本日は雇用統計ですね。その他重要な指標が目白押しですので、指標発表の時間をしっかりと確認してトレードしていきたいと思います。
それでは昨日(1月6日)のドル円の動きを振り返ってみましょう。
ドル円相場の振り返り -ファンダメンタルズ分析–

東京時間では日経平均株価が急落。リスクオフの流れとなり、クロス円の買い圧力が高まりました。
FOMC議事要旨が予想以上にタカ派であった事、そして前日の米国株安が要因となっています。
欧州時間では東京時間の流れを引き継ぎ続落。
前日の安値を意識した値動きとなりました。売りが一巡すると、クロス円の買戻しが入り、底堅い展開となりました。
米10年積利回りが堅調な事もあり、他クロス円と比べドル円の下げ幅は限定的となっています。
NY時間では、米国の前週新規失業保険申請件数、11月貿易収支、12月ISM非製造業景況指数が予想より弱かったことから、軟調地合いとなりました。
ロンドン時間に引き続き、前日安値を意識した値動きとなりましたが、勢いも持続せず方向感のない展開となっています。
セントルイス連銀のブラード総裁は「早ければ3月に利上げを行う可能性があり、必要であればインフレに対してより積極的な措置を取る」と述べました。
また、インフレのレベルを考えると、FRBは景気への刺激策を削減すべきであると指摘しています。
新型コロナの影響について、イギリスのオミクロン株の大規模のデータが発表されています。
それによりますと、デルタ株に比べてオミクロン株の脅威が少ないことが確認できます。
デルタ株に比べてオミクロン株のワクチンの発症予防効果は長く持続し、入院率も3分1程度に低下しています。
入院に対する予防効果の持続期間を推定するには、さらなるデータが必要であるとされますが、過去の変異型の経験から長く持続することが示唆されている、と記載されています。
「本日の重要指標・発言」
時間 | イベント | 結果 | 予想 |
---|---|---|---|
18:30 | イギリス 12月 建設業購買担当者景気指数(PMI) | 54.3 | 54.0 |
19:00 | 欧州連合 12月 消費者物価指数(HICP、速報値) [前年同月比] 欧州連合 12月 消費者物価指数(HICPコア指数、速報値) [前年同月比] | 5% 2.7% | 4.7% 2.6% |
22:30 | カナダ 12月 新規雇用者数 カナダ 12月 失業率 | 5.47万人 5.9% | 27.5万人 6.0% |
22:30 | 米国 12月非農業部門雇用者数変化(前月比) 米国 失業率 米国 12月平均時給(前月比) 米国 12月平均時給(前年同月比) | 19.9万人 3.9% 0.6% 3.9 | 40.0万人 4.1% 0.4% 4.2% |
ドル円相場分析 -テクニカル分析–
本日は下記2点を中心にドル円をテクニカル分析していきます。
- 水平線を使用した環境認識
- チャートパターンを使用した環境認識
水平線を使用した環境認識
チャートはドル円で右が月足、左が日足です。

まずは月足で見ていきます。
116.136円の水平線(紫色)は青色四角で示したネックラインを基点に引いています。そしてこの水平線を日足で見るとこの水平線で反発しているのが確認できます。
このような抵抗線の反発は、綺麗な値動きになるほど、その後意識されやすくなると考えています。
綺麗な値動きの定義は『髭先で反発』『ローソク足の実体が水平線と重なる事』です。
今回の日足は後者があてはまります。
今後116.136円をしっかりと上抜け、足場にして反発上昇するようなら買っていこうと思っています。
その場合の上値の目安は117.022円、118.656円です。
チャートパターンを使用した環境認識
チャートはドル円1時間足。

現在はペナントが発生しています。
ただ、直近の値動きに対して大きなペナントとなっており、天井圏の値動きの可能性もあります。
乱高下する可能性と一気に上げる可能性両方ありますので、節目接触後、下位足で勢いの出た方向にトレンドフォローで対応するのが良いと思っています。
本日のトレード方針 -USDJPY-
本日はドル円で売買方針を示していきます。
アクション | 価格 |
---|---|
エントリーポイント | 115.063 |
利益確定ポイント(T/P) | 115.397 |
損切りポイント(S/L) | 115.263 |
建値ストップ移動ポイント | 115.839 |

6日に発生した「セントラル・ピボット・レンジ」の『Inside Value』を未だにブレイクしていません。よって、本日は5日安値のブレイクアウトを狙っていきます。『Inside Value』はローソク足のはらみ足と同じ原理となっていますので、今回のパターンは2日連続はらみ足になっている状態という事になります。このパターンは通常よりもブレイクアウトの成功率が高めとなります。
買いと売り両方のブレイクアウトを仕掛けても良いのですが、月足の水平線で反発中なので売りを選択しました。買いに関しては、上にブレイクした後の水平線へのロールオーバーを狙っていく予定です。
直近の平均値変動幅
ドル円1日の平均値変動幅を表すADRです。
ADR20=50
ADR10=46
ADR5=58
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