FXFairは2023年7月3日にコピートレードの利用者を大損させたアサシンFXと取引サーバーのIPが一致したということで、出金が相次いでいるFX業者です。
アサシンFXと同じようにコピートレードを行う事ができ、金融ライセンスも所持しておりません。
海外FXの詐欺業者は、名前を変えて営業するということがよくあるので、FXFairがアサシンFXと同じ会社であったとしてもおかしくはないのです。
この記事では、FX会社の格付けサービスを提供しているWikiFXが、FXFairの安全性について事実ベースで客観的に解説しています。
WikiFX(ウィキエフエックス)は、FX会社の安全性・信頼性を評価している第三者機関です。
全世界3万以上のFXブローカーの情報を収集し・格付けを行っています。
FX会社の安全性スコアや詐欺被害のリアルな口コミは『wikifx.com』で確認できます。
FXFairの安全性を取得ライセンスや規則、Twitterの口コミなど様々な視点から徹底的に調査しましたので、ぜひ参考にしてください。
FXFairの安全性を基本情報や取得ライセンスから調査
FXFairの安全性を確かめるために、 公式サイトやWikiFXで下記3点を調査しました。
1.企業情報と特徴
2.取得ライセンス
3.ユーザーの資産保護
基本情報1. 企業情報と特徴
FXFairの企業情報や特徴は、以下の通りです。
FXFairは以下の点から考えておすすめできる業者ではありません。
- 金融ライセンスを所持していない
- コピートレードで騒動を起こしたアサシンFXと取引サーバーのIPが一致(同じ会社である可能性が高い)
- 前身であるFX Beyondでは出金拒否、利益取り消しを繰り返しており評判が悪い
海外FX業者は日本の金融庁の許可を取って営業しているわけではないので、安全性が非常に乏しいです。
中でもFXFairは非常に危険な海外FX業者と言えます。
FXを行うなら、信託法によって資金が守られる国内のFX業者がおすすめです。
詐欺を行う海外FX業者は名前を変えて営業していることが多いので注意してください。
特徴 | 詳細 |
---|---|
取扱商品 | ・外国為替 ・ゴールドなどの貴金属 ・エネルギー ・暗号通貨 ・株価指数 ・株式 ・Defiトークン ・NFT |
レバレッジ | 最大1111倍 |
口座タイプ | ・STANDARD ・ZERO SPREAD ・PRO |
取引プラットフォーム | ・MT4 ・MT5 |
スプレッド | 1.5pips~ |
最低入金額 | 5,001円 |
ロスカット | 20% |
ゼロカット | あり |
スキャルピング | あり |
両建て | あり |
ボーナス | ・口座開設ボーナス ・入金ボーナス |
FXFairの特徴として、下記の6つが挙げられます。
- FXFairとアサシンFXの取引サーバーが完全に一致している
- 金融ライセンスを所持していない
- 入出金に手数料がかかる
- サポートはメールのみ
- 出金拒否の口コミが多い
- 前身がFX Beyondであり運営歴が浅い
- ボーナスを受け取るためにはプロモーションコードが必要
- 不自然にFXFairを勧める記事が目立つ
1つ目の特徴は「FXFairとアサシンFXの取引サーバーが完全に一致している」点です。
FXFairとアサシンFXのMT4サーバーのIPが完全に一致しています。
そのため、FXFairとアサシンFXは同じグループである可能性が非常に高いです。
アサシンFXは2023年7月3日にコピートレードの利用者を大損させた海外FX業者です。
FXFairの利用は危険が高すぎるため、おすすめできません。
2つ目の特徴は、「金融ライセンスを所持していない」という点です。
金融ライセンスを所持していないということは、FXFairに対して、第三者機関が何の規制も設けることができないということです。
仮に、FXFairがアサシンFXのように悪質な取引を行ったとしても、返金される可能性は低いでしょう。
理由は、法的に守られていないからです。
日本国内のFX業者は、日本の法律に沿って運営しています。
金融庁から運営許可を取っており、ライセンスに従って営業しているからです。
金融ライセンスのないFX業者は何の法的な拘束性もないので、おすすめできません。
仮にライセンスがあったとしても、海外のFX業者の場合、信託法が存在しないので、信託保全が行われて資金が安全に守られる国内のFX業者の利用をおすすめします。
3つ目の特徴は「入出金に手数料がかかる」点です。
FXFairは入金手数料が1,000円、出金手数料が2,000円発生します。
入金にさえ手数料が発生するので、コストが高いFX業者と言えるでしょう。
国内のFX業者の場合、入出金に手数料がかからない業者が大半です。
入金反映速度については、即時から2営業日程度なので、ある程度早く反映されます。
4つ目の特徴は「サポートはメールのみ」点です。
FXFairのサポートは、ライブチャットも電話対応もなく、メールのみの対応となっています。
サポート体制はあまり充実してないと言えるでしょう。
すぐに対応してくれるライブチャットがないのは不安ですね。
メールは「よくある質問(FAQ)」から「お問い合わせフォーム」で行う事ができます。
5つ目の特徴は「出金拒否の口コミが多い」点です。
FXFairはアサシンFXと同じ会社であるという口コミも多いですが、以前から出金拒否の口コミも多いです。
海外FX業者の中でも特に危険な業者と言えるでしょう。
6つ目の特徴は「前身がFX Beyondであり運営歴が浅い」点です。
FX Fairの前身であるFX Beyondも評判がとても悪い海外FX業者です。
2021年3月にFX Beyondとしてサービスを開始し、2022年10月にFXFairとしてサービスを展開させています。
運営歴がかなり浅く、評判も悪いことから利用はおすすめできません。
FX業者にとって運営歴はとても重要です。
運営歴が長く評判が良いならば、信頼性は高まります。
ただし、運営歴が長い海外FX業者であっても、何かの拍子で出金拒否やサービス停止になったりするので、注意しましょう。
7つ目の特徴は「ボーナスを受け取るためにはプロモーションコードが必要」点です。
FXFairでボーナスキャンペーンを受け取るためには、プロモーションコードを入力する必要があり、他のFX業者と比べて、手間があります。
追加口座に資金移動を行うとボーナスは消失するので注意しましょう。
8つ目の特徴は「不自然にFXFairを勧める記事が目立つ」点です。
FXFairの公式サイトには、アフェリエイトという項目があり、IBパートナーを募集しております。
ネットでFXFairを調べてみると、不自然にFXFaitを持ち上げる記事が存在しますが、記事のリンクからFXFairの口座開設を行うと、報酬が発生するためです。
評判が良くなく、サービスが良くない海外FX業者ほど、IB報酬に力を入れるので、FXFairの評判が悪くないと思い込むのは早計と言えます。
詐欺業者であっても報酬が良ければ、IBパートナーとして参加する人が存在するのも事実です。
基本情報2. 取得ライセンス
FXFairが取得している金融ライセンスを、WikiFXで調査しました。
金融ライセンスとは、各国の金融監督機関が発行している『金融業の営業許可証』のことです。
取得をするためには、監督機関からの審査や、資金の預託が必要になる場合があるため、FX会社の信頼性を見極める上で重要な指標の一つと言えます。
取得難易度や規制の内容は、ライセンスを発行する国や機関によって異なります。
調査の結果、FXFairが取得している金融ライセンスはありませんでした。
基本情報3. ユーザーの資産保護
FXFairがユーザーの資産保護をするために、「分別管理」や「信託保全」などを公式サイトで明言しているか調査しました。
分別管理・信託保全というのは、FX会社が顧客から預かった資金を管理する方式のことです。
分別管理は、FX会社の運営資金と顧客の預入資金を分別して管理していることを表します。
しかし、本当に顧客資金に手が付けられないのかはトレードにはわかりませんし、会社が倒産した場合に返金される保証もありません。
一方の信託保全というのは、顧客資金と同額の資金を信託銀行などの預ける資金管理方式です。
この場合、会社が簡単に顧客資金に手を付けることはできないですし、倒産しても銀行からトレーダーへ資金が返金されます。
その結果、下記のような明言が確認できました。
ただし、FXFairは金融ライセンスを所持していないので、第三者機関による監査と保証があるわけではありません。
FXFairの口約束であり、口コミを見ても出金拒否のものが目立つことから鵜呑みにしてはいけません。
資金管理において、唯一信じられるのは国内のFX業者です。
国内のFX業者は信託法によって資金が信託保全されています!
FXFairの評判とは?Twitterで口コミ4件を調査
FXFairの評判をTwitterで特にアサシンFXとの関係性と出金拒否について調査してみたところ、4件の気になるツイートを発見したのでピックアップします。
口コミ1. FXFairとアサシンFXの取引サーバーが同じ
ツイッターの口コミでも、既にFXFairはアサシンFXと取引サーバーが一致しているという情報が出回っており、利用者が出金を行っている状況のようです。
資金がなくなれば、FXFairは営業を続けることができなくなり、破産するしかないでしょう。
今の内に出金しておかないと後々出金できなくなるかもしれませんね。
口コミ2. コピートレードでいきなり資金を失った
FXFairのコピートレードで大金を失ったという口コミです。
アサシンFXも同様の手口で利用者に全損させた経緯があり内容が酷似しています。
口コミ3. FXFairは破産の可能性がある
FXFairがアサシンFXと関係があったということで心配する口コミです。
運転資金が枯渇する場合、大手の海外FX業者でもサービス停止に追い込まれます。
海外FX業者の場合、分別管理で資金を保護しているといっても、返金しないというのが当たり前なので、FXFairが破産した場合でも、返金しない可能性は高いでしょう。
海外FXの利用自体が危険性が高いのでおすすめできません。
口コミ4. FXFairで出金できない状態がある
アサシンFXの騒動の影響で出金できない状況があると指摘している口コミです。
FXFariの出金が相次いでいる場合、後になればなるほど出金できなくなる可能性が高いです。
WikiFX「真相公開」から口コミを調査
WikiFXでは、ユーザーから寄せられる口コミとして「真相公開」が掲載されています。
2023年7月14日時点でFXFairの「真相公開」はありませんでした。
WikiFXによる独自調査結果
WikiFXでは、FX業者を数値で判定する『スコア評価』や、ペーパーカンパニーでないかを調査する『現地調査』などを行っています。
またそれらの結果を基に『注意喚起』も行っています。
独自調査1. スコア評価
WikiFXでは、下記の5つの指標から10点満点でFX業者を評価しています。
- ライセンス指数:取得ライセンスの信頼性・価値
- 事業指数:企業としての安定性・運営能力など
- リスク指数:倒産時の資産保証の度合い・詐欺業者の可能性の低さなど
- 規制指数:取得ライセンスの規制の強さ
- ソフトウェア指数:取引プラットフォームなどの利用環境
FXFairのスコア評価結果は、以下の通り。
指数 | スコア |
---|---|
ライセンス指数 | 0.00 |
事業指数 | 6.82 |
リスク指数 | 0.00 |
規制指数 | 0.00 |
ソフトウェア指数 | 7.40 |
総合点 | 0.34 |
FXFairのスコア評価(2023年7月14日時点)
総合スコアが「0.34」なので、海外FX業者の中でも最も低い点数です。
アサシンFXとの関係性の影響が出る前であったとしても、FXFairはノーライセンス業者なので、妥当な点数と言えます。
「ライセンス指数」は「0.00」と最低の点数です。
FXFairはノーライセンス業者なので、点数は0で信頼性は全くありません。
また同じ理由から「規制指数」も「0.00」です。
金融ライセンスを所持していないため、FXFairに対して第三者機関は規制をかけることができません。
FXFairの利用に対して保証が何もないので、危険な状態であり、利用はおすすめできません。
「事業指数」は「6.82」であり、資本金や運営能力はある程度あると判断されています。
アサシンFXと同じ会社であり、他にも同様のコピートレードの海外FX業者と運営していると考えると、悪質であるとは言えますが、事業指数はある程度高いともいえるのかもしれません。
しかしFXFairにとって事業指数の高さはあまり関係ないです。
アサシンFXと同様にコピートレードによる被害や出金拒否について警戒したほうが良いでしょう。
アサシンFXとの関係がばれてしまったことで、出金が相次いでいることも問題で、サービス停止も視野に入れたほうが良いです。
利用しているトレーダーの方はなるべく早く出金しましょう。
「リスク指数」は「0.00」と、最低の数値で非常に危険です。
FXFairで取引を行うのはリスクしかないので、取引は行わないようにしましょう。
「ソフトウェア指数」は「7.40」と、高い数値を出しておりますが、MT4に加えてMT5も利用できる点が評価されたのだと思われます。
独自調査2. 現地調査結果
WikiFXの『現地調査』のコラムでは、現地オフィスへ実際に訪問し、ペーパーカンパニーであるかどうかを調査しています。
WikiFXの調査の結果、FXFairはペーパーカンパニーではなく、実在していることが確認できました。
独自調査3. 注意喚起
現在、2023年3月16日時点で、FXFairを調査した結果、下記2点のリスク注意喚起があり、「評価が低すぎるため利用するのは危険」という判断になり、警告を行います。
- FXFairの金融ライセンスによる規制がないため注意
- FXFairは日本に対して有効なライセンスがない
FXFairで出金拒否となる出金ルールは9つ
FXFairの公式サイトでは、「KYC(Know Your Customer)ポリシー」が明記されています。
「Know Your Customer」の略語で、口座開設などで義務付けられている「本人確認手続き」のこと。
- 個人情報の盗難
- マネーロンダリング
- 金融詐欺
- テロ活動
などを防ぐ目的が明記されており、これらに反する行動をすると出金拒否になる可能性が高いため、出金ルールと捉えることができます。
犯罪資金の出所を分からなくする目的で、入金と出金を繰り返す犯罪行為のこと。
- 銀行口座情報の間違い
- 口座開設名義と銀行口座情報が異なっている
- ポジション保有中は全額出金できない
- 5,000円以下で出金しようとしている
- PAMM運用中にポジションを所持している場合
- 複数の口座または他業者との間で両建て
- 指標発表時などの相場が急変動するときの取引
- ボーナスの不正利用
- サーバーに負荷がかかる超短期取引
ルール1.銀行口座情報の間違い
出金ができない場合は、入力した情報の間違いをまずは疑ったほうが良いです。
FXFairは出金拒否を行いやすい海外FX業者であると思われますが、ミスで出金できないだけということもありえます。
ルール2.口座開設名義と銀行口座情報が異なっている
口座開設の時に登録した名義と出金先の金融機関の名義が異なる場合、出金を行う事はできません。
海外FX業者に共通のルールでマネーロンダリングを防ぐ目的があります。
結婚などによって苗字が変わった場合でも出金できないので注意しましょう。
ルール3.ポジション保有中は全額出金できない
ポジションを保有している間は、証拠金維持率を維持できないため、全額出金はできないので注意してください。
ルール4.5,000円以下で出金しようとしている
FXFairの最低出金額は5,000円です。
5,000円以下の場合出金できないので注意しましょう。
ルール5.PAMM運用中にポジションを所持している場合
PAMMとはプロにお金を渡して代わりにトレードをしてもらう自動売買システムのことです。
アサシンFXのコピートレードと同じです。
PAMMの場合、代理者がポジションを保有していると出金を行う事ができなくなります。
アサシンFXもこれを利用し、2023年7月3日に突然Lotを10倍にまで引き上げ、無茶な取引を乱発して、口座資金を0にしました。
コピートレードで資金を失った場合、出金拒否をされた場合と比べて、返金の可能性が非常に低いです。
海外FXのコピートレードを利用するのは危険なのでやめましょう。
ルール6.複数の口座または他業者との間で両建て
海外FXによくあるルールですが、FXFairは複数の口座あるいは他業者との間の両建てを禁止しています。
ルール7.指標発表時などの相場が急変動するときの取引
指標発表時などの相場が急変動するときの取引も海外FX業者がよく禁止しているルールで、FXFairでも禁止されています。
国内のFX業者と同じような取引を行うと出金拒否される可能性もあるので注意しましょう。
ルール8.ボーナスの不正利用
FXFairではボーナスを利用した指標時などのハイレバレッジ取引や、他者に口座を開設させて、ボーナスだけで取引するなどは、禁止されています。
ルール9.サーバーに負荷がかかる超短期取引
AIなどによる過度なスキャルピングはサーバーに負荷がかかるので禁止されています。
調査結果:FXFairの口座開設や入金は危険だからやめよう!FXをするなら国内FX業者の利用がおすすめ!
FXFairの口座開設や入金は非常に危険です。
アサシンFXと同じ取引サーバーのIPであるということで、出金が相次いでいますし、仮に関係がなかったとしても、資金が枯渇すればサービス停止し、返金されないという可能性は十分あります。
アサシンFXと無関係であったとしても、WikiFX内のスコアも低くノーライセンスの海外FX業者なので、危険度は最も高いFX業者です。
FXFairだけではなく、金融ライセンスを所持していたとしても、海外FX業者で取引すること自体が危険なのでおすすめできません。
WikiFXでは、資金の安全性やサービスクオリティの高さが証明されている国内FX業者の利用を推奨しています。
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