昨日はブルームバーグが、任天堂のゲーム「ゼルダの伝説」の続編を発売するというニュースを配信しました。
名作の続編なので株価も上がるでしょうか?学生の頃、面白いゲームを見つければ株で儲けることが出来るぞ!なんて考えていたことを思い出しました。
それでは昨日(9月13日)のドル円相場の動きを振り返ってみましょう。
ドル円相場の振り返り−ファンダメンタルズ分析
東京市場
米消費者物価指数(CPI)を意識した値動きとなり、各通貨とも緩やかな値動きとなっています。
ドル円は早朝にピボットに上値を抑えられると下落基調となり、徐々に高値安値を切り下げる値動きとなりました。
中国の李克強首相が12日に「経済安定化策を導入し続ける」と述べていたことから、休場明けの中国市場は上昇しています。
欧州市場
ドル円は東京市場の流れを引き継ぎ、下値を探る展開となります。
徐々に下げ幅を拡大し、9日の安値を意識した値動きを見せ、141.593円まで下落しました。
- ドイツ8月消費者物価指数(CPI、改定値)は予想通りの結果となり、市場の反応は特に見られませんでした。
- ドイツ9月ZEW景況感調査(期待指数)は予想を下回る結果となりました。
マイナス61.9となり、前月のマイナス55.3から大きく低下しています。
エネルギー価格の高騰がリセッションを引き起こす可能性もあります。
この発表を受け、ユーロは一時的に下落します。
NY市場
ドル円は米消費者物価指数(CPI)の結果を受け急騰しました。
発表後5分で約2円の上昇し、その後9月7日の高値付近まで上昇しました。
- 米消費者物価指数(CPI)は「総合」「コア」ともに予想を上回りました。
その結果、FRBが大幅利上げ継続するとの見方が強まり、1.00%利上げ確率も20%を超えています。
景気後退懸念から、強いドル買い、強いオセアニア通貨売りとなり、各国株式市場も大幅に下落する、リスクオフ相場となりました。
エネルギーや食品を除いた「コア」も上昇しており、賃金の高騰がインフレの主な要因となっています。 - 米国政府が戦略石油備蓄(SPR)を補充する可能性があるとの報道がありました。この結果を受けて、原油価格は上昇しています。
現在時刻(14日7時半)でドル円は2円80銭の上昇となっています。
9月8、9日は本邦当局から、「急激な変動」「ファンダメンタルズを反映していない値動き」に対し円安牽制発言が出ましたが、今回はファンダメンタルズを反映した値動きとなっているため、どのような文言が出るのか?注目しています。
本日の重要指標·発言
時間 | イベント |
---|---|
15:00 | 英国 8月消費者物価指数(CPI) |
21:30 | 米国 8月卸売物価指数(PPI) |
相場分析−テクニカル分析−
本日は以下のテクニカルを中心に分析していきます。
・節目を使用した環境認識(ドル円月足)
・ローソク足を使用した環境認識(ドル円日足)
節目を使用した環境認識(ドル円月
現在の上値の第一ターゲットは❶の1998円の高値(147.670円)です。
次点で以下の3点が固まるポイントを注視していました。
- フィボナッチの138.2%(145.067円)
- 1998年の月足実体上限(144.870円)
- 心理的節目(145.00円)
一旦は、この付近で上値を抑えられたのですが、昨日のCPIの結果を受け、上抜けする可能性が高くなっています。
ローソク足を使用した環境認識(ドル円日足)
9日のローソク足実体上限を上回った状態で終値が確定しました。今後は強い上昇圧力がかかることが予想されます。
本日のトレード方針
本日はドル円で売買方針を示していきます。
アクション | 価格 |
---|---|
エントリーポイント(成り行き) | 144.418 |
利益確定ポイント(T/P) | 15時 |
損切りポイント(S/L) | 142.758 |
NY市場の流れが東京市場に引き継がれると予想し、成り行きで買っていきます。
CPI発表後の高値がサポートに転じていますので、その少し下にストップを置きます。
利益確定は、東京市場終了時など、各セッションの終わりを目安に考えています。
その時点で十分に利益が出ていれば、直近安値にストップを移動させてトレールしても良いと思います。
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