FXジャイアンツは出金できないトラブル多発!プロが徹底検証

FXジャイアンツは、2015年から営業を開始している海外FX業者です。

しかしながら…

出金できない

詐欺に遭った

というトラブルが多発しているようなので、利用前にチェックしておいた方が良いでしょう。

なぜなら、もし本当に出金拒否するような詐欺業者なら、入金したが最後、二度と資金が返ってこないことが多いからです。

この記事では、FX会社の格付けサービスを提供しているWikiFXが、FXジャイアンツの安全性について事実ベースで客観的に解説しています。

WikiFXとは?

WikiFX(ウィキエフエックス)は、FX会社の安全性・信頼性を評価している第三者機関です。
全世界3万以上のFXブローカーの情報を収集し・格付けを行っています。
FX会社の安全性スコアや詐欺被害のリアルな口コミは『wikifx.com』で確認できます。

FXジャイアンツが出金できないトラブルを多発している業者かどうかを、取得ライセンスや規則、Twitterの口コミなど様々な視点から安全性を徹底的に調査しましたので、ぜひ参考にしてください。

目次

FXジャイアンツの安全性を基本情報や取得ライセンスから調査

出典:FXGiants

FXジャイアンツの安全性を確かめるために、公式サイトやWikiFXで下記3点を調査しました。

安全性調査項目

1.企業情報と特徴
2.取得ライセンス
3.ユーザーの資産保護

基本情報1.企業情報と特徴

FXジャイアンツの企業情報や特徴は、以下の通りです。

FXジャイアンツの公式サイトは、日本語で記述されています。

カスタマーサービスにはEメールとチャットがあり、メールは24時間、チャットは平日5日の14時から24時まで対応しているようです。

ですが、日本人スタッフがいるかどうかは不明です。

特徴詳細
取扱商品・FX
・貴金属
・先物
・株式
・株価指数
・エネルギー
など200銘柄以上
レバレッジ最大1,000倍
※口座タイプにより変動
口座タイプ・レギュラー口座(最大レバレッジ500倍)
・ゼロスプレッド口座(最大レバレッジ1,000倍)  
取引プラットフォーム・MT4
・PMAM
・MT4 VPS
スプレッド・レギュラー口座:1.5pips~
・ゼロスプレッド口座:0.2pips~(¥1200/ロット)  
最低入金額$500
入出金方法・銀行送金
・クレジットカード
・仮想通貨
・bitwallet  
ロスカット20%
ゼロカットあり
スキャルピング可能
両建て可能
ボーナスなし
FXジャイアンツの特徴

FXジャイアンツの特徴として、下記3つが挙げられます。

FXジャイアンツの特徴
  1. レバレッジが1,000倍と高い
  2. PMAMがある
  3. ボーナスがない

1つ目の特徴は「レバレッジが1,000倍と高い」点です。

海外FXは国内FXの25倍よりも高く設定できる業者が多く、数百倍に設定できるところがほとんどです。

業者名最大レバレッジ
FXジャイアンツ1,000倍
Axiory400倍
FXDD500倍
XM888倍
他社とのレバレッジ比較

ですがFXジャイアンツの最大レバレッジは1,000倍なので、他社と比較しても高水準であることが分かります。

2つ目の特徴は「PMAMがある」点です。

PMAMとは「Personal Multi-Account Manager」の略で、MAMの一種です。

MAMとは?

MAMとは、”Multi Account Manager”の略で、プロのトレーダーに資金を預けずに、発注指示のみを出して取引を任せる運用方法のことです。

時間の確保が難しく、なかなかトレードできない方にとっては嬉しいサービスと言えるでしょう。

しかし、完全に資金運用を他人に委ねることになるので、安全かどうかの見極めが重要となります。

MAMなどの詳しい解説は、下記の記事をご参照ください。

3つ目の特徴は「ボーナスがない」点です。

海外FX業者の多くは、証拠金として使えるボーナスを提供しているところが多いです。

しかしFXジャイアンツではボーナスの提供が一切ありませんので、口座資金は自己資金ですべて用意する必要があります。

基本情報2.取得ライセンス

FXジャイアンツが取得している金融ライセンスを、WikiFXで調査しました。

金融ライセンスとは?

金融ライセンスとは、各国の金融監督機関が発行している『金融業の営業許可証』のことです。
取得をするためには、監督機関からの審査や、資金の預託が必要になる場合があるため、FX会社の信頼性を見極める上で重要な指標の一つと言えます。
取得難易度や規制の内容は、ライセンスを発行する国や機関によって異なります。

取得しているライセンスは、以下の通りです。

No.ライセンス名ライセンス名ライセンスタイプ取得難易度
1英国金融行動監視機構(FCA)クローンの疑い直通ライセンス(STP)
2オーストラリア証券投資委員会(ASIC)クローンの疑いフルライセンス(MM)
FXジャイアンツの取得ライセンス一覧

取得ライセンス1.英国金融行動監視機構(FCA)

英国金融行動監視機構(FCA)のライセンス情報は、以下の通りです。

正式名称Financial Conduct Authority
日本語名(略称)英国金融行動監視機構(FCA)
設立2012年
取得難易度
信頼性
公式サイトhttps://www.fca.org.uk/
FCAライセンス情報

英国金融行動監視機構(FCA)は、ロンドン市場を中心に管轄するライセンス発行機関で、規制内容から取得難易度は厳しいことで知られています。

そのため、信頼性も高いとされています。

英国金融行動監視機構(FCA)の規制内容
  • 消費者への保護や対応方法
  • 資本金や事業形態などの企業としての運営能力
  • 外部機関から監査状況
  • 金融サービス補償機構(FSCS)への加入義務
  • 顧客資産取扱規定(CASS)の遵守

取得状況はWikiFXにより、FCA公式サイトにてFXジャイアンツグループの1つである「NOTESCO UK LIMITED」が確認済みです。

ですが、WikiFXではクローンの疑いがあるとして「擬似偽ライセンス」と認定しています。

同じライセンスを取得しているFX業者は、以下の通りです。

FX業者名ライセンスNo.
OANDA JAPAN542574
exness730729
IG証券195355
同じライセンスを取得しているFX業者

取得ライセンス2.オーストラリア証券投資委員会(ASIC)

オーストラリア証券投資委員会(ASIC)のライセンス情報は、以下の通り。

正式名称Australia Securities & Investment Commission
日本語名(略称)オーストラリア証券投資委員会(ASIC)
設立1998年
取得難易度
信頼性
公式サイトhttps://asic.gov.au/
ASICライセンス情報

オーストラリア証券投資委員会(ASIC)は、オーストラリアで活動する金融機関を監視・監督するためにオーストラリア政府によって設立された機関です。

公式サイトでは「消費者を不正行為や危害から保護する」という目的を掲げており、クレームがあり次第、法的訴訟を起こすなどの厳しい対応をしているようです。

そのため、取得難易度や信頼性は高いとされています。

取得状況はWikiFXにより、ASIC公式サイトにてFXジャイアンツグループの1つである「NOTESCO UK LIMITED」が確認済みです。

ですが、WikiFXではクローンの疑いがあるとして「擬似偽ライセンス」と認定しています。

同じライセンスを取得しているFX業者は、以下の通りです。

FX業者名ライセンスNo.
楽天証券418036
サクソバンク280372
IG証券220440
同じライセンスを取得しているFX業者

基本情報3.ユーザーの資産保護

FXジャイアンツがユーザーの資産保護をするために、「分別管理」や「信託保全」などを公式サイトで明言しているか調査しました。

分別管理・信託保全とは?

分別管理・信託保全というのは、FX会社が顧客から預かった資金を管理する方式のことです。
分別管理は、FX会社の運営資金と顧客の預入資金を分別して管理していることを表します。
しかし、本当に顧客資金に手が付けられないのかはトレードにはわかりませんし、会社が倒産した場合に返金される保証もありません。
一方の信託保全というのは、顧客資金と同額の資金を信託銀行などの預ける資金管理方式です。
この場合、会社が簡単に顧客資金に手を付けることはできないですし、倒産しても銀行からトレーダーへ資金が返金されます。

その結果、下記のような明言が確認できましたので、FXジャイアンツでは「分別管理」を実施しているようです。

Q FXGiantsにお金を預けて安全なのですか?

A FXGiantsは、クライアントの資金が常に FXGiants企業自身の口座から完全に分離されるように、独立したクライアント用の銀行口座を維持しています。 FXGiantsに預け入れられたすべての顧客資金は、当社の厳格な方針および手順に従って完全に分離され、活動は当社の外部および内部監査人によって監視されるため、全ての方に安心して口座へのご入出金をいただけます。

出典:FXGiants公式サイト

FXジャイアンツは出金できないのか?Twitterで口コミ5件を調査

FXジャイアンツで出金できないかどうかを確かめるために、Twitterで口コミを調査しました。

その中で関係ありそうなものを、5件ピックアップしてご紹介します。

FXジャイアンツのTwitterでの口コミ(2022年7月24日時点)
  1. FXGiantsはIronFXのホワイトラベル
  2. GOLD(XAUUSD)のロット計算がおかしい
  3. ログイン画面にすら行けない
  4. VPSのひとつからデモ口座に接続できない問題
  5. FXジャイアンツのサポートが繋がらない

口コミ1.FXGiantsはIronFXのホワイトラベル

このツイートによると、FXジャイアンツはIronFXのホワイトラベルのようです。

ホワイトラベルとは、他社からプラットフォームやレートなど借りて、スプレットを上乗せすることです。

またIronFXは、詐欺業者として有名なFX業者です。

FXジャイアンツがIronFXのホワイトラベルとなると、詐欺業者のシステムをそのまま使っていることになります。

仮にFXジャイアンツが安全だとしても、IronFXがシステム上で詐欺行為を働けば、利用者は出金拒否などのトラブルに巻き込まれる可能性が高いと言えます。

口コミ2.GOLD(XAUUSD)のロット計算がおかしい

ツイートから、MT4のFXジャイアンツとMT5のTitanFXのブレード口座でロット計算がおかしくなっているようです。

ロット計算がおかしいとなると証拠金維持率が低くなるため、意図しない場面でロスカットされやすくなります。

もしシステム上の不具合であればメンテナンスなどの仕方に問題があるので、最初からFXジャイアンツは利用しない方が良いでしょう。

口コミ3.ログイン画面にすら行けない

動画からログイン画面でローディングしているのは分かるのですが、そこから10分以上いっこうに進まないようです。

FXでは経済指標などで急激に価格変動するときがあるので、そのような場面でログインできないとなると、損切りなどが間に合わないかもしれません。

例えるなら交通事故で大ケガを負っているのに、119番になかなか繋がらないようなものです。

口コミ4.VPSのひとつからデモ口座に接続できない問題

VPSとは?

「Virtual Private Server」の略で、直訳すると「仮想専用サーバー」のこと。
自分専用に使える「専用サーバー」と同じように使用でき、導入コストも「専用サーバー」より安い。

ツイートから、VPSでFXジャイアンツのデモ口座を利用しようとすると、IP制限で接続できないようです。

そのため、VPSでFXジャイアンツのデモ口座は使わない方が良いでしょう。

口コミ5.FXジャイアンツのサポートが繋がらない

サポートが繋がらないとなると、出金などのトラブルが発生したときに問題が解決できなくなる恐れがあります。

FXジャイアンツ側がわざとサポートを切っているとなると、かなり悪質な対応と言えるので、利用は避けた方がいいかもしれません。

WikiFX「真相公開」から口コミを調査

WikiFXでは、ユーザーから寄せられる口コミとして「真相公開」が掲載されています。

2022年7月24日時点でFXジャイアンツの「真相公開」は12件ありましたので、その中から3件ご紹介します。

FXジャイアンツの「真相公開」(2022年7月24日時点)
  1. FXGIANTは最大の詐欺ブローカーです
  2. 詐欺師
  3. 詐欺プラットフォームは、クライアントに口座開設を誘導します

≫WikiFXでFXジャイアンツの「真相公開」を確認する

真相公開1.FXGIANTは最大の詐欺ブローカーです

分類詐欺
日時2021年9月14日
投稿国フィリピン

FXGIANTは最大の詐欺ブローカーです。
このブローカーにあなたの稼いだお金を預けないでください。

なぜなら、私は500ドルを入金し、ここで利益を得て出金依頼をしたところ、出金を拒否され、口座が停止されたからです。

と、出金拒否に遭っているため詐欺だと語っています。

出金依頼をした時点で出金拒否をし、さらに口座停止するところから、FXジャイアンツは典型的な詐欺業者の可能性が高いです。

≫WikiFXで「真相公開」を確認する

真相公開2.詐欺師

分類出金できない
日時2020年8月2日
投稿国ポルトガル

SCAMブローカーとしか言いようがありません。
何週間か取引した後、説明も通知もなくFXGiantsはEURUSDのポジションにあった私の利益をすべて持って消えました。

私が文句を言うと、彼らは私の取引はLP価格から外れた価格であったので、取り消したと言います。
どうやったらMT4で間違った価格でポジションを持つことができるのでしょうか?
つまり、彼らは詐欺業者であり、自分たちの利益のために価格を操作しているのです。

スクリーンショットでは491.54ドルの利益が表示されていますが、実際には-516.98ドルの利益として、すべて彼らに持っていかれました。
私がLPからより多くの証拠を求めた後、彼らは返事をしませんでした。

と「LP価格から外れていた」という理由で、利益を取り消されたと語っています。

下記の画像から、確かに「Profit」の合計が491.54ドルと表示されている一方、MT4側では「Profit:-516.98ドル」となっているので、利益を全消しされているのが分かります。

「Profit」の合計が491.54ドル(出典:WikiFX)
MT4側の「Profit:-516.98ドル」(出典:WikiFX)

理由はどうであれ、FXジャイアンツが価格操作している明確な証拠です。

そのため、FXジャイアンツは何か不都合なことがあると、利益を全消しすると考えられます。

≫WikiFXで「真相公開」を確認する

真相公開3.詐欺プラットフォームは、クライアントに口座開設を誘導します。

分類他の内容
日時2019年11月2日
投稿国香港

私はユーロの注文を数回行いました。
撤退を申し込んだ後、違法取引の理由で辞退し、利益は強制的に差し引かれました。
顧客サービスは私をブロックしました。

もう誰も私のメールに答えません!

と、含み益があったユーロポジションがあるのにもかかわらず、「違法取引がある」という理由で強制的に利益が没収されたと語っています。

画像から、最後の決済で注文価格が「0→0」という不可解な注文で、利益が全消しされているのが確認できます。

どうやらFXジャイアンツでは、強制的に利益を没収する操作が当たり前のように行われているようです。

≫WikiFXで「真相公開」を確認する

WikiFXによる独自調査結果

WikiFXでは、FX業者を数値で判定する『スコア評価』や、ペーパーカンパニーでないかを調査する『現地調査』などを行っています。

またそれらの結果を基に『注意喚起』も行っています。

そのためここからは、WikiFXがどのようにFXジャイアンツを評価しているのかを調査しました。

調査結果は、以下の通りです。

独自調査1.スコア評価

WikiFXでは、下記の5つの指標から10点満点でFX業者を評価しています。

WikiFXスコアの評価基準
  1. ライセンス指数:取得ライセンスの信頼性・価値
  2. 事業指数:企業としての安定性・運営能力など
  3. リスク指数:倒産時の資産保証の度合い・詐欺業者の可能性の低さなど
  4. ソフトウェア指数:取引プラットフォームなどの利用環境
  5. 規制指数:取得ライセンスの規制の強さ

FXジャイアンツのスコア評価結果は、以下の通り。

WikiFX評価の詳細は「WikiFX FXジャイアンツ」ページでもご確認頂けます。

FXジャイアンツのスコア評価(出典:WikiFX)
指数スコア
総合スコア0.29
ライセンス指数0.00
事業指数5.80
リスク指数0.00
ソフトウェア指数4.00
規制指数0.00
FXジャイアンツのスコア評価(2022年7月24日時点)

総合スコアが「0.29」なので、FX業者としては最低の部類です。

「ライセンス指数」「0.00」と、皆無です。
その原因として「基本情報2.取得ライセンス」で解説したとおり、取得しているライセンスの全てが「クローンの疑い」となっているからと考えられます。

また同じ理由から「規制指数」「0.00」と、こちらも皆無です。

「事業指数」「5.80」であり、資本金や運営能力は平均的と判断されています。

「リスク指数」「0.00」と皆無です。
「基本情報3.ユーザー資産の保護」で「分別管理」は確認されていますが、WikiFXではその保証は無いと判断しているようです。
また「FXジャイアンツは出金できないのか?Twitterで口コミ5件を調査」「WikiFX『真相公開』から口コミを調査」から、詐欺報告が多いのも原因でしょう。

「ソフトウェア指数」「4.00」と、やや低い判定です。
取引プラットフォームはMT4の他にPMAMやMT4のVPSがありますが、いずれも取引速度や安定性は優れていないと判断されているのが原因のようです。

独自調査2.現地調査結果

WikiFXの「現地調査」のコラムでは、現地オフィスへ実際に訪問し、ペーパーカンパニーであるかどうかを調査しています。

2022年7月24日時点で、WikiFXによるFXジャイアンツへの現地調査結果は2件です。

No.現地調査結果
1オーストラリアのFXジャイアンツオフィスが見つからないオフィスを確認できず
2英国のFXジャイアンツオフィスを訪問オフィスを確認できず
FXジャイアンツへの現地調査

≫WikiFXでFXジャイアンツの「現地調査結果1」を確認する
≫WikiFXでFXジャイアンツの「現地調査結果2」を確認する

現地調査1.オーストラリアのFXジャイアンツオフィスが見つからない

調査チームは、金融ライセンス「オーストラリア証券投資委員会(ASIC)」に記載された、FXジャイアンツのオーストラリアオフィスがあるとされる「YUN MA, Level 17, 9-13 Castlereagh Street SYDNEY NSW 2000」を訪問しました。

現地にはビルがあり、中に入って2階に行こうとしましたが、警備員に止められてそれ以上行くことはできなかったようです。

よって調査チームは、オーストラリア証券投資委員会(ASIC)に記載されていた住所でFXジャイアンツオフィスが見つからなかった、

ASICが発行したライセンス(No.417482)は偽物の疑いがあるので、取り消された可能性が高い。

とし、警告しています。

≫WikiFXで「FXジャイアンツ、オーストラリアでは不明」を確認する

現地調査2.英国のFXジャイアンツオフィスを訪問

調査チームは、金融ライセンス「英国金融行動監視機構(FCA)」に記載された、FXジャイアンツのイギリスオフィスがあるとされる「12Th Floor, The BroadGaTe Tower 20 PriMrose STreeT London EC2A 2EW UNITED KINGDOM」を訪問しました。

現地にはモダンな建物が2,3棟連なった複合施設のようなものがあったようです。

しかし、1階のロビーでFXジャイアンツに関する看板やロゴを見つけられませんでした。

よって調査チームは、英国金融行動監視機構(FCA)に記載されていた住所にFXジャイアンツオフィスが確認できなかったため、

投資家は、慎重にディーラーを選んでください。

と、警告しています。

≫WikiFXで「英国のFXジャイアンツオフィスを訪問」を確認する

独自調査3.注意喚起

2022年7月24日時点で、WikiFXからFXジャイアンツに合わせて下記5点のリスク注意喚起があるとし、「WikiFXでの評価が低すぎます、利用しないでください」と警告しています。

WikiFXでの注意喚起(2022年7月24日時点)
  1. このブローカーには、有効なライセンスが確認されていない
  2. 取得している英国金融行動監視機構(FCA)(ライセンス番号:585561)はクローンの疑いがある
  3. 取得しているオーストラリア証券投資委員会(ASIC)(ライセンス番号:417482)はクローンの疑いがある
  4. クレーム数が過去3か月間で12件に達している。
  5. このブローカーには日本の有効なライセンスがない

≫WikiFXでFXジャイアンツの注意喚起1を確認する
≫WikiFXでFXジャイアンツの注意喚起2を確認する

FXジャイアンツで出金できなくなるルールは2つ

FXジャイアンツの公式サイトには、出金に関するルールがFAQで公開されていたので、ご紹介します。

FXジャイアンツで出金できなくなるルール
  1. 出金申請額が有効証拠金と手数料の合計以下であること
  2. 利益出金は海外銀行送金のみ

ルール1.出金申請額が有効証拠金と手数料の合計以下であること

FXジャイアンツでは「出金申請額が有効証拠金と手数料の合計以下でないと、出金できない」という内容のルールがあります。

Qまだ決済していない注文があっても出金できますか?

A有効証拠金が出金申請額を満たしている限り、手数料を含めて問題なくご出金いただけます。

出典:FXGiants

つまり「出金申請額>有効証拠金+手数料」となっている場合は、出金できないようです。

ルール2.利益出金は海外銀行送金のみ

FXジャイアンツでは「利益は海外銀行送金のみで出金できる」としています。

Q利益を出金したいのですが?

A取引で発生した利益は常に海外銀行送金でのみご出金いただけます。いただいたご入金分は、アンチ・マネーロンダリングの方針から同様の手段でご出金をいただくことができます。

出典:FXGiants

「アンチ・マネーロンダリング」とは、マネーロンダリングに対抗することで、FX業者を含めた金融業界では一般的な取り組みの一つです。

マネーロンダリングとは?

犯罪資金の出所を分からなくする目的で、入金と出金を繰り返す犯罪行為のこと。

つまりFXジャイアンツでは、出金先の口座名義が違ったり、入金方法と異なる方法で出金しようとしたりすると、マネーロンダリングに抵触するとして出金できないようです。

FXジャイアンツで出金できなくなる規約は3つ

FXジャイアンツの公式サイトでは、利用者の規約を記した「TERMS OF BUSINESS」が公開されています。

そこには、出金できなくなるケースになるような禁止行為が3つ明記されているので、注意してください。

FXジャイアンツが定める出金に関する規約
  1. 共同口座を通知無しで口座閉鎖できる
  2. 出金方法は入金方法に合わせる
  3. 取引なしで出金した場合に入金額の3%の管理費が請求される

規約1.共同口座を通知無しで口座閉鎖できる

FXジャイアンツでは「共同口座では、通知無しで口座の清算、出金、口座閉鎖などができます。」としています。

14.Joint Accounts
(中略)
14.2 The Company shall be entitled to treat each Account holder of a Joint Account as having full authority (as if they were the only person entering into the Agreement) on behalf of the others to give or receive any instruction, notice, request or acknowledgement without notice to the others, including an instruction to liquidate and/or withdraw investments from the Account and/or close any Account) however the Company may in its sole and absolute discretion, require an instruction request or demand to be given by all Joint Account holders before it takes any action.

出典:FXGiants「TERMS OF BUSINESS」

意訳すると、以下の通りです。

14. 共同アカウント
(中略)
14.2 当社は、共同口座の各口座名義人が、他の口座名義人への通知なしに、口座の清算および/または投資の出金、および/または口座の閉鎖の指示を含む、いかなる指示、通知、要求または確認を与える、または受け取る完全な権限を持つものとして(まるで彼らが契約を結ぶ唯一の人かのように)扱う権利を持つものとしますが、当社はその単独かつ絶対的裁量により、何らかの措置を取る前にすべての共同口座名義人から指示や要求ができます。

つまりFXジャイアンツは、好きなタイミングで共同口座から出金したり口座閉鎖したりができるので、出金できない原因となります。

規約2.出金方法は入金方法に合わせる

FXジャイアンツでは「出金は、顧客が顧客口座に入金するために使用したのと同じ方法を使用して、同じ送金者に行う必要があります。」としています。

17.Transfer of Funds
(中略)
17.8 Client’s withdrawals should be made using the same method used by the Client to fund his Client Account and to the same remitter. The Company reserves the right to decline a withdrawal with a specific payment method and will suggest another payment method where the Client needs to proceed with a new withdrawal request, or request further documentation while processing the withdrawal request.

出典:FXGiants「TERMS OF BUSINESS」

意訳すると、以下の通りです。

17. 資金移動について
(中略)
17.8 顧客の出金は、顧客が顧客口座に入金するために使用したのと同じ方法を使用して、同じ送金者に行う必要があります。
当社は、特定の支払方法による出金を拒否する権利を有し、顧客が新たな出金要求を進める必要がある場合には、別の支払方法を提案するか、出金要求の処理中にさらなる書類を要求します。

つまり入金とは別方法で出金したり、別名義の口座へ出金しようとしたりすると、出金拒否となります。

規約3.取引なしで出金した場合に入金額の3%の管理費が請求される

FXジャイアンツでは「取引活動なしにお客様の口座で出金が行われた場合、入金された資金の3%の管理費を請求する権利を有します」としています。

18.The Company Fees
(中略)
18.9 The Client further acknowledges and agrees that in cases where deposits and withdrawals are conducted on the Client account without any trading activity, the Company reserves the right to charge an administration fee of 3% of the deposited funds to cover any fees/transaction costs incurred by the Company.

出典:FXGiants「TERMS OF BUSINESS」

18. 当社の手数料
(中略)
18.9 お客様はさらに、取引活動なしにお客様の口座で入金と出金が行われた場合、当社が発生した手数料/取引費用を賄うために、入金された資金の3%の管理費を請求する権利を有することを認識し同意するものとします。

もし取引なしで出金しようとすると、管理費として入金額の3%が請求されるので、これを支払えないと出金できない可能性があります。

調査結果:出金トラブルに関する口コミが多いので、利用しない方が無難

ここまでFXジャイアンツの評判や安全性などを、口コミやライセンス情報などから徹底的に調査してきました。

結論として出金トラブルに関する口コミが多く、利用しない方が良いでしょう。

というのも、FXジャイアンツが取得している金融ライセンスは2つありますが、その全てが偽物である可能性が高いです。
また、詐欺業者として名高いIronFXとのつながりも懸念されるので、利用時にトラブルに巻き込まれる可能性も高いと言えます。

したがって最終的には出金できない状態に陥ることが予測されるので、FXジャイアンツを利用するのは絶対に止めておきましょう。

WikiFXでは、資金の安全性やサービスクオリティの高さが証明されている国内FX業者の利用を推奨しています。

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