FXの相場分析レポート|2021年12月16日(木)

師走に入り交通渋滞が増えてきたように感じます。車を運転されている方は、安全運転で本日も頑張りましょう。

それでは昨日(12月15日)のドル円の動きを振り返ってみます。 

目次

ドル円相場の振り返り -ファンダメンタルズ分析

2021年12月15日のドル円は底固い値動きしました。

ゴトー日であり、実需の買いが見られピボットR1のある113.79円まで上値を広げました。
仲値後は反落するも値動きは限定的でした。

欧州時間に入ると徐々に上値を広げ、一時下押しするも、東京時間の高値で支えられ上昇に転じました。

FOMCを前に動きづらい状況となっています。
NY時間に入ると米国11月小売売上高が発表され、前月比から0.3%の増加となるも、市場予想を大きく下回り、下値を目指す展開となりました。NY時間は堅調な値動きでした。

そして、日本時間今朝午前中にFOMCの結果が発表され、2022年に3回、2023年に3回の利上げを提示しました。

テーパリングの縮小については、縮小ペースを月300億ドルに引き上げました。
来年の利上げは2回と予想とされていましたので、予想以上にタカ派な印象となっています。

発表後はドルが急騰しましたが、買いが一巡した後は売り込まれ下値を探る展開となっています。 

本日の重要指標・発言は下記でございます。

時間(日本時間)経済指標・イベント
21時00分イギリス イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
21時45分EU 欧州中央銀行(ECB)政策金利
22時30分アメリカ 前週分 新規失業保険申請件数
23時15分アメリカ 11月 鉱工業生産 [前月比]

ドル円相場分析 -テクニカル分析

本日(2021年12月16日)テクニカル分析の着眼点は以下の通りです。

  • チャネルとフィボナッチエクスパンションを使用した環境認識
  • チャネルと水平線を使用した環境認識 

チャネルとフィボナッチエクスパンションを使用した環境認識

ドル円の1時間足のチャートから見ていきましょう。 

チャート:ドル円 1時間足

現在の高値はチャネルラインの半値と、フィボナッチエクスパンションの78.6%の重複ポイント(赤色四角)で反応しています。
綺麗に反発しているので、このまま下落していく可能性もあります。 

また、黄色の四角はレンジとなっていますが、青色四角の安値を大底にして上昇が始まっていますが、上昇後すぐに黄色の四角でレンジを形成しています。

トレンドが始まり、直ぐにレンジとなった場合、

エリオット波動で考えると修正波になる可能性が高く、上値は限定的となります。 

以上、2点の理由からタイミングを見て売りを狙いたいと考えています。
シナリオは当たったり外れたりを繰り返すのですが、リスクリワードレシオの観点からトレードしても良いポイントだと考えています。 

チャネルと水平線を使用した環境認識 

週足を見ていきましょう。

チャート:ドル円 週足

チャネル分析で考えると、現在の高値は反落しても良いポイントにも見えます。

また、そういったポイントが否定されて上昇した場合、戻りをつけずに暴騰することもあるので、柔軟に対応していきたいと思います。

上にも下にもシナリオが描けるポイントなので、1時間足以下の三波を狙い(20SMAでサポートされた後の値動きを狙う)、利益が伸ばせそうなら大利を狙ってみたいと思っています。 

本日のトレード方針 -ドル円-

本日はドル円で売買方針を示していきます。 

アクション価格
エントリーポイント114.023
利益確定ポイント(T/P)112.585
損切りポイント(S/L) 114.422
建値にストップ移動ポイント113.241
チャート:ドル円 4時間足

ファンダメンタルズ分析とボリンジャーバンド分析では押し目狙い(買い目線)なのですが、ライン分析では反発が期待できるので、リスクリワードを優先して売りを狙っていきます。

エントリーは本日始値です。
下落後に乗り遅れていた場合、始値に売りの指値注文をしても良いと考えます。

今週の月曜日、火曜日の値動きのように、いったんトレンド方向の動いた後に、始値まで戻し反転していくケースは多いです。

始値は注文が集中しやすく、その建値決済を狙った値動きが見られますので、それを利用する戦略となります。 

直近の平均値変動幅 

ドル円の1日の平均値変動幅を表すADRです。徐々に値幅が収縮してきていますので、エクスパンションが起こるかもしれません。 

ADR20=80
ADR10=61 
ADR5=51

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