ドル円の2023年振り返り
まずは2023年の振り返りから始めましょう。
2022年10月に一度151.750の最高値を更新した後、年末にかけて下落トレンドを形成していました。
しかし、結果的には円安ドル高の上昇トレンドが続いた1年でした。
テクニカル分析において、週足ではエリオット波動の3波が続いていることが見られます。
151.750は1波と同じ値幅を示しており、現在は2回目の151.750到達が完了した状態です。
151.750に到達した時点で3波が完了し、その後の下落を4波、再度151.750に到達したことを5波と考えると、現在は下落トレンドに向かう可能性があります。
しかし、4波と5波が1波から3波に比べて急激であるため、3波の完了をWトップとみなし、4波が始まる流れになると考えられます。
ユーロドルの2023年振り返り
EURUSDは上昇と下落を繰り返す1年でした。
年初のレートは1.06300で、12月29日現在は1.10570と約400pipsの上昇を見せています。
これは過去の動きに比べると小さい変動です。
現在、EURUSDは上昇トレンドに向けて準備中で、一時的な戻りは避けられない状況です。
1.12700を上回ると上昇トレンドのエリオット3波が確定するため、そのレベルに達するまでは短期トレードを重視し、1.12700が近づくと3波の開始に備える必要があります。
2024年の予測では、1波の値幅を基に1.21530までの上昇が見込まれ、その後は下落が始まると予想されます。
もちろん、1波の値幅を超える可能性もありますが、当面の目標としては1.21530を設定するのが妥当です。
3波が確定すれば、トレードしやすい状況になりますが、1.12700は週足での重要なサポートラインと重なっており、上位足のトレンドによるサポートラインとしても機能するため、このレート付近では注意が必要です。
大陽線の出現を待つことが重要です。
もしEURUSDが長期下降トレンドを終える流れになれば、逆相関関係にあるドル円も下落傾向になり、円高ドル安の相場が予想されます。
日本銀行の植田総裁は「マイナス金利の解除の可能性がゼロではない。将来的に金融政策を見直すことを検討している」と述べています。マイナス金利が解除されれば、借り入れが活発になり、お金の流動性が高まることでインフレ率の向上が期待できます。
ただし、現状ではマイナス金利の解除時期は不明であり、「見直しを行っていきたい」という表現は確定的なものではありません。そのため、チャンスを見極めつつ、無理なトレードは避けることが重要です。
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