おはようございます。
注目されている新型コロナの変異株、オミクロン株も国内で2例目を発見されたそうです。
再び緊急事態宣言が出されないように、皆さんも気を緩めずに、感染対策を万全にしましょう!
さて、昨日(2021年12月1日)のドル円の動きを振り返ってみましょう。
ドル円相場の振り返り -ファンダメンタルズ分析-
ドル円は前日のニューヨーク市場の乱高下の影響を受け、方向感のない展開でした。
東京市場オープン後に、前日の半値113.10円で押し目をつけて上昇でした。
米10年債利回りが上昇したことから、リスクオフとなり、ドル買いに進みました。
日経平均は4日ぶりに高値で寄り付いており、東京市場後半まで上値を目指す展開となりました。
前日高値付近まで値段を伸ばしましたが、上値の重さが意識され、その後は軟調に推移しました。
ロンドン市場後半になると下げが加速し、前日安値を目指す展開となります。
ニューヨーク市場は軟調地合いとなり、米国初のオミクロン株の感染者が確認されることにより、ダウ、ナスダック、米10年積利回りが下落しました。
日本時間昨日(12月1日)に発表した『11月ADP雇用統計』には、おおよそ市場予想通り(市場予想:52.5万人、結果:53.4万人)で相場への影響は限定的でした。
『11月の米製造業PMI』は予想の59.1を下回り、58.3となり上値を重くしています。
パウエルFRB議長は「次回のFOMCでテーパリングの加速を検討することが適切」と発言し、インフレの定着を防ぐための措置を講じる考えを改めて示しました。
時間(日本時間) | 経済指標・イベント |
---|---|
22時30分 | アメリカ・先週分 新規失業保険申請件数 |
23時00分 | アメリカ・イエレン財務長官の発言 |
ドル円相場分析 -テクニカル分析–
本日(12月2日)は以下の着眼点でテクニカル分析を行いました。
- RSIを使った相関関係
- フィボナッチリトレースメントのカンファレンスK
RSIを使って相関関係を見る
相場の流れが変わってきていますので、改めて相関関係を確認していきます。
ドル円4時間足で確認しましょう。
サブウインドウに表示してあるのは RSI(28)です。
緑色が濃いほど買い圧力が強く、赤色が濃いほど売り圧力が弱いと示しています。
ドル円とユーロドルとユーロ円の3すくみで比較すると、
ドル円、ユーロ円が売り、ユーロドルが買いのとなっていますので、
売るならドル円、買うならユーロドルと考えております。
同時にクロス円の売り、ドルストレートの買いと判断できます。
主要6通貨で確認すると、最も赤色が濃いのはキウイ円。
赤色が薄いのがスイス円なので、
クロス円の中で売るならキウイ円、ドルストレートの中で買うならドルスイスとなっています。
最強通貨を買って、最弱通貨を売るのではなく、
最強通貨と最弱通貨でペアを組み、その通貨ペアがレンジを形成することが重要です。
もしくは上昇トレンド中であれば一度高値と安値を切り下げて、その後、高値を上抜けたタイミングで仕掛けると良い結果が得られやすいです。
フィボナッチリトレースメントのカンファレンスK
こちらは昨日と同じポイントで、日足チャートを見てみましょう。
赤矢印同士、青矢印同士、それぞれを基点にしてフィボナッチリトレースメントを引いています。
その2つのフィボナッチリトレースメントが重なるポイントである『カンファレンスK』(緑の四角)は、利益確定のターゲットとしても反発ポイントとしても意識されやすいです。
上がってから買う、下がってから売る手法と違い、
このような節目にタッチと同時にエントリーする手法は利幅が大きくなるので小さな時間軸でもスプレッド負けしづらく、有効性は非常に高いと言えます。
ただ、今回は日足~週足クラスの節目なので、MTF(マルチタイムフレーム)分析使い、もっと損切りポイント(S/L)を狭めたいということであれば、
『カンファレンスK』(サポートライン)にタッチした後に、以下のポイントでトレードすることを推奨します。
- aの高値ブレイク:高値と安値が順に切り下がりサポートラインに接触した後に、ラストの高値を上抜いたタイミング
- bの高値ブレイク:aの高値をブレイクした後につけた、最初の高値をブレイクしたタイミング
本日のトレード方針 -ドル円-
本日はドル円で売買方針を示していきます。
トレードの計画を立てるときの参考にしてください。
アクション | 価格 |
---|---|
エントリーポイント(買い逆指値) | 112.385円 |
利益確定ポイント(T/P)① | 114.399円 |
利益確定ポイント(T/P)① | 118.564円 |
損切りポイント(S/L) | 118.871円 |
基本は昨日と同じ売買ポイントですが、相場が動いたので各数値微調整してあります。
エントリーの根拠は『カンファレンスK』、利益確定ポイントはフィボナッチターゲットと節目を総合的に見て判断しています。
ドル円の平均値変動幅
ドル円の1日の平均値変動幅を表すADRです。
引き続きボラティリティが拡大しているのが確認できます。
ADR20=84
ADR10=98
ADR5=117
本サイトのコンテンツは、あくまでも情報提供を目的としたものであり、トレードの判断を促すものではありません。これらのコンテンツから得られる情報によって生じた一切の損害について、弊社及び記事執筆者は責任を負いません。加えて、記事の修正・変更が生じた場合についても、弊社はこれを通知する義務を負いません。
また、本サイトに掲載されているコンテンツの著作権は全て『Wiki Co.、Limited』に帰属しており、著作権法、関連条約・法律で保護されています。当サイトのテキスト・画像の無断転載・複製は固くお断りいたします。
コメント コメント 0