MT5でGMMAを表示させる方法とオススメ手法【画像で解説】

MT5でGMMAを使いたい!

GMMAはトレンドフォローの際に優れた機能を発揮するインジケーターですが、MT5に最初から備わっているわけでないので、外部サイトからカスタムインジケーターをダウンロードする必要があります。

しかし、GMMAの内容は12本の移動平均線を表示させるというものなので、MT5に最初から導入されている「Moving Average」を使えば、自作も可能です。

この記事で分かること
  • GMMAの詳細
  • GMMAのおすすめのインジケーター
  • GMMAのダウンロードとインストール方法
  • GMMAをスマホでも使えるように自作する方法
  • GMMAを使った手法
  • GMMAの注意点
  • GMMAと相性の良いインジケーターを使った手法

記事ではGMMAについて画像付きで手法に至るまで詳しく解説しています。

GMMAを活用することで、トレンドフォローで精度の高い分析を行う事が可能です。

さっそくGMMAのインジケーターについて知りたい方は「おすすめのGMMAのインジケーター」から読み進めてください。

目次

GMMAの正体とは?

GMMAでは12本のEMAを使い、1本1本をトレーダーの投機筋と見立てて分析します。

基本的には、長期束(長期の投資グループ)と短期束(短期の投資グループ)の2グループを主軸に分析を行います。

GMMAの主な使い方は以下の3点です。

  • 長期束の位置と向きでトレンドの方向性を分析可能
  • 帯の幅と間隔を確認しトレンドの強弱を分析可能
  • 2本の移動平均線のクロスによりトレンド変換を分析可能

それぞれ解説していきます。

長期束の位置と向きでトレンドの方向性を分析可能

GMMAの長期束の向きを確認することでトレンドの方向性を分析可能です。

下の画像のように長期束が上向きならば上昇トレンド、横ばいならばレンジ、下向きなら下降トレンドといった具合です。

上の画像のGMMAは短期束を緑、長期束をピンクで設定しています。

短期束だけを使った分析だとだましの可能性が高まるので、長期束と合わせた分析を行いましょう。

  • 長期束が短期束よりも下にあって上向きである場合は上昇トレンド
  • 長期束が短期束よりも上にあって下向きである場合は下降トレンド
  • 長期束と短期束が両方横ばいである場合はレンジ相場 

帯の幅と間隔を確認しトレンドの強弱を分析可能

GMMAでは、移動平均線(今回はEMAを採用)の幅の間隔が広ければ強いトレンドと分析でき、狭ければ弱いトレンドと分析することが可能です。

移動平均線の種類については本記事の「SMA」を参考にしてください。

画像で解説すると以下のようになります。

2本の移動平均線のクロスによりトレンド変換を分析可能

短期束がクロスし始めた後、長期束に近づいてきたらトレンド変換の合図となります。

完全にトレンド変換とみなすには以下の3つの手順が必要です。

  1. 短期束がゴールデンクロスかデッドクロスを行う
  2. 短期束と長期束がゴールデンクロスかデッドクロスを行う
  3. 長期束がゴールデンクロスかデッドクロスを行う

画像で解説すると以下のようになります。

GMMAのクロスによるトレンドの変換の分析は、移動平均線のゴールデンクロス・デッドクロスよりも頻度が少ない分、精度が高いことが特徴です。

おすすめのGMMAのインジケーター

MT5のGMMAのインジケーターはトレーダーによく使われているものが3つあり、それぞれ際立った特徴があるので、用途に応じて自分に合うものを選びましょう。

以下GMMAで特におすすめのインジケーターを紹介していきます。

  • Guppy MMA
  • Guppy Zones
  • imafan
  • MTF GMMA

Guppy MMA

Guppy MMAを実際に導入すると以下のようなチャート画像になります。

Guppy MMAの特徴は、移動平均線の種類を以下の4つの中から選べるところにあります。

  • SMA
  • EMA
  • 平均足スムーズド
  • 線形加重移動平均線(LWMA)

の4つです。

「GMMAを使いたいが、使いたい移動平均線を選択できなかった」といった心配はありません。

とはいえ、4つの移動平均線の違いがよく分からないという人もいると思うので、4つの移動平均線の違いを簡単に解説します。

SMA

SMAは指定した期間の終値の平均値をラインで示します。

例えば、指定した期間が20であるばあいは、20本のローソク足の終値の平均値をラインで表示するのです。

これに何の意味があるのかというと、例えば、日足の期間が20のSMAを表示していた場合、土日はFXはおやすみなので、直近1ヶ月の平均の終値がラインとして描写されます。

描写されるラインは過去のデータではあるのですが、1ヶ月の平均の値がチャート上に描写されているので、ラインよりローソク足が上にあれば、買われすぎているし、ラインよりローソク足が下にあれば売られすぎていると考えることができるのです。

実際にテクニカル分析で使われる方法としては、GMMAやMACDなどのゴールデンクロス・デッドクロスのエントリーサインとして使われたり、レジサポラインとして使われたりします。

EMA

EMAはSMAと同様に一定の期間のローソク足の終値の平均値を使ってラインを描写しますが、直近の終値を重視します。

より新しい情報を重視した移動平均線というわけですね。

テクニカル分析的に考えるEMAとSMAの違いは、EMAのほうが早く反応するという点です。

反応が早くシグナルを出しやすいですが、だましも出しやすいと考えれば問題ありません。

相場が急騰したり急落すると、SMAではローソク足についていけず、分析が難しくなるので、EMAの方が有利です。

しかし、急な相場はトレードしないと決めておけば、確実性の高いEMAの方が有利です。

平均足スムーズド(SMMA)

平均足スムーズド(SMMA)はかなり難しい計算式ですが、簡単に説明すると、ローソク足を2回平均化させてラインとして描写しています。

日本では賛否両論ある平均足スムーズド(SMMA)ですが、海外ではトレンドフォローの際に使われている一定の支持があるインジケーターです。

代わりにレンジ相場ではうまく反応しないため、他のインジケーターとの組み合わせが必須と言われています。

平均足スムーズドの特徴としてローソク足と重なりにくく、小さな波には反応しないという特徴があります。

以下が実際にGuppy MMAの平均足スムーズド(SMMA)を導入した画像になります。

見かけは普通の移動平均線と変わらないですが、実態も変わらないから移動平均線を使ったほうが良いというのが日本のトレーダー側の主張です。

違いを確認するために、SMAと平均足スムーズド(SMMA)の画像を下に並べます。

平均足スムーズド(SMMA)は小さな波の変化に反応せず大きなトレンドフォローの流れに反応していることが分かります。

各種の移動平均線とGuppy MMAを組み合わせることで、Guppy MMA独自の高度な分析が可能です。

線形加重移動平均線(LWMA)

線形加重移動平均線(LWMA)はSMAのように直近の価格を重視しますが、SMAよりも緩やかです。

線形加重移動平均線(LWMA)の場合は直近の価格を徐々に比重を置くのに対して、SMAは直近の価格を強く描写に適応されるからです。

しかし、実際にEMAと線形加重移動平均線(LWMA)を比較すると、線形加重移動平均線(LWMA)の方がわずかに速くトレンドの発生のシグナルが出るため、EMAの代わりに線形加重移動平均線(LWMA)を好むトレーダーもいます。

Guppy Zones

Guppy Zonesでは短期束と長期束をグラフ化し、2つの移動平均線として見立てます。

GMMAの戦略をより簡潔に実行できるシンプルなインジケーターです。

トレンドの方向で色合いが変わり、上昇トレンドと下降トレンドが分かりやすいです。

導入すると以下の画像のようになります。

上の画像では上昇トレンドを青色、下降トレンドを赤色としていますが、色は自由に変更可能です。

ゴールデンクロスとデッドクロスが視覚的に分かりやすくなっています。

imafan

imafanは最大512本の移動平均線を表示するインジケーターで、分析用にも使われますが、観賞用に利用するトレーダーも多い人気のあるインジケーターです。

注意点としては、かなり重いインジケーターなので、パソコンのスペックや通信環境が整っていない場合は導入を見送ったほうが良いです。

導入すると以下の画像のようになります。

描写的にはGuppy MMAとGuppy Zonesのいいとこどりをした分析を行えます。

重さにこだわらないならば、imafanの導入も積極的に検討してよいでしょう。

MTF GMMA

MTF GMMAは、ゴールデンクロス・デッドクロス時とパーフェクトオーダー出現時にアラートを鳴らしてくれる便利なインジケーターです。

導入すると以下のようになります。

アラートの設定はインジケーターのプロパティから行う事が可能です。

チャート上のMTF GMMAを右クリックすると以下の画像のような設定が出てきます。

まずは通知の条件1から解説します。

上の画像のように、

  • 短期のクロスと長期のクロス
  • 短期のクロスだけ
  • 長期のクロスだけ

を選んでアラートをセットが可能です。

クロスについて知りたい人は「ゴールデンクロスで買いのエントリー」の参考にしてください。

次に、通知の条件2についてです。

縦線というのはパーフェクトオーダーを表す線のことを指しています。

アラートによる通知を行いたい場合は、tureに切り替えてください。

下記から製作者の紹介ページに飛べるので、もっと詳しく知りたい方は参考にしてください。

アラートの設定については、本記事に後述する「MT5のパソコンとスマホの連携によるアラート設定」を参考にしてください。

パーフェクトオーダーとは?

パーフェクトオーダーとは強いトレンドが現れているシグナルのことです。

GMMAのすべてのラインが平行に直進する形になります。

MTF GMMAではパーフェクトオーダー出現時に縦線を入るので簡単に発見ができます。

パーフェクトオーダーが出現したということは、強いトレンドが出現したという事なので、トレンドフォローとのチャンスということです。

GMMAをインストールする方法

ダウンロードサイトはたくさんありますが、おすすめのサイトはMQL5です。

MQL5はMT5と連携が可能なサイトで、連携さえすれば、インストールの手間がさらに減るのでお得です。

MQL5に対応している紹介したGMMAのインジケーターは、「Guppy MMA」「Guppy Zones」の2つとなります。

以下のリンクからダウンロードページに移動できます。

ダウンロードやインストールの詳しい方法は以下の記事で画像付きで解説しているので参考にしてください。

GMMAをスマホでも使えるように既存機能で自作する方法

GMMAとは12本の移動平均線の組み合わせなので、MT5に最初から備わっているインジケーターである「Moving Average」を使いましょう。

MT5のスマホ版はカスタムインジケーターが使えないので、GMMAは使えませんが、自作することによって、GMMAを使用可能になります。

Moving Averageは外部からインストールしたインジケーターと違い、MT5に元から備わっているインジケーターなので、MT5に完全に最適化されており、軽いインジケーターとなっています。

カスタムインジケーターが重いという人にも、自作の方法はおすすめです。

導入方法は、以下の通りです。

  1. MT5上部メニュの挿入をクリック
  2. インディケーターにポインタを当ててから、トレンド系にポインタを当てる
  3. Moving Averageをクリックする

画像で解説すると以下のようになります。

以下2つの項目で更に詳しく解説していきます。

  • 12本の移動平均線で投機筋のグループを表示する
  • 短期筋と長期筋で色分けする
  • スマホ版MT5のGMMA自作方法

12本の移動平均線で投機筋のグループを表示する

12本の移動平均線はそれぞれに多様な取引方法を行うトレーダーの集団と見立てます。

GMMAの特徴は、短期筋と長期筋のグループに分けて相場を分析してくことです。

数値は、ある程度いじっても問題ありませんが、例として以下の数値で設定します。

短期筋3、5、8、10、12、15
長期筋30、35、40、45、50、60

Moving Averageを1つずつ導入していき、以下の画像のように数値を変更させてください。

ラインは好きなものを選択してください。

迷う方は、本記事の「Guppy MMA」の項目で4つの移動平均線の違いについて触れているので参考にしてください。

今回はSimple(SMA)を使って描写していきます。

短期筋と長期筋で色分けを行うので、好きな色に調整しましょう。

短期筋と長期筋で色分けする

短期筋と長期筋で色分けを行いましょう。

色分けは下記の画像のようにスタイルから行います

今回は短期筋はRed、長期筋はBlueで行います。

完成させた自作のGMMAは以下の通りです。

スマホ版MT5のGMMA自作方法

スマホ版MT5のGMMAの自作方法はパソコン版と要領は同じですが操作内容が異なるので、以下の項目から画像付きで解説していきます。

  1. チャート画面にある「f」マークをタップ
  2. インディケータ画面に移動するので、メインチャートの右にある「f」をタップ
  3. インディケータ追加画面から「Moving Average」を探しタップ
  4. 「Moving Average」の項目を設定
  5. 期間【3・5・8・10・12・15】の短期線を1つずつ設定し導入
  6. 期間【30・35・40・45・50・60】の長期線を1ずつ設定し導入

チャート画面にある「f」マークをタップ

MT5アプリを起動させた後、以下の画像のように「f」マークをタップしてください。

インディケータ画面に移動するので、メインチャートの右にある「f」マークをタップ

メインチャートと表示される場面になるので、下の画像のように右にある「f」マークをタップします。

インディケータ追加画面から「Moving Average」を探しタップ

インジケーターの追加画面になるので、「トレンド」の項目にある「Moving Average」をタップします。

「Moving Average」の項目を設定

Moving Averageのパラメーターの設定を以下のように設定します。

期間3
シフト0
メソッド指数加重
適用先Close
レベル空白
スタイルラインの色

メソッドは4つあるので好きなものを選んでください。

メソッドの種類について分からない人は本記事の「Guppy MMA」の項目で4つの移動平均線の違いについて触れているので参考にしてください。

以下の画像のように入力していきます。

「完了」をタップすればインジケーターが導入されます。

以上で設定は終わりです。

後は短期筋と長期筋をパソコン版と同じように、12本設定するだけです。

期間【3・5・8・10・12・15】の短期線を1つずつ設定し導入

Moving Average期間だけを変更したものを追加していきます。

期間は【3・5・8・10・12・15】で同じ色にするのがおすすめです。

導入すると以下のようになります。

期間【30・35・40・45・50・60】の長期線を1ずつ設定し導入

次は長期線を設定していきましょう。

期間は【30・35・40・45・50・60】で設定し、短期筋のラインが赤色だったので、長期筋のラインは青色で設定します。

長期線を導入すればGMMAが完成し、以下のようになります。

スマホでもGMMAが導入できました。

スマホでGMMAが導入できると手法の精度はかなり上がるので、パソコンではなく、スマホでトレードを行うトレーダーも多いです。

GMMAを使ったおすすめのFXトレード手法

GMMAはトレンドフォローの押し目買いと戻り売りに使われることが多いです。

エントリーサインとしては、ゴールデンクロスとデッドクロスを使う簡単な手法となります。

以下の項目でさらに詳しく解説していきます。

  • ゴールデンクロスで買いのエントリー
  • デッドクロスで売りのエントリー
  • 押し目買い・戻り売りを狙う

ゴールデンクロスで買いのエントリー

ゴールデンクロスとは、短期束が長期束を下から上に抜けたときに発生するもので、買いのエントリーサインとなります。

以下の画像のような状態をゴールデンクロスと言います。

GMMAでゴールデンクロスが現れているのは上の画像ではこの箇所だけですが、もし移動平均線の本数が少なかったら、上の方でゴールデンクロスが出現していたかもしれません。

GMMAは移動平均線の本数が多い分、ゴールデンクロスとデッドクロスの精度が高いです。

一方でエントリーサインは少なくなりますが、トレードの確実性を求める場合は、GMMAを使った手法はおすすめです。

利確の目安は、短期束と長期束がタッチした瞬間ですが、他のインジケーターを利用してエグジットを行う方法もあります。

上の画像の例でいうと下記の画像の個所でエグジットになります。

デッドクロスで売りのエントリー

デッドクロスは、短期束が長期束を上から下へ抜けたときに発生するもので、売りのエントリーサインとなります。

以下の画像のような状態をデッドクロスと言います。

ゴールデンクロスの例ほど綺麗ではありませんが、間違いなくデッドクロスは起こっています。

サインが出た後、上昇しだましかと思われましたが、結果的には落ちていきました。

インジケーターのシグナルは形が綺麗であるほど正確であると言われておりますが、実際に多くのトレーダーが綺麗な形の場合、自信を持ってエントリーすると想定されるので、事実だと思います。

GMMAは移動平均線が12本あり、綺麗な形を整えるのが難しい分、精度が高いです。

利確の目安は、ゴールデンクロスと同じく短期束と長期束がタッチした瞬間です。

上の画像の例でいうと下記の画像の個所でエグジットになります。

押し目買い・戻り売りを狙う

基本的にはトレンド変換後の波を狙うのが最もボラティリティが狙えますが、GMMAを使ってトレンド変換後のトレンドの押し目と戻り目を狙う手法もあります。

長期束をレジサポとして使うという手法です。

下の画像のように上昇トレンド時に、長期束付近にサポートされ、チャートが跳ね返されたら押し目買いを行います。

下降トレンド時は長期束がレジスタンスとして機能します。

下の画像のようにチャートが長期束にレジスタンスされ、跳ね返ったところを戻り売りです。

上の画像の戻り売りは候補がたくさんありますが、どれも綺麗なものではありません。

チャートが長期束の中に入ってしまったり、若干届かずに反発したり、ひげだけタッチしたりしています。

GMMAだけのサインだけを当てにしてしまうとトレードの精密性が落ちるので、例えばエリオット波動を参考にして、第三波だけGMMAのサインで乗るというように手法を作り上げていくことがFXを行う上で重要です。

何か別のインジケーターを組み合わせて分析を行いたい人は本記事の「相性の良いインジケーターと組み合わせる」を参考にしてください。

GMMAの注意点

GMMAは精度の高いトレンド変換後のエントリーが行え、トレンドの強さも分析できるトレンドの特化したインジケーターですが、万能ではなく注意点もあります。

以下3つの項目からGMMAの注意点を解説していきます。

  • レンジ相場で使うメリットがない
  • だましの発生に注意
  • 相性の良いインジケーターと組み合わせる

レンジ相場で使うメリットがない

GMMAはレンジが発生すると、ラインが横ばいになるので、現在がレンジ状態であるかどうかの分析は可能です。

しかし、よく使われている手法がトレンドに限定されているので、レンジ状態ではGMMAを使うメリットがありません。

特にGMMAは束の間隔や位置関係でトレンドの強弱の分析を行うので、レンジのようにラインが重なってしまうと、判断が難しくなります。

GMMAではラインの種類が4つありますが、選ぶラインによっては、レンジでは全く力を発揮しないこともあります。

だましの発生に注意

精度が高いGMMAにおいてもだましはあります。

どんなインジケーターでもだましは発生し、100%勝てるインジケーターはないので、1つのインジケーターを盲目的に信じないようにしましょう。

テクニカル分析を組み合わせたり、別のインジケーターと併用させることで、手法の確立を目指してください。

相性の良いインジケーターと組み合わせる

GMMAと最も相性が良いとトレーダーに人気があるのはRCIです。

GMMAとRCIを中心に手法を組み立て、補助としてボリンジャーバンドを使うというやり方を行うトレーダーが多いです。

以下、RCIとボリンジャーバンドについて解説していきます。

  • GMMAとRCIの組み合わせ
  • GMMAとボリンジャーバンドの組み合わせ

GMMAとRCIの組み合わせ

RCIは相場の売られすぎと買われすぎを調べていくれるインジケーターです。

RCIはGMMAの分析をより強化してくれる働きを持っています。

役割としてはトレンドの押し目戻り目を判断でき、トレンドの強さも把握可能です。

「似たようなインジケーターを二つ用意する意味があるのか?」と思うかもしれませんが、似たようなインジケーターを複数利用した場合、シグナルが重なるとよりシグナルの精度が上がるという考え方があります。

具体的な手法としては、上昇トレンドの相場の売られすぎ、下降のトレンドの相場の買われすぎと、GMMAのゴールデンクロスとデッドクロスを組み合わせるというものです。

画像で解説すると以下のようになります。

CCIは90以上でエントリーサインの矢印を出しています。

画像で描かれている左から1つ目の黄色丸のゴールデンクロスですが、GMMAでは買いのエントリーのシグナルが出てますが、RCIでは売りのシグナルが出ています。

シグナルの不一致でエントリーできません。

2つ目の黄色丸のデッドクロスですが、RCIでは買われすぎを表しているのでエントリーが可能です。

もっとエントリーできるようにする方法としては、GMMAが上から長期・短期の順に並んだ時にRCIが-90以下なら、買いでエントリー。

GMMAが上から短期・長期の順に並んだ時にRCIが90以上ならば、売りでエントリーという方法でシグナルを増やすことは可能ですが、確実性は減ります。

手法は色々ありますが何を優先するかはトレーダー次第なので、優先すべきものを取捨選択して、手法を構築してください。

GMMAとボリンジャーバンドの組み合わせ

ボリンジャーバンドはかなり万能なインジケーターで、GMMAの欠点であるレンジ相場でも使える手法があります。

導入すると以下の画像のようになります。

黄色いラインがボリンジャーバンドです。

具体的な手法としてはGMMAが緩いトレンドまたはレンジを表しているときに、ボリンジャーバンドにローソク足がタッチしたら、次の足でエントリーを行うというものです。

とはいえ大きなボラティリティは狙えないので、小さなボラをたくさん狙いたいというトレードスタイルでないならば無理に使う必要はないかもしれません。

ボリンジャーバンドを利確に使うという方法もあります。

下の画像のようにGMMAのゴールデンクロスかデッドクロスでエントリーした後、ボリンジャーバンドの期間20にタッチしたら利確するというものです。

左から1つ目のゴールデンクロスで発生したトレンドは強すぎてボリンジャーバンドが役に立っていませんが、2つ目のデッドクロスではボリンジャーバンドによる利確で最大の利益を獲得できます。

しかし数値を変更したりσを増やしたりして設定を調整することで、ある程度の急な相場でもボリンジャーバンドで対応することは可能です。

MT5にGMMAを表示してトレードの精度を上げよう

「MT5でGMMAを使いたい!」ご要望にお応えすべく、後半はGMMAのおすすめカスタムインジケーターの紹介と既存のインジケーターで自作する方法を解説してきました。

カスタムインジケーターと自作する方法にはそれぞれメリットとデメリットがあることがお分かり頂けたかと思います。

この記事のまとめ
  • GMMAの詳細
  • GMMAのおすすめのインジケーター
  • GMMAのダウンロードとインストール方法
  • GMMAを自作する方法
  • GMMAを使った手法
  • GMMAの注意点
  • GMMAと相性の良いインジケーターを使った手法

インジケーターについて解説した後は、実際にGMMAを使った実践的な手法を画像付きで詳しく解説しています。

記事を読んで頂けば、GMMAについて何も知らなくても使いこなせるように解説してあるので、記事を読んで是非GMMAを使いこなしてくださいね。

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この記事を書いた人

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