント 0